サーラコーポレーション
SALA CORPORATION
最終更新日: 2026年3月27日
愛知・静岡地盤、エネルギーから暮らしの全てを支える総合生活関連企業グループ
エネルギー供給を核としながら事業領域を拡大し、2030年に売上高3,000億円、営業利益120億円の達成を目指します。地域社会になくてはならない存在として、持続可能な未来を創造します。
この会社ってなに?
あなたが東海地方で暮らしているなら、サーラグループのサービスに触れている可能性は高いです。例えば、ご家庭で使う都市ガスやプロパンガスは、サーラエナジーが供給しているかもしれません。マイホームの建築やリフォームを考えたとき、あるいは賃貸物件を探すときも、グループ会社が選択肢に入ってくるでしょう。街で見かけるフォルクスワーゲンやアウディのディーラーも、実はサーラグループが運営しています。このように、エネルギーから住まい、カーライフまで、地域の人々の生活を裏側で幅広く支えている会社です。
愛知県東三河・静岡県遠州地盤のコングロマリット。2025年11月期は売上高2,515.3億円(前期比4.6%増)、営業利益73.81億円(同17.0%増)と増収増益を達成しました。主力のエネルギー事業が安定収益を稼ぐ中、安江工務店のTOBなどM&Aを積極化させ、事業ポートフォリオを拡大しています。新たに始動した第6次中期経営計画では、2030年に売上高3,000億円、営業利益120億円という野心的な目標を掲げ、持続的な成長を目指しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 11月
- 本社
- 愛知県豊橋市駅前大通一丁目55番地 サーラタワー
- 公式
- www.sala.jp
社長プロフィール

当社は地域に根差した都市ガス事業を原点とし、エネルギー、住宅、自動車販売など、人々の暮らしを総合的に支える事業を展開してまいりました。今後も社会の変化に対応し、M&Aなども活用しながら持続的な成長を目指し、地域社会の発展に貢献し続けます。
この会社のストーリー
愛知県豊橋市に都市ガスを供給する会社として創業。これがサーラグループの源流となり、100年以上にわたる地域貢献の歴史が始まった。
中部ガス(当時)などが経営統合し、グループ経営体制へ移行。地域に根差した多角的な事業展開を本格化させ、東証・名証に上場した。
エネルギー事業に加え、住宅、自動車販売、不動産など、暮らしに関わる多様なサービスを展開。グループ企業間の連携を深め、総合生活関連企業体としての基盤を固めた。
水処理プラント・環境設備エンジニアリング事業を手掛ける株式会社テクノシステムを子会社化し、エンジニアリング事業を強化。BtoB領域での成長を加速させた。
リフォーム事業に強みを持つ安江工務店へのTOB(株式公開買付け)が成立。住宅関連事業のさらなる強化とシナジー創出を図る。
エネルギー、生活インフラに次ぐ第三の柱として「食・農事業」の育成を本格化。持続的な成長モデルの構築に向け、新たな挑戦を開始した。
「売上高3,000億円、営業利益120億円」を目標に掲げる。既存事業の強化とM&Aを含む新規事業への投資を両輪に、企業価値の最大化を目指す。
注目ポイント
愛知・静岡を地盤に、都市ガス・LPガスから住宅、自動車販売、動物用医薬品まで展開。景気変動に強い安定した事業ポートフォリオを構築しています。
近年、安江工務店のTOBや食・農事業への進出など、M&Aを積極的に活用。既存事業とのシナジーを創出し、持続的な成長を目指しています。
安定した配当を継続しており、株主還元への意識が高い企業です。保有株式数や期間に応じて選べるカタログギフト形式の株主優待も魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 16円 | 9.0% |
| FY2017/3 | 18円 | 34.8% |
| FY2018/3 | 19円 | 31.9% |
| FY2019/3 | 20円 | 25.7% |
| FY2020/3 | 20円 | 35.8% |
| FY2021/3 | 23円 | 27.7% |
| FY2022/3 | 26円 | 29.2% |
| FY2023/3 | 26円 | 27.2% |
| FY2024/3 | 30円 | 36.6% |
| FY2025/3 | 32円 | 35.0% |
| 権利確定月 | 11月 |
同社は利益還元を重視しており、安定配当を維持しつつ、配当性向30%〜40%を目途とした継続的な増配傾向にあります。株主優待制度においても、自社サービスや食品と交換可能なポイント制度を拡充することで、中長期的な株主の育成を図っています。株主との対話を重視し、経営目標の達成状況に応じてバランスの取れた還元を実施する方針です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/3の約2,279億円からFY2025/3には約2,515億円へと順調に拡大しており、地域密着型のエネルギー事業を核とした安定的な成長を遂げています。FY2025/3には営業利益が約74億円に達し、過去最高水準を更新する増収増益を達成しました。今後は売上高3,000億円および営業利益120億円という中期経営目標の達成に向け、食・農事業への投資やM&Aを推進する方針です。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 17.4% | 4.6% | 1.7% |
| FY2017/3 | 5.2% | 1.6% | 2.4% |
| FY2018/3 | 6.6% | 2.0% | 2.6% |
| FY2019/3 | 8.1% | 2.5% | 2.6% |
| FY2020/3 | 5.7% | 1.9% | 2.8% |
| FY2021/3 | 7.9% | 2.8% | 2.9% |
| FY2022/3 | 7.7% | 3.0% | 2.9% |
| FY2023/3 | 7.8% | 3.2% | 2.5% |
| FY2024/3 | 6.1% | 2.6% | 2.6% |
| FY2025/3 | 6.3% | 2.7% | 2.9% |
収益性指標であるROE(自己資本利益率)は6%から8%の間で推移しており、効率的な経営体制を維持しています。営業利益率は約2.5%から2.9%の水準で安定しており、エネルギー事業特有の薄利多売の構造を強固な顧客基盤で補っています。今後は高付加価値サービスの展開を通じ、営業利益率の向上とさらなる収益体質の強化を目指しています。
財務は安全?
自己資本比率はFY2025/3時点で42.0%に達しており、盤石な財務基盤を築いています。なお、有利子負債については、同社が強固なキャッシュフローを生み出すことで負債を圧縮し、実質無借金に近い非常に健全な財務体質を実現している点が大きな強みです。純資産も着実に増加しており、長期的な事業投資と株主還元の余力は十分に確保されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 68.3億円 | -50.9億円 | -16.9億円 | 17.4億円 |
| FY2017/3 | 124億円 | -79.2億円 | -45.2億円 | 45.1億円 |
| FY2018/3 | 55.3億円 | -77.1億円 | 34.2億円 | -21.9億円 |
| FY2019/3 | 72.5億円 | -100億円 | 63.5億円 | -27.8億円 |
| FY2020/3 | 108億円 | -61.2億円 | -48.6億円 | 46.7億円 |
| FY2021/3 | 158億円 | -44.0億円 | -87.9億円 | 114億円 |
| FY2022/3 | 99.3億円 | -38.6億円 | -65.2億円 | 60.7億円 |
| FY2023/3 | 57.6億円 | -56.2億円 | -13.7億円 | 1.4億円 |
| FY2024/3 | 142億円 | -103億円 | -4.3億円 | 39.1億円 |
| FY2025/3 | 162億円 | -124億円 | 17.5億円 | 37.3億円 |
営業活動によるキャッシュフローは常にプラスを維持しており、本業で安定して現金を稼ぐ力を示しています。投資キャッシュフローのマイナス幅は近年拡大しており、安江工務店の買収を含む成長戦略に向けた積極的な設備投資と事業拡大が継続的に行われていることがわかります。財務活動でのキャッシュアウトは、借入金の返済や積極的な株主還元を優先している結果です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 30.6億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 44.9億円 | 17.2億円 | 38.3% |
| FY2018/3 | 56.1億円 | 19.6億円 | 34.9% |
| FY2019/3 | 77.2億円 | 29.0億円 | 37.6% |
| FY2020/3 | 73.6億円 | 38.6億円 | 52.5% |
| FY2021/3 | 83.1億円 | 30.5億円 | 36.7% |
| FY2022/3 | 86.0億円 | 29.2億円 | 33.9% |
| FY2023/3 | 78.7億円 | 17.7億円 | 22.5% |
| FY2024/3 | 81.9億円 | 29.4億円 | 35.9% |
| FY2025/3 | 99.3億円 | 40.6億円 | 40.9% |
法人税等の支払いは税引前利益の増減に連動して推移しており、概ね法定実効税率に近い範囲内で適切に納税されています。FY2023/3には実効税率が一時的に低下していますが、これは税効果会計の影響や一時的な所得調整によるものです。各年度の税負担率は事業環境や特別損益の内容に応じて変動しており、将来の利益計画に基づいた合理的な納税水準を維持しています。
会社の公式開示情報
EDINET開示情報によると、同社はエネルギー事業を主軸としつつ、住宅・不動産、自動車販売など生活全般を支える複合的な事業構造を構築しています。リスク要因として、市場の縮小や異業種からの新規参入、エネルギー価格の変動が挙げられており、それに対するM&Aや新規事業の育成が重要な経営課題とされています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 2,240億円 | — | 2,349億円 | +4.8% |
| FY2023 | 2,500億円 | — | 2,421億円 | -3.2% |
| FY2024 | 2,550億円 | — | 2,405億円 | -5.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 68億円 | — | 69億円 | +1.3% |
| FY2023 | 70億円 | — | 61億円 | -13.1% |
| FY2025 | 70億円 | — | 74億円 | +5.4% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
新たに策定された「第6次中期経営計画」では、2030年に売上高3,000億円、営業利益120億円という高い目標を掲げています。これは2025年比で売上高19%、営業利益63%増を意味し、オーガニック成長に加えM&Aによる事業拡大が不可欠です。過去の業績予想には未達も見られますが、安江工務店の連結化など、計画達成に向けた具体的な布石は打たれており、今後の実行力が問われます。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPER・PBRともに割安な水準にあり、株価の割安感を示唆しています。一方で配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識も評価できます。信用倍率が0.41倍と売り残が買い残を上回っており、株価下落を見込む空売りが多い状況ですが、将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーが溜まっているとも解釈できます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
株式会社安江工務店に対する公開買付け(TOB)を開始し、経営基盤の強化を図った。
連結営業利益73.81億円を達成し、増収増益の強固な業績基盤を維持。
2030年に売上高3,000億円を目指す第6次中期経営計画を正式に始動。
最新ニュース
サーラコーポレーション まとめ
ひとめ診断
「愛知・静岡地盤のエネルギー企業が、M&Aを駆使して住宅・自動車・食農まで手掛ける『暮らしの総合商社』へ変貌中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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