UUUM
UUUM CO., LTD.
最終更新日: 2026年4月30日
「好きなことで、生きていく」を支える日本最大級のクリエイターエージェンシー
想いの熱量でセカイを切り拓く
この会社ってなに?
あなたがYouTubeでHIKAKINやはじめしゃちょー、東海オンエアなどの動画を楽しんでいるとき、その裏でクリエイターの活動を支えている会社がUUUMです。動画制作のサポートから企業タイアップの仲介、グッズ販売、イベント運営まで、クリエイターが「好きなことで生きていく」ための総合支援を行っています。約48,000チャンネルのネットワークを持ち、年間約3,500社の企業プロモーションを手がけるなど、YouTubeを中心としたインフルエンサーマーケティングの国内最大手です。最近はTikTokやInstagramにも対応を広げ、スマートニュースとの提携でAIを活用した動画コンテンツのテキスト化にも取り組んでいます。
UUUMは2013年にHIKAKINらトップYouTuberのマネジメント企業として創業し、2017年に東証マザーズ上場。しかしYouTubeショートの台頭で広告単価が下落し、FY2023/5に上場来初の営業赤字に転落しました。2023年9月のフリークアウト・ホールディングス(6094)によるTOB(1株532円)を経て連結子会社化。FY2024/9(16ヶ月変則決算)では売上高275.9億円・営業利益3.24億円と黒字回復を達成し、2025年2月17日に上場廃止。現在はフリークアウトグループの広告配信技術とUUUMのクリエイターネットワークを融合し、インフルエンサーマーケティングの新たな収益モデル構築を進めています。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 東京都港区赤坂9丁目7番1号 ミッドタウン・タワー 28階
- 公式
- www.uuum.co.jp
社長プロフィール
「想いの熱量でセカイを切り拓く」というパーパスのもと、クリエイターとファン・企業をつなぐプラットフォームとして進化を続けています。フリークアウトグループの広告テクノロジーとUUUMのクリエイターネットワークを掛け合わせ、インフルエンサーマーケティングの新しい形を創り上げていきます。
この会社のストーリー
HIKAKINとの出会いをきっかけに、YouTuberのマネジメント・サポートを行う会社として設立。「好きなことで、生きていく」を合言葉に、個人クリエイターの活動支援という新市場を開拓した。
YouTuber事務所として日本初の上場企業に。初値6,700円(公開価格2,050円の3.3倍)をつけ、時価総額は一時600億円を超える。HIKAKINやはじめしゃちょーなど人気クリエイターを多数抱え、急成長を象徴する存在に。
在宅時間の増加でYouTube視聴が拡大し、売上高244.9億円を記録。しかしこの頃からTikTokなどショート動画の台頭が始まり、YouTubeの広告単価が徐々に下落し始める。
創業者の鎌田和樹が代表取締役を退任し、創業2年目から経営に携わってきた梅景匡之が社長に就任。ショート動画化への対応とP2C事業の立て直しという難題に挑む。
FY2023/5に営業赤字▲1.95億円・純損失10.5億円と上場来初の赤字に転落。9月にフリークアウトHDがTOB(1株532円)を発表し、広告テクノロジーとクリエイター経済の融合を目指す新体制へ。
2025年2月に上場廃止。FY2024/9で営業利益3.24億円と黒字回復を果たし、フリークアウトの広告配信技術を活用した新たな収益モデルの構築を進める。TikTok対応やAI活用など次世代のインフルエンサーマーケティングに挑戦中。
注目ポイント
約48,000チャンネルが参加するMCN「UUUMネットワーク」を運営。HIKAKINをはじめとするトップクリエイターから新人まで、幅広い層をカバーする国内随一の規模。
親会社フリークアウトHDのDSP(広告配信プラットフォーム)技術とクリエイターネットワークを掛け合わせ、データドリブンなインフルエンサーマーケティングの実現を目指す。
FY2023/5の赤字転落から1年でFY2024/9に営業利益3.24億円を達成。P2C事業の見直しやコスト削減を迅速に実行し、収益構造の立て直しに成功。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
なし(上場廃止に伴い株主優待制度は終了)
創業以来一貫して無配を継続しています。成長フェーズにあることから内部留保を優先する方針で、上場廃止前の株主への利益還元はTOB価格(1株532円)での買取りという形で実施されました。現在はフリークアウトHDの完全子会社であり、配当政策は親会社の判断に委ねられています。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2022/5まで堅調に推移していた業績は、YouTubeショートの台頭による広告単価下落やP2C事業の在庫評価損でFY2023/5に営業赤字1.95億円・純損失10.5億円へ急転落。FY2024/9は決算期変更に伴う16ヶ月変則決算で、売上高275.9億円・営業利益3.24億円と黒字回復を達成しました。FY2025/9予想の売上高219億円(前期比-20.6%)は12ヶ月ベースへの正常化によるもので、年率換算では約7%の増収となります。営業利益5.4億円(+66.7%)と収益性の改善が進む見通しです。
