2590プライム

ダイドーグループホールディングス

DyDo GROUP HOLDINGS,INC.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE-46.7%
BPS2028.8円
自己資本比率39.5%
FY2026/3 有報データ

おなじみの自販機から、世界と健康の未来へ挑戦する飲料メーカー

DyDoグループは、世界中の人々の毎日の生活に、おいしさと健康、そして、楽しさと癒しを提供する企業グループであり続けます。

この会社ってなに?

あなたが街角でふと飲み物が欲しくなった時、目にする自動販売機。その中にある『ダイドーブレンドコーヒー』や『ぷるっシュ!! ゼリー×スパークリング』といった、ちょっとユニークな飲み物を作っているのがこの会社です。実はその自販機の裏側では、アサヒ飲料と協力して効率的に商品を届ける仕組みを整えています。普段何気なく利用する自販機の多くで、ダイドーはあなたの喉の渇きを潤しているかもしれません。さらに海外、特にトルコでは同社のジュースが大人気で、世界中の人々の日常にも関わっています。

FY2026年1月期は、国内自販機事業の減損損失により303.22億円の最終赤字を計上しましたが、売上高は2412.4億円と過去最高水準を維持し、本業の儲けを示す営業利益も41.63億円を確保しました。続くFY2027年1月期は、アサヒ飲料との自販機事業統合による効率化や、好調な海外飲料事業を牽引役に、営業利益105億円へのV字回復を計画しています。今後は、国内事業の収益性改善と、成長ドライバーであるトルコなど海外市場での展開が株価の鍵を握ります。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
1月
本社
大阪府大阪市北区中之島2丁目2番7号
公式
holdings.dydo.co.jp

社長プロフィール

髙松 富也
髙松 富也
代表取締役社長
挑戦者
私たちは「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」という創業精神のもと、グループミッション2030の実現に向けて挑戦を続けています。コアビジネスである国内飲料事業の変革を進めるとともに、海外事業や医薬品関連事業など新たな価値創造に挑戦し、グループ一丸となって持続的な成長を目指します。

この会社のストーリー

1975
ダイドードリンコ株式会社設立

医薬品販売の「大同薬品工業」から飲料事業を分離独立し、大阪で創業。自動販売機による飲料販売ビジネスを本格的にスタートさせた。

2001
東京証券取引所市場第二部に上場

創業から約25年を経て株式上場を果たす。事業拡大と社会的な信用の獲得に向けた大きな一歩となった。

2013
トルコ大手飲料メーカーを買収

トルコの飲料メーカーを買収し、海外事業を本格化。国内市場の成熟を見据え、新たな成長ドライバーの獲得に乗り出した。

2017
持株会社体制へ移行

ダイドーグループホールディングス株式会社を設立し、持株会社体制へ移行。国内飲料、海外飲料、医薬品関連事業など多角的な事業ポートフォリオ経営を推進する。

2023
アサヒ飲料と自販機事業を一部統合

アサヒ飲料と共同で自販機運営会社を設立。国内飲料市場の変化に対応し、オペレーションの効率化と競争力強化を図る戦略的提携を行った。

2025
「ダイドーグループ未来共創研究所」設立

健康価値創出力を高めるため、専門の研究組織を設立。ミトコンドリア研究など、将来の「おいしさと健康」を支える基盤研究を本格化させた。

2026
中期経営計画2026を推進

売上高成長率や営業利益率を目標に掲げ、事業ポートフォリオの変革を加速。国内事業の収益性改善と海外事業の成長を両輪に、企業価値向上を目指す。

注目ポイント

海外事業の成長ポテンシャル

トルコを拠点とする海外飲料事業が好調で、グループ全体の成長を牽引しています。国内だけでなく、グローバルな市場での活躍が期待されます。

アサヒとの提携による国内事業改革

アサヒ飲料との自販機事業統合により、国内トップクラスの事業基盤を構築。オペレーション効率化を進め、収益力の高い事業構造への変革を目指しています。

魅力的な株主優待制度

200株以上を半年以上継続保有する株主に対し、6,000円相当の自社グループ商品詰め合わせを贈呈。個人投資家にとって嬉しい魅力的な制度です。

サービスの実績は?

30
年間1株配当(実績)
FY2026
-25% YoY
+1.7%
売上高成長率(実績)
FY2026
105億円
来期 営業利益(会社予想)
FY2027
+152% YoY
約27%
海外飲料事業 売上構成比
会社四季報より
約59%
国内飲料事業 売上構成比
会社四季報より
6,000円相当
株主優待品
年1回(200株以上を半年以上保有)

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 30円
安全性
普通
自己資本比率 39.5%
稼ぐ力
低い
ROE -46.7%
話題性
不評
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
30
方針: 連結配当性向を指標とし、業績に応じた安定的還元を目指す方針
1株配当配当性向
FY2017/33030.4%
FY2018/33039.5%
FY2019/33025.6%
FY2020/33055.6%
FY2021/33029.8%
FY2022/33023.6%
FY2023/330-
FY2024/36042.6%
FY2025/34033.2%
FY2026/330-
株主優待
あり
自社グループ商品詰合せ
必要株数200株以上(約53万円)
金額相当約6,000円相当
権利確定月1月

配当方針として、業績に応じた利益配分を基本としつつ、株主への安定的かつ継続的な利益還元を重視しています。直近は業績変動の影響により減配傾向にありますが、財務基盤の安定化と成長投資のバランスを見極めながら還元策を講じています。株主優待制度も魅力の一つであり、長期保有を促進する姿勢を明確にしています。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-46.7%
業界平均
8.3%
営業利益率下回る
この会社
1.7%
業界平均
7.2%
自己資本比率下回る
この会社
39.5%
業界平均
45.8%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2023/31,601億円
FY2024/32,134億円
FY2025/32,372億円
FY2026/32,412億円
営業利益
FY2023/37.1億円
FY2024/337.3億円
FY2025/347.9億円
FY2026/341.6億円

当社の売上高は、国内飲料事業における自動販売機オペレーションの一体化などの施策により、FY2026/3期には約2,412億円まで拡大しました。一方で、純損益面では、同事業における自販機関連の減損損失などにより、FY2026/3期は303億円規模の赤字を計上しています。次期FY2027/3期は、構造改革効果や海外事業の成長により、営業利益105億円、純利益50億円への回復を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-46.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-18.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2017/33.8%2.0%2.3%
FY2018/32.8%1.5%2.8%
FY2019/34.1%2.2%3.5%
FY2020/32.0%1.1%1.7%
FY2021/33.9%2.0%3.5%
FY2022/34.8%2.5%2.8%
FY2023/3-0.6%-0.3%0.4%
FY2024/34.8%2.5%1.7%
FY2025/34.1%2.1%2.0%
FY2026/3-46.7%-18.6%1.7%

収益性指標については、FY2026/3期に発生した多額の減損損失により、ROEはマイナス46.7%まで低下し、一時的に大幅な悪化を余儀なくされました。営業利益率は概ね1-2%台で推移しており、国内飲料事業の構造改革やコスト構造の最適化が収益性改善の鍵を握っています。今後は経営効率の引き上げを通じ、安定した利益創出体制への再構築が急務となっています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率39.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
649億円

総資産はFY2025/3期まで拡大傾向にありましたが、FY2026/3期には減損損失に伴う純資産の減少により、自己資本比率は約39.5%へ低下しました。有利子負債については、潤沢な手元資金を背景に実質無借金経営を維持しており、財務体質は依然として強固な基盤を有しています。今後は事業投資と財務健全性のバランスを保ちながら、中長期的な企業価値向上を目指す方針です。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+114億円
営業CF
投資に使ったお金
-121億円
投資CF
借入・返済など
+3.0億円
財務CF
手元に残ったお金
-7.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2017/3153億円-206億円-94.5億円-52.5億円
FY2018/3143億円-89.5億円-38.4億円53.6億円
FY2019/3109億円-169億円-26.2億円-60.3億円
FY2020/3115億円-155億円-41.0億円-39.8億円
FY2021/3125億円-76.3億円-23.3億円49.0億円
FY2022/380.6億円-64.6億円-36.5億円15.9億円
FY2023/351.3億円-50.3億円-11.2億円1.0億円
FY2024/392.1億円-12.4億円-32.1億円79.7億円
FY2025/3108億円-116億円-17.1億円-7.7億円
FY2026/3114億円-121億円3.0億円-7.0億円

営業活動によるキャッシュフローは、事業基盤の安定により年間100億円前後のプラスを創出する力強さを維持しています。投資キャッシュフローについては、成長分野への戦略的投資や設備更新により一時的なマイナス幅が拡大する傾向にあります。今後は、営業キャッシュフローの範囲内で投資をコントロールすることで、フリーキャッシュフローの恒常的な黒字化を目指しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2017/337.4億円4.7億円12.6%
FY2018/353.8億円28.8億円53.5%
FY2019/360.0億円21.4億円35.7%
FY2020/328.6億円10.8億円37.8%
FY2021/357.3億円25.2億円44.1%
FY2022/356.5億円16.8億円29.7%
FY2023/35.9億円11.0億円185.8%
FY2024/331.1億円0円0.0%
FY2025/330.2億円0円0.0%
FY2026/314.7億円318億円2166.9%

税引前利益が小幅な時期や赤字決算時には、税金費用の調整により実効税率が著しく変動する傾向があります。特にFY2026/3期は、減損損失に関連した税務処理の影響で実効税率が極めて高い数値となりました。次期FY2027/3期は、業績回復に伴い正常な水準への収束を見込んでいます。

会社の公式開示情報

国内飲料事業の自販機オペレーション統合や、海外(特にトルコ)での成長が収益の柱です。直近では大規模な減損損失を計上しましたが、次期以降は黒字転換を見込んだ成長戦略を掲げ、事業ポートフォリオの効率化を急いでいます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
中期計画の収益性目標は未達。業績予想は上振れ・下振れの波が大きく安定感に欠ける。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2026
FY2024-FY2026
売上高成長率(CAGR): 目標 +9% 未達 (+2.8%)
31.1%
営業利益率: 目標 3% 未達 (1.73%)
57.7%
FY2027 業績予想
FY2027
売上高: 目標 2,468億円 順調
97.7%
営業利益: 目標 105億円 大幅遅れ
39.6%
純利益: 目標 50億円 大幅遅れ
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202646億円42億円-9.5%
FY202538億円48億円+26.0%
FY202419億円37億円+96.4%
FY202333億円7億円-78.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

「中期経営計画2026」で掲げた売上高成長率(CAGR +9%)と営業利益率(3%)の目標は、残念ながら未達で終了しました。特に国内自販機事業の苦戦が響き、収益性改善が課題として残っています。一方で、過去の業績予想は上振れする期もあり、トルコ事業など海外展開が業績の変動要因となっています。現在はV字回復を目指す単年度計画に注力しており、計画達成能力が改めて問われる局面です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残28,100株
売り残31,200株
信用倍率0.90倍
2026年3月19日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年6月上旬(予定)
第2四半期決算発表2026年9月上旬(予定)

PER・PBR共に業界平均を下回っており、株価は割安圏にあると判断できます。信用倍率は1倍を切り売り方優勢で、目先の株価上昇に対する慎重な見方がうかがえます。時価総額は業界内で中堅規模であり、今後の成長次第では評価が見直される余地があります。株主優待が充実しているため、権利確定日に向けて個人投資家の買いが集まる傾向も見られます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
58
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 35%
食料品業界 120社中 42位
報道のトーン
35%
好意的
30%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
事業統合・提携30%
経営戦略20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月減損計上

2026年1月期決算にて、自販機事業の減損損失を計上し、最終赤字が拡大。

2026年3月業績予想

2027年1月期の連結最終損益を50.00億円の黒字へ転換する見通しを発表。

2024年10月事業統合

ダイドービバレッジサービスとアサヒ飲料販売の統合により、ダイドーアサヒベンディングが正式発足。

ダイドーグループホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 30円
安全性
普通
自己資本比率 39.5%
稼ぐ力
低い
ROE -46.7%
話題性
不評
ポジティブ 35%

「自販機の雄がアサヒと組み国内を固め、トルコ市場を軸に海外成長を狙う飲料コングロマリット」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU