2226スタンダード

(株)湖池屋

KOIKE-YA Inc.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE13.4%
BPS1788.1円
自己資本比率48.5%
FY2025/3 有報データ

日本初のポテチメーカーが、プライドと革新で世界のスナック市場に挑む

おいしさを通じて、人々の暮らしと社会に笑顔と驚きを届ける

この会社ってなに?

コンビニやスーパーでおなじみの「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」「ポリンキー」「スコーン」は湖池屋の代表的な商品です。近年は「KOIKEYA PRIDE POTATO」シリーズで高級路線を開拓し、素材と製法にこだわったプレミアムスナックが話題に。2025年には米国子会社を設立し、新ブランド「SATISFRY」で北米市場に挑戦しています。

湖池屋は1953年創業、日本で初めてポテトチップスの量産化に成功したスナック菓子専業メーカーです。2020年に日清食品HDの連結子会社となり、「KOIKEYA PRIDE POTATO」をはじめとする高付加価値ブランド戦略で成長を加速。FY2025/3は売上高594億円(前年比+8.3%)、営業利益40億円と過去最高水準を更新しました。PER 18.5倍・PBR 2.61倍とブランド力を反映した評価を受けており、米国市場への本格進出など海外展開も注目されています。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
東京都板橋区成増五丁目9番7号
公式
koike-ya.com

社長プロフィール

佐藤 章
代表取締役社長
ブランド革新者
湖池屋は「日本のスナック菓子の価値」を世界に届けるため、素材と製法にこだわり、プレミアムスナックという新たな市場を創造してまいります。おいしさを通じて、人々の暮らしに笑顔と驚きをお届けし続けます。

この会社のストーリー

1953
創業者・小池和夫がおつまみ製造で起業

東京都板橋区で小池和夫がおつまみの製造販売を開始。後のスナック菓子帝国の始まり。

1962
日本初のポテトチップスを量産化

日本で初めてポテトチップスの量産化に成功。「のり塩」味は今なお湖池屋の看板商品として愛されている。

1984
「カラムーチョ」が大ヒット

辛いスナック菓子という新ジャンルを開拓した「カラムーチョ」が爆発的ヒット。スナック菓子業界に革命を起こした。

2017
「KOIKEYA PRIDE POTATO」で高級路線へ

佐藤章社長のもと、プレミアムポテトチップス「PRIDE POTATO」を発売。ブランド戦略の大転換を果たした。

2020
日清食品HDの連結子会社に

日清食品HDが株式を追加取得し連結子会社化。経営資源の共有とグループシナジーの創出を開始。

2025
米国子会社設立で海外に挑戦

カリフォルニア州に100%出資の米国子会社を設立。新ブランド「SATISFRY」でスナック菓子の本場に挑む。

注目ポイント

ブランド力で高収益を実現

「KOIKEYA PRIDE POTATO」に代表されるプレミアム路線が奏功し、営業利益率は3.6%→6.8%へ大幅改善。ブランド戦略の成功で収益性が飛躍的に向上しています。

米国市場への本格参入

2025年に米国子会社を設立し、新ブランド「SATISFRY」で北米市場に参入。世界最大のスナック菓子市場で日本品質の価値を発信する挑戦が始まっています。

年2回の株主優待が魅力

9月に自社製品詰合せ(2,500円相当)、3月にQUOカード(1,000円分)と年2回の優待を実施。配当と合わせた総合利回りで個人投資家に人気の銘柄です。

サービスの実績は?

55
1株当たり配当金
FY2026予想
+8.3%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+11.7%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
1,110
単体従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 55円
安全性
普通
自己資本比率 48.5%(FY2025/3に有利子負債が急増したが、米国事業への成長投資が主因であり、自己資本比率48.8%と財務基盤は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 13.4%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
55
方針: 安定配当を基本とし、連結配当性向30%を目安とした利益還元
1株配当配当性向
FY2016/323.896.3%
FY2017/323.884.6%
FY2018/323.8184.7%
FY2019/32057.9%
FY2020/322.537.3%
FY2021/33027.6%
FY2022/322.531.6%
FY2023/332.529.8%
FY2024/310048.3%
FY2025/35522.7%
株主優待
あり
自社製品詰合せ(2,500円相当)+QUOカード(1,000円分)
必要株数100株以上(約47万円)
金額相当3,500円相当
権利確定月3月・9月

FY2024/3は株式分割前の基準で1株100円(分割調整後50円相当)と高配当でしたが、FY2025/3以降は分割後ベースで1株55円を計画しています。配当性向は22%前後と余裕があり、業績成長に応じた増配余地があります。株主優待は年2回(9月に自社製品、3月にQUOカード)で、個人投資家にとって魅力的な総合利回りを提供しています。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
13.4%
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
6.8%
業界平均
7.1%
自己資本比率上回る
この会社
48.5%
業界平均
45.7%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3304億円
FY2023/3446億円
FY2024/3548億円
FY2025/3594億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/336.0億円
FY2025/340.2億円

湖池屋の業績は、高付加価値ブランド戦略と値上げ効果により着実に拡大しています。FY2022/3の減収は決算期変更(6月→3月)に伴う9か月決算の影響であり、実質的には成長を継続。FY2025/3は売上高594億円・営業利益40億円と過去最高水準を更新しました。FY2026/3は売上高636億円を予想し、成長トレンドの維持が見込まれています。

事業ごとの売上・利益

スナック菓子事業(国内)
525億円88.4%)
海外事業
45億円7.6%)
その他事業
24億円4.0%)
スナック菓子事業(国内)525億円
利益: 33.5億円利益率: 6.4%

「湖池屋ポテトチップス」「KOIKEYA PRIDE POTATO」「カラムーチョ」「すっぱムーチョ」「ポリンキー」「スコーン」など主力ブランドを展開。売上構成比約88%を占めるコア事業。

海外事業45億円
利益: 1.5億円利益率: 3.3%

2025年に米国子会社を設立し、新ブランド「SATISFRY」で北米市場に参入。アジア圏でも「カラムーチョ」を中心に展開を拡大中。

その他事業24億円
利益: 5.0億円利益率: 20.8%

不動産賃貸収入や物流関連サービスなど。高い利益率で安定的な収益を計上。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
13.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/39.5%4.3%-
FY2022/3-2.8%2.8%-
FY2023/39.4%3.9%-
FY2024/313.3%6.1%6.6%
FY2025/313.4%6.6%6.8%

営業利益率はFY2022/3の3.6%からFY2025/3には6.8%へと大幅に改善しています。これは「KOIKEYA PRIDE POTATO」に代表される高付加価値商品の拡販と、適切な価格改定による収益性向上の成果です。ROEも13.3%と高水準に達しており、資本効率の高い経営を実現しています。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率48.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
167億円
会社の純資産
194億円

FY2023/3までは実質無借金経営を継続していましたが、FY2024/3以降は米国子会社設立や生産設備増強への積極投資に伴い有利子負債が増加しています。自己資本比率は48.8%と健全な水準を維持しており、成長投資と財務安定性のバランスが取れています。BPSの低下はFY2024/3の株式分割(1:2)によるものです。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-1.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-67.6億円
投資CF
借入・返済など
+36.7億円
財務CF
手元に残ったお金
-69.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/330.3億円-45.7億円18.6億円-15.4億円
FY2022/32.2億円-6.4億円-5.0億円-4.2億円
FY2023/325.7億円-6.5億円-8.0億円19.1億円
FY2024/356.1億円-24.4億円-8.7億円31.8億円
FY2025/3-1.5億円-67.6億円36.7億円-69.1億円

FY2024/3には営業CF 56億円、FCF 32億円と本業からのキャッシュ創出力が大幅に向上しました。FY2025/3の営業CFマイナスは、米国事業立ち上げに伴う運転資金増加と在庫投資が主因です。投資CFの大幅増(68億円)は海外展開と生産能力増強への成長投資を反映しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(じゃがいも・食用油脂)の価格高騰・調達リスク
2為替変動リスク(輸入原材料の円安による仕入コスト増)
3消費者嗜好の変化によるブランド力低下リスク
4食品安全に関する事故・品質問題の発生リスク
5競合他社(カルビー等)との価格競争の激化
6海外事業(米国進出)の立ち上げリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/316.9億円5.3億円31.2%
FY2022/311.4億円3.8億円33.6%
FY2023/318.1億円6.4億円35.6%
FY2024/334.9億円12.8億円36.7%
FY2025/340.2億円14.3億円35.5%

税引前利益はFY2021/3の17億円からFY2025/3には40億円へと約2.4倍に成長しました。実効税率は31〜37%の範囲で推移しており、法定実効税率に近い水準で安定しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
625万円
従業員数
1,110
平均年齢
38.9歳
平均年収従業員数前年比
当期625万円1,110-

従業員の平均年収は625万円で、食品業界の中では標準的な水準です。平均年齢38.9歳と比較的若い組織構成で、スナック菓子のマーケティングや商品開発において柔軟な発想力を活かした経営を行っています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主67.3%
浮動株32.7%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.5%
事業法人等64.6%
外国法人等1.6%
個人その他31.9%
証券会社1.4%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は湖池屋従業員持株会氏・日清食品ホールディングス。

