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(株)ニップン2001

NIPPN CORPORATION

プライムUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 66円
安全性
普通
自己資本比率 47.7%(自己資本比率60%超・実質無借金経営に近く、財務健全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

この会社ってなに?

スーパーの小麦粉コーナーの「ニップン」ブランド、冷凍パスタ「オーマイ」シリーズ、お好み焼き粉やホットケーキミックスなど、キッチンでおなじみの商品がニップン製です。また、業務用では外食チェーンやベーカリーに小麦粉を供給し、私たちが食べるパンやうどん、ケーキの原料にも深く関わっています。健康食品「アマニ油」も注目の成長分野です。

ニップンは1896年創業の製粉業界最古参で、国内シェア2位の総合食品企業です。主力の製粉事業に加え、冷凍食品「オーマイ」ブランドやパスタ、プレミックス、健康食品まで幅広く展開。2025年3月期は売上高4,109億円(前年比+2.6%)、営業利益215億円と2期連続の過去最高益を更新しました。PER 10.5倍・PBR 0.88倍とバリュー水準にあり、4期連続増配と株主優待が個人投資家に人気です。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
東京都千代田区麹町4-8

サービスの実績は?

66
1株当たり配当金
2026期予想
4期連続増配
+2.6%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
5.2%
営業利益率
2025期実績
過去最高
3,863
連結従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

製粉事業
1,260億円30.7%)
食品事業
1,950億円47.4%)
その他事業
900億円21.9%)
製粉事業1,260億円
利益: 75億円利益率: 6.0%

国内製粉シェア2位。業務用小麦粉の製造販売が主力で、パン・麺・菓子メーカーに供給。売上構成比約31%を占める基盤事業。

食品事業1,950億円
利益: 95億円利益率: 4.9%

冷凍食品「オーマイ」ブランド、パスタ、プレミックス、健康食品(アマニ油等)を展開。売上構成比約47%を占める最大セグメント。

その他事業900億円
利益: 45億円利益率: 5.0%

ペットフード、エンジニアリング、不動産等を展開。ペットフードは成長分野として注力。売上構成比約22%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.7%(累計)
株主資本の利回り
ROA
3.7%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
5.6%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期5.1%2.8%-
2022/03期5.4%2.9%-
2023/03期5.5%3.1%-
2024/03期12.5%7.2%5.1%
2025/03期10.4%6.3%5.2%
3Q FY2026/37.7%(累計)3.7%(累計)5.6%

営業利益率は3.1%から5.2%へと大幅に改善しており、製粉業界でもトップクラスの収益性を確保しています。2024/03期にはROEが11.6%に急伸し、資本効率の高い経営への転換が進んでいます。価格転嫁の浸透と高付加価値製品の拡販が利益率改善の主因です。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期2,883億円86.4億円112.6円-
2022/03期3,213億円93.3億円121.6円+11.4%
2023/03期3,655億円103億円132.2円+13.8%
2024/03期4,005億円203億円264億円338.2円+9.6%
2025/03期4,109億円215億円248億円317.3円+2.6%

ニップンの業績は着実に成長を続けており、2024/03期・2025/03期と2期連続で営業利益が過去最高を更新しました。2024/03期には純利益264億円と大幅増益を達成(投資有価証券売却益等の特別利益が寄与)。2026/03期は売上高4,240億円・営業利益215億円と安定成長の継続が見込まれています。 【3Q 2026/03期実績】売上3174億円(通期予想比75%)、営業利益178億円(同83%)、純利益156億円(同77%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
7.7%(累計)
業界平均
6.6%
営業利益率上回る
この会社
5.6%
業界平均
5.4%
自己資本比率下回る
この会社
47.7%
業界平均
53.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億800万円
取締役11名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
製粉事業1,260億円75億円6.0%
食品事業1,950億円95億円4.9%
その他事業900億円45億円5.0%

食品事業が売上の約47%を占める最大セグメントで、製粉事業(約31%)、その他事業(約22%)が続きます。刀(森岡毅氏の会社)との協業で冷凍パスタ「もちっとおいしいパスタ」が大ヒットするなど、食品事業の高付加価値化が成長を牽引しています。製粉事業は安定した利益率6%を確保する基盤事業として機能しています。

会社の計画は順調?

S
総合評価
中期経営計画の主要KPI(売上高4,200億円・営業利益200億円・ROE 8%以上)を全て前倒しで達成。経営の実行力が際立つ。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 2022-2026
2023期〜2027期
売上高: 目標 4,200億円 前倒し達成 (4,109億円 (FY2025))
100%
営業利益: 目標 200億円 前倒し達成 (215億円 (FY2025))
100%
ROE: 目標 8%以上 前倒し達成 (10.0% (FY2025))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期4,120億円4,109億円-0.3%
2024期3,870億円4,005億円+3.5%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ニップンは中期経営計画において、売上高4,200億円・営業利益200億円・ROE 8%以上の全目標を前倒しで達成しました。2025期実績は売上高4,109億円・営業利益215億円・ROE 10.0%と、いずれも当初目標を大きく上回っています。上方修正後の目標にも到達済みで、経営の実行力と計画達成能力が高く評価されます。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
新商品・ブランド25%
M&A・新工場20%
株主還元12%
その他8%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
85
前月比 +8.5%
メディア数
30
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報, 日経ビジネス
業界内ランキング
上位 20%
食料品 130社中 22位
報道のトーン
60%
好意的
33%
中立
7%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月3Q決算発表

第3四半期は売上高3,174億円・営業利益178億円と増収増益。通期計画に対して順調に進捗。

2025年12月新工場建設

愛知県知多市に40年ぶりの新工場建設を発表。冷凍食品の生産能力増強を図る。

2025年5月過去最高益

2025/03期決算で営業利益215億円と2期連続の過去最高益を更新。配当も66円を維持。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率47.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
590億円
借金(有利子負債)
Net Assets
2,812億円
会社の純資産

総資産は2021/03期の約3,080億円から2025/03期には約3,992億円へ拡大し、自己資本比率は53%から61%へ改善しています。2024/03期以降に有利子負債が計上されていますが、これは成長投資のためであり、自己資本比率60%超と極めて健全な財務体質を維持しています。 【3Q 2026/03期】総資産4481億円、純資産2812億円、自己資本比率47.7%、有利子負債590億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+188億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-78.1億円
投資に使ったお金
Financing CF
-105億円
借入・返済など
Free CF
+110億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期148億円126億円25.5億円22.2億円
2022/03期120億円101億円42.8億円18.7億円
2023/03期151億円50.3億円84.0億円100億円
2024/03期240億円94.9億円72.4億円145億円
2025/03期188億円78.1億円105億円110億円

営業キャッシュフローは安定的にプラスを確保しており、2024/03期には240億円と過去最高水準を記録しました。フリーキャッシュフローも2023/03期以降は100億円超を維持しており、設備投資と株主還元の原資を十分に確保できる健全な資金創出力を有しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 12名)
女性 3名(25.0% 男性 9
25%
75%
監査報酬
9,000万円
連結子会社数
40
設備投資額
209.6億円
平均勤続年数(従業員)
15
臨時従業員数
5717

取締役12名中、女性が3名(25.0%)を占めており、食品業界でも高水準のダイバーシティを実現しています。40社の連結子会社を統括するグループ経営において、設備投資209.6億円と40年ぶりの新工場建設など積極的な成長投資を推進しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.8%
浮動株43.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関27.9%
事業法人等23.3%
外国法人等15.8%
個人その他29.4%
証券会社3.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主はニップン取引先持株会・大樹生命保険・ダスキン。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(7,554,000株)9.6%
ニップン取引先持株会(4,429,000株)5.6%
大樹生命保険株式会社(3,497,000株)4.5%
株式会社ダスキン(2,510,000株)3.2%
三井物産株式会社(2,350,000株)3%
株式会社三井住友銀行(2,246,000株)2.9%
農林中央金庫(2,060,000株)2.6%
三井住友海上火災保険株式会社(1,879,000株)2.4%
さぬき丸一製麺株式会社(1,755,000株)2.2%
東洋水産株式会社(1,697,000株)2.2%

筆頭株主は信託銀行(9.6%)で、取引先持株会(5.6%)が第2位と取引先との結びつきの強さが特徴です。大樹生命・ダスキン・三井物産・三井住友銀行・農林中央金庫など金融機関と事業法人がバランスよく保有しており、安定株主比率51.2%と経営基盤は盤石です。東洋水産やさぬき丸一製麺など食品業界のパートナーも株主に加わっています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格(小麦・油脂等)の変動リスク
2為替変動リスク(輸入小麦の調達コストへの影響)
3食品安全に関する事故・リコール発生リスク
4自然災害・パンデミック等による事業中断リスク
5情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)
6人材確保・育成に関するリスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
747万円
従業員数
3,863
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期747万円3,863-

従業員の平均年収は747万円と、食品業界の中では上位水準の給与です。平均年齢39歳・平均勤続年数15年と、比較的若い人材が長く活躍できる職場環境が整っています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

ニップンのTSRは5年間で143.2%と堅調に推移していますが、TOPIX(213.4%)を下回るパフォーマンスとなっています。ただし、2024期以降はROE改善と増配により再評価が進んでおり、PBR 0.88倍の割安さを考慮すると今後のバリュエーション是正の余地が大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
66
方針: 安定配当を基本に、配当性向30%を目安とした利益還元
1株配当配当性向
2016/03期1427.7%
2018/03期3031.5%
2019/03期3229.4%
2020/03期3429.1%
2021/03期3632.1%
2022/03期3831.3%
2023/03期4030.3%
2024/03期6619.5%
2025/03期6620.8%
8期連続増配
株主優待
あり
自社商品詰合せ(パスタ・小麦粉等)
必要株数200株以上(約54万円)
金額相当1,000円〜3,000円相当
権利確定月3月・9月

配当は2021/03期の36円から2024/03期には66円へと4期連続で増配を実施しています。2026/03期も66円を維持する見込みで、配当性向は約25%と余裕があります。加えて、株主優待としてパスタや小麦粉などの自社商品詰合せがもらえる点も個人投資家に人気です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 143.2万円 になりました (43.2万円)
+43.2%
年度末時点評価額損益TSR
2021期100.4万円0.4万円0.4%
2022期103.0万円3.0万円3.0%
2023期105.2万円5.2万円5.2%
2024期151.3万円51.3万円51.3%
2025期143.2万円43.2万円43.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残119,200株
売り残6,300株
信用倍率18.92倍
2025/7/18時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

ニップンの株価指標は、PER 10.5倍と食料品セクター平均(15.2倍)を大きく下回る割安水準にあります。PBRも0.88倍と解散価値を下回っており、バリュー投資の観点から注目される水準です。配当利回り2.43%はセクター平均を上回り、食品ディフェンシブ×バリューの特徴を持つ銘柄です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期127億円40.2億円31.8%
2022/03期143億円49.4億円34.6%
2023/03期148億円45.6億円30.8%
2024/03期233億円0円0.0%
2025/03期244億円0円0.0%

税引前利益は2024/03期以降200億円超の高水準を維持しています。2024/03期・2025/03期の実効税率が0%となっているのは、繰延税金資産の計上や特別控除の影響によるものと推定されます。2026/03期は正常化に向かう見込みです。

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(株)ニップン まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 66円
安全性
普通
自己資本比率 47.7%(自己資本比率60%超・実質無借金経営に近く、財務健全性は極めて高い)
稼ぐ力
普通
ROE 7.7%(累計)
話題性
好評
ポジ 60%

「製粉業界最古参、国内2位。小麦粉から冷凍食品・健康食品まで"粉"の可能性を広げるプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU