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GVA TECH298A

GVA TECH株式会社

グロースUpdated 2026/08/18
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(創業以来営業赤字。中間期は増収9.7%で赤字幅は24百万円縮小したが、黒字化は3Q以降の計画)
配当
なし
配当なし(創業以来無配。利益剰余金が△1,690百万円の累積赤字で、実施時期は未定と会社が明記)
安全性
注意
自己資本比率 9.2%(2Q 2026/12期末時点)(中間期末の自己資本比率9.2%・現預金206百万円に対し有利子負債700百万円(継続企業の前提に関する注記は該当なし))
稼ぐ力
低い
ROE -76.5%(2025/12期実績)(赤字継続でROE・ROAはマイナス。通期予想は営業利益率1.5%の薄い黒字転換を見込む)
話題性
普通
ポジ 45%

この会社ってなに?

会社を設立するときの登記手続きや、日々の契約書チェック。多くの企業が、いまだ書類とメールで消耗している領域です。GVA TECHは、この法務業務をAIで自動化するリーガルテック企業。大企業の法務部門には法務オートメーション「OLGA」(契約618社・平均月額13万円)を、中小企業には登記書類をオンラインで作れる「GVA法人登記」(商標登録と合わせ利用33,698社)を提供。2026年からは弁護士向け「ベンパル」も始めました。設立9年、営業赤字が続く会社です。

GVA TECH株式会社は、弁護士の山本俊氏が2017年1月に設立し、2024年12月26日に東証グロース市場へ上場(公募価格690円)したリーガルテック企業です。法務オートメーション「OLGA」を中核とするLegalTech SaaS事業と、「GVA法人登記」などの登記事業の二本柱(会計上は単一セグメント)。2026年12月期の中間期(1〜6月)は売上820百万円・営業損失123百万円で、増収率は+9.7%(前年同期の営業損失は147百万円)。SaaSが+23.8%と伸びる一方、登記事業はAI検索の影響で△6.2%と減収でした。通期予想は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円の黒字化計画で、中間決算でも据置。前期2025/12期は期初予想1,737百万円に対し実績1,483百万円と14.6%下回って着地しました。中間期末は自己資本比率9.2%・現預金206百万円・有利子負債700百万円。配当は創業以来無配です。

情報・通信業グロース市場

注目ポイント

弁護士がつくったリーガルテック。法務DXから「法務AX」へ

弁護士でありGVA法律事務所の創業者でもある山本俊氏が、2017年に立ち上げた専門特化型のリーガルテック企業です。プロダクトは自社開発で、各プロダクトのビジネス・開発の両サイドに士業もしくは法務経験者を配置。2026年からは、汎用AIを法務実務レベルで使えるようにする「法務AX(AI Transformation)」への構造転換を掲げています。

OLGAと登記の二本柱+2026年に開いた弁護士市場

大企業・中堅企業向けの法務オートメーション「OLGA」(契約618社・ARR970百万円・平均月額130千円)と、中小企業向けの「GVA法人登記」(GVA商標登録と合わせた累計利用33,698社)の二本柱。2026年3月には弁護士・法律事務所向けの「ベンパル」シリーズで新市場に参入し、7月には法務人材の紹介サービスも始めました。

+41.3%増収と黒字化の両立が最大の論点

2026/12期は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円の黒字化計画で、中間期の売上進捗は39.1%・営業損失123百万円。2026年6月末の自己資本比率は9.2%、有利子負債700百万円が純資産157百万円を上回る財務構造で、計画どおりの成長と黒字化が実現するかが評価の分かれ目になります。

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都港区虎ノ門三丁目4番7号 虎ノ門36森ビル8階(2026年4月に渋谷区代々木から移転)
公式
gvatech.co.jp

サービスの実績は?

9.70億円
ARR(2026年6月末)
LegalTech SaaS事業のARR・過去最高を更新(中間決算説明資料)
+21.7% YoY
130千円
OLGA 平均顧客単価(月額)
契約618社ベース。複数モジュール導入企業は263千円(2026年6月末)
+22.4% YoY
33,698
登記事業 累計利用社数
GVA法人登記・GVA商標登録を過去に有償利用した社数の合計(両サービス利用企業は各サービスで計上/2026年6月末)
+22.1% YoY
9.2%
自己資本比率(中間期末)
2024/12期末43.7%→2025/12期末17.5%→2026年6月末9.2%
-8.3pt
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

LegalTech SaaS事業(法務オートメーション「OLGA」・弁護士向け「ベンパル」)
491百万円59.9%)
登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録・GVA労務書類)
329百万円40.1%)
LegalTech SaaS事業(法務オートメーション「OLGA」・弁護士向け「ベンパル」)491百万円
利益: サービス別損益は非開示(リーガルテック事業の単一セグメント)利益率: 売上 前年同期比 +23.8%

2026年12月期中間期(1〜6月)のサービス別売上は491百万円(前年同期比+23.8%)で、全社売上820百万円の約60%を占めます(決算説明資料)。大企業・中堅企業の法務部門向けに、AI法務アシスタント・法務データ基盤・AI契約レビュー・契約管理の4モジュールからなる法務オートメーション「OLGA」と、生成AIの実務活用を支援する「OLGA AIコンサルティング」を提供。2026年3月からは弁護士・法律事務所向けの「ベンパル」シリーズ(書面作成/契約書レビュー/AI活用顧問)で新市場に参入し、第一法規株式会社及びFRAIM株式会社との業務提携により、判例リサーチから裁判書類の作成及び編集までを一気通貫で支援するサービスの実現に向けた取組みを進めています。中間期には、さくらインターネットとのセールスパートナー契約に基づき国内データセンターで完結する環境での提供を開始してセキュリティに関する顧客ニーズへの対応を進めたほか、SalesforceのAIエージェントとの連携サービス「OLGA for Agentforce」の提供開始とWebhook機能の搭載により外部システム連携を強化し、「OLGA」のMCPサーバー対応もリリースしました(SALESFORCE VENTURESは当社株式の5.56%を保有する第3位株主です)。2026年6月末のARRは970百万円(+21.7%)、OLGA契約社数618社、顧客平均単価は月額130千円(+22.4%)、Net Revenue Churn Rateは0.75%。サブスクリプション売上比率は90%以上を維持しています。なお2025/12期通期については、決算説明資料が「LegalTech SaaS事業はストック収益であるARRが積み上がり、前期比+36.4%と成長を牽引」と記載しており、中間期の+23.8%はこれを下回る伸び率です。

登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録・GVA労務書類)329百万円
利益: サービス別損益は非開示(リーガルテック事業の単一セグメント)利益率: 売上 前年同期比 △6.2%

2026年12月期中間期のサービス別売上は329百万円(前年同期比△6.2%)で、全社売上の約40%。法務機能を持たない中小・スタートアップ企業向けに、登記書類をオンラインで作成できる「GVA法人登記」を中核に、「GVA商標登録」(2025年8月正式リリース)、「GVA労務書類」(2026年6月提供開始)へ領域を広げています。「GVA法人登記」と「GVA商標登録」を合わせた累計利用社数は33,698社(+22.1%)と拡大する一方、四半期のサービス利用数は3,524件(△18.6%)と減少。会社は減少の理由を検索サイトのAI機能の普及によるサイト流入の減少と説明し、AI検索への最適化と集客チャネルの多角化に取り組んでいます。第2四半期の利用件数に占めるリピート利用は35.3%(1,165件)です。2025/12期通期は決算説明資料が「LegalTech SaaS事業、登記事業ともに売上高が前期比増」としており、同事業が減収に転じたのは中間期に入ってからです。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません

2025/12期実績

ROE
-76.5%
株主資本の利回り
ROA
-22.9%
総資産の活用度
Op. Margin
-20.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2024/12期▲123.4%▲45.8%▲44.9%
2025/12期▲76.5%▲22.9%▲20.4%
2Q FY2026/12▲71.8%(累計)▲9.6%(累計)▲15.0%
2026/12期(予想)0.8%0.3%1.5%

2024/12期・2025/12期のROE・ROA・営業利益率は、決算短信1ページ目に会社が印字した公式値です(ROE=自己資本当期純利益率、ROA=総資産経常利益率、営業利益率=売上高営業利益率)。2024/12期はROE△123.4%・ROA△45.8%・営業利益率△44.9%、2025/12期はROE△76.5%・ROA△22.9%・営業利益率△20.4%と、継続赤字のためいずれもマイナスですが、損失幅の縮小に伴いマイナス幅は1年で大きく改善しました。なお有価証券報告書の「主要な経営指標等の推移」では、当期純損失を計上しているため自己資本利益率と株価収益率が「-」と記載されており、上表のROEは短信の公式値である点にご留意ください。「2Q 2026/12期」行は中間決算短信が同指標を印字していないため当サイトの算定値で、ROEは中間純損失137,560千円÷期首期末平均自己資本191,486千円(=(257,354+125,617)÷2)、ROAは経常損失136,324千円÷期首期末平均総資産1,415,389千円(=(1,468,440+1,362,338)÷2)で計算した6か月累計値です(年換算していません)。「2026/12期 予」行も当サイトの試算値で、ROEは予想当期純利益2百万円÷2025/12期末自己資本257百万円、ROAは予想経常利益4百万円÷2025/12期末総資産1,468百万円、営業利益率は31÷2,096で算出しています。会社計画どおりに着地してもROE・ROAはいずれも1%未満の薄い黒字にとどまる水準です。

儲かってるの?

赤字です
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2024/12期11.7億円▲5.2億円▲5.3億円-144.61円
2025/12期14.8億円▲3.0億円▲3.1億円-68.19円+27.3%

GVA TECHは日本基準・12月決算で、連結子会社を持たない非連結(単体)開示です。本テーブルの数値は決算短信原典(百万円未満切捨て)に基づきます。2025/12期は売上1,483百万円(+27.3%)・営業損失302百万円・経常損失317百万円・当期純損失315百万円・EPS△68.19円で、上場後初の通期決算は増収ながら赤字が継続。ただし営業損失は前期(△523百万円)から221百万円縮小しました。もっとも、この着地は2025年2月14日に公表された期初予想(売上1,737百万円・営業損失250百万円・当期純損失261百万円)を下回るもので、売上は△253百万円(△14.6%)の未達です(2026年2月13日「繰延税金資産の計上及び通期業績予想と実績値との差異に関するお知らせ」)。2026/12期予想は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円・経常利益4百万円・当期純利益2百万円・EPS0.49円で、2026年8月14日の中間決算でも据え置かれています。会社は売上総利益率を61.6%→67.1%へ引き上げ、販管費の増加を+13.0%に抑えることで通期黒字化を計画しています。なお中間期(1〜6月)実績は売上820百万円・営業損失123百万円で、通期予想に対する売上進捗は39.1%。単純計算では下半期に1,275百万円(前年同期比+73.3%)の売上が必要になります。配当は2024/12期〜2026/12期予の全期にわたり0円(無配)です。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 2025/12期下回る
この会社
-76.5%
他社平均
17.3%
営業利益率(自社 2025/12期下回る
この会社
-20.4%
他社平均
14.8%
自己資本比率(自社 2025/12期末下回る
この会社
17.5%
他社平均
49.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

今期の業績予想と進捗

2Q 2026/12期予想据置

単純進捗ベース
やや下振れ3指標中3つ
前年同期進捗比較
-24.1pt予想額 加重平均
期間経過 50%
売上高
累計実績
8.2億円
通期予想 21.0億円
39.2%
前年同期
11.3pt
営業利益
累計実績
△1.2億円
通期予想 3,100万円
-396.8%
前年同期
445.8pt
最終利益
累計実績
△1.4億円
通期予想 200万円
-6900.0%
前年同期
6948.3pt

会社の公式開示情報

役員報酬

8,311万円
9名の合計
第9期有価証券報告書の役員区分別内訳:取締役(社外取締役を除く)5名 70,204千円+社外役員4名 12,904千円=合計83,108千円(延べ9名)。いずれも固定報酬のみで、業績連動報酬・退職慰労金の支給はありません。報酬等の総額が1億円以上の役員は存在しないため個別開示はありません。

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
LegalTech SaaS事業(法務オートメーション「OLGA」・弁護士向け「ベンパル」)491百万円サービス別損益は非開示(リーガルテック事業の単一セグメント)売上 前年同期比 +23.8%
登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録・GVA労務書類)329百万円サービス別損益は非開示(リーガルテック事業の単一セグメント)売上 前年同期比 △6.2%

会計上のセグメントはリーガルテック事業の単一セグメントで、決算短信・有価証券報告書とも「当社はリーガルテック事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております。」としています。ただし会社は決算説明資料でサービス別売上を開示しており、2026年12月期中間期(1〜6月)は①LegalTech SaaS事業491百万円(+23.8%)、②登記事業329百万円(△6.2%)で、合計は全社売上820百万円と一致します。サービス別の損益(利益率)は非開示のため、上表の利益欄は「非開示」としています。中間期は売上総利益率が前年同期61.1%→63.7%へ改善(第2四半期会計期間単独では64.4%)した一方、増員に伴う採用費用等で販売費及び一般管理費が+6.8%増え、営業損失123百万円となりました。リスク要因は、創業以来の営業赤字と黒字化の不確実性、財務制限条項付き借入を含む資金調達、登記事業のAI検索による集客減、弁護士法72条・司法書士法の規制、競合激化と技術革新、ソフトウエアの減損、東証グロース市場の上場維持基準見直し、創業者依存が主要論点です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
2025/12期は期初予想に対し売上が△14.6%、営業損益も△51百万円の未達。2026/12期は+41.3%増収と営業黒字化を計画し中間決算でも据え置かれましたが、上半期の増収率は+9.7%・売上進捗は39.1%で、計画達成には下半期に前年同期比+73.3%の売上が必要な計算になります。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

会社は決算説明資料の四半期事業計画で、3Q会計期間から費用負担を上回る売上増加で損益分岐点をブレイクスルー(黒字化)する見込みとし、4Qは黒字幅拡大としています。したがって上半期の赤字は計画織り込み済みという位置づけです。実際、売上総利益率は前年同期61.1%→63.7%(2Q会計期間単独では64.4%)へ改善し、利益率の高いLegalTech SaaS事業が+23.8%と伸びています。他方、登記事業はAI検索の影響でサービス利用数が△18.6%と減少しており、通期計画の達成は下半期のSaaSの積み上げと販管費のコントロールに依存します。上場から1年半あまりで業績予想のトラックレコードが限られる点にも留意が必要です。
FY2026/12 通期業績予想(2026年2月13日公表・中間決算でも変更なし)
2026/12期(2026年1月〜2026年12月)
売上高: 目標 2,096百万円(前期比+41.3%) やや遅れ (Q2累計 8.21億円(進捗39.1%))
39%
営業利益: 目標 31百万円(黒字化/前期は営業損失302百万円) 進行中 (Q2累計 営業損失1.23億円(黒字化目標のため進捗率は非算出。前年同期は営業損失1.48億円))
経常利益: 目標 4百万円(前期は経常損失317百万円) 進行中 (Q2累計 経常損失1.36億円(黒字化目標のため進捗率は非算出。支払利息13百万円を含む))
当期純利益: 目標 2百万円(EPS0.49円/前期は当期純損失315百万円) 進行中 (Q2累計 中間純損失1.38億円(黒字化目標のため進捗率は非算出。中間EPS△29.68円))
売上総利益率: 目標 67.1%(前期61.6%から+5.5pt) 進行中 (Q2累計 63.7%(率目標のため進捗率は非算出。前年同期61.1%から+2.5pt))
1株当たり配当: 目標 0.00円(無配・成長投資優先) 進行中 (2Q末 0.00円(据置))
成長戦略のテーマ(事業計画及び成長可能性に関する事項)
2026年3月31日開示・年1回3月頃の更新予定
LegalTech SaaS:複数モジュール導入の促進: 目標 他ツール連携やモジュール間連携の強化で複数モジュール導入企業を増やし、顧客平均単価を向上させる 進行中 (2026年6月末の顧客平均単価130千円(複数モジュール導入企業は263千円)・OLGA契約618社)
LegalTech SaaS:全社導入によるアカウント増: 目標 法務部門にとどまらず事業部門を含む全社利用を促し、導入済み企業内のアカウント数を増やす 進行中 (月額単価200千円超の導入顧客数は112社で過去最高(2026年6月末))
登記事業:利用企業の拡充: 目標 株式会社・合同会社以外の法人にも対象を拡大し、登記領域での継続的な利用企業(累計利用社数)を増やす 進行中 (2026年6月末で33,698社(+22.1% YoY)へ拡大。一方サービス利用数は3,524件(△18.6% YoY)と減少)
登記事業:登記以外の法的手続き領域への展開: 目標 商標・労務など士業が担う各種申請へサービス領域を拡大し、既存顧客基盤へ横展開する 進行中 (2025年8月「GVA商標登録」正式リリース、2026年6月「GVA労務書類」提供開始)

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/12期1,737百万円(2025年2月14日公表)1,483百万円-14.6%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/12期△250百万円(2025年2月14日公表)△302百万円増減額 △51百万円(率は会社開示でも「-」)
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/12期△259百万円(2025年2月14日公表)△317百万円増減額 △57百万円(率は会社開示でも「-」)
当期純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/12期△261百万円(2025年2月14日公表)△315百万円増減額 △54百万円(率は会社開示でも「-」)
EPS
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/12期△56.60円(2025年2月14日公表)△68.19円△11.59円

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2026/12期の通期予想(売上2,096百万円・営業利益31百万円・経常利益4百万円・当期純利益2百万円・EPS0.49円)は、2026年2月13日に2025/12期本決算と同時に公表された期初予想で、2026年5月15日の1Q短信・8月14日の中間短信のいずれでも「変更はありません」と明記されています。中間期(1〜6月)の実績は売上820百万円(+9.7%)・営業損失123百万円・経常損失136百万円・中間純損失137百万円で、売上の通期進捗は39.1%。前年同期の営業損失147百万円からは24百万円改善しました。会社は年次で業績管理を行っているとして中間期の業績予想を開示していないため、上半期については計画対比の進捗率が公表されていない点に留意してください。なお「事業計画及び成長可能性に関する事項」(2026年3月31日開示)には、売上高・利益の定量的な中期目標や目標年度は記載されておらず、成長戦略は各事業のテーマとKPI(ARR・顧客平均単価・サービス利用数・累計利用社数)で示されています。したがって当ページでは、単年度の会社予想と成長戦略テーマを分けて掲載しています。

最新ニュース

中立
個人投資家向けIRライブ配信サービス「OSHIKABU LIVE(オシカブライブ)」 当社CFO板倉の登壇に関するお知らせ
8/13 · TDnet(適時開示)
中立
2026年12月期 第2四半期(中間期)決算短信〔日本基準〕(非連結)
8/14 · TDnet(適時開示)
ポジティブ
三菱HCキャピタル株式会社に、法務オートメーション「OLGA」を導入いただきました
7/10 · TDnet(適時開示)
ポジティブ
経営課題の1つ「法務人材不足」の解消に向け、リーガル人材特化型の人材紹介サービス 「GVA Executive Agent」を本格始動
7/03 · TDnet(適時開示)
ポジティブ
GVA TECH、弁護士向けAIサービスを「ベンパル」シリーズへブランド統一
5/12 · TDnet(適時開示)
中立
事業計画及び成長可能性に関する事項について
3/31 · TDnet(適時開示)
中立
本社移転及び定款一部変更に関するお知らせ
2/26 · TDnet(適時開示)
ネガティブ
繰延税金資産の計上及び通期業績予想と実績値との差異に関するお知らせ
2/13 · TDnet(適時開示)

どんな話題が多い?

プロダクト・新サービス(OLGA/ベンパル/登記周辺)30%
決算・業績(中間決算・通期黒字化計画)26%
大手企業のOLGA導入事例18%
業務提携・パートナー14%
IR・メディア露出12%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
45
前月比 +25%
メディア数
10
TDnet(適時開示), 株探, ログミーFinance, 日経ヴェリタス, 株式会社フィスコ(企業調査レポート), ラジオNIKKEI, IRTV, OSHIKABU LIVE, note(IR note マガジン), PR TIMES
業界内ランキング
中位 50%
情報・通信業(東証グロース)中位・露出の大半は自社の適時開示
報道のトーン
45%
好意的
38%
中立
17%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

漫画でわかる!この会社のストーリー

GVA TECHのストーリー漫画 1ページGVA TECHのストーリー漫画 2ページ
漫画を読む
8ページ

創業ストーリー

2017
弁護士・山本俊がGVA TECHを設立

2017年1月4日、東京都渋谷区恵比寿西でGVA TECH株式会社を設立。2012年にGVA法律事務所を創業した弁護士・山本俊氏が、企業支援を通じて痛感した法務の課題をIT技術で解決するために起こした会社です。

2018-2021
AI契約チェックと登記支援の2本柱を確立

2018年4月にAIによる秘密保持契約書チェック「AI-CON」、2019年1月に登記申請オンライン支援「AI-CON登記」をリリース。2021年11月に後者を「GVA法人登記」へ改称し、現在の2本柱が形になりました。

2024
「OLGA」統合と東証グロース市場への上場

2024年11月、GVA manage・GVA assist・GVA契約書管理を統合した法務オートメーション「OLGA」をリリース。翌12月26日に東証グロース市場へ新規上場(公募価格690円・初値700円)しました。設立から約8年でのIPOです。

2025
上場後初の通期決算は増収も期初予想に届かず

2025/12期は売上1,483百万円(+27.3%)と増収、営業損失も523百万円から302百万円へ縮小。一方で期初予想の売上1,737百万円には14.6%届かず、8月には3行から計500百万円を借り入れて資金を確保しました。

2026
法務AXへの構造転換と、弁護士市場への参入

3月に弁護士向けの「AI書面作成」「生成AIネイティブ契約書レビュー」を正式リリースし、5月に「ベンパル」へブランド統一。企業向けにも「OLGA AIコンサルティング」を開始し、法務DXから法務AXへの転換を進めています。

2026-
+41.3%増収と通期黒字化の両立に挑む

2026/12期は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円の黒字化を計画。中間期の売上進捗は39.1%で、会社は四半期事業計画で、3Q会計期間からの黒字化と4Qの黒字幅拡大を見込みとしています。

出来事の年表

2026年8月2026年12月期 中間決算:増収も営業赤字が継続、通期予想は据置

2026年8月14日、中間期決算短信を開示。中間期(1〜6月)の売上820百万円(+9.7%)・営業損失123百万円・中間純損失137百万円(1株当たり中間純損失29円68銭)。前年同期の営業損失147百万円から赤字幅は24百万円縮小。事業別ではLegalTech SaaSが491百万円(+23.8%)と伸びた一方、登記事業は329百万円(△6.2%)とAI検索の影響で減収。通期予想は2月13日公表値から変更なしで、決算説明資料の四半期事業計画では3Q会計期間から損益分岐点をブレイクスルー(黒字化)する見込みとしています。中間期末の総資産1,362百万円・自己資本比率9.2%。継続企業の前提に関する注記は該当ありません。

2026年7月大手企業へのOLGA導入と、人材紹介・パートナー領域への拡張

7月3日、法務人材に特化した人材紹介サービス「GVA Executive Agent」を本格始動(3月の定時株主総会で定款の目的に職業紹介事業・労働者派遣事業を追加済み)。7月7日には吉積情報と業務提携し、法律事務所向けに「ベンパル for Google Workspace」の提供を開始。7月10日には三菱HCキャピタルへのOLGA導入を公表しました。4〜6月にもミズノ(6月10日)・ブレインパッド(6月19日)・バンダイ/BANDAI SPIRITS(4月15日)への導入が相次いで開示されており、大企業への浸透が進んでいます。

2026年5月弁護士向けAIを「ベンパル」へブランド統一/1Q決算

5月12日、弁護士向けAIサービスを新ブランド「ベンパル」シリーズへ統一(「AI書面作成」→「ベンパル 書面作成」、「生成AIネイティブ契約書レビュー」→「ベンパル 契約書レビュー」)し、新サービス「ベンパル AI活用顧問」を開始。企業向けに加え弁護士・法律事務所という新市場の開拓に本格参入しました。5月15日の1Q決算は売上400百万円(+11.9%)・営業損失56百万円・四半期純損失62百万円で、1Q末の自己資本比率は15.6%。

2026年3月ベンパル2製品を正式リリース/事業計画及び成長可能性を開示

3月2日に裁判特化AIシステム「AI書面作成」、3月13日に「生成AIネイティブ契約書レビュー」を正式リリース。3月31日には東証グロース市場の必須開示である「事業計画及び成長可能性に関する事項」を開示し、LegalTech SaaS事業の「複数モジュール導入促進」「全社導入の促進によるアカウント増」、登記事業の「利用企業の拡充」「登記以外の法的手続き領域への展開」という4つの成長戦略テーマを提示しました(同資料に売上・利益の定量的な中期目標は記載されていません。更新は年1回・3月頃の予定)。3月26日の第9回定時株主総会では本店所在地の港区への変更と事業目的の追加を決議。

2026年2月FY2025本決算:期初予想を14.6%下回って着地/繰延税金資産を計上

2026年2月13日、上場後初の通期決算となる2025/12期本決算を開示。売上1,483百万円(+27.3%)・営業損失302百万円・当期純損失315百万円。営業損失は前期(△523百万円)から縮小したものの、同日開示の「繰延税金資産の計上及び通期業績予想と実績値との差異に関するお知らせ」で、期初予想1,737百万円に対し売上が△253百万円(△14.6%)下回ったことを公表しました。会社が挙げた理由は、大手企業開拓で商談が長期化し一部案件の収益が翌期へ後ずれ、非メインターゲット層での解約増加、登記事業でのAI検索による検索流入減です。あわせて繰延税金資産を計上し法人税等調整額△3百万円(利益)を計上。2月26日には本社移転(渋谷区代々木→港区虎ノ門)と定款一部変更を決議しています。

2025年8月3行から計500百万円の借入を決議(運転資金)

2025年8月14日、「資金の借入に関するお知らせ」を開示。取締役会でSBI新生銀行300百万円・商工組合中央金庫100百万円・みずほ銀行100百万円の計500百万円の借入を決議(いずれも運転資金・無担保、2025年8月末実行予定)。開示は借入の理由を「今後の事業拡大における資金需要に対して、機動的かつ安定的な資金を確保することで、財務基盤の一層の強化を図るとともに事業拡大等の機会を確保すること」としています。このうち長期はSBI新生銀行300百万円と商工組合中央金庫100百万円の計400百万円で、みずほ銀行100百万円は短期です。この決議分を含め、2025/12期は通期で長期借入れによる収入600百万円を調達し、期末の有利子負債は334百万円から729百万円へ増加しました。

2024年12月東京証券取引所グロース市場へ新規上場

2024年12月26日、東京証券取引所グロース市場へ新規上場(証券コード298A)。公募価格690円・初値700円・主幹事はみずほ証券で、初日終値は650円でした。公募による手取概算額495,840千円は運転資金および広告宣伝費に充当する方針。翌2025年1月にはオーバーアロットメントに伴う第三者割当増資の結果(みずほ証券へ5,900株、払込金額1株501円50銭、1月27日払込)を開示し、発行済株式総数は4,620,498株から4,626,398株となりました。2017年1月の設立から約8年でのIPOです。

代表者プロフィール

山本 俊
山本 俊
代表取締役社長
弁護士起業家
私は2010年に弁護士登録し、2012年にGVA法律事務所を創業しました。大企業からスタートアップまで様々な企業を支援するなかで法務の課題を痛感し、それをIT技術で解決するために2017年1月に当社を創業しました。掲げるパーパスは「法とすべての活動の垣根をなくす」。まずは大企業の法務部門や弁護士向けのプロダクトで市場に参入し、いまは事業部門を含む全社対応へ。さらに中小企業、個人へと広げていきます。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率2Q 2026/12期末時点)9.2%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれも2Q 2026/12期末時点

Interest-bearing Debt
7.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1.6億円
会社の純資産

自己資本比率は決算短信1ページ目の公式値で、2024/12期末43.7%→2025/12期末17.5%→2026年6月末9.2%と2期連続で大きく低下しています(参考自己資本はそれぞれ568百万円・257百万円・125百万円)。低下の主因は継続赤字による利益剰余金の減少で、2026年6月末の利益剰余金は△1,690百万円(前期末△1,552百万円から中間純損失137百万円分だけ拡大)。有利子負債は2024/12期末334百万円→2025/12期末729百万円→2026年6月末700百万円で、内訳は短期借入金67百万円+1年内返済予定の長期借入金183百万円+長期借入金450百万円。2025/12期は長期借入れによる収入600百万円を調達する一方、長期借入金の返済121百万円・短期借入金の純減少83百万円があり、差引で有利子負債が増加しました(2025年8月14日開示の3行計500百万円のうち長期はSBI新生銀行300百万円+商工組合中央金庫100百万円の計400百万円で、みずほ銀行100百万円は短期。通期の長期調達600百万円との差額は同開示の対象外です)。有価証券報告書の借入金等明細表では長期借入金の平均利率3.6%・返済期限2027年〜2028年、返済予定額は1年超2年以内237百万円・2年超3年以内304百万円と記載されています。2026年6月末は有利子負債700百万円が純資産157百万円を大きく上回る一方、現金及び預金は206百万円(前期末489百万円から283百万円減少)。流動資産345百万円に対し流動負債は754百万円(流動比率は約46%)。ただし流動負債754百万円のうち契約負債355百万円は前受けの性格を持ち、役務提供によって収益に振り替わるため現金の流出を伴いません。一方、1年内に返済期限が到来する借入金250百万円(短期借入金67百万円+1年内返済予定の長期借入金183百万円)に対し、手元の現金及び預金は206百万円です。資産側は無形固定資産(ソフトウエア等)が939百万円と総資産の69%を占め、中間期にも239百万円のソフトウエア投資を実行しました。また本社移転に伴い差入保証金が42百万円増加しています(この移転は、2026年2月26日開示のとおり現本社ビルの定期建物賃貸借契約が2026年9月15日で終了することによるもので、業績への影響は2026年2月13日公表の業績予想に織り込み済みと会社は説明しています)。継続企業の前提に関する注記および株主資本の金額に著しい変動があった場合の注記は、いずれも2025/12期・2026年6月末とも「該当事項はありません」。なお2026年6月末には中間貸借対照表に関係会社株式1,000千円が新たに計上されていますが、引き続き連結財務諸表は作成されていません(非連結)。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-1,600万円
本業で稼いだお金
Investing CF
-4.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
+4.0億円
借入・返済など
Free CF
-4.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2024/12期▲3.0億円▲3.8億円6.8億円▲6.8億円
2025/12期▲1,600万円▲4.3億円4.0億円▲4.5億円

本業の営業CFがマイナス〜均衡圏、無形固定資産(ソフトウエア開発)の取得で投資CFが大きくマイナス、その不足を財務CF(IPO公募増資・借入)で埋める、典型的な先行投資型の資金繰り構造です。2025/12期は営業CF△16百万円(前期△296百万円から大幅改善)・投資CF△435百万円(無形固定資産の取得が主因)・財務CF+399百万円で、FCF(営業CF+投資CF)は2024/12期 △677百万円・2025/12期 △451百万円と2期連続のマイナスでした。期末の現金及び現金同等物は542百万円→489百万円。2026年12月期の中間期(1〜6月・6か月分。上表の通期実績とは期間が異なります)は、営業CFが+43百万円と黒字に転じた一方、投資CF△297百万円(無形固定資産の取得239百万円・敷金及び保証金の差入51百万円)・財務CF△29百万円(短期借入純増67百万円、長期借入金の返済△96百万円)となり、現金及び現金同等物は489百万円から206百万円へ、半年で283百万円減少しました。営業CFのプラス転換は減価償却費136百万円と契約負債(前受)の増加74百万円が寄与したもので、税引前中間純損失136百万円は依然マイナスです。営業CFの改善幅を上回るペースでソフトウエア投資が続いており、投資が一巡するか営業CFが積み上がるまではFCFのマイナスが続く構造です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 6名)
女性 0名(0.0% 男性 6
100%
監査報酬
1,500万円
設備投資額
4.4億円
臨時従業員数
4

監査役会設置会社で、取締役6名(うち社外1名)・監査役3名(全員社外・常勤1名)の体制です。上のグラフは取締役会(6名)の構成を示しており、現在、取締役に女性はいません(0.0%)。監査役を含めた役員9名では女性が1名で、第9期有価証券報告書は「男性8名 女性1名(役員のうち女性の比率11.1%)」と記載しています。取締役は山本俊氏(代表取締役社長・弁護士)、康潤碩氏(CLO・LegalTech SaaS事業統括・弁護士)、有賀之和氏(登記事業統括)、板倉侑輝氏(CFO)、秦野元秀氏(管理部長)、菅原貴与志氏(社外・弁護士・慶應義塾大学教授)。会計監査人はみおぎ監査法人で、第9期の監査証明業務に基づく報酬は15,000千円(非監査業務報酬なし)連結子会社を持たない非連結企業のため連結子会社数の欄はありません。設備投資額442百万円はソフトウエア開発とPC等の取得で、単一セグメントのため事業別内訳はありません。報酬は任意の報酬委員会が月額報酬のレンジを決定し、その範囲内で代表取締役社長が個人別の金額を決定する仕組みです。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主29%
浮動株71%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.1%
事業法人等12.9%
外国法人等7.4%
個人その他70.8%
証券会社8.8%

創業者である山本俊氏(代表取締役社長・弁護士)が19.33%を保有する創業者主導の株主構成です。本サイトでは、山本氏19.33%に、事業シナジーを企図した戦略投資家であるSALESFORCE VENTURES 5.56%・シグマクシス・ホールディングス4.18%を加えた計29.07%を安定株主と見なしています。一方、DBJキャピタル(12.40%)、MS・HAYATE1号(4.38%)、INNOVATION HAYATE V Capital(3.14%)といった上場前から出資するベンチャーキャピタルの投資事業有限責任組合は、ファンド期限に伴う売却可能性があるため浮動株に分類しました。この3社の合計19.92%は創業者の19.33%をわずかに上回るため、需給面ではVCの保有動向が創業者持分と同等以上の影響を持ちます。SBI証券4.40%・楽天証券共有口2.29%も浮動株です。有価証券報告書の所有者別状況(2025年12月31日現在)では個人その他が70.80%を占め、上場から1年半あまりの新興銘柄として個人株主の比率が高い構成となっています。

山本 俊(894,843株)19.33%
DBJキャピタル投資事業有限責任組合(573,987株)12.4%
SALESFORCE VENTURES LLC. (常任代理人 みずほ証券株式会社)(257,400株)5.56%
株式会社SBI証券(203,716株)4.4%
MS・HAYATE1号投資事業有限責任組合(202,842株)4.38%
株式会社シグマクシス・ホールディングス(193,610株)4.18%
INNOVATION HAYATE V Capital 投資事業有限責任組合(145,124株)3.14%
楽天証券株式会社共有口(105,800株)2.29%
飯田明人(100,000株)2.16%
松林哲生(81,500株)1.76%

大株主は第9期有価証券報告書(2025年12月31日現在)に基づきます。筆頭株主は創業者の山本俊氏で894,843株・19.33%、次いでDBJキャピタル投資事業有限責任組合が573,987株・12.40%SALESFORCE VENTURES LLC.が257,400株・5.56%、株式会社SBI証券4.40%、MS・HAYATE1号投資事業有限責任組合4.38%、株式会社シグマクシス・ホールディングス4.18%、INNOVATION HAYATE V Capital投資事業有限責任組合3.14%と続き、上位10名で59.60%を占めます。セールスフォース・ベンチャーズやシグマクシスはリーガルテック・法務DX領域での事業連携を企図した戦略投資家としての性格が強く、純投資のVCとは性質が異なります。発行済株式総数は2025年12月末の4,628,798株から、新株予約権の行使により2026年6月末には4,638,298株へ増加しています(自己株式95株)。所有者別では個人その他70.80%・その他の法人12.86%・金融商品取引業者8.75%・外国法人等7.44%・金融機関0.12%。なお2025年1月には、上場時のオーバーアロットメントに伴う第三者割当増資としてみずほ証券に5,900株を発行しています(申込のなかった164,300株は失権)。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1創業以来の継続的な営業赤字と黒字化の不確実性。有価証券報告書は「この結果、創業以来継続して営業赤字を計上しております。」と明記しています。2026/12期は通期での営業黒字化を計画していますが、同報告書は「技術革新や競合他社の参入及び既存顧客の解約等が当社の想定を超えて発生した場合には、営業赤字が継続し、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。」ともしています。
2財務制限条項付きの借入と資金調達リスク。有価証券報告書「重要な契約等」によれば、SBI新生銀行との2億円の金銭消費貸借契約(2022年8月19日〜2027年8月19日・利率3.25%)には、①各月末日の純資産(含む資本性ローン)が0百万円を下回らないこと、②各月末日の預金残高(除く担保預金)が70百万円を下回らないこと、③2025年12月期以降の各年度の経常利益を0百万円以上とすること(ただし成長加速に伴う費用の発生による赤字等と判断した場合はその限りではない)、という財務制限条項が付されています。2026年6月末時点の純資産は157百万円・現金及び預金は206百万円で、①②の水準は満たしています。一方③については、2025/12期の経常損失317百万円が「0百万円以上」の水準を満たしていません(③には上記のとおり除外規定が付されています)。有価証券報告書は「これに抵触し、借入先金融機関の請求があった場合、当該借入金について、期限の利益を喪失する可能性があります。」としたうえで、「なお、適宜、金融機関からの借入等による資金の確保を実行しており、期限の利益を喪失する事態が生じた場合でも、経営への影響は限定的と考えております。」と記載しています。期限の利益の喪失に関する開示は行われていません。
3登記事業のAI検索による集客減少リスク。登記事業はWeb検索からの流入に依存する部分が大きく、生成AI検索の普及や検索アルゴリズムの変動で集客が減少する可能性があります。実際に2025/12期の通期予想未達の理由の一つとして会社が「登記事業においてAI検索の影響による検索流入件数の減少」を挙げており、2026年12月期中間期もサービス利用数が前年同期比△18.6%と減少しました。
4弁護士法72条・司法書士法の規制リスク。「OLGA」のAI契約レビューモジュールは弁護士法72条、「GVA法人登記」の登記申請書類作成支援は司法書士法3条・73条の規制に抵触しないよう遵守する必要があります。会社は2023年8月1日に法務省が公表したガイドラインに準拠しており外部法律事務所からも適法との意見を得ているとしていますが、法令の内容または解釈が変更された場合には事業が制約を受ける可能性があります。
5競合激化と技術革新への対応リスク。リーガルテック市場には規模の大小を問わず競合の新規参入が予測され、その中には当社より大きな資本力・技術力・顧客基盤を持つ企業が含まれます。また汎用の生成AIの急速な進化により、自社プロダクトの差別化要素が相対的に低下する可能性もあります。
6固定資産(ソフトウエア)の減損リスク。2026年6月末の無形固定資産は939百万円と総資産1,362百万円の69%を占めます。有価証券報告書は「経営環境の著しい変化や収益状況の悪化等により、固定資産の減損損失を計上する必要が生じた場合には、当社の事業および業績に悪影響を及ぼす可能性があります。」としています。
7東証グロース市場の上場維持基準の見直し(東証開示)。東京証券取引所は2025年9月26日に制度要綱を公表し、2030年3月1日以後、グロース市場の時価総額に関する上場維持基準について、上場からの経過期間を10年から5年へ、事業年度の末日における水準を40億円以上から100億円以上へ引き上げるとしています(時価総額は事業年度末日以前3か月間の終値平均で算定、改善期間1年、経過措置あり)。2024年12月上場・12月決算の当社の場合、2030年3月1日以後最初に到来する事業年度末日は2030年12月31日で、その時点で上場から5年を経過しています。2026年8月18日終値335円ベースの時価総額は約15.5億円です。
8特定の人物への依存とGVA法律事務所との誤認リスク。弁護士である創業者・山本俊氏への依存度が高く、専門人材の確保・定着が事業継続の鍵となります。また山本氏が創業したGVA法律事務所と当社との間に資本関係はありませんが、同じ「GVA」の名称を冠しているため関連会社と誤認される可能性があると会社は説明しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
697万円
従業員数
69
平均年齢
37歳
平均年収従業員数前年比
2025/12期697万円69-

第9期有価証券報告書「従業員の状況」(2025年12月31日現在)によると、平均年間給与6,966千円(約697万円)、従業員数69名、平均年齢37.0歳、平均勤続年数2.9年です。臨時雇用者(契約社員・アルバイト)は年平均4名で外数。連結子会社を持たない非連結企業のため、この数値は提出会社(単体)そのもので、連結・単体の区別による差はありません。従業員数は前事業年度末から5名増(64名→69名)で、有価証券報告書は「事業規模の拡大に伴う期中採用により、社員が増加し従業員数は69名(前事業年度末より5名増加)となりました。」と記載しています。設立2017年・上場2024年12月という若い会社で、平均勤続年数の短さもこれを反映しています。法務オートメーション「OLGA」や弁護士向け「ベンパル」を支えるエンジニア、弁護士資格を持つ専門人材、マーケター・営業の確保が事業拡大の鍵で、会社も「対処すべき課題」の筆頭に技術革新への対応と人的資本戦略の強化を挙げています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(東証グロース市場250指数、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

第9期有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」に記載された株主総利回り74.5%(比較指標:東証グロース市場250指数104.8%)です。同報告書の注記12は「第9期の株主総利回り及び比較指標については、基準となる5事業年度前の株価がないため、第8期末を基準として算出しております。」と明記しており、第8期末=2024年12月末が起点です。2024年12月26日上場のため5年TSRは原理的に算出できず、上表は1年分(2024/12期末→2025/12期末)のみです。当サイトでも日足終値で独立に検算しており、2024年12月30日終値615円→2025年12月30日終値458円=74.5%と有価証券報告書の値に一致します(無配のためTSRは株価リターンのみで構成)。比較指標の東証グロース市場250指数が104.8%とプラスだったのに対し当社は25.5%下落しており、アンダーパフォームと判定しています。なお参考までに、直近の2026年8月18日終値335円は2024年12月末比△45.5%、公募価格690円比△51.4%ですが、これは有価証券報告書の株主総利回りとは基準日が異なる当サイトの算定値です。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 創業以来無配。有価証券報告書は、必要な内部留保を確保し安定した配当ができる体制が整った後に継続的に実施していくことを基本方針とし、現時点において配当実施の可能性及び実施時期等については未定であるとしています。剰余金の配当を行う場合は年1回・期末が基本方針で、決定機関は期末配当が株主総会、中間配当が取締役会です。累進配当・固定配当・配当性向目標はいずれも該当しません。
1株配当配当性向
2024/12期0
2025/12期0
2026/12期(予想)0
株主優待
なし

株主優待制度はありません。2024年12月の東証グロース市場上場から日が浅い成長フェーズにあり、株主還元より事業成長への再投資(広告宣伝費によるARR拡大・プロダクト開発・営業体制強化)を優先する方針です。

GVA TECHは創業以来無配で、決算短信でも2024/12期〜2026/12期予の全期にわたり年間配当0円00銭と記載されています。配当性向・純資産配当率もいずれも「-」表記です。株主優待制度もありません。有価証券報告書「配当政策」は、「株主に対する利益還元を重要な経営課題の一つとして認識しておりますが、現段階では、事業拡大のための投資及び財務基盤の強化が最優先の課題であると認識しており、そのバランスを見極めながら、必要な内部留保を確保し安定した配当ができる体制が整った後に継続的に実施していくことを基本方針としております。」とし、事業等のリスクでは「現時点において配当実施の可能性及び実施時期等については未定であります。」と記載しています。加えて、2026年6月末の利益剰余金は△1,690百万円の累積赤字で、会社法上の分配可能額の制約も配当開始の前提条件となります。累進配当・固定配当・配当性向目標はいずれも該当せず、無配を維持しつつ事業成長への再投資を優先するのが現行の還元体系です。配当の開始は今後の黒字定着と累積赤字の解消の進捗を見ながらの判断になります。

もしFY2024/12期末(2024年12月末)に投資していたら?

2024/12期末(2024年12月末)に100万円を投資した場合
100万円が 74.5万円 になりました (-25.5万円)
-25.5%
年度末時点評価額損益TSR
2024/12期100.0万円0.0万円0.0%
2025/12期74.5万円▲25.5万円-25.5%

※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残337,600株
売り残0株
信用倍率買建のみ
2026年8月7日時点
今後の予定
2026/12期 第2四半期(中間期)決算(発表済)2026年8月14日
湘南投資勉強会「個人投資家向けIR説明会」にCFOが登壇(YouTube配信・参加無料)2026年8月20日(予定)
2026/12期 第3四半期決算2026年11月中旬(予定)

2026年8月18日終値335円(前日比△7円・△2.05%)。時価総額は約15.5億円(2026年6月末の期末発行済株式総数4,638,298株×335円=約1,554百万円。自己株式95株は控除していません)。実績ベースのPERは、2025/12期のEPSが△68.19円と赤字のため算出できません。会社予想EPS0.49円に対する予想PERは約684倍になりますが、これは黒字化初年度で利益水準が極小であることによるもので、valuation指標としての意味は乏しい点にご留意ください。PBRは2026年6月末BPS 27.08円(自己資本125,617千円÷自己株式控除後4,638,203株)を基準に約12.4倍、2025/12期末BPS 55.60円を基準にすると約6.0倍で、赤字による自己資本の減少がPBRを押し上げています(BPSの基準期が変わると倍率が大きく動く点にご注意ください)。株価は公募価格690円・初値700円に対し2026年8月18日終値335円と半値以下で、52週高値は930円(2025年9月22日)、52週安値は266円(2026年6月15日)。信用取引は買い残337,600株・売り残0株(2026年8月7日時点)で、売り残がないため信用倍率は算出されず「買建のみ」の状態です。無配のため配当利回りは0.00%、株主優待もありません。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2024/12期-5.3億円200万円-
2025/12期-3.2億円-100万円-

税引前損益は有価証券報告書の損益計算書の「税引前当期純損失」実額(2024/12期 △530,083千円、2025/12期 △316,934千円)、税額は同計算書の「法人税等合計」実額(2024/12期 2,295千円、2025/12期 △1,343千円)です。経常損失(2024/12期 △531,683千円、2025/12期 △317,303千円)とは新株予約権戻入益などの特別利益の分だけ差があります。2025/12期の法人税等合計がマイナスなのは、法人税・住民税及び事業税2,375千円に対し、繰延税金資産の計上に伴う法人税等調整額△3,718千円(利益)が上回ったためで、会社は2026年2月13日に「今後の業績見通しを踏まえ、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果」として同資産を計上した旨を開示しています。継続赤字のため実効税率は算定できず「-」としています。2026/12期予想は経常利益4百万円に対し当期純利益2百万円で、税引前利益をほぼ経常利益と見なすと実効税率は約50%の計算になりますが、いずれも百万円単位に丸めた小さな金額であり参考値です。営業利益31百万円と経常利益4百万円の差(約27百万円)は主に借入金の支払利息(中間期実績で13,782千円)で、税負担によるものではありません。なお会社は税務上の繰越欠損金を有しており、有価証券報告書では「当該欠損金に相当する利益を計上するまでに税務上許容される期限が経過し、欠損金が消滅した場合には、期待した税負担の軽減が受けられず、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。」とリスクを挙げています。

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GVA TECH まとめ

業績
低迷
赤字(創業以来営業赤字。中間期は増収9.7%で赤字幅は24百万円縮小したが、黒字化は3Q以降の計画)
配当
なし
配当なし(創業以来無配。利益剰余金が△1,690百万円の累積赤字で、実施時期は未定と会社が明記)
安全性
注意
自己資本比率 9.2%(2Q 2026/12期末時点)(中間期末の自己資本比率9.2%・現預金206百万円に対し有利子負債700百万円(継続企業の前提に関する注記は該当なし))
稼ぐ力
低い
ROE -76.5%(2025/12期実績)(赤字継続でROE・ROAはマイナス。通期予想は営業利益率1.5%の薄い黒字転換を見込む)
話題性
普通
ポジ 45%

2024年12月上場のリーガルテックSaaS。中間期は増収も営業赤字が継続、通期は+41.3%増収と黒字化を計画。中間期末の自己資本比率は9.2%

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