(株)湖池屋2226
KOIKE-YA Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
コンビニやスーパーでおなじみの「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」「ポリンキー」「スコーン」は湖池屋の代表的な商品です。近年は「KOIKEYA PRIDE POTATO」シリーズで高級路線を開拓し、素材と製法にこだわったプレミアムスナックが話題に。2025年には米国子会社を設立し、新ブランド「SATISFRY」で北米市場に挑戦しています。
湖池屋は1953年創業、日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したスナック菓子専業メーカーです。2020年に日清食品HDの連結子会社となり、「KOIKEYA PRIDE POTATO」をはじめとする高付加価値ブランド戦略で成長を加速。2025/03期は売上高594億円(前年比+8.3%)、営業利益40億円と過去最高水準を更新しました。PER 18.5倍・PBR 2.61倍とブランド力を反映した評価を受けており、米国市場への本格進出など海外展開も注目されています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都板橋区成増五丁目9番7号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
「湖池屋ポテトチップス」「KOIKEYA PRIDE POTATO」「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」「ポリンキー」「スコーン」など主力ブランドを展開。売上構成比約88%を占めるコア事業。
2025年に米国子会社を設立し、新ブランド「SATISFRY」で北米市場に参入。アジア圏でも「カラムーチョ」を中心に展開を拡大中。
不動産賃貸収入や物流関連サービスなど。高い利益率で安定的な収益を計上。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 8.5% | 4.3% | - |
| 2022/03期 | 5.4% | 2.8% | - |
| 2023/03期 | 7.9% | 4.1% | - |
| 2024/03期 | 13.6% | 6.7% | 6.6% |
| 2025/03期 | 14.1% | 6.9% | 6.8% |
| 3Q 2026/03期 | 8.5%(累計) | 3.7%(累計) | 5.8% |
営業利益率は2022/03期の3.6%から2025/03期には6.8%へと大幅に改善しています。これは「KOIKEYA PRIDE POTATO」に代表される高付加価値商品の拡販と、適切な価格改定による収益性向上の成果です。ROEも13.3%と高水準に達しており、資本効率の高い経営を実現しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 402億円 | — | 11.6億円 | 108.8円 | — |
| 2022/03期 | 304億円 | — | 7.6億円 | 71.1円 | -24.4% |
| 2023/03期 | 446億円 | 17.7億円 | 11.6億円 | 109.2円 | +46.6% |
| 2024/03期 | 548億円 | 36.0億円 | 22.1億円 | 207.0円 | +23.0% |
| 2025/03期 | 594億円 | 40.2億円 | 25.9億円 | 242.8円 | +8.3% |
湖池屋の業績は、高付加価値ブランド戦略と値上げ効果により着実に拡大しています。2022/03期の減収は決算期変更(6月→3月)に伴う9か月決算の影響であり、実質的には成長を継続。2025/03期は売上高594億円・営業利益40億円と過去最高水準を更新しました。2026/03期は売上高636億円を予想し、成長トレンドの維持が見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上466億円(通期予想比73%)、営業利益27億円(同65%)、純利益17億円(同61%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| スナック菓子事業(国内) | 525億円 | 33.5億円 | 6.4% |
| 海外事業 | 45億円 | 1.5億円 | 3.3% |
| その他事業 | 24億円 | 5.0億円 | 20.8% |
スナック菓子事業が売上の約88%を占める専業型の事業構造です。国内ではプレミアム路線の「PRIDE POTATO」が成長ドライバーとなり、営業利益率の向上に大きく貢献しています。海外事業は売上構成比はまだ小さいものの、米国市場への本格参入により今後の成長が期待されるセグメントです。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 590億円 | — | 594億円 | +0.6% |
| 2024期 | 470億円 | — | 548億円 | +16.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
湖池屋は公式には数値目標を示した中期経営計画を公表していませんが、日清食品HDグループの方針のもと売上高成長と利益率改善を推進しています。2025期の営業利益率6.8%は大幅に改善しましたが、2026/03期は原材料高の影響で経常利益を下方修正しており、コスト管理が今後の課題です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
高付加価値スナックと海外展開でブランド価値向上を目指す企業分析レポートが公開。
2026/03期通期の経常利益予想を41億円→37.5億円に下方修正。原材料コスト上昇が影響。
カリフォルニア州に100%出資の米国子会社を設立。スナック菓子の本場での事業展開を開始。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
2023/03期までは実質無借金経営を継続していましたが、2024/03期以降は米国子会社設立や生産設備増強への積極投資に伴い有利子負債が増加しています。自己資本比率は48.8%と健全な水準を維持しており、成長投資と財務安定性のバランスが取れています。BPSの低下は2024/03期の株式分割(1:2)によるものです。 【3Q 2026/03期】総資産505億円、純資産206億円、自己資本比率39.6%、有利子負債97億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 30.3億円 | ▲45.7億円 | 18.6億円 | ▲15.4億円 |
| 2022/03期 | 2.2億円 | ▲6.4億円 | ▲5.0億円 | ▲4.2億円 |
| 2023/03期 | 25.7億円 | ▲6.5億円 | ▲8.0億円 | 19.1億円 |
| 2024/03期 | 56.1億円 | ▲24.4億円 | ▲8.7億円 | 31.8億円 |
| 2025/03期 | ▲1.5億円 | ▲67.6億円 | 36.7億円 | ▲69.1億円 |
2024/03期には営業CF 56億円、FCF 32億円と本業からのキャッシュ創出力が大幅に向上しました。2025/03期の営業CFマイナスは、米国事業立ち上げに伴う運転資金増加と在庫投資が主因です。投資CFの大幅増(68億円)は海外展開と生産能力増強への成長投資を反映しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役8名中、女性が1名(12.5%)を占めています。連結子会社は3社とコンパクトな経営体制ですが、日清食品HDグループの一員としてガバナンス体制を強化しています。設備投資額66.8億円は過去最高水準で、北海道の新工場建設など生産能力の拡充に積極投資しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 625万円 | 1,110人 | - |
従業員の平均年収は625万円で、食品業界の中では標準的な水準です。平均年齢38.9歳と比較的若い組織構成で、スナック菓子のマーケティングや商品開発において柔軟な発想力を活かした経営を行っています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
湖池屋のTSRは5年間で197.1%とTOPIX(197.8%)とほぼ同水準のパフォーマンスです。2024期に大きく上昇した点が特徴的で、業績改善と高付加価値戦略への評価が一気に進みました。今後の海外事業の成長が、TOPIXをアウトパフォームする鍵となるでしょう。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 47.5円 | 96.1% |
| 2017/03期 | 47.5円 | 84.4% |
| 2018/03期 | 47.5円 | 184.3% |
| 2019/03期 | 40円 | 57.9% |
| 2020/03期 | 45円 | 37.3% |
| 2021/03期 | 60円 | 27.6% |
| 2022/03期 | 45円 | 31.6% |
| 2023/03期 | 65円 | 29.8% |
| 2024/03期 | 100円 | 48.3% |
| 2025/03期 | 55円 | 22.7% |
| 必要株数 | 100株以上(約47万円) |
| 金額相当 | 3,500円相当 |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
2024/03期は株式分割前の基準で1株100円(分割調整後50円相当)と高配当でしたが、2025/03期以降は分割後ベースで1株55円を計画しています。配当性向は22%前後と余裕があり、業績成長に応じた増配余地があります。株主優待は年2回(9月に自社製品、3月にQUOカード)で、個人投資家にとって魅力的な総合利回りを提供しています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 109.1万円 | 9.1万円 | 9.1% |
| 2022期 | 113.0万円 | 13.0万円 | 13.0% |
| 2023期 | 119.2万円 | 19.2万円 | 19.2% |
| 2024期 | 199.7万円 | 99.7万円 | 99.7% |
| 2025期 | 197.1万円 | 97.1万円 | 97.1% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは18.5倍と業界平均(22.0倍)をやや下回る水準にありますが、PBRは2.61倍と業界平均を上回っています。これは「KOIKEYA PRIDE POTATO」に代表されるブランド力と収益性改善への期待を反映しています。信用倍率は0.29倍と売り長の状態にあり、踏み上げの可能性にも注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 16.9億円 | 5.3億円 | 31.2% |
| 2022/03期 | 11.4億円 | 3.8億円 | 33.6% |
| 2023/03期 | 18.1億円 | 6.4億円 | 35.6% |
| 2024/03期 | 34.9億円 | 12.8億円 | 36.7% |
| 2025/03期 | 40.2億円 | 14.3億円 | 35.5% |
税引前利益は2021/03期の17億円から2025/03期には40億円へと約2.4倍に成長しました。実効税率は31〜37%の範囲で推移しており、法定実効税率に近い水準で安定しています。
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(株)湖池屋 まとめ
「日本初のポテトチップス量産化に成功。プライドと革新でスナック菓子の未来を切り拓くスタンダード企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。