事業ごとの売上・利益
企業タイアップ動画の企画・制作・配信。約3,500社との取引実績。利益率が最も高い主力事業。
YouTuberのマネジメント・動画制作支援・チャンネル運営。売上構成比最大だが利益率は低い。
クリエイターブランドの商品企画・販売。在庫リスクを抱えるが、ファン層への直接販売チャネルとして成長中。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 22.5% | 11.1% | 6.1% |
| FY2019/3 | 31.3% | 14.1% | 6.3% |
| FY2020/3 | 10.6% | 3.4% | 4.4% |
| FY2021/3 | 13.9% | 5.6% | 3.3% |
| FY2022/3 | 10.2% | 4.2% | 4.1% |
| FY2023/3 | -31.7% | -10.1% | -0.8% |
| FY2024/3 | 7.4% | 2.8% | 1.2% |
FY2022/5までROE 10%超・営業利益率3〜4%を維持していましたが、FY2023/5にYouTubeショート影響とP2C在庫評価損でROE -31.7%・営業赤字に転落。FY2024/9は16ヶ月変則決算ながらROE 7.4%・営業利益率1.2%と黒字回復を果たしました。FY2025/9は営業利益5.4億円(営業利益率2.5%)を見込んでおり、収益性の回復基調が続いています。
財務は安全?
全期間を通じて有利子負債ゼロの実質無借金経営を維持しています。FY2023/5に純損失10.5億円を計上し自己資本比率が31.6%まで低下しましたが、FY2024/9には利益回復により自己資本比率36.6%、BPS 180.6円まで改善。総資産約98億円に対して純資産36.6億円と健全な財務体質です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 4.0億円 | -2.1億円 | 4.5億円 | 1.9億円 |
| FY2019/3 | 10.0億円 | -11.1億円 | 7.0億円 | -1.1億円 |
| FY2020/3 | 5.2億円 | -14.5億円 | 31.5億円 | -9.3億円 |
| FY2021/3 | 2.3億円 | -7.8億円 | -7.6億円 | -5.5億円 |
| FY2022/3 | 13.5億円 | -5.3億円 | -1.1億円 | 8.1億円 |
| FY2023/3 | -6.4億円 | -1.2億円 | 12.8億円 | -7.6億円 |
| FY2024/3 | 8.9億円 | 11.6億円 | -3.9億円 | 20.5億円 |
FY2022/5はFCF 8.1億円と良好でしたが、FY2023/5に営業CF▲6.4億円と悪化。借入金(財務CF +12.8億円)で資金繰りをカバーしました。FY2024/9は営業CF 8.9億円に回復し、さらに投資CF +11.6億円(子会社株式売却や資産処分)が加わり、FCFは20.5億円の大幅プラスに転換。この資金を活用して有利子負債の返済(財務CF▲3.9億円)を進め、財務健全性を大幅に改善しました。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2018/3 | 7.0億円 | 3.0億円 | 42.2% |
| FY2019/3 | 12.5億円 | 3.6億円 | 28.7% |
| FY2020/3 | 9.3億円 | 5.7億円 | 61.6% |
| FY2021/3 | 8.6億円 | 3.1億円 | 35.8% |
| FY2022/3 | 10.0億円 | 5.5億円 | 55.3% |
| FY2023/3 | -1.5億円 | 0円 | - |
| FY2024/3 | 5.5億円 | 2.8億円 | 50.9% |
FY2022/5とFY2024/9の実効税率がそれぞれ55.3%・50.9%と法定実効税率(約30%)を大きく上回っていますが、これはのれん償却や減損損失など損金不算入項目の影響です。FY2023/5は赤字のため課税なし。FY2025/9予想では実効税率31.5%と正常化に向かう見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2022/5 | 545万円 | 410人 | +2.0% |
| FY2023/5 | 530万円 | 380人 | -2.8% |
| FY2024/5 | 515万円 | 345人 | -2.8% |
| FY2025/5 | 520万円 | 320人 | +1.0% |
業績悪化期にはコスト削減で平均年収が低下しましたが、FY2025で底打ちの兆し。大幅なリストラにより従業員数は約2割減少。黒字化達成後は待遇改善が期待されます。平均年齢は30歳前後と若い組織です。
誰がこの会社の株を持ってる?
2025年2月の上場廃止に伴い、フリークアウト・ホールディングス(6094)が全株式を取得。100%子会社として安定した経営基盤を持ちます。
2024年11月のTOB(1株532円)およびその後のスクイーズアウトにより、フリークアウト・ホールディングス(6094)が100%の株式を保有しています。創業者の鎌田和樹氏は2023年に全株式を売却済み。上場廃止前の株主名簿ではフリークアウトHDが52.26%を保有し、残りは証券会社・個人投資家が保有していましたが、完全子会社化により全て買い取られました。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| インフルエンサーマーケティング | 約80億円 | 約5億円 | 約6.3% |
| クリエイターサポート | 約140億円 | 約3億円 | 約2.1% |
| P2C・コマース | 約50億円 | 約1億円 | 約2.0% |
UUUMは単一セグメント(動画コンテンツ事業)として開示していますが、実質的にインフルエンサーマーケティング・クリエイターサポート・P2Cの3事業で構成されます。FY2024/9(16ヶ月)の売上高275.9億円のうち、インフルエンサーマーケティングが利益率6.3%で最も収益性が高い事業です。役員報酬は取締役6名で合計8,610万円。フリークアウトHD傘下となったことで、広告配信技術との融合によるマーケティング事業の高度化が期待されます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/5 | 245億円 | — | 236億円 | -3.7% |
| FY2024/9 | 276〜308億円 | 276億円 | 276億円 | -0.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2023/5 | 10億円 | — | -2億円 | -119.5% |
| FY2024/9 | 2〜10億円 | 2億円 | 3億円 | +62.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
FY2023/5に営業利益予想10億円に対し実績▲1.95億円と大幅未達に終わったことが信頼性を大きく損ないました。FY2024/9ではレンジ予想の下限近辺で着地し、営業利益は下方修正後の予想を上回る3.24億円を達成。上場廃止後は非公開企業となり、中期経営計画の公表義務はありませんが、FY2025/9の業績予想は決算短信で開示されています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
上場期間中のTSRはTOPIXを一貫して大幅に下回り、累積ベースでは深刻なアンダーパフォーマンスとなりました。FY2022にTSR -50%と半値に暴落し、その後も回復できないまま上場廃止に至っています。YouTuberマネジメントという新興ビジネスモデルの不安定さと、ショート動画化という構造変化への対応の遅れが株主リターンに大きく影響しました。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 90.0万円 | -10.0万円 | -10.0% |
| FY2022 | 50.0万円 | -50.0万円 | -50.0% |
| FY2023 | 83.0万円 | -17.0万円 | -17.0% |
| FY2024 | 71.0万円 | -29.0万円 | -29.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
上場廃止前最終取引日(2025年2月14日)時点の指標です。PER 28.5倍・PBR 2.93倍はセクター平均を上回っていましたが、これはTOB価格(532円)近辺に株価が収束していたためです。時価総額106億円は情報通信セクターでは小型の部類。上場廃止に伴い、現在は市場での株式売買はできません。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
フロサウナ専門チャンネル「フロサウナTV」へのコンテンツ提供を開始。新領域への展開を加速。
UUUM Marketingが「TikTok 2026年収益化戦略」ウェビナーを開催。ショート動画マーケティングへの本格対応を推進。
フリークアウトHDによる完全子会社化に伴い、東証グロース市場から上場廃止。1株532円でのTOBが成立。
FY2024/9(16ヶ月変則決算)の通期決算を発表。売上高275.9億円・営業利益3.24億円と黒字回復を達成。同時に完全子会社化を発表。
フリークアウト・ホールディングスがUUUMに対するTOB(1株532円)を発表。インフルエンサーマーケティング市場への進出を目的とした買収。
最新ニュース
UUUM まとめ
ひとめ診断
「YouTuber事務所の先駆者がフリークアウト傘下で再出発、広告テック×クリエイター経済の融合を目指す」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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