日清食品ホールディングス株式会社(4,812,170株)45.1%
一般社団法人湖池の会(1,601,600株)15.01%
小池 孝(745,470株)6.98%
有限会社ダブリュー・ビー・ファイン(320,000株)2.99%
小池 渉(316,000株)2.96%
湖池屋従業員持株会(223,528株)2.09%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(123,400株)1.15%
JPモルガン証券株式会社(89,920株)0.84%
石田 美奈子(86,100株)0.8%
岸田 亮(86,100株)0.8%
岸田 俊(86,100株)0.8%

筆頭株主は日清食品HD(45.1%)で、2020年の連結子会社化以降、経営資源の共有やブランド戦略の強化が進んでいます。第2位の「湖池の会」(15.01%)は創業家の資産管理団体で、代表取締役会長の小池孝氏個人(6.98%)と合わせ創業家が約25%を保有。従業員持株会も2.09%を保有しており、オーナー企業としての一体感が特徴です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,100万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
スナック菓子事業(国内)525億円33.5億円6.4%
海外事業45億円1.5億円3.3%
その他事業24億円5.0億円20.8%

スナック菓子事業が売上の約88%を占める専業型の事業構造です。国内ではプレミアム路線の「PRIDE POTATO」が成長ドライバーとなり、営業利益率の向上に大きく貢献しています。海外事業は売上構成比はまだ小さいものの、米国市場への本格参入により今後の成長が期待されるセグメントです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
2,900万円
連結子会社数
3
設備投資額
66.8億円
平均勤続年数(従業員)
10.3
臨時従業員数
613

取締役・監査役8名中、女性が1名(12.5%)を占めています。連結子会社は3社とコンパクトな経営体制ですが、日清食品HDグループの一員としてガバナンス体制を強化しています。設備投資額66.8億円は過去最高水準で、北海道の新工場建設など生産能力の拡充に積極投資しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
国内事業の収益性改善は計画を上回るペースで進捗。一方、FY2026/3は原材料コスト上昇で業績予想を下方修正しており、利益面での目標達成には課題も残る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営方針(日清食品HDグループ)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 636億円 順調 (594億円 (FY2025))
93.4%
営業利益率: 目標 7.0%以上 順調 (6.8% (FY2025))
97.1%
海外売上比率: 目標 10%以上 やや遅れ (約5% (FY2025推定))
50%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025590億円594億円+0.6%
FY2024470億円548億円+16.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

湖池屋は公式には数値目標を示した中期経営計画を公表していませんが、日清食品HDグループの方針のもと売上高成長と利益率改善を推進しています。FY2025の営業利益率6.8%は大幅に改善しましたが、FY2026/3は原材料高の影響で経常利益を下方修正しており、コスト管理が今後の課題です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

湖池屋のTSRは5年間で197.1%とTOPIX(197.8%)とほぼ同水準のパフォーマンスです。FY2024に大きく上昇した点が特徴的で、業績改善と高付加価値戦略への評価が一気に進みました。今後の海外事業の成長が、TOPIXをアウトパフォームする鍵となるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+97.1%
100万円 →197.1万円
97.1万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021109.1万円+9.1万円9.1%
FY2022113.0万円+13.0万円13.0%
FY2023119.2万円+19.2万円19.2%
FY2024199.7万円+99.7万円99.7%
FY2025197.1万円+97.1万円97.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率0.29倍
3/21時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PERは18.5倍と業界平均(22.0倍)をやや下回る水準にありますが、PBRは2.61倍と業界平均を上回っています。これは「KOIKEYA PRIDE POTATO」に代表されるブランド力と収益性改善への期待を反映しています。信用倍率は0.29倍と売り長の状態にあり、踏み上げの可能性にも注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +8.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 25%
食料品 53社中 12位
報道のトーン
50%
好意的
35%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
海外展開・米国進出25%
新商品・ブランド25%
その他15%

最近の出来事

2025年12月株探レポート

高付加価値スナックと海外展開でブランド価値向上を目指す企業分析レポートが公開。

2025年11月業績下方修正

FY2026/3通期の経常利益予想を41億円→37.5億円に下方修正。原材料コスト上昇が影響。

2025年5月米国進出

カリフォルニア州に100%出資の米国子会社を設立。スナック菓子の本場での事業展開を開始。

(株)湖池屋 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 55円
安全性
普通
自己資本比率 48.5%(FY2025/3に有利子負債が急増したが、米国事業への成長投資が主因であり、自己資本比率48.8%と財務基盤は健全)
稼ぐ力
高い
ROE 13.4%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「日本初のポテトチップス量産化に成功。プライドと革新でスナック菓子の未来を切り拓くスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU