ピックルスホールディングス2935
PICKLES HOLDINGS CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがスーパーの漬物売り場で目にする、あの赤いパッケージの「ご飯がススム」キムチ。実は、それを作っているのがピックルスホールディングスです。このキムチは、日本の食卓に欠かせないご飯のお供として、多くの家庭で親しまれています。キムチだけでなく、浅漬けや惣菜など、あなたが普段何気なく手に取っている商品の多くを手がけています。つまり、同社はあなたの毎日の「おいしい」を舞台裏で支える、とても身近な存在なのです。
ピックルスホールディングスは、大ヒット商品「ご飯がススム」シリーズを核とする漬物業界のトップ企業です。2025期は売上高415.2億円、営業利益12.79億円と減収減益で着地しましたが、続く2026期予想では売上高410.0億円と微減ながら、営業利益は15.00億円への回復を見込んでいます。原材料高騰の影響を受けつつも、フードレーベルHDの子会社化などM&Aを通じて事業領域を拡大し、収益構造の多角化を進めています。PBRは0.81倍と1倍を割り込んでおり、市場からの再評価が待たれる状況です。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 2月
- 本社
- 埼玉県所沢市東住吉7番8号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2023/02期 | 6.5% | 4.3% | 3.7% |
| 2024/02期 | 6.6% | 4.4% | 3.9% |
| 2025/02期 | 5.2% | 3.3% | 3.1% |
| 2026/02期 | 7.4% | 4.6% | 5.1% |
収益性指標は、営業利益率が3%台で推移しており、食品業界特有の薄利多売の構造を示しています。ROE(自己資本利益率)は5%から6%台で安定していますが、更なる株主価値向上のためには、利益率の改善が今後の主要な経営課題です。市場環境の変化に左右されやすい側面はあるものの、安定した顧客基盤が収益の土台となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2023/02期 | 411億円 | 15.4億円 | 11.4億円 | 88.8円 | - |
| 2024/02期 | 430億円 | 16.7億円 | 11.8億円 | 94.3円 | +4.8% |
| 2025/02期 | 415億円 | 12.8億円 | 9.6億円 | 77.1円 | -3.5% |
当社の売上高は400億円台で安定して推移しており、主力製品である「ご飯がススム」シリーズが消費者に強く支持されています。2024/03期には営業利益が約16.7億円と高い収益性を記録しましたが、その後は原材料費の高騰などにより利益面で一時的な調整局面を迎えています。2026/03期予想では、効率化の推進により営業利益を約15億円まで回復させる計画です。 【2026/02期実績】売上409億円(前期比-1.4%)、営業利益21億円、純利益14億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、同社は漬物や惣菜の製造販売を主力とし、連結子会社14社体制で事業を展開しています。主な事業リスクとして原材料価格やエネルギーコストの上昇が挙げられており、これらへの価格転嫁やコスト削減努力が収益性を左右する重要な要因となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 435億円 | — | 415億円 | -4.6% |
| 2024期 | 422億円 | — | 430億円 | +2.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 17億円 | — | 13億円 | -24.8% |
| 2024期 | 16億円 | — | 17億円 | +3.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社が掲げる中期目標(売上高435億円、営業利益17億円)に対し、直近2025期実績は売上高415.2億円(進捗率95.4%)、営業利益12.79億円(進捗率75.2%)と、特に利益面で未達となりました。これは原材料価格の高騰などが響いた形です。過去の業績予想を見ると、2025期は期初予想に対して大幅な未達となる一方、2024期は予想を上回って着地しており、外部環境の変化に対する業績の振れが大きい傾向が見られます。目標達成には、コスト管理とM&A効果の早期発現が鍵となります。
最新ニュース
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メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
三井住友DSアセットマネジメントが株式保有比率5%超の大量保有報告書を提出し、機関投資家の関心が高まる。
2026年2月権利分よりQUOカードの追加を含む株主優待制度の拡充を正式に決定。
同社として初の株主様向けイベントを実施し、直接的なエンゲージメントを強化。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は61.0%と高く、強固な財務基盤を維持しています。2025/03期には有利子負債が約118億円まで増加していますが、これは積極的な設備投資や事業拡大に伴う資金調達によるものです。総資産も300億円規模まで成長しており、安定した財務体質を背景に事業運営がなされています。 【2026/02期】総資産302億円、純資産201億円、自己資本比率64.0%、有利子負債32億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2023/02期 | 16.6億円 | 8.8億円 | 8.8億円 | 7.8億円 |
| 2024/02期 | 27.2億円 | 9.5億円 | 4,500万円 | 17.7億円 |
| 2025/02期 | 8.3億円 | 46.9億円 | 10.8億円 | 38.6億円 |
営業キャッシュフローは、コアビジネスの利益創出により堅調に推移しています。2025/03期には積極的な設備投資により投資CFが約47億円の支出となりましたが、これは中長期的な生産体制強化を目的としたものです。将来の成長に向けた先行投資が、今後のフリーキャッシュフロー創出の原動力となることが期待されます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は10.0%と、さらなる多様性の確保が今後の成長に向けた課題です。監査報酬として2,500万円を拠出し、任意の指名・報酬委員会を設置するなど、経営の透明性を高めるためのガバナンス体制が整えられています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2025期における当社のTSRは86.5%となり、同期間のTOPIX(141.2%)を大幅に下回る(アンダーパフォーム)結果となりました。これは、2025期の減益決算を受けて株価が伸び悩んだことが主な要因です。株価は底値から回復傾向にあるものの、市場全体のパフォーマンスには追いついておらず、株主価値向上のためには持続的な業績成長が不可欠であることを示唆しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2023/02期 | 22円 | 24.8% |
| 2024/02期 | 24円 | 25.5% |
| 2025/02期 | 26円 | 33.7% |
| 権利確定月 | 2月 |
当社は成長に向けた投資を優先しつつも、株主への利益還元として安定的な配当の継続を重視する方針をとっています。配当性向は20%台後半から30%台前半で推移しており、業績の成長に応じた増配姿勢が確認できます。今後も事業成長と調和を図りながら、株主優待と配当の両面から還元を継続する見通しです。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2024期 | 103.2万円 | 3.2万円 | 3.2% |
| 2025期 | 86.5万円 | 13.5万円 | -13.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
食料品業界の平均PER(19.5倍)やPBR(1.3倍)と比較すると、当社の株価はPBR0.81倍と割安な水準にあります。時価総額154億円は業界内では比較的小規模ですが、配当利回りは業界平均を上回っています。信用倍率は15.60倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方で、需給面での重さも懸念されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2023/02期 | 16.5億円 | 5.1億円 | 31.0% |
| 2024/02期 | 17.7億円 | 6.0億円 | 33.7% |
| 2025/02期 | 13.4億円 | 3.9億円 | 28.8% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に概ね比例して推移しています。実効税率は概ね30%から34%の範囲で安定しており、適正な納税が行われています。今後も業績の回復とともに、安定した税負担が見込まれる状況です。
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ピックルスホールディングス まとめ
「『ご飯がススム』キムチで漬物市場を制覇し、総合食品メーカーへの脱皮を図る食卓の黒子」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。