ダイドーグループホールディングス2590
DyDo GROUP HOLDINGS,INC.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが街角でふと飲み物が欲しくなった時、目にする自動販売機。その中にある『ダイドーブレンドコーヒー』や『ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング』といった、ちょっとユニークな飲み物を作っているのがこの会社です。実はその自販機の裏側では、アサヒ飲料と協力して効率的に商品を届ける仕組みを整えています。普段何気なく利用する自販機の多くで、ダイドーはあなたの喉の渇きを潤しているかもしれません。さらに海外、特にトルコでは同社のジュースが大人気で、世界中の人々の日常にも関わっています。
2026期年1月期は、国内自販機事業の減損損失により303.22億円の最終赤字を計上しましたが、売上高は2412.4億円と過去最高水準を維持し、本業の儲けを示す営業利益も41.63億円を確保しました。続く2027期年1月期は、アサヒ飲料との自販機事業統合による効率化や、好調な海外飲料事業を牽引役に、営業利益105億円へのV字回復を計画しています。今後は、国内事業の収益性改善と、成長ドライバーであるトルコなど海外市場での展開が株価の鍵を握ります。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 1月
- 本社
- 大阪府大阪市北区中之島2丁目2番7号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2017/01期 | 3.8% | 2.0% | 2.3% |
| 2018/01期 | 2.8% | 1.5% | 2.8% |
| 2019/01期 | 4.2% | 2.2% | 3.5% |
| 2020/01期 | 1.9% | 1.1% | 1.7% |
| 2021/01期 | 3.7% | 2.0% | 3.5% |
| 2022/01期 | 4.8% | 2.5% | 2.8% |
| 2023/01期 | 0.6% | 0.3% | 0.4% |
| 2024/01期 | 5.0% | 2.6% | 1.7% |
| 2025/01期 | 4.9% | 2.2% | 2.0% |
| 2026/01期 | 46.7% | 18.6% | 1.7% |
| 2025/01期 | 4.9% | 2.2% | 1.7% |
収益性指標については、2026/03期期に発生した多額の減損損失により、ROEはマイナス46.7%まで低下し、一時的に大幅な悪化を余儀なくされました。営業利益率は概ね1-2%台で推移しており、国内飲料事業の構造改革やコスト構造の最適化が収益性改善の鍵を握っています。今後は経営効率の引き上げを通じ、安定した利益創出体制への再構築が急務となっています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2022/01期 | 1,626億円 | 45.8億円 | 39.7億円 | 127.1円 | +2.8% |
| 2023/01期 | 1,601億円 | 7.1億円 | 5.1億円 | -16.2円 | -1.5% |
| 2024/01期 | 2,134億円 | 37.3億円 | 44.2億円 | 140.8円 | +33.2% |
| 2025/01期 | 2,372億円 | 47.9億円 | 38.0億円 | 120.7円 | +11.2% |
| 2026/01期 | 2,412億円 | 41.6億円 | 303億円 | -957.8円 | +1.7% |
当社の売上高は、国内飲料事業における自動販売機オペレーションの一体化などの施策により、2026/03期期には約2,412億円まで拡大しました。一方で、純損益面では、同事業における自販機関連の減損損失などにより、2026/03期期は303億円規模の赤字を計上しています。次期2027/03期期は、構造改革効果や海外事業の成長により、営業利益105億円、純利益50億円への回復を見込んでいます。 【2025/01期実績】売上2412億円(前期比1.7%)、営業利益42億円、純利益△303億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
国内飲料事業の自販機オペレーション統合や、海外(特にトルコ)での成長が収益の柱です。直近では大規模な減損損失を計上しましたが、次期以降は黒字転換を見込んだ成長戦略を掲げ、事業ポートフォリオの効率化を急いでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 46億円 | — | 42億円 | -9.5% |
| 2025期 | 38億円 | — | 48億円 | +26.0% |
| 2024期 | 19億円 | — | 37億円 | +96.4% |
| 2023期 | 33億円 | — | 7億円 | -78.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
「中期経営計画2026」で掲げた売上高成長率(CAGR +9%)と営業利益率(3%)の目標は、残念ながら未達で終了しました。特に国内自販機事業の苦戦が響き、収益性改善が課題として残っています。一方で、過去の業績予想は上振れする期もあり、トルコ事業など海外展開が業績の変動要因となっています。現在はV字回復を目指す単年度計画に注力しており、計画達成能力が改めて問われる局面です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年1月期決算にて、自販機事業の減損損失を計上し、最終赤字が拡大。
2027年1月期の連結最終損益を50.00億円の黒字へ転換する見通しを発表。
ダイドービバレッジサービスとアサヒ飲料販売の統合により、ダイドーアサヒベンディングが正式発足。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
総資産は2025/03期期まで拡大傾向にありましたが、2026/03期期には減損損失に伴う純資産の減少により、自己資本比率は約39.5%へ低下しました。有利子負債については、潤沢な手元資金を背景に実質無借金経営を維持しており、財務体質は依然として強固な基盤を有しています。今後は事業投資と財務健全性のバランスを保ちながら、中長期的な企業価値向上を目指す方針です。 【2025/01期】総資産1628億円、純資産649億円、自己資本比率38.1%、有利子負債317億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2017/01期 | 153億円 | 206億円 | 94.5億円 | 52.5億円 |
| 2018/01期 | 143億円 | 89.5億円 | 38.4億円 | 53.6億円 |
| 2019/01期 | 109億円 | 169億円 | 26.2億円 | 60.3億円 |
| 2020/01期 | 115億円 | 155億円 | 41.0億円 | 39.8億円 |
| 2021/01期 | 125億円 | 76.3億円 | 23.3億円 | 49.0億円 |
| 2022/01期 | 80.6億円 | 64.6億円 | 36.5億円 | 15.9億円 |
| 2023/01期 | 51.3億円 | 50.3億円 | 11.2億円 | 1.0億円 |
| 2024/01期 | 92.1億円 | 12.4億円 | 32.1億円 | 79.7億円 |
| 2025/01期 | 108億円 | 116億円 | 17.1億円 | 7.7億円 |
| 2026/01期 | 114億円 | 121億円 | 3.0億円 | 7.0億円 |
営業活動によるキャッシュフローは、事業基盤の安定により年間100億円前後のプラスを創出する力強さを維持しています。投資キャッシュフローについては、成長分野への戦略的投資や設備更新により一時的なマイナス幅が拡大する傾向にあります。今後は、営業キャッシュフローの範囲内で投資をコントロールすることで、フリーキャッシュフローの恒常的な黒字化を目指しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2017/01期 | 30円 | 30.4% |
| 2018/01期 | 30円 | 39.5% |
| 2019/01期 | 30円 | 25.6% |
| 2020/01期 | 30円 | 55.6% |
| 2021/01期 | 30円 | 29.8% |
| 2022/01期 | 30円 | 23.6% |
| 2023/01期 | 30円 | - |
| 2024/01期 | 60円 | 42.6% |
| 2025/01期 | 40円 | 33.2% |
| 2026/01期 | 30円 | - |
| 必要株数 | 200株以上(約53万円) |
| 金額相当 | 約6,000円相当 |
| 権利確定月 | 1月 |
配当方針として、業績に応じた利益配分を基本としつつ、株主への安定的かつ継続的な利益還元を重視しています。直近は業績変動の影響により減配傾向にありますが、財務基盤の安定化と成長投資のバランスを見極めながら還元策を講じています。株主優待制度も魅力の一つであり、長期保有を促進する姿勢を明確にしています。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBR共に業界平均を下回っており、株価は割安圏にあると判断できます。信用倍率は1倍を切り売り方優勢で、目先の株価上昇に対する慎重な見方がうかがえます。時価総額は業界内で中堅規模であり、今後の成長次第では評価が見直される余地があります。株主優待が充実しているため、権利確定日に向けて個人投資家の買いが集まる傾向も見られます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2017/01期 | 37.4億円 | 4.7億円 | 12.6% |
| 2018/01期 | 53.8億円 | 28.8億円 | 53.5% |
| 2019/01期 | 60.0億円 | 21.4億円 | 35.7% |
| 2020/01期 | 28.6億円 | 10.8億円 | 37.8% |
| 2021/01期 | 57.3億円 | 25.2億円 | 44.1% |
| 2022/01期 | 56.5億円 | 16.8億円 | 29.7% |
| 2023/01期 | 5.9億円 | 11.0億円 | 185.8% |
| 2024/01期 | 31.1億円 | 0円 | 0.0% |
| 2025/01期 | 30.2億円 | 0円 | 0.0% |
| 2026/01期 | 14.7億円 | 318億円 | 2166.9% |
税引前利益が小幅な時期や赤字決算時には、税金費用の調整により実効税率が著しく変動する傾向があります。特に2026/03期期は、減損損失に関連した税務処理の影響で実効税率が極めて高い数値となりました。次期2027/03期期は、業績回復に伴い正常な水準への収束を見込んでいます。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
ダイドーグループホールディングス まとめ
「自販機の雄がアサヒと組み国内を固め、トルコ市場を軸に海外成長を狙う飲料コングロマリット」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。