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岩塚製菓(株)2221

IWATSUKA CONFECTIONERY CO.,LTD.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(営業利益は低水準だが、旺旺集団からの配当金(営業外収益)により経常利益・純利益は安定的に確保)
配当
少なめ
1株 30円
安全性
注意
自己資本比率 29.9%(自己資本比率74.6%・実質無借金経営で財務基盤は極めて堅固)
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 48%

この会社ってなに?

スーパーやコンビニのお菓子コーナーで見かける「味しらべ」「岩塚の黒豆せんべい」「きなこ餅」「田舎のおかき」。これらはすべて岩塚製菓の商品です。日本のお米100%にこだわった素朴で飽きのこない味わいが特徴で、世代を超えて愛されています。また、約40年前に技術を供与した台湾の旺旺集団は、現在アジア最大級の米菓・食品メーカーに成長しており、岩塚製菓の技術が世界の食文化に貢献しています。

岩塚製菓は1947年に新潟県で創業した米菓専業メーカーで、「味しらべ」「岩塚の黒豆せんべい」など国民的ロングセラー商品を多数展開しています。米菓業界で国内3位のポジションを持ち、約40年前に技術供与した台湾・旺旺集団(中国旺旺)からの配当金収入が経常利益を大きく押し上げる独自の収益構造が特徴です。2025/03期は売上高250億円・営業利益8.2億円と増収増益。PBR 0.51倍と大幅な割安水準にあり、実質的な資産価値に注目が集まっています。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
新潟県長岡市飯塚2958番地

サービスの実績は?

30
1株当たり配当金
2026期予想
±0 YoY
+13.4%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
74.6%
自己資本比率
2025期実績
821
単体従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

米菓事業
242億円97.0%)
その他事業
7.5億円3.0%)
米菓事業242億円
利益: 7.9億円利益率: 3.3%

おせんべい・おかき・あられの製造販売。「味しらべ」「岩塚の黒豆せんべい」「きなこ餅」等のロングセラー商品を展開。売上構成比97%を占める主力セグメント。

その他事業7.5億円
利益: 0.3億円利益率: 4.0%

通信販売事業等。子会社の岩塚製菓オンラインショップを通じた直販を展開。売上構成比3%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
7.6%(累計)
株主資本の利回り
ROA
2.2%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
3.9%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期3.6%2.6%-
2022/03期1.3%1.0%-
2023/03期6.0%4.4%-
2024/03期3.1%2.3%2.7%
2025/03期4.4%3.3%3.3%
3Q FY2026/37.6%(累計)2.2%(累計)3.9%

営業利益率は2022期〜2023にマイナスとなりましたが、価格改定と生産効率改善により2025/03期には3.3%まで回復しました。ROEは2023/03期に旺旺集団からの高額配当により6.4%に跳ね上がるなど、営業外収益の変動が収益性指標に大きく影響する構造です。純資産が厚く自己資本比率が高いため、ROEは構造的に低めとなる傾向があります。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期222億円20.1億円179.0円-
2022/03期180億円8.3億円73.9円-18.6%
2023/03期204億円39.7億円354.3円+13.0%
2024/03期220億円6.0億円19.6億円175.4円+7.9%
2025/03期250億円8.2億円29.1億円279.6円+13.4%

岩塚製菓の売上高は2022/03期に原材料高騰の影響で一時減収となりましたが、その後は3期連続の増収基調を回復し、2025/03期には250億円に到達しました。営業利益は2022期〜2023に赤字を計上しましたが、2024/03期に黒字転換し2025/03期には8.2億円まで改善しています。なお、純利益は旺旺集団からの受取配当金(営業外収益)により営業利益を大幅に上回る独自の収益構造が特徴です。2026/03期は売上高290億円を予想する一方、営業利益は3億円に減益予想となっています。 【3Q 2026/03期実績】売上219億円(通期予想比76%)、営業利益8.5億円(同282%)、純利益21億円(同114%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
7.6%(累計)
業界平均
6.7%
営業利益率下回る
この会社
3.9%
業界平均
5.4%
自己資本比率下回る
この会社
29.9%
業界平均
53.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1,110万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
米菓事業242億円7.9億円3.3%
その他事業7.5億円0.3億円4.0%

米菓事業が売上の97%を占める専業メーカーです。ただし、経常利益ベースでは台湾・旺旺集団(中国旺旺)からの受取配当金が大きなウェイトを占めており、営業利益の数倍の経常利益を計上する独自の収益構造が最大の特徴です。旺旺集団は岩塚製菓が約40年前に技術供与した会社で、現在はアジア最大級の米菓・食品メーカーに成長しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中期経営計画1年目(FY2026/3)は売上高が計画を上回るペースで推移しているが、営業利益面では投資先行で一時的に減益予想。旺旺配当に依存しない本業の収益力強化が課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2025-2027年度)
2026期〜2028期
売上高: 目標 310億円 順調 (250億円 (FY2025))
80.5%
営業利益: 目標 10億円 順調 (8.2億円 (FY2025))
81.5%
ROE: 目標 5%以上 順調 (4.3% (FY2025))
86%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期229億円250億円+8.9%
2024期218億円220億円+0.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

岩塚製菓は2025年5月に発表した中期経営計画で、2028/03期に売上高310億円・営業利益10億円を目標に掲げています。主力商品の強化、新規市場開拓、海外展開の拡大を3本柱としており、2025/03期実績はいずれも目標の80%超に到達。売上面は好調に推移していますが、営業利益は設備投資や人件費増加の影響で一時的な減益フェーズにあります。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
旺旺集団・海外展開25%
新商品・ブランド25%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +3.8%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
食料品 130社中 65位
報道のトーン
48%
好意的
40%
中立
12%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月3Q決算発表

第3四半期累計で売上高219億円(+17%)、営業利益8.5億円(+25%)と好調な進捗を開示。

2025年10月業績下方修正

通期の純利益予想を18億円から16億円に下方修正。旺旺集団からの配当金が想定を下回る見通し。

2025年5月中計発表

中期経営計画(2025-2027年度)を発表。2028/3期に売上310億円・営業利益10億円を目標に掲げる。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率29.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
1.1億円
借金(有利子負債)
Net Assets
694億円
会社の純資産

自己資本比率は一貫して72〜75%の高水準を維持しており、財務基盤は非常に堅固です。2023/03期までは実質無借金経営でしたが、2024/03期に設備投資に伴い有利子負債18億円を計上。2025/03期には10億円に縮小しています。BPSは2024/03期に株式分割の影響で減少していますが、純資産自体は着実に増加しています。 【3Q 2026/03期】総資産925億円、純資産694億円、自己資本比率29.9%、有利子負債1.1億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+39.4億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-20.7億円
投資に使ったお金
Financing CF
-6.5億円
借入・返済など
Free CF
+18.7億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期35.7億円58.3億円17.7億円22.6億円
2022/03期23.8億円17.6億円1.1億円6.2億円
2023/03期53.4億円15.6億円10.2億円37.8億円
2024/03期27.6億円18.4億円26.1億円9.1億円
2025/03期39.4億円20.7億円6.5億円18.7億円

営業キャッシュフローは毎期安定的にプラスを確保しており、2025/03期には39億円を計上しました。2023/03期には旺旺集団からの高額配当受領によりFCFが38億円に達しています。投資キャッシュフローはR&D・Mセンターや製造設備の更新投資を反映しており、堅実な成長投資を継続しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 0名(0.0% 男性 9
100%
監査報酬
3,200万円
連結子会社数
4
設備投資額
22.3億円
平均勤続年数(従業員)
17.2
臨時従業員数
59

取締役・監査役9名中、女性はゼロで女性登用が今後の課題です。連結子会社4社・持分法適用関連会社1社(旺旺集団関連)のコンパクトな体制で経営しています。平均勤続年数17.2年と高い定着率が特徴で、米菓製造の専門技術を社内で継承しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主30.9%
浮動株69.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9%
事業法人等18%
外国法人等12.5%
個人その他56.3%
証券会社4.1%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は槇氏・第四北越銀行。

岩塚製菓共栄会(629,000株)6.03%
株式会社第四北越銀行(515,000株)4.93%
槇 政男(404,000株)3.87%
LEADING GUIDE HONG KONG LIMITED (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(394,000株)3.77%
槇 キク(325,000株)3.11%
平石 惠子(306,000株)2.94%
第四ジェーシービーカード株式会社(260,000株)2.49%
第四北越証券株式会社(260,000株)2.49%
NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE FIDELITY FUNDS(常任代理人 香港上海銀行東京支店)(249,000株)2.39%
株式会社魚沼運輸(246,000株)2.36%

筆頭株主は岩塚製菓共栄会(6.03%)で、創業家の槇一族(槇政男3.87%・槇キク3.11%)が合計約7%を保有しています。第四北越銀行グループ(銀行4.93%・JCBカード2.49%・証券2.49%)が合計約10%を保有し、地元金融機関との強い関係が特徴です。個人投資家比率が56.3%と高く、株主優待銘柄としての人気がうかがえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(米・油脂等)の価格変動リスク
2米菓市場における競合他社との価格競争リスク
3為替変動リスク(旺旺集団からの配当金は外貨建て)
4自然災害・気候変動による生産拠点の被災リスク
5食品安全に関する事故・リコール発生リスク
6人口減少・少子高齢化による国内米菓市場の縮小リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
530万円
従業員数
821
平均年齢
43.1歳
平均年収従業員数前年比
当期530万円821-

従業員の平均年収は530万円で、食料品業界の中では標準的な水準です。平均年齢43.1歳・平均勤続年数17.2年と定着率が高く、長年培われた米菓製造の技術・ノウハウが社内に蓄積されています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

岩塚製菓のTSRは5年間で181.8%と株価は着実に上昇していますが、TOPIX(188.3%)をわずかに下回るパフォーマンスとなっています。PBR 0.51倍という超割安水準を考慮すると、今後の資産価値の再評価(リレーティング)による上昇余地が期待されます。中期経営計画の進捗や旺旺集団との関係深化がカタリストとなる可能性があります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
30
方針: 安定配当を基本とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/03期1834.9%
2017/03期188.2%
2018/03期2010.9%
2019/03期229.4%
2020/03期268.2%
2021/03期308.4%
2022/03期3221.7%
2023/03期375.2%
2024/03期4626.2%
2025/03期3010.7%
株主優待
あり
自社製品詰合せ(1,000円相当〜)
必要株数100株以上(約33万円)
金額相当1,000円〜5,000円相当
権利確定月3月・9月

配当は2021/03期の30円から2024/03期の46円まで増配が続いていましたが、2025/03期は株式分割(1:2)の影響で1株30円に調整されました(実質的には増配基調を維持)。2026/03期も30円を予想しています。配当利回りは0.91%と低めですが、株主優待として自社製品の米菓詰合せがもらえ、200株以上保有で年2回の優待を受けられます。配当性向は旺旺集団からの配当金により純利益が変動するため年度により幅があります。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 181.8万円 になりました (81.8万円)
+81.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期134.7万円34.7万円34.7%
2022期122.8万円22.8万円22.8%
2023期149.2万円49.2万円49.2%
2024期174.8万円74.8万円74.8%
2025期181.8万円81.8万円81.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残18,600株
売り残0株
信用倍率-
3/14時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

岩塚製菓の株価指標は、PBR 0.51倍と業界平均(1.8倍)を大幅に下回る超割安水準にあります。これは旺旺集団株式などの投資有価証券が純資産に含まれているためで、実質的な資産価値は時価総額の約2倍です。PERは19.1倍と業界平均並みですが、旺旺配当を含む実質的な収益力を考慮すると割安と評価できます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期29.4億円9.3億円31.7%
2022/03期14.1億円5.8億円41.4%
2023/03期54.5億円14.8億円27.2%
2024/03期28.1億円8.5億円30.3%
2025/03期39.6億円10.6億円26.6%

税引前利益は旺旺集団からの受取配当金の影響で年度により変動が大きく、2023/03期には55億円に達しました。実効税率は27〜41%の幅がありますが、受取配当金の益金不算入制度により法定実効税率を下回る年度が見られます。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

岩塚製菓(株) まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(営業利益は低水準だが、旺旺集団からの配当金(営業外収益)により経常利益・純利益は安定的に確保)
配当
少なめ
1株 30円
安全性
注意
自己資本比率 29.9%(自己資本比率74.6%・実質無借金経営で財務基盤は極めて堅固)
稼ぐ力
普通
ROE 7.6%(累計)
話題性
普通
ポジ 48%

「日本のお米100%のこだわり米菓メーカー。旺旺集団への技術支援で海外にも影響力を持つスタンダード企業」

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU