2910プライム

ロック・フィールド

ROCK FIELD CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE1.1%
BPS1106.3円
自己資本比率81.9%
FY2025/3 有報データ

デパ地下から食卓へ、サラダで彩る豊かなライフスタイル

食を通じて、人々が健康で心豊かな生活を送れる社会を実現し、持続可能な未来を創造することを目指します。

この会社ってなに?

デパートの地下食品売り場、いわゆる「デパ地下」を歩いていると、色とりどりの華やかなサラダや揚げ物が並んでいるのを目にしたことはありませんか?その中でも特に人気のサラダ専門店「RF1(アールエフワン)」や、揚げたてのコロッケが美味しい「神戸コロッケ」は、実はロック・フィールドが運営しています。あなたが特別な日のディナーにもう一品加えたい時や、少し贅沢なランチを選んだ時、その食卓を彩る美味しい惣菜を提供しているのがこの会社です。私たちの生活に身近な「中食(なかしょく)」を通じて、豊かな食生活を支えています。

デパ地下惣菜の雄、ロック・フィールドはFY2025に売上高511.8億円、営業利益12.42億円を計上し、前年度から減収減益となりました。原材料価格の高騰や人件費の上昇が利益を圧迫しており、FY2026の会社予想も営業利益14.11億円と、厳しい事業環境が続く見通しです。しかし、サラダ惣菜のトップブランド「RF1」の強力な顧客基盤を武器に、カゴメとの提携強化や新業態開発といった成長戦略で、この難局を乗り越えようとしています。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
4月
本社
兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町15番地2
公式
www.rockfield.co.jp

社長プロフィール

古塚 孝志
古塚 孝志
代表取締役社長
挑戦者
私たちは「豊かなライフスタイルの創造」という理念のもと、お客様に健康で心豊かな食生活を提案し続けています。常に進化を止めず、社員一人ひとりの成長を通じて新たな価値を創造し、社会に貢献することを目指します。

この会社のストーリー

1972
株式会社ロック・フィールド設立

創業者である岩田弘三が神戸市で会社を設立。日本の食文化を豊かにしたいという想いから、そうざい事業をスタートさせた。

1991
大阪証券取引所市場第二部(新市場)へ上場

事業の成長を背景に株式を上場。さらなる事業拡大と社会的な信用の向上に向けた重要な一歩となった。

1992
主力ブランド「RF1」誕生

サラダを主役としたそうざいブランド「RF1」を創設。健康と鮮度にこだわった商品が人気を博し、同社の主力ブランドへと成長した。

2000
東京証券取引所市場第一部へ上場

さらなる飛躍を目指し、東証一部へ上場。全国的なブランドとしての地位を確立し、多くの百貨店へ出店を加速させた。

2020
コロナ禍での挑戦とオンライン強化

ライフスタイルの変化に対応し、オンラインショップを強化。自宅で本格的な味を楽しめる商品展開で、新たな顧客層を獲得した。

2024
新ブランド「Umi&Yama Kitchen」開始

サラダで培ったノウハウを活かし、新たな挑戦として新ブランドを立ち上げ。食文化としてのサラダの可能性をさらに追求していく。

2025
カゴメとの業務提携

野菜のプロであるカゴメとタッグを組み、「野菜と共に創る未来プロジェクト」を開始。健康寿命の延伸や農業振興に貢献していく。

2026
新中期経営計画スタート

2028年4月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を策定。新業態の展開などを通じて、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

デパ地下の王様「RF1」ブランド

サラダ主体の高級そうざい「RF1」は全国の百貨店で絶大な人気を誇ります。食卓を華やかにする品質とブランド力は大きな強みです。

カゴメとの強力タッグ

野菜飲料の最大手カゴメとの業務提携により、商品開発力や健康価値の訴求力がさらに向上。両社の強みを活かした未来の成長が期待されます。

株主思いの優待制度

「RF1」などの店舗で使えるおそうざい券が株主優待として人気です。1年以上の継続保有が条件で、長期で応援する株主を大切にしています。

サービスの実績は?

511.8億円
連結売上高
2025年4月期実績
-0.4% YoY
12.42億円
連結営業利益
2025年4月期実績
-28.5% YoY
535.0億円
連結売上高予想
2026年4月期会社予想
+4.5% YoY
14.11億円
連結営業利益予想
2026年4月期会社予想
+13.6% YoY
23
1株当たり配当金
2025年4月期実績
+4.5% YoY
100株以上
株主優待取得条件
おそうざい券(年2回)
1年以上継続保有

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 23円
安全性
安定
自己資本比率 81.9%
稼ぐ力
普通
ROE 1.1%
話題性
不評
ポジティブ 30%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
23
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/35081.9%
FY2017/33240.8%
FY2018/33240.7%
FY2019/33249.1%
FY2020/332440.2%
FY2021/32045.6%
FY2022/34077.0%
FY2023/32254.2%
FY2024/32348.7%
FY2025/323182.5%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月4月・10月

同社は安定的な配当の継続を基本方針として掲げています。業績連動の側面があるため配当額には変動がありますが、長期保有株主への優遇を重視した株主優待制度を設けることで、総還元利回りの維持に努めています。財務基盤が盤石であるため、今後も安定的かつ適切な利益配分が期待されます。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.1%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
2.4%
業界平均
7.2%
自己資本比率上回る
この会社
81.9%
業界平均
45.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3471億円
FY2023/3500億円
FY2024/3514億円
FY2025/3512億円
営業利益
FY2022/321.6億円
FY2023/315.0億円
FY2024/317.4億円
FY2025/312.4億円

売上高は500億円前後で堅調に推移していますが、人件費や物流費の上昇といったコスト増が利益を圧迫しています。FY2025/3は純利益が約3.3億円まで落ち込みましたが、FY2026/3には収益改善により約9.3億円まで回復する見通しです。競争環境が激化する中で、効率的な店舗運営と新たな収益源の確立が急務となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
0.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/36.5%5.2%5.1%
FY2017/37.9%6.3%6.0%
FY2018/37.5%6.2%6.0%
FY2019/36.1%5.0%4.8%
FY2020/30.7%0.6%1.0%
FY2021/34.1%3.3%2.5%
FY2022/34.7%3.8%4.6%
FY2023/33.7%3.0%3.0%
FY2024/34.3%3.5%3.4%
FY2025/31.1%0.9%2.4%

営業利益率はFY2022/3の4.6%をピークに低下傾向にあり、FY2025/3には2.4%まで低下しました。ROEも低下しており、資本効率の改善が現在の経営における最優先課題となっています。収益性を高めるためには、原材料価格や賃金の高騰を販売価格へ適切に転嫁する価格戦略が重要です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率81.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
289億円

自己資本比率は80%を超えており、実質無借金経営を継続する極めて盤石な財務基盤を誇ります。総資産は350億円規模で安定しており、現預金を中心とした潤沢な資産背景が同社の強みです。この財務の健全性は、不透明な経済環境下でも安定的かつ持続的な事業展開を可能にしています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+20.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-14.0億円
投資CF
借入・返済など
-11.9億円
財務CF
手元に残ったお金
+6.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/335.8億円-13.7億円-9.0億円22.1億円
FY2017/338.2億円-12.8億円-8.9億円25.3億円
FY2018/332.9億円-21.1億円-11.8億円11.8億円
FY2019/333.3億円-10.8億円-12.1億円22.5億円
FY2020/324.8億円-33.6億円3.3億円-8.8億円
FY2021/327.6億円-25.0億円-7.3億円2.6億円
FY2022/334.2億円-10.1億円-13.1億円24.1億円
FY2023/322.1億円-10.8億円-18.4億円11.3億円
FY2024/335.6億円-12.4億円-19.8億円23.2億円
FY2025/320.3億円-14.0億円-11.9億円6.2億円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が示されています。投資活動については、店舗の改修や新規出店へ継続的に資金を充当しています。財務面では無借金経営を維持しつつ、手元資金を配当や株主還元に充てることで、株主価値の最大化を図っています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/325.8億円9.6億円37.3%
FY2017/330.6億円9.8億円32.0%
FY2018/331.6億円10.7億円34.0%
FY2019/324.6億円7.3億円29.6%
FY2020/35.9億円4.0億円67.3%
FY2021/312.7億円1.1億円8.3%
FY2022/321.9億円8.1億円36.8%
FY2023/315.6億円4.9億円31.1%
FY2024/317.9億円5.3億円29.9%
FY2025/313.0億円9.7億円74.7%

法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、FY2025/3のように利益水準が低い年度には実効税率が一時的に跳ね上がる傾向があります。これは繰延税金資産の取り崩しや一時的な会計上の調整による影響と推察されます。通常期においては、おおむね30%前後の税率水準で推移しています。

会社の公式開示情報

主力ブランド「RF1」や「神戸コロッケ」等の惣菜事業を核に、百貨店を中心とした店舗展開を行っています。直近の決算では原材料価格の高騰や店舗改修費用の増加により大幅な減益を計上しており、現在はカゴメとの業務提携を通じて「野菜」を軸とした新規需要の開拓と経営の効率化を急いでいます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
原材料費や人件費高騰の影響を受け、旧中計は未達。業績予想も複数回の下方修正が目立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 535億円 順調 (511.8億円)
95.7%
営業利益: 目標 14.11億円 順調 (12.42億円)
88%
旧中期経営計画
FY2023〜FY2025
売上高: 目標 540億円 未達 (511.8億円)
94.8%
営業利益: 目標 25億円 未達 (12.42億円)
49.7%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202520億円12億円-39.2%
FY202422億円17億円-19.5%
FY202321億円15億円-27.9%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025535億円512億円-4.3%
FY2024520億円514億円-1.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社はFY2023を初年度とする中期経営計画で売上高540億円、営業利益25億円を掲げましたが、最終年度のFY2025実績は売上高511.8億円、営業利益12.42億円と目標を大幅に下回る結果となりました。近年の業績予想は、コスト増加を吸収できずに下方修正される傾向が強く、計画達成力には課題が見られます。FY2026からの新計画では、より現実的な目標を設定し、カゴメとの提携強化や新業態開発による収益性改善が急務です。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残149,200株
売り残219,100株
信用倍率0.68倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年4月期 第1四半期決算発表2025年9月5日
2026年4月期 第2四半期決算発表2025年12月5日
2026年4月期 第3四半期決算発表2026年3月6日

PERは39.8倍と食料品セクター平均(約15.4倍)を大幅に上回っており、現在の利益水準に対して株価は割高と評価されています。一方、信用取引では売り残が買い残を上回る信用倍率0.68倍となっており、株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。今後の決算発表で業績回復の兆しが見られれば、こうした市場センチメントが変化する可能性があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
24
日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 株探 ほか
業界内ランキング
上位 35%
食料品業種 300社中 105位
報道のトーン
30%
好意的
20%
中立
50%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
経営戦略・提携25%
新ブランド・商品15%
その他10%

最近の出来事

2025年10月新業態出店

新ブランド「Umi&Yama Kitchen」をグランフロント大阪に初出店し新たな顧客層の開拓を開始。

2025年12月業績修正

パート人件費の高騰や店舗改修費用の負担増により、2026年4月期の純利益を下方修正

2026年3月カゴメと提携

カゴメとの業務提携により「野菜と共に創る未来プロジェクト」を始動し、健康と持続可能性を追求。

ロック・フィールド まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 23円
安全性
安定
自己資本比率 81.9%
稼ぐ力
普通
ROE 1.1%
話題性
不評
ポジティブ 30%

「デパ地下の王者が、コスト増の逆風を受けながら健康志向と中食トレンドで再起を図る」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU