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GVA TECH298A

GVA TECH株式会社

グロースUpdated 2026/06/18
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 15.6%
稼ぐ力
低い
ROE -76.5%
話題性
普通
ポジ 40%

この会社ってなに?

契約書のAIレビューや法人登記をオンラインで完結できるリーガルテック(法務DX)のSaaS企業です。主力は法務OS「OLGA」と累計3万社超が使う「GVA法人登記」。2024年12月に東証グロース上場した新興企業で、2025/12期は売上+27.3%と成長する一方、先行投資で営業赤字が続いています2026/12期は売上+41.3%・営業黒字化を計画。投資を借入で賄い財務レバレッジが高く、無配です。

GVA TECH株式会社は、弁護士の山本俊氏が2017年1月に設立し、2024年12月26日に東証グロース市場へ上場(公募価格690円・主幹事みずほ証券)したリーガルテック企業です。法務OS「OLGA(オルガ)」と累計利用社数3万社超の「GVA法人登記」、「GVA商標登録」などを展開。2025/12期は売上1,483百万円(+27.3%)と伸びる一方、ARR最大化に向けた広告宣伝費・開発投資が先行し営業損失302百万円・当期純損失315百万円と赤字が続いています。2026/12期は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円と「売上40%超成長」と「営業黒字化」の両立を計画。ただし投資資金の多くを借入で賄い、有利子負債が純資産を上回り自己資本比率は17.5%へ低下した高レバレッジ構造で、配当は無配です。黒字化と財務改善が今後の焦点です。

情報・通信業グロース市場

注目ポイント

弁護士起業家が率いる創業者経営のリーガルテック

2017年1月にGVA TECHを設立した弁護士・山本俊氏が、代表取締役社長として経営を主導する創業者経営です。スタートアップ支援で培った法務知見をテクノロジーと結びつけ、法務OS「OLGA」やAI契約レビュー、オンライン登記を通じて、属人化しやすい法務・契約業務のDX・AXを推進する専門特化型のリーガルテック企業です。

OLGA×GVA法人登記の二本柱、登記は累計3万社超

主力は法務業務を一気通貫でシステム化する法務OS「OLGA」(AI法務アシスタント・法務データ基盤・AI契約レビュー・契約管理の4モジュール)と、累計利用社数が2025年12月に3万社を突破した「GVA法人登記」。OLGAは複数モジュール導入で顧客単価向上を図り、登記事業は中小・スタートアップの裾野を押さえる二本柱です。

2026/12期は売上+41.3%成長と営業黒字化の両立に挑戦

2026/12期期初予想は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円と、「売上40%超成長」と「営業黒字化」の両立を目標に掲げます。ARR最大化に向けた広告宣伝費の効率化と下期偏重の利益積み上げが黒字化の鍵。投資を借入で賄う高レバレッジ構造(自己資本比率17.5%)からの財務改善も今後の注目点です。

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都港区虎ノ門3-4-7 虎ノ門36森ビル8階
公式
gvatech.co.jp

サービスの実績は?

20.96億円
売上高(2026/12期予)
2026/12期期初予想(+41.3% YoY)
+41.3% YoY
0.31億円
営業損益(2026/12期予)
前期△3.02億から黒字化計画(営業利益31百万円)
黒字化計画
30,000社超
GVA法人登記 累計利用社数
2025年12月に累計3万社突破(会社公表)
成長中
17.5%
自己資本比率(2025/12期末)
2024/12期末43.7%から低下(投資を借入で賄う構造)
-26.2pt
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

LegalTech SaaS事業(法務OS「OLGA」等)
830百万円55.4%)
登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録)
667百万円44.6%)
LegalTech SaaS事業(法務OS「OLGA」等)830百万円
利益: サービス別損益は非開示(単一セグメント・全社営業損失302百万円)利益率: 売上 前期比+12.0%

法務業務を一気通貫でシステム化する法務OS「OLGA(オルガ)」を中核とするLegalTech SaaS事業で、2025/12期のサービス売上は830百万円(前期比+12.0%、会社「決算説明資料」開示)。OLGAは「AI法務アシスタント」「法務データ基盤」「AI契約レビュー」「契約管理」の4モジュールで構成され、大手〜中堅企業をターゲットに複数モジュール導入による顧客単価向上を図ります。ARR(年間経常収益)最大化に向けた広告宣伝費の戦略投資が先行し、全社では営業損失が継続しています。なお会計上はリーガルテック事業の単一セグメントのため、サービス別の損益(利益率)は非開示です。

登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録)667百万円
利益: サービス別損益は非開示(単一セグメント・全社営業損失302百万円)利益率: 売上 前期比+17.7%

法務機能のない中小・スタートアップ企業の登記・商標手続きをオンラインで支援する登記事業で、2025/12期のサービス売上は667百万円(前期比+17.7%、会社「決算説明資料」開示)。「GVA法人登記」は累計利用社数が2025年12月に30,442社(3万社)を突破し、本店移転や役員変更の書類を最短数分で作成できる利便性が支持されています。「GVA商標登録」は一律料金と検索〜出願のオンライン完結が特徴。生成AI検索による流入減を見据えた集客チャネル多角化と隣接領域への拡張が成長戦略です。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-76.5%
株主資本の利回り
ROA
-22.9%
総資産の活用度
Op. Margin
-20.4%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2024/12期▲123.4%▲45.8%▲44.9%
2025/12期▲76.5%▲22.9%▲20.4%
2026/12期(予想)0.9%0.2%1.5%
1Q FY2026/12▲27.3%(累計)▲4.5%(累計)▲14.0%

GVA TECHの収益性指標は2026/2/13開示の2025/12期決算短信原典を採用ROEは短信表記の「自己資本当期純利益率」、ROAは「総資産経常利益率」を用いています。2024/12期 ROE△123.4%・ROA△45.8%・営業利益率△44.9%、2025/12期 ROE△76.5%・ROA△22.9%・営業利益率△20.4%と、継続赤字のため各指標はマイナスですが、損失幅の縮小に伴いマイナス幅は1年で大きく改善しています。2026/12期予は営業利益率約1.5%(=31/2,096)への黒字転換を計画しますが、利益水準が小さいためROE・ROAはいずれも1%未満の薄い黒字にとどまる見込みです。これは先行投資型のリーガルテックSaaSが黒字化初年度に通る典型的なフェーズで、本格的な収益性改善はARR積み上げと広告宣伝費の効率化が進む以降が焦点となります。2026/12期予のROE・ROAは予想純利益2百万円・自己資本/総資産から試算した参考値です。

儲かってるの?

赤字です
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2024/12期11.7億円▲5.2億円▲5.3億円-144.61円
2025/12期14.8億円▲3.0億円▲3.1億円-68.19円+27.3%

GVA TECHは日本基準・12月決算のため、本テーブルの「opProfit」列は短信表記の営業利益(2024/12期・2025/12期は営業損失)を採用しています。2025/12期本決算(2026/2/13開示)は売上1,483百万円(+27.3%)・営業損失302百万円・経常損失317百万円・当期純損失315百万円・EPS△68.19円と、上場後初の通期決算で増収ながら赤字が継続。ただし営業損失は前期(△523百万円)から縮小しました。2026/12期期予想は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円・経常利益4百万円・当期純利益2百万円・EPS0.49円と、「売上高40%超の成長」と「営業黒字化」の両立を目標に掲げています。赤字の背景は、ARR(年間経常収益)最大化に向けた広告宣伝費への戦略的投資と、開発・営業体制強化の先行コストです。配当は2024/12期〜2026/12期予の全期にわたり0円(無配維持)を継続し、株主還元は事業成長への再投資を優先する典型的なグロース企業の還元体系です。2024/12期・2025/12期・2026/12期予の数値はいずれも2026年2月13日開示の決算短信原典に基づき採用しています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-76.5%
業界平均
16.3%
営業利益率下回る
この会社
-20.4%
業界平均
14.5%
自己資本比率下回る
この会社
17.5%
業界平均
49.2%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

今期の業績予想と進捗

1Q 2026/12期予想据置

単純進捗ベース
やや下振れ3指標中3つ
前年同期進捗比較
-5.1pt予想額 加重平均
期間経過 25%
売上高
累計実績
4.0億円
通期予想 21.0億円
19.1%
前年同期
5.1pt
営業利益
累計実績
-5,600万円
通期予想 3,100万円
-180.6%
前年同期
最終利益
累計実績
-6,300万円
通期予想 200万円
-3150.0%
前年同期

会社の公式開示情報

役員報酬

7,020万円
5名の合計
⚠️ 有報「役員の状況」の特定区分(5名分)の合計値。全取締役9名の総報酬額は有報の役員報酬欄を参照

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
LegalTech SaaS事業(法務OS「OLGA」等)830百万円サービス別損益は非開示(単一セグメント・全社営業損失302百万円)売上 前期比+12.0%
登記事業(GVA法人登記・GVA商標登録)667百万円サービス別損益は非開示(単一セグメント・全社営業損失302百万円)売上 前期比+17.7%

GVA TECHの会計上のセグメント区分はリーガルテック事業の単一セグメント(決算短信「セグメント情報等」注記でも「当社はリーガルテック事業の単一セグメントであるため、セグメント情報の記載を省略しております」と明記)。ただし会社は「決算説明資料」(2026/2/13)でサービス別の売上を開示しており、2025/12期は①法務OS「OLGA」等のLegalTech SaaS事業=830百万円(前期比+12.0%)、②「GVA法人登記」「GVA商標登録」の登記事業=667百万円(前期比+17.7%、累計利用30,442社)の二本柱です(合算は四捨五入の関係で全社売上1,483百万円と一致しない場合があります)。サービス別の損益は非開示のため利益・マージン欄は全社値または非開示としています。2025/12期は売上+27.3%と増収もARR最大化に向けた広告宣伝費・開発の先行投資で営業損失302百万円が継続。リスク要因は継続赤字・黒字化の不確実性、高レバレッジ・資金繰り、市場成長鈍化、競合激化、AI検索/SEO変動、創業者・人材依存と上場直後のガバナンス整備が主要論点です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
2025/12期は売上+27.3%と増収だが営業損失302百万円・純損失315百万円と赤字が継続。2026/12期は売上+41.3%・営業黒字化(営業利益31百万円)を計画するが、1Qは営業損失56百万円と季節性を踏まえても黒字化はチャレンジング。先行投資型グロースとして売上成長は評価できる一方、黒字化の実現性は今後3四半期の進捗で見極める必要があります。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2024年12月上場のリーガルテックSaaSとして、ARR最大化に向けた広告宣伝費・開発の先行投資を続ける成長フェーズ。売上成長率は高いものの営業赤字が継続し、投資資金を借入で賄うため自己資本比率は17.5%まで低下(有利子負債が純資産を上回る高レバレッジ構造)。2026/12期の営業黒字化計画は会社の重要マイルストーンで、1Q時点では赤字が継続しているため、広告宣伝費の効率化と下期偏重の利益計画の実現性が最大の論点。上場期間が短く業績予想のトラックレコードも限定的なため、四半期進捗の継続注視が必要です。
FY2026/12 通期業績予想(期初)
2026/12期(2026/1〜2026/12)・2026/2/13発表
売上高(通期予想): 目標 2,096百万円(+41.3% YoY) やや遅れ (1Q累計400百万円(進捗19.1%))
19%
営業利益(通期予想): 目標 31百万円(黒字化/前期は営業損失302百万円) 進行中 (1Q累計 営業損失56百万円(前年同期△90百万円から縮小))
経常利益(通期予想): 目標 4百万円(前期は経常損失317百万円) 進行中 (1Q累計 経常損失61百万円)
当期純利益(通期予想): 目標 2百万円(前期は当期純損失315百万円) 進行中 (1Q累計 純損失62百万円)
EPS(通期予想): 目標 0.49円(黒字化計画) 進行中
1株当たり配当(通期予想): 目標 0.00円(無配維持、成長投資優先) 進行中
事業戦略テーマ(上場時・本決算IRベース)
2026/12期以降
法務OS「OLGA(オルガ)」: 目標 AI法務アシスタント・法務データ基盤・AI契約レビュー・契約管理の4モジュール展開による複数モジュール導入(顧客単価向上)と大手〜中堅企業への導入拡大 進行中
登記事業「GVA法人登記」: 目標 累計利用社数3万社超のベースを生かし、AI検索による流入減を見据えた集客チャネル多角化と登記以外の法的手続き領域への拡張 進行中
ARR(年間経常収益)の最大化: 目標 生成AIを前提としたプロダクト開発・広告宣伝費の戦略投資によるARR拡大と、クロスセルによるLTV最大化 進行中
営業黒字化・財務健全性: 目標 「売上40%超成長」と「営業黒字化」の両立、および借入依存度の高い財務構造の改善(自己資本比率17.5%水準からの回復) 進行中

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期2,096百万円(2026/2/13期初・+41.3%)1Q累計400百万円(進捗19.1%)
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期31百万円(2026/2/13期初・黒字化)1Q累計 営業損失56百万円
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期4百万円(2026/2/13期初)1Q累計 経常損失61百万円
当期純利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期2百万円(2026/2/13期初)1Q累計 純損失62百万円
EPS
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期0.49円(期初・黒字化計画)
年間配当
年度当初予想修正予想実績乖離
2026/12期0.00円(無配)±0.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

GVA TECHの2026/12期 通期業績予想は、2026年2月13日に2025/12期本決算と同時に公表された期初予想(売上2,096・営業利益31・経常利益4・当期純利益2・EPS0.49円)がベースで、Q1短信(2026/5/15)でも「通期予想は2/13公表から変更なし」と明記されています。会社は次期目標として「売上高40%超の成長」と「営業利益の黒字化」の両立を掲げています。1Q(2026/3末)の実績は売上400百万円(進捗19.1%)・営業損失56百万円・経常損失61百万円・四半期純損失62百万円と、前年同期(営業損失90百万円)からは赤字幅が縮小したものの、黒字化を掲げる通期計画に対しては1Q段階で赤字が継続。黒字化は広告宣伝費の効率化と下期偏重の利益積み上げに依存するため、実現性は今後の四半期進捗で見極める必要があります。2025/12期は売上+27.3%(広告宣伝費の戦略投資でARR拡大)も営業損失302百万円。配当は無配維持、株主還元は事業成長への再投資を優先しています。

最新ニュース

中立
GVA TECH、2026/12期 1Q決算で売上4.00億円(+11.9%)、営業損失は前年から縮小も黒字化計画への進捗は要注視
5/15 · 株探
中立
GVA TECH、2025/12期は売上14.83億(+27.3%)・営業損失3.02億で赤字縮小、上場後初の通期決算
2/13 · ログミーFinance
ポジティブ
GVA TECH、2026/12期は売上+41.3%・営業黒字化計画、「売上40%成長と営業黒字化の両立」を目標に掲げる
2/13 · みんかぶ
ポジティブ
GVA TECH(298A)、東証グロース市場へ新規上場——法務OS「OLGA」軸のリーガルテックSaaS
2024/12 · 日経電子版
ポジティブ
GVA TECH、「GVA法人登記」累計利用社数が3万社を突破——中小・スタートアップ中心に利用拡大
2025/12 · PR TIMES

どんな話題が多い?

FY2025/12本決算・FY2026/12予想30%
リーガルテック・AIサービス28%
上場・IPO関連20%
1Q決算・進捗14%
その他8%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「中立
報道件数(30日)
26
前月比 +48%
メディア数
14
株探, Yahoo!ファイナンス, ログミーFinance, みんかぶ, IRBank, 日経電子版, PR TIMES, IPOキソ
業界内ランキング
中位
情報・通信業(グロース新興)中
報道のトーン
40%
好意的
44%
中立
16%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

2017
弁護士・山本俊がGVA TECHを設立

2017年1月、弁護士の山本俊氏がGVA TECH株式会社を設立。スタートアップ支援で培った法務知見をテクノロジーと結びつけ、「法とすべての活動の垣根をなくす」をパーパスに、AI契約レビューや登記支援などのリーガルテックSaaS事業を開始しました。

2019-
「GVA法人登記」など主力サービスを拡大

「GVA法人登記」をはじめとするオンライン登記・商標サービスを展開し、中小・スタートアップ企業を中心に利用が拡大。法務OSへと発展する「OLGA」の原型となるAI契約レビュー・契約管理の領域でも導入を広げ、リーガルテックの事業基盤を構築していきました。

2024
東証グロース市場へ新規上場

2024年12月26日、東証グロース市場へ新規上場(公募価格690円・初値700円・主幹事みずほ証券)。設立から約8年でのIPOで、調達資金を運転資金・広告宣伝費に充当し、ARR最大化に向けた成長投資を加速する体制を整えました。

2025
2025/12期は売上+27.3%、赤字縮小も先行投資継続

2025/12期は売上1,483百万円(+27.3%)と増収。営業損失は前期△523百万円から△302百万円へ縮小。一方、ARR最大化に向けた広告・開発投資を借入で賄い、自己資本比率は17.5%へ低下しました。

2026-
2026/12期は売上+41.3%・営業黒字化を計画

2026/12期期初予想は売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円と、「売上40%超成長」と「営業黒字化」の両立を目標に設定。法務OS「OLGA」のクロスセルと登記事業の集客多角化で、成長と収益化の両立フェーズへ移行します。

出来事の年表

2026年5月FY2026/12 1Q決算開示・営業赤字継続も前年から縮小

2026年5月15日、2026/12期 1Q(2026/1〜3)決算短信を開示。1Q売上400百万円(+11.9%)・営業損失56百万円・経常損失61百万円・四半期純損失62百万円と、前年同期(営業損失90百万円)から赤字幅は縮小したものの、黒字化を掲げる通期計画に対しては第1四半期段階で赤字が継続。1Q末は総資産1,285百万円・純資産232百万円・自己資本比率15.6%、有利子負債は679百万円。通期予想(売上2,096百万円・営業利益31百万円)は2026年2月13日公表値から変更なし。継続企業の前提に関する注記は該当なし。配当は無配を維持。

2026年2月FY2025/12本決算・FY2026/12期初予想(売上+41.3%・営業黒字化)

2026年2月13日、上場後初の通期決算となる2025/12期本決算短信を開示。売上1,483百万円(+27.3%)・営業損失302百万円・経常損失317百万円・当期純損失315百万円・EPS△68.19円・BPS55.60円・自己資本比率17.5%。ARR最大化を目的とした広告宣伝費への戦略的投資と開発・営業体制の強化により赤字は継続したものの、損失幅は前期(営業損失523百万円)から縮小。同時に2026/12期期初予想 売上2,096百万円(+41.3%)・営業利益31百万円・経常利益4百万円・当期純利益2百万円・EPS0.49円を公表し、「売上高の40%超の成長」と「営業利益の黒字化」の両立を次期目標に掲げました。

2024年12月東京証券取引所グロース市場へ新規上場(初上場)

2024年12月26日、GVA TECH株式会社が東京証券取引所グロース市場へ新規上場(初上場)。証券コード298A。IPO公募価格690円・初値700円・主幹事はみずほ証券。2017年1月の設立から約8年を経てのIPOで、調達資金は運転資金および広告宣伝費に充当する方針。法務OS「OLGA」を中核に、登記事業の「GVA法人登記」を組み合わせたリーガルテックSaaS事業者として、新たなステージへ移行しました。なお決算期は12月(事業年度1月〜12月)です。

2024年12月期FY2024/12は売上+60%も営業損失523百万円の先行投資フェーズ

2024/12期実績(決算短信原典)は売上1,165百万円(前期比+60.0%)・営業損失523百万円・経常損失531百万円・当期純損失532百万円・EPS△144.61円・BPS122.99円・自己資本比率43.7%。売上は大きく伸びた一方、リーガルテックSaaSの拡大に向けた広告宣伝費・プロダクト開発への積極投資が先行し、営業損失が拡大しました。この高成長と先行投資のフェーズが、2024年12月の東証グロース上場の基礎データとなっています。

社長プロフィール

山本 俊
代表取締役社長
弁護士起業家
私は弁護士として2017年1月にGVA TECHを設立し、法務OS「OLGA」や「GVA法人登記」で法務DXに取り組んできました。2024年12月の東証グロース上場を経て、生成AIを前提とした開発と広告投資でARR最大化を進め、2026/12期は売上+41.3%と営業黒字化の両立を目指します。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率17.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
7.3億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2.9億円
会社の純資産

GVA TECHのバランスシートは、リーガルテックSaaSの先行投資を借入で賄う高レバレッジ構造が特徴です。有利子負債は2024/12期末約335百万円(短期借入83百万円+1年内返済長期借入60百万円+長期借入192百万円)から2025/12期末約730百万円(1年内返済長期借入188百万円+長期借入542百万円)へ増加。これは2025/12期に長期借入600百万円を新規調達し、無形固定資産(プロダクト開発投資)の取得429百万円等に充当したためです(短信BS原典より算定。利息は支払利息として計上)。一方、継続赤字で繰越利益剰余金は△1,552百万円(2025/12期末)まで累積し、純資産は2024/12期末605百万円→2025/12期末294百万円(△311百万円)へ減少、自己資本比率は43.7%→17.5%へ低下有利子負債が純資産を上回る状態で、財務健全性の改善(黒字化による自己資本回復、借入依存度の低減)が重要な課題です。なお1Q(2026/3末)は総資産1,285百万円・純資産232百万円・自己資本比率15.6%・有利子負債679百万円とほぼ横ばい。継続企業の前提に関する注記は2025/12期・1Qともに「該当事項なし」です。数値は2026年2月13日開示の決算短信BS原典に基づきます。

お金の流れは?

本業で稼げていません
Operating CF
-1,600万円
本業で稼いだお金
Investing CF
-4.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
+4.0億円
借入・返済など
Free CF
-4.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2024/12期▲3.0億円▲3.8億円6.8億円▲6.8億円
2025/12期▲1,600万円▲4.3億円4.0億円▲4.5億円

GVA TECHのキャッシュフローは、本業の営業CFが小幅マイナス〜均衡圏、投資CFが無形固定資産(プロダクト開発)取得で大きくマイナス、その不足を財務CF(IPO公募増資・借入)で補う典型的な先行投資型グロースの構造です。2025/12期は営業CF △16百万円(前期△296百万円から大幅改善)・投資CF △435百万円(無形固定資産取得429百万円が主因)・財務CF +399百万円(長期借入600百万円の調達等)FCF(営業CF+投資CF)は2024/12期 △677百万円・2025/12期 △451百万円と継続マイナスで、本業のキャッシュ創出が投資を賄えず、外部調達(増資・借入)に依存している状態です。営業CFのマイナス幅は減価償却費218百万円(プロダクト投資の費用化)や契約負債(前受)の増加により縮小傾向にあり、黒字化と投資の一巡が進めばFCF改善が見込まれます。2025/12期末の現金及び現金同等物は489百万円。数値は2026年2月13日開示の決算短信CF原典に基づきます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
設備投資額
4.4億円
臨時従業員数
3

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主32.3%
浮動株67.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.1%
事業法人等12.9%
外国法人等7.5%
個人その他70.8%
証券会社8.8%

経営者・創業家が19.3%を保有するオーナー経営企業です。 外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 主な安定株主は山本氏・SBI証券・シグマクシス・ホールディングス。

山本 俊(894,843株)19.33%
DBJキャピタル投資事業有限責任組合(573,987株)12.4%
SALESFORCE VENTURES LLC. (常任代理人 みずほ証券株式会社)(257,400株)5.56%
株式会社SBI証券(203,716株)4.4%
MS・HAYATE1号投資事業有限責任組合(202,842株)4.38%
株式会社シグマクシス・ホールディングス(193,610株)4.18%
INNOVATION HAYATE V Capital 投資事業有限責任組合(145,124株)3.14%
楽天証券株式会社共有口(105,800株)2.29%
飯田明人(100,000株)2.16%
松林哲生(81,500株)1.76%

GVA TECH株式会社(298A)の株主構成は、2017年1月の創業者・山本俊氏(弁護士)を中心とする創業者支配構造が基本です。2024年12月の東証グロース上場時点で、山本俊氏個人が筆頭株主として19.33%を保有し、上場前から出資するDBJキャピタル投資事業有限責任組合(12.4%)、SALESFORCE VENTURES(5.56%)、シグマクシス・ホールディングス(4.18%)等のVC・事業会社が続きます。セールスフォースやシグマクシスは、リーガルテック・法務DX領域での事業シナジーを企図した戦略投資家としての性格が強く、一般的な純投資のVCとは性質が異なる点に留意が必要です。2024年12月26日のIPOで公募増資を実施しましたが、その後もARR最大化に向けた広告宣伝費・開発投資が先行し、2025/12期は当期純損失315百万円を計上、自己資本比率は43.7%→17.5%へ低下。投資資金の多くを借入で賄う高レバレッジ構造で、配当は無配(成長投資優先)を継続しています。安定株主比率は創業者個人持分を中核に戦略投資家分を加味すると3割超の解釈も可能ですが、上場直後で浮動株比率が高く、ロックアップ解除後の需給にも留意が必要です。個別保有者の最新数値はenrich-edinetジョブが有報から自動補完します。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1継続的な営業赤字・黒字化の不確実性リスク。2024/12期営業損失523百万円・2025/12期営業損失302百万円と赤字が継続。2026/12期は営業黒字化を計画するが、広告宣伝費の効率化と下期偏重の利益計画に依存し、計画未達なら赤字継続の可能性があります。
2高レバレッジ・資金繰りリスク。投資資金の多くを借入で賄っており、2025/12期末で有利子負債約730百万円が純資産294百万円を上回り、自己資本比率は17.5%まで低下。継続赤字下では追加調達・借換が必要となる場合があり、金利上昇や調達環境の悪化は財務に影響します(継続企業の前提に関する注記は該当なし)。
3クラウド・リーガルテック市場の成長鈍化リスク。景気動向による企業のIT・DX投資抑制、新たな法規制、技術革新の停滞等で市場成長が鈍化すれば、財政状態・経営成績に影響する可能性があります。
4競合激化リスク。リーガルテック市場は規模を問わず競合の新規参入が予測され、AI契約レビュー・契約管理・登記領域で大手・スタートアップとの競争が激化。差別化と価格圧力が継続課題です。
5AI検索・SEO・検索アルゴリズム変動リスク。登記事業はWeb検索流入に依存する部分が大きく、生成AI検索の普及や検索アルゴリズム変動で集客が減少する可能性。会社も集客チャネルの多角化を課題としています。
6特定人材・創業者依存および新規上場直後のガバナンスリスク。弁護士である創業者・山本俊氏への依存度が高く、専門人材(エンジニア・法務人材)の確保・定着が事業継続の鍵。2024年12月上場直後で、上場企業としての内部統制・コンプライアンス体制の構築・運用も継続課題です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
697万円
従業員数
69
平均年齢
37歳
平均年収従業員数前年比
当期697万円69-

GVA TECHの平均年収は約697万円(有価証券報告書ベース)、従業員数69名・平均年齢37歳と、2017年1月設立・2024年12月上場の若いリーガルテックSaaS企業らしい構成です。非連結(連結子会社なし)での開示で、従業員数も単体ベース。法務OS「OLGA」やAI契約レビュー、登記サービスを支えるエンジニア・プロダクト開発人材、弁護士・法務知見を持つ専門人材、マーケター・営業の確保が事業拡大の鍵で、ARR最大化に向けた人材投資の強化が継続課題です。設立から日が浅く、平均勤続年数の安定的な開示は限定的なため、本テーブルでは表示を割愛しています。詳細は最新の有価証券報告書「従業員の状況」を参照してください。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2024年12月26日上場の新規上場銘柄のため、5年TSRは原理的に算出不可。上場後の実績データが揃い次第表示します2022期〜2024期の0.0%表記は上場前または上場直後の期間で投資不可能・TSR算出不能のため便宜上0としている参考値であり、実質的なリターンを意味しません(上場は2024年12月末)。公募価格690円・初値700円に対し、上場後の株価は新興グロース市場特有の値動きで変動しています。TOPIX(213.4% / +113.4%)は過去5年累計の参照値で、本銘柄は上場期間が短いため過去5年完全データはなく、本TSRはあくまで参考値です。配当は無配のためTSRはほぼ株価リターンのみで構成され、黒字化の進捗と業績次第のキャピタルゲイン志向が前提となる新興市場のグロース銘柄特性です。今後の四半期進捗と2026/12期通期の着地次第で、TOPIX対比のキャッチアップが評価ポイントとなります。

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 無配を継続。株主還元は事業成長への再投資(広告宣伝費によるARR拡大・プロダクト開発・営業体制強化)を優先。累進配当・固定配当・配当性向目標はいずれも該当せず、上場直後・累積赤字下のグロース企業として高成長と営業黒字化フェーズを優先する還元体系です。
1株配当配当性向
2024/12期0
2025/12期0
2026/12期(予想)0
株主優待
なし

株主優待制度は現時点で未設定。2024年12月の東証グロース上場直後の成長フェーズで、株主還元は事業成長への再投資(広告宣伝費によるARR拡大・プロダクト開発・営業体制強化)を優先する方針です。配当も無配を維持しており、グロース企業として高成長・黒字化フェーズを優先する典型的な還元体系となっています。

GVA TECHの配当方針は無配の継続です。決算短信でも2024/12期〜2026/12期予の全期にわたり年間配当0.00円と明示されており、配当性向・配当率もいずれも「—」表記です。株主優待制度も現時点で未設定で、株主還元は事業成長への再投資を優先する方針です。無配の背景には、2024年12月の東証グロース上場直後のグロース企業として、ARR(年間経常収益)最大化に向けた広告宣伝費への戦略的投資・生成AIを前提としたプロダクト開発・開発/営業体制の強化を最優先する経営方針があります。累進配当・固定配当・配当性向目標はいずれも該当せず、「無配+事業成長への再投資」が現行の還元体系。加えて、2025/12期末で繰越利益剰余金が△1,552百万円の累積赤字状態にあり、会社法上も配当原資(分配可能額)の制約があるため、配当開始は今後の黒字定着と累積赤字の解消の進捗を見ながらの判断となる見込みです。

もし5年前に投資していたら?

+
2022期初めに100万円を投資した場合
100万円が 100.0万円 になりました (0.0万円)
+0.0%
年度末時点評価額損益TSR
2022期N/A(上場前)
2023期N/A(上場前)
2024期N/A(上場前)
2025期N/A(上場前)
2026期N/A(上場前)

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2024/12期-5.3億円0円-
2025/12期-3.2億円0円-

GVA TECHは継続赤字のため、2024/12期・2025/12期の税引前損益はいずれもマイナスで、法人税等の負担はほぼ発生していません(税引前当期純損失2024/12期 △531百万円・2025/12期 △317百万円)。2026/12期予想は営業利益31百万円に対し経常利益4百万円・当期純利益2百万円で、営業利益と経常利益の差(約27百万円)は主に借入金の支払利息(営業外費用)です。これは有利子負債が純資産を上回る高レバレッジ構造を反映したもので、税負担によるものではありません。税引前利益(≒経常利益)約4百万円に対する当期純利益2百万円から、実効税率は約50%と試算されます。累積赤字(繰越利益剰余金△1,552百万円・2025/12期末)に伴う繰越欠損金があるため本来の税負担は軽いはずですが、黒字化初年度で利益水準が小さい段階です。本格的な税負担の発生は安定的な黒字定着以降となる見込みです。数値は2026年2月13日開示の決算短信・決算説明資料に基づきます。

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GVA TECH まとめ

業績
低迷
赤字
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 15.6%
稼ぐ力
低い
ROE -76.5%
話題性
普通
ポジ 40%

2024年12月東証グロース上場のリーガルテックSaaS。増収も2025/12期は営業赤字、2026/12期に黒字化計画。借入依存の高レバレッジ型

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最終更新: 2026/06/19 / データ提供: OSHIKABU