オカムラ食品工業
Okamura Foods Co., Ltd.
最終更新日: 2026年4月27日
青森発のサーモン養殖グローバル企業。日本品質のサーモンを世界6カ国で展開する2023年新興上場成長株
サーモン養殖・加工のグローバル企業として、日本品質を世界に展開し、サーモン市場のリーディングプレイヤーを目指す
この会社ってなに?
スーパーや回転寿司の刺身コーナーに並ぶサーモン。あなたが食べているサーモンは、青森発・世界6カ国展開のオカムラ食品工業が養殖・加工した商品かもしれません。日本人が大好きな鮭・サーモンを、養殖から加工・販売まで一気通貫で手がける垂直統合型の食品メーカーです。寿司・お弁当・スーパーの定番商材であり、外食産業の裏側を支える成長企業として注目されています。
FY2025/6期は売上高353億円(前期比+8.2%)、営業利益30億円、純利益20億円と過去最高益を更新。FY2026/6期は売上390億円(+10.4%)、営業利益38億円(+26.2%)、純利益26億円(+27.6%)と2桁成長を計画。中間期(2025/7-12)の売上188億円・営業利益20億円と通期計画の進捗は順調。サーモン養殖・国内加工・海外加工・海外卸売の4事業による垂直統合モデルで、世界6カ国に現地法人を展開。2023年9月の東証スタンダード新規上場以来、株価は初日482円→1,189円(+147%)と大きく上昇しています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 6月
- 本社
- 青森県青森市八重田1-6-11
- 公式
- www.okamurashokuhin.co.jp
社長プロフィール
1971年の創業以来、当社は青森を拠点にサーモン養殖・水産加工事業を展開してまいりました。日本品質のサーモンを世界に届けるという志のもと、現在は世界6カ国に現地法人を持つグローバル企業へと成長。2023年9月の東証スタンダード上場を機に、垂直統合型ビジネスモデルでグローバル成長を加速します。サーモン需要の拡大というメガトレンドに乗って、次の10年も挑戦を続けます。
この会社のストーリー
1971年8月、創業者・岡村家により青森県青森市で水産品加工事業を開始。地元青森の鮮魚・水産資源を活かした地域密着型の食品メーカーとしてスタート。
サーモン需要の拡大を見据えて養殖事業へ参入。日本品質の養殖ノウハウを構築し、加工・販売との垂直統合モデルを確立。
ノルウェー・タイ・ベトナム等の海外拠点を順次設立。サーモン養殖・加工・卸売のグローバル供給網を構築し、世界6カ国の現地法人体制を整備。
2023年9月27日、東証スタンダード市場へ新規上場。グローバル展開の加速と知名度向上、人材確保のための上場を機に次の成長フェーズへ。
FY2026/6期 中間期で売上188億円・営業利益20億円と通期計画に対して順調進捗。上場後3期連続の増収増益が現実味を帯び、新興成長株としてのポジションを確立。
注目ポイント
2023年9月上場の初値482円から現在1,189円まで<strong>+147%の大幅上昇</strong>。サーモン養殖グローバル企業としてのストーリーが市場の高評価を集めています。1年前購入でも+45%と良好なパフォーマンスで、新興成長株の代表例。
サーモン養殖・国内加工・海外加工・海外卸売の<strong>4事業による垂直統合モデル</strong>で、ノルウェー・タイ・ベトナム等の世界6カ国に現地法人を展開。日本品質のサーモンを世界に供給するグローバルネットワークが強み。
FY2024・FY2025とも売上・営業利益とも初期予想を上振れで達成。<strong>計画達成精度の高い経営</strong>で投資家信頼を獲得。FY2026/6期も中間期で売上進捗48%と通期計画達成への手応えを示しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2024/6 | 5.5円 | 13.5% |
| FY2025/6 | 7円 | 16.9% |
| FY2026/6(予想) | 8円 | 15.3% |
現在、株主優待制度はありません
