ロック・フィールド2910
ROCK FIELD CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
デパートの地下食品売り場、いわゆる「デパ地下」を歩いていると、色とりどりの華やかなサラダや揚げ物が並んでいるのを目にしたことはありませんか?その中でも特に人気のサラダ専門店「RF1(アールエフワン)」や、揚げたてのコロッケが美味しい「神戸コロッケ」は、実はロック・フィールドが運営しています。あなたが特別な日のディナーにもう一品加えたい時や、少し贅沢なランチを選んだ時、その食卓を彩る美味しい惣菜を提供しているのがこの会社です。私たちの生活に身近な「中食(なかしょく)」を通じて、豊かな食生活を支えています。
デパ地下惣菜の雄、ロック・フィールドは2025期に売上高511.8億円、営業利益12.42億円を計上し、前年度から減収減益となりました。原材料価格の高騰や人件費の上昇が利益を圧迫しており、2026期の会社予想も営業利益14.11億円と、厳しい事業環境が続く見通しです。しかし、サラダ惣菜のトップブランド「RF1」の強力な顧客基盤を武器に、カゴメとの提携強化や新業態開発といった成長戦略で、この難局を乗り越えようとしています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 4月
- 本社
- 兵庫県神戸市東灘区魚崎浜町15番地2
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/04期 | 6.5% | 5.2% | 5.1% |
| 2017/04期 | 8.1% | 6.5% | 6.0% |
| 2018/04期 | 7.7% | 6.3% | 6.0% |
| 2019/04期 | 6.2% | 5.1% | 4.8% |
| 2020/04期 | 0.7% | 0.6% | 1.0% |
| 2021/04期 | 4.2% | 3.4% | 2.5% |
| 2022/04期 | 4.8% | 3.8% | 4.6% |
| 2023/04期 | 3.7% | 3.0% | 3.0% |
| 2024/04期 | 4.3% | 3.5% | 3.4% |
| 2025/04期 | 1.1% | 0.9% | 2.4% |
| 3Q FY2026/4 | 1.1%(累計) | 0.9%(累計) | 1.8% |
営業利益率は2022/03期の4.6%をピークに低下傾向にあり、2025/03期には2.4%まで低下しました。ROEも低下しており、資本効率の改善が現在の経営における最優先課題となっています。収益性を高めるためには、原材料価格や賃金の高騰を販売価格へ適切に転嫁する価格戦略が重要です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/04期 | 438億円 | 11.1億円 | 11.7億円 | 43.8円 | -8.2% |
| 2022/04期 | 471億円 | 21.6億円 | 13.8億円 | 51.9円 | +7.7% |
| 2023/04期 | 500億円 | 15.0億円 | 10.8億円 | 40.6円 | +6.1% |
| 2024/04期 | 514億円 | 17.4億円 | 12.5億円 | 47.2円 | +2.8% |
| 2025/04期 | 512億円 | 12.4億円 | 3.3億円 | 12.6円 | -0.3% |
売上高は500億円前後で堅調に推移していますが、人件費や物流費の上昇といったコスト増が利益を圧迫しています。2025/03期は純利益が約3.3億円まで落ち込みましたが、2026/03期には収益改善により約9.3億円まで回復する見通しです。競争環境が激化する中で、効率的な店舗運営と新たな収益源の確立が急務となっています。 【3Q 2026/04期実績】売上393億円(通期予想比74%)、営業利益7.1億円(同50%)、純利益3.2億円(同34%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
主力ブランド「RF1」や「神戸コロッケ」等の惣菜事業を核に、百貨店を中心とした店舗展開を行っています。直近の決算では原材料価格の高騰や店舗改修費用の増加により大幅な減益を計上しており、現在はカゴメとの業務提携を通じて「野菜」を軸とした新規需要の開拓と経営の効率化を急いでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 20億円 | — | 12億円 | -39.2% |
| 2024期 | 22億円 | — | 17億円 | -19.5% |
| 2023期 | 21億円 | — | 15億円 | -27.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 535億円 | — | 512億円 | -4.3% |
| 2024期 | 520億円 | — | 514億円 | -1.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は2023期を初年度とする中期経営計画で売上高540億円、営業利益25億円を掲げましたが、最終年度の2025期実績は売上高511.8億円、営業利益12.42億円と目標を大幅に下回る結果となりました。近年の業績予想は、コスト増加を吸収できずに下方修正される傾向が強く、計画達成力には課題が見られます。2026期からの新計画では、より現実的な目標を設定し、カゴメとの提携強化や新業態開発による収益性改善が急務です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
新ブランド「Umi&Yama Kitchen」をグランフロント大阪に初出店し新たな顧客層の開拓を開始。
パート人件費の高騰や店舗改修費用の負担増により、2026年4月期の純利益を下方修正。
カゴメとの業務提携により「野菜と共に創る未来プロジェクト」を始動し、健康と持続可能性を追求。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は80%を超えており、実質無借金経営を継続する極めて盤石な財務基盤を誇ります。総資産は350億円規模で安定しており、現預金を中心とした潤沢な資産背景が同社の強みです。この財務の健全性は、不透明な経済環境下でも安定的かつ持続的な事業展開を可能にしています。 【3Q 2026/04期】総資産346億円、純資産288億円、自己資本比率82.0%、有利子負債3.0億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/04期 | 35.8億円 | 13.7億円 | 9.0億円 | 22.1億円 |
| 2017/04期 | 38.2億円 | 12.8億円 | 8.9億円 | 25.3億円 |
| 2018/04期 | 32.9億円 | 21.1億円 | 11.8億円 | 11.8億円 |
| 2019/04期 | 33.3億円 | 10.8億円 | 12.1億円 | 22.5億円 |
| 2020/04期 | 24.8億円 | 33.6億円 | 3.3億円 | 8.8億円 |
| 2021/04期 | 27.6億円 | 25.0億円 | 7.3億円 | 2.6億円 |
| 2022/04期 | 34.2億円 | 10.1億円 | 13.1億円 | 24.1億円 |
| 2023/04期 | 22.1億円 | 10.8億円 | 18.4億円 | 11.3億円 |
| 2024/04期 | 35.6億円 | 12.4億円 | 19.8億円 | 23.2億円 |
| 2025/04期 | 20.3億円 | 14.0億円 | 11.9億円 | 6.2億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が示されています。投資活動については、店舗の改修や新規出店へ継続的に資金を充当しています。財務面では無借金経営を維持しつつ、手元資金を配当や株主還元に充てることで、株主価値の最大化を図っています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/04期 | 50円 | 81.9% |
| 2017/04期 | 32円 | 40.8% |
| 2018/04期 | 32円 | 40.7% |
| 2019/04期 | 32円 | 49.1% |
| 2020/04期 | 32円 | 440.2% |
| 2021/04期 | 20円 | 45.6% |
| 2022/04期 | 40円 | 77.0% |
| 2023/04期 | 22円 | 54.2% |
| 2024/04期 | 23円 | 48.7% |
| 2025/04期 | 23円 | 182.5% |
| 権利確定月 | 4月・10月 |
同社は安定的な配当の継続を基本方針として掲げています。業績連動の側面があるため配当額には変動がありますが、長期保有株主への優遇を重視した株主優待制度を設けることで、総還元利回りの維持に努めています。財務基盤が盤石であるため、今後も安定的かつ適切な利益配分が期待されます。
株の売買状況と今後の予定
PERは39.8倍と食料品セクター平均(約15.4倍)を大幅に上回っており、現在の利益水準に対して株価は割高と評価されています。一方、信用取引では売り残が買い残を上回る信用倍率0.68倍となっており、株価下落を見込む投資家が多いことを示唆しています。今後の決算発表で業績回復の兆しが見られれば、こうした市場センチメントが変化する可能性があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/04期 | 25.8億円 | 9.6億円 | 37.3% |
| 2017/04期 | 30.6億円 | 9.8億円 | 32.0% |
| 2018/04期 | 31.6億円 | 10.7億円 | 34.0% |
| 2019/04期 | 24.6億円 | 7.3億円 | 29.6% |
| 2020/04期 | 5.9億円 | 4.0億円 | 67.3% |
| 2021/04期 | 12.7億円 | 1.1億円 | 8.3% |
| 2022/04期 | 21.9億円 | 8.1億円 | 36.8% |
| 2023/04期 | 15.6億円 | 4.9億円 | 31.1% |
| 2024/04期 | 17.9億円 | 5.3億円 | 29.9% |
| 2025/04期 | 13.0億円 | 9.7億円 | 74.7% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動していますが、2025/03期のように利益水準が低い年度には実効税率が一時的に跳ね上がる傾向があります。これは繰延税金資産の取り崩しや一時的な会計上の調整による影響と推察されます。通常期においては、おおむね30%前後の税率水準で推移しています。
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ロック・フィールド まとめ
「デパ地下の王者が、コスト増の逆風を受けながら健康志向と中食トレンドで再起を図る」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。