2795スタンダード

日本プリメックス

NIPPON PRIMEX INC.

最終更新日: 2026年4月8日

ROE5.3%
BPS1498.5円
自己資本比率72.1%
FY2025/3 有報データ

レシートの一枚一枚に、ミニプリンタ専門47年の技術と信頼を届ける

ミニプリンタのリーディングカンパニーとして、社会の効率化に貢献する

この会社ってなに?

コンビニやスーパーのレジで受け取るレシート、飲食店の注文伝票、駅の券売機から出てくるチケット。それらを印刷する小型プリンタを手がけているのが日本プリメックスです。セルフレジや無人決済端末が増えるたびに、この会社の製品が活躍する場面も広がっています。あなたが毎日何気なく受け取る「紙の一枚」の裏側に、この会社の技術があります。

FY2025/3期は売上高70.9億円(前期比+2.2%)、営業利益5.5億円と増収ながら減益着地。レシート・ラベル用のサーマルプリンタやKIOSKプリンタの販売を主力とし、セルフレジ・無人決済端末の普及を追い風に堅調に推移しています。PER 12.0倍・PBR 0.61倍と割安水準にあり、自己資本比率72%・無借金経営という盤石な財務体質が特徴。創業家の中川家が約60%を保有するオーナー企業で、安定配当を継続しています。

卸売業スタンダード市場

会社概要

業種
卸売業
決算期
3月
本社
東京都大田区鵜の木1-5-12
公式
www.primex.co.jp

社長プロフィール

中川 善司
代表取締役会長兼社長
堅実経営者
当社はミニプリンタの専業商社として47年にわたり、お客様のビジネスを支えるプリンティングソリューションを提供してまいりました。セルフレジや無人店舗の拡大とともに、サーマルプリンタやKIOSKプリンタの需要は着実に広がっています。今後もエプソン・シチズンをはじめとするパートナーとの連携を強化し、OEM製造を含めたトータルソリューションで社会の効率化に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1979
日本プリメックス設立

東京都大田区に設立。ミニプリンタの専門商社として事業をスタートしました。

1996
JASDAQ市場に上場

ミニプリンタ専業の商社としてJASDAQ市場への上場を果たし、資本市場からの信頼を獲得しました。

2005
製造子会社の設立

自社でのOEM製造体制を構築し、KIOSKプリンタなどの製造事業に参入。卸売と製造の二本柱の事業構造を確立しました。

2020
コロナ禍を経て非接触需要の拡大

新型コロナウイルスの影響でセルフレジ・無人決済端末の導入が加速。非接触ニーズの高まりがミニプリンタ需要を後押ししました。

2024
過去最高水準の業績と9期ぶり増配

FY2024/3期に売上高69.4億円・営業利益5.8億円と過去最高水準の業績を達成。1株配当を25円に引き上げ、9期ぶりの増配を実施しました。

2025
安定成長と新たな課題

セルフレジ需要が一巡する中、FY2025/3期は増収減益。電子レシート化の潮流に対応しつつ、OEM事業の拡大で次の成長ステージを模索しています。

注目ポイント

無借金・高自己資本比率の盤石な財務体質

有利子負債ゼロ、自己資本比率72%超という極めて堅実な財務基盤。景気変動に左右されにくい安定経営が最大の強みです。

ミニプリンタ専業卸の国内最大手

エプソン・シチズン等の製品を幅広く取り扱い、47年の実績を持つミニプリンタのニッチトップ企業。セルフレジ・無人化の潮流が追い風です。

安定配当と割安なバリュエーション

PBR 0.61倍と純資産を大幅に下回る株価水準。9期ぶりの増配を実施し、今後の増配余力も十分。バリュー投資家にとって魅力的な水準です。

サービスの実績は?

70.9億円
売上高(FY2025/3)
4期連続で増収
前期比+2.2%
72.1%
自己資本比率
無借金経営を継続
業界トップクラス
0
有利子負債
完全無借金経営
5期連続
25
1株配当(FY2025/3)
9期ぶりに増配
FY2024/3に増配
48
設立からの歴史
1979年設立
ミニプリンタ一筋

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 25円
安全性
安定
自己資本比率 72.1%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%
話題性
普通
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
25
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/32046.2%
FY2017/32033.1%
FY2018/32032.6%
FY2019/32022.7%
FY2020/32028.2%
FY2021/32044.0%
FY2022/32025.3%
FY2023/32026.5%
FY2024/32526.1%
FY2025/32532.2%
FY2026/3(予想)2532.9%
9期連続増配
株主優待
なし

なし

長年にわたり1株20円の安定配当を継続してきましたが、FY2024/3期に9期ぶりとなる増配(25円)を実施しました。配当性向は26〜44%の範囲で推移しており、無借金経営と潤沢なキャッシュを背景に今後の増配余地も十分あります。株主優待制度は設けておらず、配当による直接的な利益還元を重視しています。

同業比較(収益性)

卸売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
5.3%
業界平均
7.9%
営業利益率上回る
この会社
7.8%
業界平均
3.5%
自己資本比率上回る
この会社
72.1%
業界平均
46.4%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/358.8億円
FY2023/361.7億円
FY2024/369.4億円
FY2025/370.9億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/35.8億円
FY2025/35.5億円

FY2024/3期に売上高69.4億円(前期比+12.4%)と大幅増収を達成し、営業利益5.8億円と過去最高水準を記録しました。セルフレジや無人決済端末向けのサーマルプリンタ需要が好調でした。FY2025/3期は増収ながら、部材コスト上昇と顧客の設備投資一巡により営業利益5.5億円(同-4.7%)と減益に。FY2026/3期は微増収・減益の保守的な見通しです。

事業ごとの売上・利益

商品販売事業
約55億円78.6%)
製造事業(OEM)
約15億円21.4%)
商品販売事業約55億円
利益: 約3.5億円利益率: 約6.4%

エプソン・シチズン等のサーマルプリンタ、バーコードラベルプリンタの卸売販売が主力

製造事業(OEM)約15億円
利益: 約2億円利益率: 約13.3%

子会社によるKIOSKプリンタ等のOEM製造。高い利益率が特徴

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
5.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.9%2.9%-
FY2022/36.6%4.8%-
FY2023/35.9%4.3%-
FY2024/37.0%5.0%8.3%
FY2025/35.3%3.9%7.8%

FY2024/3期にROE 7.0%・営業利益率8.3%と直近5期で最高水準に達しました。卸売業としては高い利益率であり、ミニプリンタというニッチ市場での専門性が収益性を支えています。FY2025/3期はROE 5.3%とやや低下しましたが、自己資本比率72%超と堅実な財務基盤を維持しており、安定的な収益体質です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率72.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
78.9億円

5期連続で有利子負債ゼロの完全無借金経営を続けています。自己資本比率は72.1%と極めて高く、BPSも1,498円と株価910円を大幅に上回る(PBR 0.61倍)状態です。総資産103億円に対して純資産78億円という盤石な財務体質は、景気変動への耐性が高いことを示しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+4.0億円
営業CF
投資に使ったお金
-2.3億円
投資CF
借入・返済など
-1.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+1.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/32.9億円5.0億円-1.5億円8.0億円
FY2022/32.6億円3.0億円-1.4億円5.5億円
FY2023/33.1億円-16.6億円-1.4億円-13.5億円
FY2024/35.5億円3,900万円-1.3億円5.9億円
FY2025/34.0億円-2.3億円-1.6億円1.8億円

営業キャッシュフローは毎期2.5億〜5.5億円のプラスを安定的に創出しています。FY2023/3期の投資CF大幅マイナスは有価証券の取得等によるもの。FY2024/3期には投資回収が進み、FCFが5.9億円と大幅に改善しました。無借金経営のため財務CFは配当金の支払いが中心で、安定したキャッシュ創出と堅実な資金運用が特徴です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1為替変動リスク:輸出売上はスポットレートで決済しており、為替相場の変動が売上および収益に直接影響する。円安は海外販売に追い風だが、円高転換時の収益圧迫リスクがある。
2特定仕入先への依存リスク:セイコーエプソンやシチズン等の主要メーカーからの仕入れに依存しており、仕入先の製品戦略変更や供給制約が事業に影響を及ぼす可能性がある。
3技術革新・ペーパーレス化リスク:電子レシートやモバイル決済の普及により、物理的なプリンタの需要が長期的に減少する可能性がある。
4市場規模の限界:ミニプリンタはニッチ市場であり、市場規模自体の成長余地が限定的。セルフレジ・無人化需要の一巡後の成長ドライバー確保が課題。
5小規模組織のリスク:従業員101名の小規模組織であり、キーパーソンへの依存度が高い。特に創業家経営の後継者リスクが潜在している。
6流動性リスク:出来高が極めて少なく(1日平均1,000〜2,000株程度)、大口の売買で株価が大きく変動する可能性がある。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/33.8億円1.4億円37.6%
FY2022/36.5億円2.3億円35.3%
FY2023/36.3億円2.4億円37.5%
FY2024/37.6億円2.6億円33.8%
FY2025/35.8億円1.8億円30.0%

実効税率は30〜38%で推移しており、国内法定実効税率に概ね沿った水準です。FY2025/3期は30.0%とやや低下しましたが、適正な納税を安定的に行っていることが確認できます。FY2026/3期予想の実効税率20.3%は、税効果会計の影響による一時的な低下と考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主81.7%
浮動株18.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関3.4%
事業法人等16%
外国法人等0.6%
個人その他79.3%
証券会社0.6%

中川家(CEO善司33.5%+悦子16.9%+亮4.2%+優4.2%=58.8%)+従業員持株会3.5%+事業法人16%+金融機関3.4%。創業家が過半数を保有するオーナー企業。

筆頭株主は代表取締役会長兼社長の中川善司氏(33.5%)で、中川悦子氏(16.9%)・中川亮氏(4.2%)・中川優氏(4.2%)と中川家で約59%を保有する典型的なオーナー企業です。光通信(7.5%)や雪谷商事(5.1%)といった事業法人も安定保有しており、従業員持株会(3.5%)を含め経営の安定性が確保されています。

会社の公式開示情報

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
商品販売事業約55億円約3.5億円約6.4%
製造事業(OEM)約15億円約2億円約13.3%

エプソンやシチズン等のミニプリンタ製品を販売する商品販売事業が売上の約8割を占めています。加えて、子会社を通じたKIOSKプリンタ等のOEM製造事業が高い利益率で収益を補完。セルフレジ・無人決済端末の普及がサーマルプリンタ需要を押し上げる一方、電子レシート化というペーパーレスの潮流が長期的なリスクとなっています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(配当込みリターン)は113.5%とプラスリターンを確保しているものの、同期間のTOPIX(182.5%)に対して約69ポイントのアンダーパフォームとなっています。低流動性のニッチ株であるため市場全体の上昇局面での追随が限定的ですが、安定配当と無借金経営による下方耐性が評価ポイントです。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+13.5%
100万円 →113.5万円
13.5万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022104.6万円+4.6万円4.6%
FY2023103.2万円+3.2万円3.2%
FY2024116.5万円+16.5万円16.5%
FY2025113.5万円+13.5万円13.5%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残25,100株
売り残0株
信用倍率-倍
2026年4月4日時点
今後の予定
FY2026/3期 第1四半期決算発表2026年8月頃
FY2026/3期 中間決算発表2026年11月頃

PER 12.0倍・PBR 0.61倍と割安な水準にあります。BPS 1,498円に対して株価910円と純資産を大幅に下回る状態が続いています。信用買残25,100株に対し売残はゼロで、個人投資家の買い需要は底堅い一方、出来高が少なく流動性は限定的です。中長期的にはPBR 1倍への回帰が期待されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
12
前月比 -5%
メディア数
8
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, 東洋経済オンライン, みんかぶ
業界内ランキング
上位 75%
卸売業 320社中 240位
報道のトーン
30%
好意的
55%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
セルフレジ・無人化25%
配当・株主還元15%
株価・指標10%
その他10%

最近の出来事

2026年2月通期決算

FY2025/3期の連結決算を発表。売上高70.9億円(前期比+2.2%)、営業利益5.5億円(同-4.7%)と増収減益。FY2026/3期は売上高71億円・営業利益5億円を予想。

2026年2月業績予想修正

FY2026/3期の連結業績予想を据え置き。売上高71億500万円、営業利益5億200万円の見通しを維持した。

2025年5月増配発表

FY2024/3期の配当を1株25円に増配(前期20円から+5円)。9期ぶりの増配となり、株主還元を強化する姿勢を示した。

2024年11月2Q決算

FY2025/3期の中間決算を発表。売上高29.1億円(前年同期比-9.5%)、営業利益2億円(同-10.2%)と上期は苦戦。

2024年5月好決算

FY2024/3期の連結決算を発表。売上高69.4億円(前期比+12.4%)、営業利益5.8億円と過去最高水準を記録し、大幅な増収増益を達成。

最新ニュース

中立
日本プリメックス、FY2026/3期の連結業績予想を据え置き
02/12 · 株探
中立
プリメックス、FY2025/3期は増収減益 営業利益5.5億円
02/12 · 日本経済新聞
ネガティブ
日本プリメックス、中間期は減収減益 売上29.1億円
11/13 · 株探
ポジティブ
日本プリメックス、FY2024/3期は大幅増収増益 過去最高の営業益
05/14 · Yahoo!ファイナンス
ポジティブ
日本プリメックス、1株25円に増配 9期ぶり
05/14 · 東洋経済オンライン

日本プリメックス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 25円
安全性
安定
自己資本比率 72.1%
稼ぐ力
普通
ROE 5.3%
話題性
普通
ポジティブ 30%

「ミニプリンタ専業卸の国内最大手。エプソン・シチズン製品を軸に、自社OEMでも存在感を示すニッチトップ企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

卸売業」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/09 / データ提供: OSHIKABU