オカムラ食品工業は2023年9月の上場直後の企業のため、配当政策はまだ初期段階。配当性向13〜17%と内部留保を厚く保ち、サーモン養殖事業のグローバル展開・設備投資へ再投資する方針。配当利回りは0.46〜0.67%と低水準ですが、これは成長重視の還元方針の現れ。今後の業績拡大とともに配当の段階的増配が期待されます。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2025/6期は売上高353億円(+8.2%)、営業利益30億円(+18.6%)、純利益20億円(+2.6%)と過去最高益を達成。FY2024/6期327億円→FY2025/6期353億円→FY2026/6期予想390億円と2桁成長路線を継続中。中間期(2025/7-12)の売上188億円、営業利益20億円と通期計画達成への手応えを示しています。2023年9月上場後の業績拡大が顕著に進んでいます。
事業ごとの売上・利益
青森・海外(ノルウェー等)でのサーモン養殖。日本品質の養殖ノウハウを世界に展開し、グループの川上事業として原料サーモンを供給
青森本社・国内加工拠点でのサーモン・水産品の加工・販売。スーパー・回転寿司・外食チェーン向けの卸売が中心
海外現地法人での水産品加工。タイ・ベトナム等の人件費の安いアジア拠点で加工し、日本市場へ輸出する垂直統合の中流工程
海外現地法人での卸売事業。中国・東南アジア等の現地市場向けに日本品質のサーモン・水産品を供給。世界6カ国の現地法人ネットワークが強み
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/6 | 13.9% | 5.0% | 7.8% |
| FY2025/6 | 12.6% | 4.9% | 8.5% |
ROE 12.6%(FY2025/6)と食品セクターの中央値(約7%)を上回る水準。営業利益率は8.5%と前期7.8%から改善し、規模拡大に伴うコスト効率化が進行中。サーモン養殖・加工・卸売の垂直統合モデルが利益率を支えています。FY2026/6期は通期営業利益率9.8%(営業利益率の段階的上昇)を計画。
財務は安全?
総資産は413億円(FY2025/6)と前期から約5%拡大。自己資本比率38.9%と食品セクターとして適度な水準で、有利子負債ゼロの実質無借金経営。BPSは326円に対し株価1,189円のためPBR3.65倍と純資産プレミアムが付いた評価。これはサーモン養殖グローバル企業としての成長性に対する市場評価です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/6 | 2.8億円 | -23.4億円 | 47.3億円 | -20.6億円 |
| FY2025/6 | 35.4億円 | -19.9億円 | -19.3億円 | 15.5億円 |
営業CFは35.4億円(FY2025/6)と前期2.8億円から急増。投資CFは-19.9億円で海外養殖拠点の設備投資が中心。FCFは+15.5億円とプラス転換しました。FY2024/6期は上場直後の運転資本拡大で営業CFが薄く、財務CF(IPO資金調達等)でFCFをカバーする構造でしたが、FY2025/6期から本格的な収益化フェーズに入っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2024/6 | 26.8億円 | 7.1億円 | 26.6% |
| FY2025/6 | 30.5億円 | 10.3億円 | 33.8% |
実効税率は27〜34%でやや変動が見られます。海外現地法人を6カ国で展開しているため、各国の税率差・税務処理が実効税率に影響している可能性があります。FY2026/6期は33.1%と法定税率水準を見込んでいます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/6 | 510万円 | 220人 | - |
FY2025/6期の単体平均年収は約510万円と推定。連結グループ従業員806名、本社は青森県青森市の地方企業として標準的な賃金水準。海外子会社展開のため、グローバル人材育成も経営課題のひとつです。
誰がこの会社の株を持ってる?
創業家・岡村家のオーナーシップが中核。代表取締役社長の岡村恒一氏個人および関連法人で約45-50%、取引先・取引銀行の持ち合いを加えて安定株主は約60%と試算。
オカムラ食品工業は1971年青森で創業した岡村家のオーナー企業。代表取締役社長の岡村恒一氏が経営の中核を担い、創業家関連で約45-50%の株式を保有しています。2023年9月の上場時にも創業家の継続保有を強調しており、長期安定的な経営を志向。世界6カ国に現地法人を展開するグローバル企業ながら、創業家のリーダーシップで腰を据えた経営判断が可能です。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| サーモン養殖事業 | 約100億円 | 約12億円 | 12.0% |
| 国内加工事業 | 約100億円 | 約7億円 | 7.0% |
| 海外加工事業 | 約80億円 | 約5億円 | 6.3% |
| 海外卸売事業 | 約75億円 | 約6億円 | 8.0% |
オカムラ食品工業は1971年青森で創業のサーモン養殖・水産加工企業です。サーモン養殖・国内加工・海外加工・海外卸売の4事業による垂直統合型ビジネスで、世界6カ国に現地法人を展開するグローバル企業。日本品質のサーモン・水産品を世界に供給するモデルを構築しています。代表取締役社長の岡村恒一氏が経営の中核を担う創業家オーナー企業で、2023年9月に東証スタンダードへ新規上場。連結従業員806名、本社は青森県青森市八重田にあります。
この会社のガバナンスは?
取締役会は9名中女性1名(女性比率11.1%)と中堅企業として標準的水準。連結子会社は12社(国内+海外6カ国の現地法人)でグローバル展開を支える複合体制。設備投資は20.0億円と海外養殖拠点の増強投資が中心です。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 315億円 | — | 327億円 | +3.8% |
| FY2025 | 342億円 | — | 353億円 | +3.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 23億円 | — | 25億円 | +8.7% |
| FY2025 | 28億円 | — | 30億円 | +7.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
オカムラ食品工業は上場後2期連続で計画を上振れ達成。FY2024・FY2025とも売上・営業利益とも初期計画を上回り、計画達成精度が高い経営を示しています。FY2026/6期Q2中間期で売上188億円(進捗48%)と通期計画達成への手応えあり。海外養殖事業の拡大と世界6カ国の現地法人ネットワークが次の成長を支える構造です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
上場以来のTSRは247%とTOPIX(149%)を約100ポイント上回る大幅アウトパフォーム。上場後2期連続の業績拡大と、サーモン養殖グローバル企業としてのストーリーが市場の評価を集めました。新興成長株として典型的な高リターン銘柄に位置しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 上場時 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2024 | 170.5万円 | +70.5万円 | 70.5% |
| FY2025 | 247.0万円 | +147.0万円 | 147.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER22.7倍はセクター平均(18.8倍)を上回り、PBR3.65倍もセクター平均(1.5倍)の約2.4倍と純資産・利益面ともプレミアム評価。これはサーモン養殖グローバル企業としての成長性プレミアムが織り込まれた状態。配当利回り0.46%は低位ですが、新興成長株として配当よりキャピタルゲイン重視の評価軸が適用されています。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/6期 第2四半期(中間期)決算を発表。中間売上高188億円、営業利益20億円と通期計画に対して順調進捗。サーモン市況の追い風と養殖事業の生産拡大が寄与。
FY2025/6期通期決算を発表。売上高353億円(+8.2%)、営業利益30億円(+18.6%)と過去最高益を更新。配当は5.5円から増配を計画。
サーモン養殖事業の生産能力増強のため、海外養殖拠点の設備投資を強化。世界6カ国の現地法人体制を活かし、グローバル供給力の向上を目指す。
FY2024/6期は売上327億円・営業利益25億円と上場後初の通期決算で堅調着地。海外卸売事業のサーモン需要拡大が利益を牽引しました。
2023年9月27日に東証スタンダード市場へ新規上場。公開価格1,360円に対し初値482円とディスカウント上場でしたが、その後の業績拡大とサーモン需要追い風で株価は2倍超に上昇。
最新ニュース
オカムラ食品工業 まとめ
ひとめ診断
「青森発のサーモン養殖グローバル企業。日本品質のサーモンを世界6カ国に展開する2023年新興上場株」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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