2208スタンダード

(株)ブルボン

BOURBON CORPORATION

最終更新日: 2026年3月25日

ROE9.3%
BPS2543.6円
自己資本比率63.8%
FY2025/3 有報データ

アルフォート、ルマンド、プチ。新潟から届ける、日本の定番おやつメーカー

おいしさ、思いやり、いつもいっしょに。

この会社ってなに?

コンビニやスーパーのお菓子コーナーで見かける「アルフォート」「ルマンド」「プチシリーズ」「エリーゼ」「ブランチュール」。これらはすべてブルボンの商品です。手頃な価格で高品質なお菓子を提供し続けており、日本人なら一度は食べたことがあるはず。最近では「フェットチーネグミ」や健康志向の商品も人気を集めています。

ブルボンは1924年創業、新潟県柏崎市に本社を置く大手菓子メーカーです。「アルフォート」「ルマンド」「プチシリーズ」など国民的ロングセラー菓子を多数展開。FY2025/3は売上高1,135億円(前年比+9.4%)、営業利益75億円と過去最高益を達成しました。創業家・吉田家が経営を担うオーナー企業で、無借金経営から設備投資を積極化。PER 18.2倍・PBR 1.27倍と安定成長銘柄として評価されています。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
新潟県柏崎市駅前1丁目3番1号
公式
www.bourbon.co.jp

社長プロフィール

吉田 匡慶
代表取締役社長
堅実経営者
お菓子を通じて人々の生活に潤いと楽しさをお届けすること。ブルボンは100年以上にわたり、品質にこだわったお菓子づくりを続けてまいりました。これからもお客様に愛される商品を提供し、持続的な成長と企業価値の向上を目指してまいります。

この会社のストーリー

1924
北日本製菓として創業

新潟県柏崎市で北日本製菓株式会社として設立。ビスケットの製造を開始し、お菓子づくりの歴史が始まった。

1954
新潟証券取引所に上場

新潟証券取引所に株式を上場。地方発の菓子メーカーとして着実に成長を続けた。

1989
社名をブルボンに変更

北日本製菓から株式会社ブルボンに社名変更。フランスのブルボン王朝に由来する名前で、ブランドイメージの刷新を図った。

2000
東京証券取引所第二部に上場

東証二部への上場を果たし、全国的な知名度と資金調達力を獲得。「アルフォート」が大ヒット商品に成長。

2023
原材料高騰を乗り越え復活

FY2023/3は原材料高騰で営業利益が大幅減少したが、値上げと効率化で翌期以降V字回復を達成した。

2025
過去最高益を達成

FY2025/3に営業利益75億円と過去最高益を更新。100周年を超えて新たな成長ステージへ。

注目ポイント

国民的ロングセラー菓子の宝庫

アルフォート、ルマンド、プチシリーズ、エリーゼ、ブランチュール。誰もが知るロングセラー菓子を数多く持ち、ブランド力と商品開発力は業界トップクラスです。

創業家経営の安定感

吉田家が株式の約40%を保有するオーナー企業。長期視点での経営判断が可能で、無借金経営の伝統と堅実な財務が特徴。4期連続増配と株主優待の拡充も魅力です。

V字回復で過去最高益を達成

FY2023/3の減益からわずか2年で営業利益率6.6%・過去最高益を達成。価格改定力と生産効率化が奏功し、収益構造が大きく改善しました。

サービスの実績は?

42
1株当たり配当金
FY2026予想
+13.5% YoY
+9.4%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+96.1%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
4,186
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 37円
安全性
安定
自己資本比率 63.8%(自己資本比率64.2%、有利子負債はFY2024/3の設備投資で一時増加したが既に縮小中。実質的に健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 9.3%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
37
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元の充実を目指す
1株配当配当性向
FY2016/31715.8%
FY2017/31912.5%
FY2018/32113.8%
FY2019/32217.0%
FY2020/32329.5%
FY2021/32418.2%
FY2022/32517.8%
FY2023/32657.0%
FY2024/32721.1%
FY2025/33716.0%
9期連続増配
株主優待
あり
自社グループ商品詰合せ(1,200円相当〜)
必要株数100株以上(約32万円)
金額相当1,200円〜4,000円相当
権利確定月9月
長期特典3年以上継続保有でオンラインショップクーポン500〜1,000円分を追加

4期連続増配を実施しており、FY2026/3は1株42円(予想)と増配を継続。配当性向は20%前後と余裕があり、今後の増配余地は十分にあります。配当利回りは1.30%と高くはありませんが、株主優待と合わせた総合利回りが個人投資家に人気です。ブルボンのお菓子詰合せがもらえる優待は実用的で満足度が高いと評判です。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
9.3%
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
6.6%
業界平均
7.1%
自己資本比率上回る
この会社
63.8%
業界平均
45.5%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3945億円
FY2023/3974億円
FY2024/31,037億円
FY2025/31,135億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/338.1億円
FY2025/374.7億円

ブルボンの業績は、FY2022/3に会計基準変更(収益認識基準適用)で見かけ上の減収となりましたが、実質ベースでは堅調に推移。FY2025/3は売上高1,135億円・営業利益75億円と過去最高益を達成しました。原材料価格高騰を値上げと生産効率化で吸収し、営業利益率は6.6%まで改善。FY2026/3は売上高1,180億円・営業利益60億円を予想しており、設備投資の増加に伴う一時的な利益圧縮を見込んでいます。

事業ごとの売上・利益

菓子事業
1,089億円95.9%)
飲料・食品他
46億円4.1%)
菓子事業1,089億円
利益: 71.8億円利益率: 6.6%

ビスケット・クッキー(アルフォート、ルマンド等)、チョコレート、米菓、グミなど菓子全般の製造販売。売上構成比96%を占める主力事業。

飲料・食品他46億円
利益: 2.9億円利益率: 6.3%

飲料・食品の製造販売および自動販売機オペレーション。エチゴビールの展開も含む。売上構成比4%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
9.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
6.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/35.6%4.0%-
FY2022/35.5%4.1%-
FY2023/32.6%1.3%-
FY2024/35.9%3.3%3.7%
FY2025/39.3%5.8%6.6%

FY2023/3は原材料高騰の影響で営業利益率が1.7%まで低下しましたが、価格改定効果が浸透したFY2025/3には営業利益率6.6%・ROE 9.1%と大幅に改善しました。菓子業界の中でも収益性の回復力が際立っており、コスト管理と商品力の高さを示しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率63.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
62.7億円
会社の純資産
615億円

ブルボンは長年実質無借金経営を続けてきましたが、FY2024/3に生産設備の大規模投資に伴い有利子負債93億円を計上。FY2025/3には63億円に縮小しており、自己資本比率も64.2%と極めて健全な財務体質を維持しています。BPSは着実に増加し、資産の質も高い水準にあります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+65.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-64.8億円
投資CF
借入・返済など
-22.3億円
財務CF
手元に残ったお金
+5,200万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/380.5億円-56.4億円-9.3億円24.2億円
FY2022/380.9億円-51.2億円-10.8億円29.7億円
FY2023/321.2億円-67.4億円39.7億円-46.2億円
FY2024/398.1億円-53.0億円-11.8億円45.2億円
FY2025/365.3億円-64.8億円-22.3億円5,200万円

営業キャッシュフローはFY2023/3を除き安定的にプラスを維持。FY2024/3は98億円と過去最高の営業CFを記録しました。投資CFは生産設備の更新・増強を反映してマイナスが続いており、将来の成長に向けた積極投資を継続しています。FY2023/3のみ原材料高騰による一時的な資金需要で財務CFがプラスとなりました。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格の変動リスク(小麦粉・砂糖・カカオ・油脂等の価格高騰)
2為替変動リスク(輸入原材料の調達コスト変動)
3自然災害・感染症リスク(工場の操業停止等)
4食品安全に関する事故・リコール発生リスク
5消費者嗜好の変化による需要減少リスク
6競合他社との価格競争の激化リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/346.8億円15.1億円32.3%
FY2022/347.5億円13.7億円28.9%
FY2023/318.4億円7.4億円40.4%
FY2024/342.8億円12.1億円28.3%
FY2025/375.8億円20.2億円26.6%

税引前利益はFY2025/3に76億円と過去最高を記録。実効税率は26〜40%と年度により変動がありますが、FY2023/3の高い税率は減益時の固定的な税負担の影響によるものです。FY2025/3は26.6%と効率的な税務運営が実現しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
496万円
従業員数
4,186
平均年齢
38.3歳
平均年収従業員数前年比
当期496万円4,186-

従業員の平均年収は496万円で、食品業界の中では標準的な水準です。平均年齢38.3歳と比較的若い組織構成となっています。新潟県に本社・主要工場を置くため、都市部の大手メーカーと比べると給与水準は控えめですが、地方の生活コストを考慮すると妥当な水準といえます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主55.9%
浮動株44.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.3%
事業法人等31.2%
外国法人等1.3%
個人その他58.5%
証券会社1.8%

経営者・創業家が17.4%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は吉田氏・吉田氏・吉田氏。

公益財団法人ブルボン吉田記念財団(2,612,000株)10.81%
吉田興産株式会社(2,200,000株)9.1%
ブルボン柏湧共栄会(1,738,000株)7.19%
株式会社第四北越銀行(1,181,000株)4.89%
吉田 康(1,173,000株)4.85%
北日本興産株式会社(915,000株)3.79%
吉田 暁弘(908,000株)3.76%
吉田 匡慶(721,000株)2.98%
吉田 和代(706,000株)2.92%
吉田 篤司(700,000株)2.9%

ブルボンは典型的なオーナー企業で、創業家・吉田家の財団・資産管理会社・個人が上位株主の大半を占めています。筆頭株主のブルボン吉田記念財団(10.81%)、吉田興産(9.10%)に加え、代表取締役会長の吉田康氏(4.85%)、代表取締役社長の吉田匡慶氏(2.98%)など吉田家関連で合計約40%を保有。ブルボン柏湧共栄会(従業員持株会、7.19%)も安定株主として機能しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億9,100万円
取締役13名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
菓子事業1,089億円71.8億円6.6%
飲料・食品他46億円2.9億円6.3%

菓子事業が売上の96%を占める一本足打法の構造ですが、その中でビスケット・クッキー・チョコレート・米菓・グミなど幅広い商品カテゴリーを展開しており、実質的な分散が図られています。飲料・食品事業は規模こそ小さいものの、利益率6.3%と安定した収益を確保しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 21名)
女性 2名(9.5% 男性 19
10%
90%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
4
設備投資額
62.7億円
平均勤続年数(従業員)
16
臨時従業員数
822

取締役・監査役21名中、女性が2名(9.5%)で、女性比率の向上が今後の課題です。連結子会社は4社とコンパクトなグループ経営。設備投資は62.7億円と積極的で、生産設備の更新・自動化に注力しています。平均勤続年数16年と定着率が高く、安定した職場環境がうかがえます。

会社の計画は順調?

A
総合評価
FY2025/3は期初予想を大幅に上回る着地。収益力の改善が顕著で、中長期目標の営業利益率・ROEともに達成。売上高目標も射程圏内。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

持続的成長と中長期的企業価値向上
中長期
売上高: 目標 1,200億円超 順調 (1,135億円 (FY2025))
94.6%
営業利益率: 目標 5%以上 達成 (6.6% (FY2025))
100%
ROE: 目標 8%以上 達成 (9.1% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,080億円1,135億円+5.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202549億円75億円+52.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ブルボンは持続的成長を掲げ、収益力の改善と生産性向上を推進しています。FY2025/3は営業利益率6.6%・ROE 9.1%と中長期目標を達成。期初予想に対して営業利益が+52%と大幅な上振れを見せており、保守的な業績予想からのポジティブサプライズが特徴的な企業です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ブルボンのTSRは5年間で155.3%と着実なリターンを生んでいますが、TOPIX(189.5%)を下回るパフォーマンスとなっています。スタンダード市場のオーナー企業として株価の動きが緩やかな傾向がありますが、FY2025/3の好決算以降は上昇トレンドに転換。今後の増配継続と業績成長がTSRの改善ドライバーとなることが期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+55.3%
100万円 →155.3万円
55.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021129.3万円+29.3万円29.3%
FY2022133.4万円+33.4万円33.4%
FY2023128.5万円+28.5万円28.5%
FY2024144.7万円+44.7万円44.7%
FY2025155.3万円+55.3万円55.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年4月下旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

ブルボンの株価指標は、PER 18.2倍と食料品セクター平均(22.5倍)を下回る水準にあります。PBR 1.27倍も業界平均以下で、収益性の改善を考慮すると割安感があります。配当利回りは1.30%と業界平均をやや下回りますが、4期連続増配と株主優待の拡充で総合的な株主還元は充実しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
45
前月比 +3.8%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
食料品 60社中 25位
報道のトーン
50%
好意的
42%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
新商品・ブランド30%
株主優待20%
その他10%

最近の出来事

2026年1月業績上方修正

FY2026/3の通期業績予想を上方修正。売上高1,180億円、営業利益60億円。配当も42円に増額。

2025年12月優待拡充

株主優待制度を拡充。3年以上の長期保有で、自社商品詰合せに加えてオンラインショップクーポンを追加贈呈。

2025年10月中間決算

FY2026/3 第2四半期は売上高877億円(前年同期比+5.9%)と増収を維持。菓子事業の好調が継続。

(株)ブルボン まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 37円
安全性
安定
自己資本比率 63.8%(自己資本比率64.2%、有利子負債はFY2024/3の設備投資で一時増加したが既に縮小中。実質的に健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 9.3%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「アルフォート・ルマンドでおなじみ。新潟発、国民的お菓子メーカーのスタンダード上場企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU