3232プライム

三重交通グループホールディングス

Mie Kotsu Group Holdings,Inc.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE8.6%
BPS626.7円
自己資本比率29.0%
FY2025/3 有報データ

三重県の暮らしを支える、地域密着の総合生活企業

地域社会の持続的な発展に貢献し、お客様から最も信頼される企業グループであり続けること。

この会社ってなに?

あなたが三重県やその周辺で暮らしているなら、毎日使う通勤・通学バスは、この会社のサービスかもしれません。週末に家族で出かける観光施設や、サービスエリアのレストランも、実は三重交通グループが運営している可能性があります。また、新しい家を探すときに見かける『三交不動産』の看板や、出張で利用するかもしれないビジネスホテル『三交イン』もこの会社が手掛けています。このように、あなたの生活の様々な場面で、三重交通グループはサービスを提供しているのです。

三重県を地盤とする総合生活サービス企業。運輸、不動産、流通、レジャーの4事業を柱に、コロナ禍からの人流回復を追い風に業績は拡大基調にあります。2025年3月期は売上高1,038.5億円(前期比5.7%増)、営業利益84.15億円(同14.2%増)と増収増益を達成しました。特に不動産事業が収益を牽引しており、安定したバス事業を基盤に多角化経営で成長を目指しています。5期連続増配と株主還元にも積極的で、PBRは依然として1倍を割れており、資産価値の観点からも注目されます。

不動産業プライム市場

会社概要

業種
不動産業
決算期
3月
本社
三重県津市中央1番1号
公式
holdings.sanco.co.jp

社長プロフィール

増田 充康
代表取締役社長
戦略家
私たちは、地域社会の活性化に貢献することを使命とし、運輸事業を核としながら不動産、流通、レジャーなど多角的な事業展開を通じて、お客様の豊かな暮らしを支えてまいります。変化する社会のニーズに迅速に対応し、DX推進や新たなサービス創出にも積極的に挑戦することで、持続的な成長と企業価値の向上を目指します。

この会社のストーリー

1944
三重交通株式会社の設立

戦時統合により三重県下のバス・トラック輸送会社6社が統合し、三重交通株式会社が誕生。地域交通の礎を築く。

1964
不動産事業への進出

三交不動産株式会社を設立し、不動産事業を開始。交通事業に次ぐ、グループの新たな柱として成長を始める。

2006
持株会社体制へ移行、上場

三重交通グループホールディングス株式会社を設立し、純粋持株会社体制へ移行。東京証券取引所・名古屋証券取引所に上場し、グループ経営を強化。

2019
創業75周年と新交通サービスへの挑戦

創業75周年を迎え、地域社会への感謝を新たにするとともに、MaaSなど新時代の交通サービスに向けた取り組みを開始する。

2020
コロナ禍という試練

新型コロナウイルス感染症の拡大により、運輸やレジャー・サービス事業が大きな影響を受ける。経営の効率化や新たな収益源の模索が急務となる。

2022
地域交通DXサービスの導入

地域交通DXサービス「L-PASS」の提供を開始。デジタル技術を活用し、利用者の利便性向上と持続可能な交通網の実現を目指す。

2024
組織再編による経営基盤強化

三交コミュニティを直接子会社化するなど組織再編を実施。グループシナジーの最大化と、より効率的な経営体制の構築を図る。

2025
未来へ向けた持続的成長

中期経営計画に基づき、運輸・不動産を中核とした事業ポートフォリオの最適化を進め、地域社会とともに持続的な成長を目指す。

注目ポイント

地域に根差した多角経営

バスなどの運輸事業を基盤に、不動産、流通、レジャー・サービスと事業を多角化。三重県の「衣食住遊」を支える総合生活企業として安定した収益基盤を築いています。

魅力的な株主優待と配当

グループ会社のバス乗車券や各種割引券がまとまった優待冊子が株主に贈呈されます。安定した配当も実施しており、株主還元への意識が高い点も魅力です。

DXで挑む未来の交通

地域交通DXサービス「L-PASS」を導入するなど、デジタル技術を活用した次世代の交通サービスに積極的に挑戦。地域の社会課題解決と持続可能な成長を目指しています。

サービスの実績は?

1,038.5億円
連結売上高
2025年3月期実績
+5.7% YoY
84.15億円
連結営業利益
2025年3月期実績
+14.2% YoY
14
1株当たり配当金
2025年3月期実績
5期連続増配
23.1%
配当性向
2025年3月期実績
4事業
主要事業セグメント
運輸、不動産、流通、レジャー・サービス

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 14円
安全性
注意
自己資本比率 29.0%
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
14
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/3618.6%
FY2017/3719.5%
FY2018/3819.0%
FY2019/3919.6%
FY2020/31026.4%
FY2021/350.3%
FY2022/3836.1%
FY2023/31026.5%
FY2024/31225.3%
FY2025/31423.1%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

同社は業績の回復に合わせて配当金を5期連続で増額しており、株主還元を重視した経営を行っています。現在の配当方針は安定配当を基本としつつ、業績連動で着実に引き上げる「増配基調」を維持しています。財務基盤の安定性と成長性を両立させながら、継続的に株主価値を高める還元姿勢が評価されています。

同業比較(収益性)

不動産業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.6%
業界平均
13.9%
営業利益率上回る
この会社
156.9%
業界平均
113.7%
自己資本比率下回る
この会社
29.0%
業界平均
37.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2024/3624億円
FY2025/3662億円
営業利益
FY2024/3982億円
FY2025/31,038億円

三重交通グループホールディングスは、コロナ禍の影響を受けたFY2021/3の赤字から着実に回復を遂げ、売上高は5期連続で増収を達成しました。運輸業の回復に加え、不動産・レジャー等の多角的な事業展開が寄与し、FY2025/3には純利益が約61億円まで拡大しています。今後の成長戦略として、地域交通DXの推進や事業再編を進めることで、安定した収益基盤の維持と成長を両立させる見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
156.9%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2024/38.5%2.6%157.3%
FY2025/38.6%3.3%156.9%

収益性は、運輸事業などの固定費負担が重かったFY2021/3を底に、営業利益率がFY2021/3の0.5%からFY2025/3には8.1%まで大幅に改善しました。ROE(自己資本利益率)も9.6%と順調に上昇しており、資本効率を意識した経営が浸透しています。稼ぐ力の向上は、事業ポートフォリオの最適化による利益体質の強化が主要因となっています。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率29.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
1,068億円
会社の純資産
632億円

財務状況については、FY2024/3以降に有利子負債が約1,068億円計上されたものの、自己資本の積み上げにより自己資本比率は34.6%へと改善傾向にあります。総資産も約1,816億円と拡大しており、不動産開発等の成長投資に対する適切なリスク管理が求められる局面です。強固な資産背景を持つことで、中長期的な投資戦略を支える財務健全性を保っています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+91.0億円
営業CF
投資に使ったお金
-113億円
投資CF
借入・返済など
-26.9億円
財務CF
手元に残ったお金
-21.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/392.5億円-119億円39.1億円-26.8億円
FY2022/387.3億円-51.5億円-38.6億円35.8億円
FY2023/383.6億円-24.9億円-37.1億円58.6億円
FY2024/363.7億円-56.3億円-5,300万円7.4億円
FY2025/391.0億円-113億円-26.9億円-21.6億円

営業キャッシュフローは本業の堅調な収益を背景に90億円超のプラスを維持し、強固な稼ぐ力を継続的に発揮しています。投資キャッシュフローは不動産関連や設備投資により変動していますが、これらはグループの将来的な成長を見据えた投資です。営業収益のキャッシュ創出力と戦略的投資のバランスが取れた健全な循環を実現しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1重大な犯罪行為やテロ等の発生重大な犯罪行為やテロ等が発生し、当社グループの施設・設備が被害を受けた場合、業績に影響を及ぼす場合があります
2原油価格の変動 原油価格の上昇は、バス・タクシーの燃料費の増加につながり、業績に影響を及ぼす可能性があります
3金利の上昇急激な金利上昇により負債コストが増加した場合、業績に影響を及ぼす可能性があります
4販売商品の瑕疵や欠陥販売した商品に瑕疵や欠陥が見つかった場合、営業停止や信用失墜、問題の改善や補償が必要になることなどにより、業績に影響を及ぼす可能性があります
5食中毒等の発生当社グループは、旅館やドライブイン、ホテル等において食事の提供や食品の販売を行っており、食中毒等の事故が発生した場合、営業停止処分に加え、当社グループの信用やブランドを毀損し、業績に影響を及ぼす場合があります
6国のエネルギー政策変更環境エネルギー事業では、太陽光発電の固定価格買取制度やエネルギー施策の変更等があった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります
7法的規制等の変更当社グループが営む事業に関連する法改正や許認可の要件変更等があった場合、それらへの対応に伴うコスト増や事業環境の変化等により、業績に影響を及ぼす可能性があります
8乗合バス事業における補助金乗合バス事業においては、不採算路線においても社会的要請に応えるため、補助金制度を活用しながら運行を行っておりますが、制度の改廃が行われた場合、業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/319.9億円37.4億円187.7%
FY2022/341.8億円19.7億円47.1%
FY2023/369.1億円31.4億円45.5%
FY2024/375.4億円27.9億円37.0%
FY2025/385.2億円24.6億円28.8%

税金費用は業績回復に伴い正常化し、FY2021/3に見られた一時的な高負担期を脱却しました。FY2025/3の実効税率は約28.8%と標準的な水準に収束しています。今後も安定した利益計上により、適正な納税を継続する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
578万円
従業員数
3,010
平均年齢
37.6歳
平均年収従業員数前年比
当期578万円3,010-

従業員平均年収は578万円であり、地域密着型の運輸業としては比較的安定した水準を維持しています。バス事業を中核としつつ不動産やレジャー事業を多角的に展開していることが、安定的な雇用と待遇の源泉となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主60%
浮動株40%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関38.7%
事業法人等21.3%
外国法人等3.4%
個人その他36.2%
証券会社0.4%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 主な安定株主は近鉄グループホールディングス・百五銀行・三十三銀行。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(27,760,000株)27.69%
近鉄グループホールディングス株式会社(14,222,000株)14.19%
株式会社百五銀行(3,987,000株)3.98%
株式会社三十三銀行(3,987,000株)3.98%
コスモ石油プロパティサービス株式会社(2,357,000株)2.35%
株式会社日本カストディ銀行(1,212,000株)1.21%
三重県信用農業協同組合連合会(1,200,000株)1.2%
明治安田生命保険相互会社(1,140,000株)1.14%
三重交通グループ社員持株会(1,034,000株)1.03%
日本生命保険相互会社(912,000株)0.91%

同社は近鉄グループの傘下にあり、近鉄グループホールディングスが14.19%を保有する主要株主として存在感を示しています。筆頭株主の日本マスタートラスト信託銀行をはじめとする信託系が安定保有しており、浮動株比率は限定的で、安定的な株主構成が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億8,000万円
取締役1名の合計

三重県を基盤として、運輸・不動産・流通・レジャーの4セグメントで地域に根ざした事業展開を行っています。少子高齢化に伴うバス利用者の減少や労働力不足が主な事業リスクですが、多角的なポートフォリオにより経営の安定を図っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 16名)
女性 3名(18.8% 男性 13
19%
81%
監査報酬
4,500万円
連結子会社数
23
設備投資額
99.7億円
平均勤続年数(従業員)
13.6
臨時従業員数
2451

女性役員比率は18.8%と一定の多様性を確保しており、監査等委員会設置会社への移行により、より透明性の高い経営監視体制を構築しています。23社の子会社を抱えるグループ経営の要として、持株会社体制による統治を強化しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は予想を下回る傾向も、利益面では予想を大幅に上回る好調な実績が続く。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

FY2026 業績目標
FY2026
売上高: 目標 1,070億円 順調 (1,038.5億円)
97.1%
営業利益: 目標 87.0億円 順調 (84.15億円)
96.7%
純利益: 目標 59.0億円 順調 (60.58億円)
102.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,040億円1,039億円-0.1%
FY20241,000億円982億円-1.8%
FY2023920億円931億円+1.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202575億円84億円+12.2%
FY202464億円74億円+15.1%
FY202348億円64億円+32.8%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。過去3期を見ると、売上高は期初予想に対してほぼ計画通りか若干未達で着地する一方、営業利益は2期連続で10%以上も上回るポジティブな乖離を見せています。これは、コスト管理の徹底や、不動産事業など利益率の高いセグメントが想定以上に好調だったことを示唆しており、利益創出力の高さを評価できます。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残347,200株
売り残1,257,400株
信用倍率0.28倍
2026年3月26日時点時点
今後の予定
2026年3月期 第1四半期決算発表2025年8月上旬
2026年3月期 第2四半期決算発表2025年11月上旬
第19期定時株主総会2026年6月下旬

業界平均と比較してPER・PBRともに割安な水準にあり、特にPBRは1倍を割り込んでいるため資産価値の面から見て割安感があります。一方で、信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る「売り長」の状況が続いており、将来の株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。これは、短期的な株価上昇に対する潜在的な圧力となる可能性があるため注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 株探, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 30%
不動産業 500社中 145位
報道のトーン
60%
好意的
35%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
経営体制・人事30%
株主優待・配当20%
事業動向・DX10%

最近の出来事

2026年3月体制刷新

代表取締役の交代および監査等委員会設置会社への移行を決定し、経営ガバナンスを強化。

2025年11月業績上方修正

2026年3月期の通期連結業績見通しを上方修正し、5.7%の増益を見込む旨を発表。

2024年4月グループ再編

三交コミュニティの直接子会社化を実施し、地域密着型多角経営の効率化を推進。

最新ニュース

ポジティブ
2026年3月期連結中間決算、各セグメントでの増収効果により増収増益
11/13 · Yahoo!ファイナンス

三重交通グループホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 14円
安全性
注意
自己資本比率 29.0%
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「三重の『バス会社』、実は不動産からレジャーまで手掛ける総合生活サービス企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU