サイゼリヤ7581
SAIZERIYA CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
友人との気軽なランチや、家族みんなでの夕食。「この値段でこんなに食べられるの?」と驚きながら、ミラノ風ドリアやエスカルゴのオーブン焼きを楽しんだ経験はありませんか。あなたが普段利用するサイゼリヤのあの驚くべき価格の裏側では、オーストラリアに自社工場を持ったり、世界中から食材を直接調達したりと、美味しさと安さを両立させるための徹底した企業努力が隠されています。あなたが支払うワンコインが、世界規模の壮大なサプライチェーンを支えているのです。
インフレ環境下で「低価格」を貫き、国内の客数を伸ばし続ける一方、アジアを中心とした海外展開を加速させ、成長ドライバーとして確立しています。2025期には売上高2,567.1億円、営業利益154.99億円を達成。2026期には売上高2,763億円、営業利益190億円と3期連続の最高益更新を見込むなど、独自のポジションで力強い成長軌道を描いています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 埼玉県吉川市栄町881番地13
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/8実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/08期 | 7.6% | 6.0% | 6.2% |
| 2017/08期 | 9.8% | 7.7% | 7.6% |
| 2018/08期 | 6.2% | 4.9% | 5.6% |
| 2019/08期 | 5.9% | 4.7% | 6.1% |
| 2020/08期 | ▲4.2% | ▲3.0% | ▲3.0% |
| 2021/08期 | 2.2% | 1.4% | ▲1.8% |
| 2022/08期 | 6.4% | 4.0% | 0.3% |
| 2023/08期 | 5.3% | 3.4% | 3.9% |
| 2024/08期 | 7.8% | 5.0% | 6.6% |
| 2025/08期 | 9.8% | 6.4% | 6.0% |
| 2Q FY2026/8 | 5.2%(累計) | 3.0%(累計) | 6.1% |
収益性は、高インフレ環境下でも提供価格を据え置くモデルにより、営業利益率が2021/03期のマイナスから2025/03期には6.0%まで劇的に改善しました。資産効率を示すROE(自己資本利益率)も9.5%まで順調に向上しており、稼ぐ力が着実に戻っています。効率的なオペレーションと店舗網の拡大が、利益率の底上げに大きく貢献しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/08期 | 1,265億円 | ▲22.6億円 | 17.6億円 | 36.3円 | -0.3% |
| 2022/08期 | 1,443億円 | 4.2億円 | 56.6億円 | 115.9円 | +14.0% |
| 2023/08期 | 1,832億円 | 72.2億円 | 51.5億円 | 105.6円 | +27.0% |
| 2024/08期 | 2,245億円 | 149億円 | 81.5億円 | 166.3円 | +22.5% |
| 2025/08期 | 2,567億円 | 155億円 | 112億円 | 227.5円 | +14.3% |
サイゼリヤの業績は、低価格戦略を武器にコロナ禍からの回復を経て大幅な増収増益を達成しています。2021/03期の赤字から一転、2025/03期には売上高が約2,567億円、純利益が約112億円に達するなど成長が加速しました。徹底したコスト管理とインフレ下でも価格を維持する集客力が奏功し、2026/03期も過去最高水準の更新を見込んでいます。 【2Q 2026/08期実績】売上1429億円(通期予想比52%)、営業利益87億円(同46%)、純利益56億円(同45%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
EDINET開示情報では、国内およびアジア圏でのセグメント別利益が主軸となっています。特に原材料高騰を吸収する価格戦略と、独自の厨房技術による効率化がリスク要因への対策として重要視されており、経営の効率性を重視する企業姿勢が明確に示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 1,500億円 | — | 1,443億円 | -3.8% |
| 2023期 | 1,700億円 | — | 1,832億円 | +7.8% |
| 2024期 | 2,110億円 | — | 2,245億円 | +6.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2022期 | 70億円 | — | 4.2億円 | -94.0% |
| 2023期 | 75億円 | — | 72.2億円 | -3.7% |
| 2025期 | 166億円 | — | 155億円 | -6.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
サイゼリヤは正式な中期経営計画を開示していませんが、通期の会社業績予想が実質的な目標となります。2026期の計画では売上高2,763億円、営業利益190億円を目指しており、アジアを中心とした海外事業の拡大が成長の柱です。過去の業績予想を見ると、売上高は予想を上回る傾向にありますが、原材料費や人件費の高騰により営業利益は計画を下回るケースも見られます。計画達成の確度は「B」評価とし、収益性の改善が今後の株価を左右する重要なポイントと分析します。
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競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
9-11月期連結決算で純利益が前年同期比16%増を記録し、2年ぶりの最高益を更新。
2025年8月期通期の決算を発表し、2025期売上高2567.1億円、営業利益154.99億円と力強い成長を証明。
マレーシアに100%子会社を設立し、海外市場での事業拡大を加速させる戦略を発表。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2Q FY2026/8末時点
財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を継続しており、自己資本比率は65.0%という盤石な水準を維持しています。潤沢な手元資金を背景に、強固な経営基盤を構築している点が同社の大きな強みです。安定した財務状態が、将来の出店や海外事業への積極的な投資を支える源泉となっています。 【2Q 2026/08期】総資産1935億円、純資産1265億円、自己資本比率57.4%、有利子負債60億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/08期 | 138億円 | ▲47.9億円 | ▲52.0億円 | 89.8億円 |
| 2017/08期 | 135億円 | ▲51.5億円 | ▲21.1億円 | 83.1億円 |
| 2018/08期 | 103億円 | ▲80.2億円 | ▲17.7億円 | 23.0億円 |
| 2019/08期 | 147億円 | ▲60.2億円 | ▲18.5億円 | 86.9億円 |
| 2020/08期 | 5.3億円 | ▲59.2億円 | 42.4億円 | ▲53.9億円 |
| 2021/08期 | 122億円 | ▲110億円 | 74.3億円 | 11.4億円 |
| 2022/08期 | 218億円 | ▲24.6億円 | ▲165億円 | 194億円 |
| 2023/08期 | 208億円 | ▲59.1億円 | ▲81.6億円 | 149億円 |
| 2024/08期 | 241億円 | ▲88.7億円 | ▲148億円 | 153億円 |
| 2025/08期 | 263億円 | ▲187億円 | ▲101億円 | 75.4億円 |
営業キャッシュフローは、レストラン運営による安定したキャッシュ創出力により毎期200億円を超える強力な水準を維持しています。投資キャッシュフローは、積極的な店舗出店や設備投資に伴い2025/03期には約187億円と増大傾向にあります。財務面では借入金の返済を優先しており、営業活動で得た資金を成長投資に充てる好循環が形成されています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/08期 | 18円 | 16.6% |
| 2017/08期 | 18円 | 11.9% |
| 2018/08期 | 18円 | 17.5% |
| 2019/08期 | 18円 | 17.7% |
| 2020/08期 | 18円 | - |
| 2021/08期 | 18円 | 49.6% |
| 2022/08期 | 18円 | 15.5% |
| 2023/08期 | 18円 | 17.0% |
| 2024/08期 | 25円 | 15.0% |
| 2025/08期 | 30円 | 13.2% |
2023年8月権利分をもって優待制度を廃止しており、現在は実施されていません。
サイゼリヤは、成長投資を優先しつつ安定的な利益還元を配当方針として掲げています。業績の拡大に合わせて一株あたり配当金を18円から30円へと引き上げるなど、株主還元を徐々に強化しています。配当性向は低水準を維持していますが、これは内部留保を今後の店舗展開や海外進出に充てる戦略的な姿勢を示しています。
株の売買状況と今後の予定
サイゼリヤの株価指標は、PER・PBRともに業界平均をやや上回っており、市場からの成長期待が高いことがうかがえます。一方で配当利回りは平均より低く、株主還元よりも事業投資を優先する方針が見て取れます。信用倍率は7.20倍と高めで、信用買い残が積み上がっている状態のため、将来的な需給の悪化には注意が必要です。今後の決算発表で、市場の高い期待に応えられるかが焦点となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/08期 | 91.3億円 | 36.3億円 | 39.7% |
| 2017/08期 | 119億円 | 43.9億円 | 36.9% |
| 2018/08期 | 89.0億円 | 38.2億円 | 43.0% |
| 2019/08期 | 97.3億円 | 47.5億円 | 48.8% |
| 2020/08期 | -20.9億円 | 0円 | - |
| 2021/08期 | 34.5億円 | 16.9億円 | 48.9% |
| 2022/08期 | 108億円 | 51.1億円 | 47.5% |
| 2023/08期 | 79.5億円 | 27.9億円 | 35.2% |
| 2024/08期 | 156億円 | 74.4億円 | 47.7% |
| 2025/08期 | 158億円 | 46.4億円 | 29.4% |
法人税等の実効税率は、過去数年間で海外事業の赤字影響や繰延税金資産の取り崩しなどにより変動が見られます。2025/03期には約29.4%と適正水準に近づいており、業績の安定化に伴い税負担も落ち着きを見せています。今後の予想値においても、現地の税制や損益状況を反映し30%台半ばでの推移を見込んでいます。
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サイゼリヤ まとめ
「『値上げなき最高益』を突き進む、デフレの勝ち組がインフレ時代にも最適解を示す異色の外食チェーン」
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