シノブフーズ
SHINOBU FOODS PRODUCTS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年4月8日
コンビニのおにぎりを支える、大阪発の食のインフラ企業。創業家の堅実経営で9期連続増配を実現
「おいしさと楽しさ」をモットーに、食を通じて社会に貢献し続ける企業へ。
この会社ってなに?
コンビニで手に取るおにぎりや弁当、サンドイッチ。その多くを裏側で作っているのがシノブフーズです。特にファミリーマートの棚に並ぶ商品の多くを手がけ、1日に何百万個ものおにぎりを大阪・千葉・名古屋などの工場で製造しています。おにぎりの「パラシュート式包装」を発明した技術力と、食品ロス削減への取り組みでも知られます。年間配当は9期連続で増え続けており、あなたの毎日の食事を支えながら資産形成にも貢献してくれる、まさに「食卓と財布の味方」のような銘柄です。
FY2025/3の売上高は576億5,100万円(前期比+5.2%)と5年連続の増収を達成し、営業利益は23億3,200万円を確保しました。ファミリーマートを中心とした大手コンビニ向けにおにぎり・弁当・調理パンを製造する中食のリーディングカンパニーです。スーパーや生協向けにも販路を拡大し、2025年12月にはコープえひめとの夕食宅配取引を開始。FY2026/3は売上600億円・最終利益16億円を見込み、年間配当は30円(9期連続増配)を予定しています。創業家の松本家が経営する安定した企業統治と、着実な増配路線が中長期投資家に支持されています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪市西淀川区竹島2丁目3番18号
- 公式
- www.shinobufoods.co.jp
社長プロフィール
「おいしさと楽しさ」をモットーに、お客様に喜ばれる商品づくりを追求してまいります。コンビニエンスストアやスーパーマーケットのお客様のニーズに応え、安全・安心でおいしい商品を安定的にお届けすることが私たちの使命です。資本コストを意識した経営を進め、株主の皆さまへの還元と企業価値の向上を両立させてまいります。
この会社のストーリー
大阪市西淀川区で設立。米飯加工食品の製造を開始し、日本の中食文化の黎明期から業界をリードしてきました。
東証に株式を上場。コンビニの全国展開とともに成長の基盤を築き、安定した経営基盤を確立しました。
海苔のパリッとした食感を守る独自のパラシュート式包装を開発(現在はセンターカット方式に進化)。おにぎり製造技術のイノベーターとして業界に貢献しました。
FY2017/3から増配路線をスタート。以降9期連続で配当を増やし続け、株主還元に本格的にコミットする姿勢を鮮明にしました。
FY2024/3に営業利益23.7億円を記録し、原材料高の逆風下でも収益力の向上を実証。業績上方修正パターンが定着しました。
コープえひめとの夕食宅配取引開始など、コンビニ以外のチャネル開拓を加速。FY2026/3は売上600億円の大台に挑んでいます。
注目ポイント
FY2026/3の予想配当は30円で10期連続増配を目指す。配当性向も30%前後と余力があり、今後も安定した増配が期待できます。
コンビニおにぎり・弁当は景気に左右されにくい生活必需品。外食から中食へのシフトという構造的な追い風もあり、安定した需要が見込めます。
2期連続で期初予想を大幅に上回る実績を残しており、保守的な会社予想が株価のサプライズ要因になりやすい銘柄です。
松本家が25%超を保有するオーナー企業。短期的な株主圧力に左右されず、工場自動化や販路開拓など中長期視点の投資を着実に実行しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 15円 | 24.3% |
| FY2017/3 | 15円 | 28.9% |
| FY2018/3 | 15円 | 27.4% |
| FY2019/3 | 16円 | 26.9% |
| FY2020/3 | 17円 | 19.3% |
| FY2021/3 | 17円 | 26.7% |
| FY2022/3 | 20円 | 22.9% |
| FY2023/3 | 21円 | 252.1% |
| FY2024/3 | 25円 | 26.4% |
| FY2025/3 | 27円 | 32.9% |
| FY2026/3(予想) | 30円 | 22.2% |
| 必要株数 | 1000株以上(約156万円(1,000株)) |
| 権利確定月 | 3月 |
FY2017/3以降9期連続で増配を継続中。FY2026/3は年間30円(前期比+3円)を予想しており、10期連続増配が視野に入っています。配当性向はFY2023/3に一時252%に跳ね上がりましたが、これは特別損失による一時的な純利益減少が原因であり、業績正常化後のFY2025/3は32.9%と健全な水準です。株価上昇に伴い配当利回りは1.9%前後とやや控えめですが、連続増配の実績は長期投資家にとって心強い指標です。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高は5年連続で増収を続け、FY2025/3は576億円に到達しました。コンビニ向けを中心に堅調な需要が続いています。FY2023/3は営業利益18億円と好調ながら、特別損失(減損損失等)の影響で法人税等が膨らみ純利益が1億円に急減しましたが、翌FY2024/3には回復。FY2026/3は売上600億円・最終利益16億円を見込み、EPS135円と大幅な増益予想です。
事業ごとの売上・利益
売上の99%超を占める主力事業。おにぎり・弁当・調理パン・寿司・惣菜の製造卸販売。ファミリーマートを中心とした大手コンビニ向けが売上の5割以上を占め、スーパー・生協・カフェ向けにも展開
保有不動産の賃貸収入。利益率は高いが規模は極めて小さく、食品事業の補完的な位置づけ
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 6.1% | 2.6% | - |
| FY2022/3 | 7.9% | 3.5% | - |
| FY2023/3 | 0.7% | 0.3% | - |
| FY2024/3 | 8.1% | 3.8% | 4.3% |
| FY2025/3 | 6.7% | 3.4% | 4.0% |
営業利益率はFY2024/3に4.3%と過去最高水準を記録し、FY2025/3も4.0%を維持しています。食品製造業としては標準的な水準ですが、原材料費高騰下でも着実に利益率を改善してきた点は評価に値します。FY2023/3はROEが0.7%に急落しましたが、これは特別損失に伴う一時的な税負担増加が原因であり、本業の収益力に問題はありませんでした。
財務は安全?
自己資本比率は5年連続で改善し、FY2025/3に50.4%と堅固な財務基盤を構築しています。BPS(1株当たり純資産)も1,269円と着実に積み上がり、PBR1.23倍で資産価値に対して割安感があります。FY2025/3に有利子負債63億円が計上されていますが、手元現金62億円とほぼ同水準であり実質無借金経営を維持しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 31.7億円 | -12.0億円 | -3.2億円 | 19.7億円 |
| FY2022/3 | 25.9億円 | -10.0億円 | -7.9億円 | 15.9億円 |
| FY2023/3 | 29.7億円 | -9.4億円 | -8.8億円 | 20.3億円 |
| FY2024/3 | 36.7億円 | -17.0億円 | -16.2億円 | 19.7億円 |
| FY2025/3 | 32.1億円 | -16.6億円 | -22.5億円 | 15.4億円 |
営業CFは毎年25億〜36億円の安定した水準を確保しており、食品製造業としては堅実なキャッシュ創出力です。投資CFは工場の設備更新・自動化投資に充当されており、FY2025/3の設備投資額は18.4億円。財務CFのマイナス幅はFY2025/3に22億円に拡大しましたが、これは配当金の増加と自己株式取得による株主還元の積極化を反映しています。FCF(フリーキャッシュフロー)は毎年15億〜20億円のプラスを維持。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.1億円 | 3.2億円 | 28.7% |
| FY2022/3 | 15.4億円 | 4.6億円 | 29.8% |
| FY2023/3 | 19.0億円 | 18.0億円 | 94.6% |
| FY2024/3 | 24.1億円 | 12.4億円 | 51.6% |
| FY2025/3 | 23.7億円 | 13.7億円 | 57.9% |
FY2023/3の実効税率が94.6%と異常に高いのは、固定資産の減損損失やグループ会社に関する一時的な税務調整の影響です。FY2024/3とFY2025/3も51〜57%と高めですが、FY2026/3予想では32.2%に正常化する見通しです。純利益が大幅増益(16億円)となる予想の背景には、この税負担の正常化が大きく寄与しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
金融機関2.8%+事業法人11.9%(エム含む)+金融商品取引業0.9%+松本家(隆次5.9%・恵美子4.56%・龍也3.91%・崇志CEO 3.13%)+佐々木真司5.88%+従業員持株会1.49%を安定株主に算入
創業家の松本家が実質的に経営を支配するオーナー企業です。筆頭株主の株式会社エム(8.44%)は松本家の資産管理会社とみられ、社長の松本崇志氏(3.13%)をはじめ松本隆次氏(5.9%)、松本恵美子氏(4.56%)、松本龍也氏(3.91%)と一族で合計25.9%超を保有。佐々木真司氏(5.88%)は共同創業者とみられます。取引先持株会(3.76%)と従業員持株会(1.49%)も安定株主として機能し、個人投資家比率83.6%の大半は創業家・関係者で占められています。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| 食品事業 | 約570億円 | 約23億円 | 約4.0% |
| 不動産賃貸事業 | 約2億円 | 約1億円 | 約50% |
連結売上の99%超を食品事業が占める単一事業型の企業構成です。コンビニ向けおにぎり・弁当の製造卸が主力で、特にファミリーマート系列への依存度が高い点が最大のリスク要因です。一方、スーパー・生協への販路拡大やコープえひめとの新規取引開始など、チャネル多角化を進めています。原材料費・人件費の上昇に対しては製造ラインの自動化投資で対応しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 530億円 | — | 548億円 | +3.4% |
| FY2025/3 | 560億円 | — | 576億円 | +2.9% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024/3 | 18億円 | — | 24億円 | +31.5% |
| FY2025/3 | 20億円 | — | 23億円 | +16.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
シノブフーズは保守的な期初予想を出し、期中に上方修正するパターンが定着しています。FY2024/3は営業利益が期初計画比+31.5%、FY2025/3も+16.5%と2期連続で大幅な上振れを実現。中期経営計画では資本コスト・株価を意識した経営を掲げ、ROE向上と株主還元の強化を推進しています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
直近5年間のTSR(株主総利回り)は266.5%で、TOPIX(182.5%)を大きくアウトパフォームしています。FY2023/3まではTOPIXに劣後していましたが、FY2024/3以降の業績改善と株価急騰により逆転に成功。9期連続増配によるインカムリターンの積み上げもTSRを押し上げています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 98.5万円 | -1.5万円 | -1.5% |
| FY2022/3 | 106.2万円 | +6.2万円 | 6.2% |
| FY2023/3 | 114.8万円 | +14.8万円 | 14.8% |
| FY2024/3 | 162.3万円 | +62.3万円 | 62.3% |
| FY2025/3 | 266.5万円 | +166.5万円 | 166.5% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER11.6倍は食料品セクター平均(約15倍)を下回る割安水準です。PBR1.23倍もセクター平均以下であり、株価上昇後も依然としてバリュー圏にあります。配当利回り1.92%はセクター平均とほぼ同水準ですが、9期連続増配の実績を加味すると長期保有の魅力は十分です。信用買残は9,600株と薄く、流動性はやや低い点に留意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年4月1日付で組織変更および人事異動を実施。経営体制の強化を図り、次の成長ステージに向けた布陣を整備。
FY2026/3 第3四半期累計の売上高は471億2,200万円(前年同期比+8.5%)、営業利益20億5,100万円(同+7.3%)と増収増益。過去最高の3Q売上を記録。
生活協同組合コープえひめとの夕食宅配弁当取引を開始。生協チャネルへの展開を加速し、コンビニ以外の販路多角化を推進。
FY2025/3通期決算を発表。売上高576億円で5年連続増収を達成。年間配当27円(前期比+2円)で9期連続増配を継続。
FY2025/3の業績予想を大幅に上方修正。コンビニ・スーパー向けの堅調な需要を背景に、売上・利益ともに期初計画を上回る見通しに。
最新ニュース
シノブフーズ まとめ
ひとめ診断
コンビニおにぎり・弁当の縁の下の力持ち。5年連続増収&9期連続増配、松本家経営の食の安定成長株
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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