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和弘食品2813

Wakou Shokuhin Co.,Ltd.

スタンダードUpdated 2026/04/30
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 49.8%
稼ぐ力
高い
ROE 15.0%
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

コンビニのカップ麺や外食チェーンのラーメン、あなたが普段食べている麺料理のスープやたれには、和弘食品の調味料が使われているかもしれません。「おいしさ」の裏側を支える、縁の下の力持ちです。

和弘食品は、ラーメンスープ・たれ・麺つゆ・ブイヨンなど業務用調味料の専門メーカーです。1軒のラーメン食堂「福来軒」から始まり、1964年に法人化。大手食品メーカー、外食チェーン、コンビニ向けに調味料を製造・供給しています。日清オイリオグループと資本業務提携し、原料調達や販売面で連携。2025/03期期は売上高162億円(前期比+5.4%)、営業利益15.9億円と過去最高を更新しました。海外展開にも積極的で、米国工場でのラーメンスープ生産に加え、2025年に英国子会社・タイ子会社を設立。2026年3月に発表した中期経営計画では、2029/03期期に売上高200億円・営業利益18.5億円を目標に掲げ、国内・米国での設備投資と海外市場開拓を推進しています。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
北海道小樽市銭函3丁目504番地1

サービスの実績は?

162億円
年間売上高
2025/03期期
+5.4%
60年超
業務用調味料の実績
1964年設立
3拠点
海外事業拠点
米国・英国・タイ
拡大中
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

調味料事業(国内)
約150億円92.6%)
海外事業
約12億円7.4%)
調味料事業(国内)約150億円
利益: 約14億円利益率: 約9.3%

ラーメンスープ・たれ・麺つゆ・ブイヨン等の業務用調味料を大手食品メーカー、外食チェーン、コンビニ向けに製造・販売

海外事業約12億円
利益: 約1.5億円利益率: 約12.5%

米国工場でのラーメンスープ生産を軸に、英国・タイへの販路拡大を推進。海外のラーメンブームが追い風

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.0%
株主資本の利回り
ROA
8.3%
総資産の活用度
Op. Margin
9.8%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期6.8%2.9%-
2022/03期12.1%5.2%-
2023/03期25.7%12.4%-
2024/03期16.5%8.0%9.7%
2025/03期15.0%8.3%9.8%

ROEは2023/03期期に25.7%と非常に高い水準を記録しましたが、これは自己資本が小さかった時期に純利益が急回復したためです。その後は自己資本の積み上がりに伴い15%前後で安定。営業利益率は9.7〜9.8%と業務用調味料メーカーとしては良好な水準を維持しています。ROA8.3%も食品業界では高めで、資産効率の良い経営が特徴です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期99.8億円0円2.4億円-97.0円-
2022/03期115億円0円4.6億円187.1円+15.2%
2023/03期135億円0円12.5億円504.6円+17.5%
2024/03期154億円14.9億円10.9億円438.2円+14.2%
2025/03期162億円15.9億円12.1億円485.0円+5.4%

売上高は2021/03期期の100億円から2025/03期期の162億円へと5期で63%成長。コロナ禍で一時落ち込んだ2021/03期期は純損失でしたが、外食需要の回復と価格改定効果で急回復しました。営業利益率は2024/03期期に9.7%、2025/03期期は9.8%と安定。2026/03期期は売上高171億円(+5.3%)、営業利益14.7億円(-7.5%)の予想。減益予想は栄田フーズ買収に伴うのれん償却や設備投資関連費用が要因ですが、中期計画では2029/03期期に売上200億円を目指しています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.0%
業界平均
6.6%
営業利益率上回る
この会社
9.8%
業界平均
5.4%
自己資本比率下回る
この会社
49.8%
業界平均
53.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,465万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
調味料事業(国内)約150億円約14億円約9.3%
海外事業約12億円約1.5億円約12.5%

EDINET有価証券報告書より。単一セグメント(調味料製造販売)の報告だが、国内と海外に分けて概算。役員報酬は取締役5名で12,465万円(CEO推定約5,000万円)。取締役・監査役含め11名中女性1名(8.3%)。監査報酬2,700万円。連結子会社1社(栄田フーズ買収により増加見込み)。

最新ニュース

ポジティブ
中期3ヶ年経営計画を発表 2029/03期期に売上200億円・営業利益18.5億円目標
03/13 · 適時開示
ニュートラル
2026/03期期Q3決算 売上高130億円(+5.6%)、営業利益11.2億円(-4.9%)
02/13 · 決算短信
ポジティブ
英国に子会社設立 欧州ラーメン市場進出へスープ・たれの販売拠点
11/14 · 適時開示
ポジティブ
秋田県の栄田フーズを買収 畜肉系天然調味料の技術力を獲得
02/28 · 日経新聞
ネガティブ
2026/03期期Q1決算 上期経常27%減益で着地 原材料コスト上昇が重荷
09/04 · 株探

どんな話題が多い?

海外展開30%
ラーメンスープ25%
M&A・事業拡大20%
決算・業績15%
中期経営計画10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや前向き
報道件数(30日)
25
前月比 +15%
メディア数
5
日経新聞, 北海道新聞, 株探
業界内ランキング
上位 35%
食料品 120社中 42位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年3月中計

中期3ヶ年経営計画を発表。2029/03期期に売上高200億円・営業利益18.5億円を目標。国内・米国で計42億円の設備投資を計画

2026年2月決算

2026/03期期Q3決算。売上高130億円(+5.6%)と増収も、営業利益11.2億円(-4.9%)と小幅減益

2025年11月海外

英国に子会社設立を発表。欧州のラーメン市場拡大を見据え、スープ・たれの販売拠点として2026年1月に設立

2025年2月M&A

秋田県の畜肉系天然調味料メーカー栄田フーズを買収。エキス製造の技術力と生産能力を補完

2025年1月海外

タイ・バンコクにWAKOU RAMEN (Thailand)を設立。東南アジアでのラーメンスープ事業を本格化

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率49.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
29.2億円
借金(有利子負債)
Net Assets
85.5億円
会社の純資産

総資産は5期で82億円→146億円へと78%拡大。自己資本比率は49.8%と健全な水準です。2024/03期期に自己資本比率が45.6%に低下したのは、栄田フーズ買収等の成長投資に伴うもの。2025/03期期に有利子負債29億円が計上されていますが、これは設備投資や買収資金と見られます。BPSは3,432円で、株価3,920円に対しPBR 1.14倍と資産価値に近い水準です。中期計画では3年間で42億円の設備投資と20億円の資金調達を計画しており、今後BSの拡大が見込まれます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+15.1億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-8.3億円
投資に使ったお金
Financing CF
-8,000万円
借入・返済など
Free CF
+6.8億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期3.2億円4.3億円1.2億円1.1億円
2022/03期5.7億円2.3億円1.9億円3.4億円
2023/03期13.5億円2.4億円6.7億円11.1億円
2024/03期15.9億円5.6億円4,300万円10.3億円
2025/03期15.1億円8.3億円8,000万円6.8億円

営業CFは2021/03期期の3億円から2025/03期期の15億円へと着実に拡大。FCF(フリーキャッシュフロー)も2023/03期期以降3期連続プラスを維持しています。2025/03期期は栄田フーズ買収等で投資CFが-8.3億円に膨らみましたが、営業CFが十分にカバー。財務CFのマイナスは配当金支払いと借入金返済です。今後は中期計画の設備投資(42億円/3年)で投資CFが拡大する見通しですが、営業CFの成長でFCF黒字を維持できる見込みです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
2,700万円
連結子会社数
1
平均勤続年数(従業員)
10.9
臨時従業員数
62

取締役・監査役11名中女性は1名(8.3%)。社外取締役は2名で社外比率22%。監査報酬2,700万円。報酬委員会を設置し、役員報酬の決定プロセスに監督機能を確保しています。従業員持株会等の制度は確認されていません。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.5%
浮動株44.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関8%
事業法人等43.7%
外国法人等1.8%
個人その他44.6%
証券会社1.9%

創業家の和山商店(25.0%)、提携先の日清オイリオ(19.3%)、金融機関等が安定株主の中核。CEO加世田氏(1.0%)と創業家の和山明弘氏(2.9%)を安定株主に加算。

株式会社和山商店(622,000株)24.97%
日清オイリオグループ株式会社(480,000株)19.26%
野村信託銀行株式会社(83,000株)3.35%
和山 明弘(70,000株)2.85%
株式会社日本カストディ銀行(59,000株)2.37%
株式会社北海道銀行(42,000株)1.71%
株式会社泉屋製菓総本舗(40,000株)1.61%
加世田 十七七(24,000株)0.99%
日本生命保険相互会社(24,000株)0.96%
菊池 賢治(21,000株)0.86%

筆頭株主は創業家の資産管理会社和山商店(25.0%)。第2位は資本業務提携先の日清オイリオグループ(19.3%)で、原料供給と販路開拓の両面で緊密な関係にあります。和山明弘氏(2.9%)は創業家出身。代表取締役社長CEOの加世田十七七氏も0.99%を保有。金融機関では野村信託銀行(3.4%)、北海道銀行(1.7%)が安定保有しています。個人株主比率が44.6%と高く、株主優待(北海道産品)を通じた個人投資家との関係構築も重視しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格の変動リスク:主要原料である油脂類、畜肉エキス、水産エキス等は市場価格の影響を受けやすく、原料高騰が利益を圧迫する可能性があります
2為替変動リスク:米国・英国・タイの海外子会社の現地通貨建て資産・負債は円換算され、為替変動が連結業績に影響します。輸入原料価格も為替に左右されます
3食品安全・品質管理リスク:業務用調味料は大手食品メーカーやコンビニ等のサプライチェーンに組み込まれており、品質問題が発生した場合の影響範囲が広大です
4特定取引先への依存リスク:日清オイリオグループとの資本業務提携に基づく取引が売上の一定割合を占め、同社との関係変化が業績に影響する可能性があります
5海外事業の拡大リスク:米国・英国・タイでの事業拡大に伴い、現地の法規制・人材確保・文化的差異への対応コストが想定以上に膨らむ可能性があります
6固定資産の減損リスク:工場設備等の固定資産の収益性が著しく悪化した場合、減損処理により業績に影響を及ぼす可能性があります

社員の給料はどのくらい?

平均年収
493万円
従業員数
298
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期493万円298-

平均年収493万円は食品業界の中では平均的な水準。従業員298名、平均年齢41.2歳。北海道小樽市に本社と主力工場を構え、地域雇用の中核を担っています。臨時従業員は62名。中期計画では工場の省人化ロボット導入による生産性向上を計画しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

2023期期に株価高騰でTSR350%とTOPIXを大幅にアウトパフォームしましたが、その後の株価下落で直近は165%に低下。TOPIXの213.4%を下回る水準です。2023年の急騰はラーメンブーム関連の思惑買いが一因で、その反動が続いています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
97
方針: 安定配当+業績連動(配当性向20%目安)
1株配当配当性向
2016/03期5202.4%
2017/03期5-
2018/03期50-
2019/03期5032.9%
2020/03期16.7-
2021/03期30-
2022/03期508.9%
2023/03期654.3%
2024/03期6615.1%
2025/03期9720.0%
株主優待
あり
100株以上で1,000円相当、300株以上で2,000円相当、3,000株以上で5,000円相当の北海道産品詰め合わせ
必要株数100株以上(約39万円)
金額相当約1,000円相当
権利確定月3月

配当は2021/03期期の30円から2025/03期期の97円へと5期連続増配。配当性向は20%と控えめですが、中期計画で3年間に9億円の株主還元を掲げており、さらなる増配が期待できます。2020/03期期の16.7円は株式分割の影響によるものです。配当利回りは2.47%で、食品業界の平均と同程度です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 165.0万円 になりました (65.0万円)
+65.0%
年度末時点評価額損益TSR
2021期150.0万円50.0万円50.0%
2022期190.0万円90.0万円90.0%
2023期350.0万円250.0万円250.0%
2024期210.0万円110.0万円110.0%
2025期165.0万円65.0万円65.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残68,800株
売り残0株
信用倍率-
2026/4時点
今後の予定
2026/03期期 本決算2026年5月頃
2027/03期期 第1四半期決算2026年8月頃

PER9.1倍は食品業界平均(約15倍)を大幅に下回る割安水準。PBR1.14倍もほぼ業界平均並みです。時価総額112億円の小型株であり、信用買い残が68,800株(信用倍率は空売りゼロのため算出不可)と個人投資家の期待を反映。52週高値4,920円(2024年6月頃)から52週安値2,946円まで40%下落後、現在は回復途上にあります。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期-1.8億円0円-
2022/03期4.7億円800万円1.7%
2023/03期10.4億円0円0.0%
2024/03期15.4億円4.5億円29.2%
2025/03期16.1億円4.0億円25.0%

2022/03期期・2023/03期期の実効税率が極めて低いのは、過去の繰越欠損金の利用により法人税が大幅に軽減されたためです。2024/03期期以降は欠損金を使い切り、実効税率は25〜29%と正常水準に回帰しています。2026/03期期は経常利益14.7億円に対し税額4億円(税率27.2%)の見通しです。

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和弘食品 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 97円
安全性
普通
自己資本比率 49.8%
稼ぐ力
高い
ROE 15.0%
話題性
好評
ポジ 50%

北海道発・ラーメンスープと業務用調味料で世界に挑む老舗メーカー

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/24 / データ提供: OSHIKABU