ジンズホールディングス
JINS HOLDINGS Inc.
最終更新日: 2026年3月27日
メガネの常識を変え、人々の人生を豊かにするアイウエアカンパニー
「Magnify Life」をビジョンとして掲げ、アイウエアを通して人々の人生をより豊かに、素晴らしいものにすることを目指しています。
この会社ってなに?
普段、駅の近くやショッピングモールで「JINS」という看板を見かけたことはありませんか?あなたがメガネを新調しようと思った時、お店に入ってから最短30分で新しいメガネが手に入る、あのスピーディーなサービスを提供しているのがこの会社です。ブルーライトをカットする「JINS SCREEN」のように、私たちのデジタルライフに寄り添う新しい機能を持ったメガネを次々と生み出してきました。オシャレで手頃なだけでなく、私たちの生活をより快適にするための「目の健康」を考えた製品が、あなたの日常のすぐそばにあります。
ジンズホールディングスは、手頃な価格帯のSPAモデルでメガネ市場に革命を起こした企業です。FY2025は売上高972.1億円(前期比17.1%増)、営業利益120.93億円(同54.3%増)と大幅な増収増益を見込むV字回復を遂げています。国内事業の安定成長に加え、特にアジアを中心とした海外事業の拡大が成長を牽引しています。今後はバーチャル試着などのDX投資と、グローバルでのブランド認知度向上が株価の鍵を握るでしょう。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都千代田区神田錦町3丁目1安田シーケンスタワー
- 公式
- jinsholdings.com
社長プロフィール

私たちは「Magnify Life」というビジョンのもと、単に「よく見える」だけでなく、人々の人生そのものを豊かに、素晴らしいものにすることを目指しています。アイウエアの既成概念を打ち破る挑戦を続け、世界中の人々の「見る」を革新するグローバルリーディングカンパニーとなることを目指します。
この会社のストーリー
田中仁氏が有限会社ジェイアイエヌを設立。当初は服飾雑貨の製造・販売を手掛けていた。
韓国での安価なメガネ店に衝撃を受け、アイウエアブランド「JINS」の1号店を福岡にオープン。SPAモデルを導入し、業界に価格革命をもたらした。
事業の成長を背景に、大阪証券取引所ヘラクレス(現・東証グロース)に上場。社会的な信用を獲得し、さらなる成長への基盤を築いた。
「軽量メガネ」という新市場を創出した「Airframe」シリーズを発売。機能性とデザイン性で大ヒットし、ブランドイメージを確立した。
視力矯正だけでなく「眼を守る」という新たな価値を提案した「JINS PC(現 JINS SCREEN)」を発売。社会現象となるほどの大ヒットを記録した。
シンガポール発のアイウエアブランド「OWNDAYS」を買収。両社の強みを活かし、グローバル市場での競争力を一気に高めた。
中期経営計画で売上高1000億円超えを目標に掲げる。国内事業の強化と海外展開の加速により、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
軽量メガネ「Airframe」やブルーライトカットメガネなど、視力矯正器具だったメガネに「機能性」という新たな価値を付加。常に市場の常識を打ち破る革新的な商品を開発し続けています。
2022年にOWNDAYSを買収し、海外店舗網を大幅に拡大。アジアを中心に世界市場への展開を加速させており、今後のグローバルでの成長に大きな期待が持てます。
100株以上の保有で、全国のJINS店舗やオンラインストアで使える9,000円分の優待券がもらえます。個人投資家にとって嬉しい特典も魅力の一つです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 25円 | 30.3% |
| FY2017/3 | 36円 | 31.2% |
| FY2018/3 | 48円 | 37.2% |
| FY2019/3 | 50円 | 31.0% |
| FY2020/3 | 25円 | 35.0% |
| FY2021/3 | 45円 | 31.9% |
| FY2022/3 | 17円 | 52.8% |
| FY2023/3 | 38円 | 50.3% |
| FY2024/3 | 61円 | 30.5% |
| FY2025/3 | 109円 | 30.5% |
| 必要株数 | 100株以上(約52万円) |
| 金額相当 | 約9,000円相当 |
| 権利確定月 | 8月 |
同社は成長投資と株主還元のバランスを重視しており、配当性向30%をひとつの目安としています。近年は業績の著しい拡大に伴い、配当金を積極的に増額する姿勢を鮮明にしています。株主優待と合わせた総還元利回りの高さは、中長期的な投資家にとって非常に魅力的な水準となっています。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高は国内外の店舗展開の加速により拡大基調にあり、FY2025/3には売上高が約972億円に到達するなど高い成長力を示しています。営業利益も効率的な店舗運営と海外事業の貢献により飛躍的に伸びており、FY2026/3には1,000億円の大台突破を見込むなど2期連続での最高益更新が視野に入っています。構造的な需要増とグローバル市場での浸透が、長期的な業績拡大を強く牽引していると言えます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 13.0% | 7.5% | 8.0% |
| FY2017/3 | 15.8% | 9.1% | 10.7% |
| FY2018/3 | 15.7% | 9.8% | 11.1% |
| FY2019/3 | 17.3% | 10.6% | 12.1% |
| FY2020/3 | 9.5% | 3.2% | 9.3% |
| FY2021/3 | 16.3% | 6.2% | 7.9% |
| FY2022/3 | 3.7% | 1.4% | 5.0% |
| FY2023/3 | 8.1% | 3.9% | 6.6% |
| FY2024/3 | 18.3% | 8.6% | 9.4% |
| FY2025/3 | 26.2% | 14.4% | 12.4% |
収益性は近年劇的に改善しており、特にFY2025/3の営業利益率は12.4%と高い水準を達成しています。ROE(自己資本利益率)も26.2%まで上昇し、資本を効率的に活用して利益を生み出す体質へと大きく変貌しました。これは単なる規模の拡大だけでなく、高付加価値製品の販売やオペレーションの抜本的な効率化が功を奏した結果であると考えられます。
財務は安全?
自己資本比率は54.9%と高い健全性を維持しており、財務基盤は強固です。特筆すべきは実質無借金経営を継続している点であり、潤沢な内部留保を背景に将来の成長投資へ柔軟に資金を振り向けられる体制を整えています。このバランスシートの安定性は、激しい競争環境に置かれる小売業界において競合に対する大きな経営的優位性となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 24.5億円 | -26.3億円 | -1.2億円 | -1.8億円 |
| FY2017/3 | 63.4億円 | -24.1億円 | -15.5億円 | 39.3億円 |
| FY2018/3 | 47.4億円 | -30.6億円 | -30.0億円 | 16.8億円 |
| FY2019/3 | 68.8億円 | -28.4億円 | -17.2億円 | 40.4億円 |
| FY2020/3 | 77.5億円 | -38.8億円 | 124億円 | 38.7億円 |
| FY2021/3 | 50.6億円 | -31.8億円 | -37.6億円 | 18.8億円 |
| FY2022/3 | 43.9億円 | -38.5億円 | -27.7億円 | 5.4億円 |
| FY2023/3 | 60.5億円 | -38.5億円 | -115億円 | 22.1億円 |
| FY2024/3 | 110億円 | -23.9億円 | -23.4億円 | 86.0億円 |
| FY2025/3 | 105億円 | -78.6億円 | -94.3億円 | 26.7億円 |
営業キャッシュフローは本業の好調さを反映し、年間100億円を超える水準で安定的な創出を続けています。投資活動については、国内外での積極的な店舗出店や旗艦店開発のために資金を投じており、成長のための前向きな支出が継続しています。財務面では配当の増額や自己資本の拡充を優先しつつも、潤沢なフリーキャッシュフローを維持することで盤石な投資余力を確保しています。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 36.0億円 | 16.2億円 | 45.1% |
| FY2017/3 | 52.3億円 | 24.6億円 | 47.1% |
| FY2018/3 | 56.3億円 | 25.3億円 | 45.0% |
| FY2019/3 | 70.2億円 | 31.5億円 | 44.8% |
| FY2020/3 | 58.3億円 | 41.4億円 | 71.0% |
| FY2021/3 | 50.2億円 | 17.3億円 | 34.4% |
| FY2022/3 | 37.9億円 | 30.4億円 | 80.2% |
| FY2023/3 | 37.4億円 | 19.8億円 | 52.9% |
| FY2024/3 | 77.3億円 | 30.6億円 | 39.6% |
| FY2025/3 | 121億円 | 37.9億円 | 31.3% |
法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い増加傾向にあります。過去の決算期において実効税率が大きく変動しているのは、一時的な税務処理や評価損の影響が背景にあります。直近のFY2025/3以降は、業績の安定成長とともに税負担率も法定実効税率に近い30%台前半へと収束しています。
会社の公式開示情報
国内アイウエア事業を主軸に、台湾・中国・北米など海外事業の拡大を加速させている点が最大の特徴です。急激な為替変動や原材料費の高騰がリスク要因となる一方、バーチャル試着技術などDX投資を通じた高付加価値化で利益率の維持を図る戦略が示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 707億円 | — | 669億円 | -5.4% |
| FY2023 | 781億円 | — | 733億円 | -6.2% |
| FY2024 | 807億円 | — | 830億円 | +2.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022 | 63億円 | — | 33億円 | -47.4% |
| FY2023 | 70億円 | — | 48億円 | -30.8% |
| FY2024 | 55億円 | — | 78億円 | +42.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、通期の業績予想を目標として追跡します。FY2022、FY2023は為替変動や海外事業の苦戦により、期初予想を大幅に下回る結果となりました。しかし、FY2024以降は構造改革が奏功し、予想を上回る着地を見せています。特にFY2026に向けては売上1,100億円超、営業利益130億円という高い目標を掲げており、海外事業の成長と収益性改善が達成の鍵となります。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は30.58倍と非常に高く、信用買い残が積み上がっている状態です。これは将来の売り圧力となる可能性があり、株価の上値を重くする一因になり得ます。業界平均と比較すると、PERは割安ですがPBRは割高圏にあり、市場が同社の資産価値よりも将来の利益成長を評価していることが伺えます。次回の決算発表で力強い成長を示せるかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025において売上高972.1億円、営業利益120.93億円を達成し、過去最高水準の成長を維持。
海外戦略の一環としてホーチミンに3店舗を同時出店し、アジア圏でのシェア拡大を加速。
世界最大規模となる「JINS新宿店」をオープンし、グローバルブランドとしての地位を強化。
最新ニュース
ジンズホールディングス まとめ
ひとめ診断
「『メガネ界のユニクロ』が国内の成熟をバネに、DXと海外展開で再び世界を見据える挑戦者」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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