2915プライム

ケンコーマヨネーズ

KENKO Mayonnaise Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE8.0%
BPS2678.1円
自己資本比率59.8%
FY2025/3 有報データ

食卓の裏側を支える、サラダとマヨネーズのイノベーター

私たちは「サラダNo.1企業」を目指し、サラダの世界を広げ、世界中の人々の豊かで健康的な食生活に貢献します。

この会社ってなに?

あなたが普段、スーパーの惣菜コーナーで手に取るポテトサラダやごぼうサラダ。実はその多くを、ケンコーマヨネーズが作っているかもしれません。同社は、コンビニのサンドイッチに入っているタマゴサラダや、ファミリーレストランで提供されるコールスローなど、主に業務用のサラダやマヨネーズ、ドレッシングを製造・販売しています。私たちの食生活に欠かせない「中食(なかしょく)」や外食産業を裏側から支える、まさに『縁の下の力持ち』のような存在なのです。

業務用サラダ・惣菜の最大手。原料価格高騰の影響を価格改定で吸収し、2025年3月期は営業利益が前期比64.3%増の48.45億円とV字回復を達成しました。続く2026年3月期は売上高955.0億円、営業利益48.00億円と、増収ながらも利益は高水準を維持する計画です。今後は強固な国内基盤を活かしつつ、米国でのM&Aやプラントベース食品など新領域への展開で持続的成長を目指します。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
東京都千代田区麴町五丁目1番地 麹町弘済ビルディング
公式
www.kenkomayo.co.jp

社長プロフィール

島本 国
島本 国
代表取締役社長
イノベーター
私たちは『サラダNo.1企業』を目指し、サラダの世界を広げ、食卓に彩りと健康をお届けします。常にお客様のニーズに応え、食の未来を創造し続けることで、社会に貢献してまいります。

この会社のストーリー

1958
創業、業務用マヨネーズ製造開始

創業者・村井之歐が業務用マヨネーズの製造・販売を目的として「株式会社大番」を設立。日本の食文化の新たな一歩を踏み出す。

1972
ケンコーマヨネーズへ社名変更

社名を「ケンコーマヨネーズ株式会社」に変更。健康を志向する企業としてのブランドイメージを確立し、全国展開を本格化させる。

1994
業界初「ロングライフサラダ」発売

日持ちする画期的な「ロングライフサラダ」を開発・発売。中食・外食産業のニーズに応え、業務用サラダ市場でトップシェアを確立する。

2000
ジャスダック市場へ上場

日本証券業協会に株式を店頭登録し、ジャスダック市場に上場。社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を築く。

2013
東証一部へ市場変更

東京証券取引所市場第二部への市場変更を経て、市場第一部銘柄に指定。日本を代表する食品メーカーとしての地位を固める。

2019
米国市場へ本格参入

三井物産と共同で米国の食品製造・販売会社を買収。海外事業を強化し、グローバル展開への挑戦を加速させる。

2023
新社長就任と次世代への挑戦

ロングライフサラダ開発の立役者である島本国氏が代表取締役社長に就任。新たなリーダーシップのもと、持続的な成長を目指す。

2032
未来へ:売上高2,000億円目標

中長期経営計画で2032年度の売上高目標を2,000億円に設定。サラダ事業を核に、食の新たな価値創造に挑み続ける。

注目ポイント

業務用サラダ市場のパイオニア

業界に先駆けて開発した「ロングライフサラダ」で圧倒的なシェアを誇ります。コンビニやスーパー、レストランで私たちが口にするサラダの多くは、実はケンコーマヨネーズの製品です。

未来を見据えた高い成長目標

中長期経営計画で2032年度の売上高2,000億円という高い目標を掲げています。既存事業の強化に加え、プラントベースフードや海外展開など、新たな成長分野へ積極的に挑戦しています。

株主還元への積極的な姿勢

業績に応じた安定的な配当を基本方針としており、近年は増配傾向にあります。自社製品詰め合わせの株主優待も人気で、株主への還元意識が高い企業です。

サービスの実績は?

917.0億円
年間売上高
FY2025
+4.2% YoY
48.45億円
年間営業利益
FY2025
+64.3% YoY
4.2%
売上高成長率(YoY)
FY2025
43
1株当たり配当金
FY2025
+43.3% YoY
19.5%
配当性向
FY2025

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 43円
安全性
安定
自己資本比率 59.8%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
不評
ポジティブ 25%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
43
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/32819.1%
FY2017/33719.0%
FY2018/33721.2%
FY2019/33021.5%
FY2020/33124.8%
FY2021/32022.6%
FY2022/31722.9%
FY2023/31756.9%
FY2024/33017.7%
FY2025/34319.4%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当については、業績連動をベースとしつつも安定的な配当の継続を重視する方針をとっています。近年は業績回復に伴い増配傾向にあり、配当性向は20%前後で推移しています。今後は持続的な成長投資と並行して、株主への還元強化を柔軟に進める構えです。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.0%
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
5.3%
業界平均
7.1%
自己資本比率上回る
この会社
59.8%
業界平均
45.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3756億円
FY2023/3824億円
FY2024/3887億円
FY2025/3917億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/329.5億円
FY2025/348.5億円

当社の売上高は、外食・中食市場の回復基調を背景にFY2025/3には約917億円まで着実に伸長しています。一方で、原材料価格高騰やエネルギーコスト増の影響によりFY2023/3には営業利益が一時的に約1億円まで落ち込みました。しかし、その後は価格改定の浸透と生産効率の改善が進み、FY2025/3には営業利益が約48億円まで回復するなど収益構造の正常化が図られています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.5%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.5%2.3%-
FY2022/35.1%2.0%-
FY2023/30.2%0.8%-
FY2024/36.8%4.1%3.3%
FY2025/38.0%5.5%5.3%

売上高純利益率や総資産利益率(ROA)は、資材コスト高の影響を受けたFY2023/3に一時的に低迷したものの、現在は改善傾向にあります。FY2025/3にはROE(自己資本利益率)が8.8%まで上昇し、資本効率の向上が顕著です。今後も高付加価値商品の拡販とコスト削減の徹底により、営業利益率の持続的な向上を目指すフェーズにあります。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率59.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
38.1億円
会社の純資産
400億円

自己資本比率は60%前後で安定しており、極めて強固な財務基盤を維持しています。FY2024/3以降、設備投資等のために有利子負債を一時的に利用していますが、潤沢な自己資本に対し負債比率は低く健全性は保たれています。資産の質も高く、安定した経営を支える十分な財務的余裕がある点が特徴です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+45.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-10.6億円
投資CF
借入・返済など
-35.3億円
財務CF
手元に残ったお金
+35.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/352.0億円-5.9億円-29.8億円46.1億円
FY2022/337.6億円-4.2億円-32.8億円33.4億円
FY2023/335.3億円-8.6億円-28.2億円26.7億円
FY2024/359.6億円-2.4億円-22.8億円57.2億円
FY2025/345.9億円-10.6億円-35.3億円35.3億円

営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、本業による稼ぐ力が非常に安定していることを示しています。投資キャッシュフローは工場の設備増強や新技術開発に向けた投資が主体です。フリーキャッシュフローも黒字で推移しており、株主還元や借入金返済に向けた余裕のある資金繰りを行っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13 【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2(1)経営環境について 当社グループは多品種の食品を取り扱っており、同業他社のみならず異業種との競争が益々激しくなっております
3そのような環境の中、異常気象や高病原性鳥インフルエンザ、残留農薬等の食品の安全性・信頼性を揺るがす問題等により、売上高の減少に繋がり業績に影響を与える可能性があります
4また、当社グループにおける製品の販売先の大半が日本国内であることから、国内景気の悪化及び市場規模の縮小、主要販売先における販売の不振や商品政策の変更等による需要の後退、地震等の自然災害、火災等の人的災害の発生による生産能力の低下等により、業績に影響を与える可能性があります
5(2)原材料等購入価格の変動について 当社グループの主要な原材料は食用油(大豆、菜種等)・鶏卵・野菜であり、購入価格は内外の商品市場価格及び外国為替相場に大きく影響されます

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/320.5億円5.9億円28.9%
FY2022/316.2億円4.1億円25.3%
FY2023/31.7億円0円0.0%
FY2024/331.0億円3.6億円11.7%
FY2025/350.0億円15.0億円29.9%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に連動しています。FY2023/3およびFY2024/3は利益水準が低かったことや税務上の繰越欠損金の利用等により実効税率が一時的に低下しました。現在は収益の回復に伴い、実効税率は法定水準に近い約30%前後で推移する見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
654万円
従業員数
997
平均年齢
38.1歳
平均年収従業員数前年比
当期654万円997-

従業員の平均年収は654万円であり、食品製造業界の中堅〜大手企業として安定した水準を維持しています。昨今の原材料価格高騰やエネルギーコスト増といった厳しい外部環境の中でも、従業員への還元を継続しようとする企業の姿勢が伺えます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主51.7%
浮動株48.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関22.7%
事業法人等29.1%
外国法人等11.8%
個人その他34.7%
証券会社1.8%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はティーアンドエー・鈴与コンストラクションホールディングス・キッコーマン。

日本マスタートラスト信託銀行 株式会社(信託口)(注)1(1,600,000株)10.72%
株式会社ティーアンドエー(1,457,000株)9.77%
鈴与コンストラクションホールディングス株式会社(623,000株)4.18%
日本生命保険相互会社(常任代理人:日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(577,000株)3.87%
キッコーマン株式会社(491,000株)3.29%
一般財団法人旗影会(450,000株)3.02%
東洋製罐グループホールディングス株式会社(312,000株)2.1%
第一生命保険株式会社(常任代理人:株式会社日本カストディ銀行)(302,000株)2.03%
三井物産株式会社(常任代理人:株式会社日本カストディ銀行)(292,000株)1.96%
株式会社三井住友銀行(279,000株)1.87%

大株主には日本マスタートラスト信託銀行をはじめとした機関投資家や取引先企業が名を連ねており、安定株主が一定割合を占めています。特定の支配的な親会社は存在せず、上場企業として比較的バランスの取れた資本構成を有しているのが特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億6,300万円
取締役6名の合計

主力であるサラダ・総菜類や調味料事業を展開しており、特に業務用市場での高いシェアが強みです。一方で、鶏卵等の原材料価格の変動が直接的な事業リスクとなっており、価格改定や生産効率の改善が業績を左右する重要な要因となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
5,400万円
連結子会社数
9
設備投資額
9.4億円
平均勤続年数(従業員)
13.6
臨時従業員数
2157

女性役員比率は14.3%となっており、さらなる多様性の推進が求められる段階です。監査体制については5,400万円の監査報酬を投じて透明性を確保しており、連結子会社9社を抱える企業規模に見合ったガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
原料高に苦しんだ過去の未達を経て、価格改定により急回復。予想精度は向上傾向にある。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

長期経営ビジョン
〜2035年度
売上高: 目標 2,000億円 やや遅れ (955.0億円 (FY2026予想))
47.8%
EBITDAマージン: 目標 12.0% やや遅れ
55.8%
ROIC: 目標 10.0% やや遅れ
60%
FY2026 会社業績予想
FY2026
売上高: 目標 955.0億円 順調 (917.0億円 (FY2025実績))
96%
営業利益: 目標 48.00億円 順調 (48.45億円 (FY2025実績))
101%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202548億円48億円+0.9%
FY202412億円29億円+141.7%
FY202314億円1億円-92.7%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025955億円917億円-4.0%
FY2024874億円887億円+1.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

過去には原料価格高騰の影響で業績予想を大幅に下回る時期もありましたが、FY2024には期初予想を大幅に超えるV字回復を達成しました。現在は2035年度を見据えた長期ビジョンを掲げ、売上高2,000億円という高い目標に向かって事業を推進しています。直近の業績予想は堅調で、計画達成に向けた実行力が試されるフェーズに入っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォームしています。これは、原料価格高騰による収益性の悪化や、株価の長期的な調整局面が主な要因です。しかし、FY2024以降の業績V字回復と株価の反発により、今後はTOPIXとのパフォーマンス差が縮小、あるいは逆転することが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-2.4%
100万円 →97.6万円
-2.4万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202193.6万円-6.4万円-6.4%
FY202269.9万円-30.1万円-30.1%
FY202361.9万円-38.1万円-38.1%
FY2024102.7万円+2.7万円2.7%
FY202597.6万円-2.4万円-2.4%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残8,600株
売り残64,400株
信用倍率0.13倍
2026年3月13日時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年8月上旬
第2四半期決算発表2026年11月上旬
第68回 定時株主総会2026年6月下旬

PER10.6倍、PBR0.85倍は、共に食料品業界平均(PER 18.1倍, PBR 1.9倍)と比較して大幅に割安な水準です。これは市場が同社の成長性をまだ完全には織り込んでいない可能性を示唆します。信用倍率は0.13倍と売り残が多く、将来の買い戻し需要(踏み上げ)への期待も感じさせます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
142
前月比 -12.5%
メディア数
28
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, 会社四季報オンライン, みんかぶ
業界内ランキング
上位 35%
食料品セクター 480社中 168位
報道のトーン
25%
好意的
40%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
経営戦略・移転30%
新商品・開発20%
その他10%

最近の出来事

2026年3月経営計画改定

2032年度以降の売上高目標を2000億円へ大幅上方修正し、成長戦略を再定義しました。

2026年2月本社移転

東京都千代田区の麹町弘済ビルディングへ本社を移転し、オフィス環境の改善による生産性向上を図っています。

2025年12月価格改定

原材料高騰を背景に、マヨネーズ・ドレッシング類など約760品目の値上げを決定しました。

最新ニュース

ポジティブ
ケンコーマヨネーズ、中長期経営計画の目標見直しを発表
3/19 · 株探
ネガティブ
2026年3月期業績予想の下方修正を発表
3/5 · 財経新聞
中立
東京本社を千代田区麹町へ移転、新オフィス稼働開始
2/24 · PR TIMES
ネガティブ
第3四半期決算、経常利益は前年同期比21.8%減益
2/13 · みんかぶ
中立
2026年4月納品分より調味料など約760品を値上げへ
12/5 · 日本経済新聞

ケンコーマヨネーズ まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 43円
安全性
安定
自己資本比率 59.8%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
不評
ポジティブ 25%

「『あなたの知らないポテサラは、だいたい私達が作っています』でお馴染み、業務用サラダ首位の価格改定ストーリー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU