六甲バター(株)2266
ROKKO BUTTER CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
スーパーのチーズ売場で見かける「QBBベビーチーズ」や「チーズデザート」、おつまみコーナーの「チーズで鉄分」シリーズ。これらはすべて六甲バターの商品です。世界で初めて棒状のスティックチーズを開発した会社でもあります。また、ナッツ事業では「プレミアムミックスナッツ」なども人気です。大阪・関西万博では植物性チーズのレストランを出店し、28万食を提供して話題になりました。
六甲バターは1948年に神戸で創業し、「QBB」ブランドのプロセスチーズで国内最大手の地位を築いた食品メーカーです。ベビーチーズやスティックチーズなど家庭用チーズに加え、ナッツ事業も展開。2025年12月期は売上高433億円・営業利益14億円を計上し、2026年12月期は売上高550億円(前年比+27%)を予想しています。PBR 0.68倍と割安水準にあり、三菱商事が筆頭株主として経営を支えています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 12月
- 本社
- 兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-13
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
QBBブランドのプロセスチーズ(ベビーチーズ、スティックチーズ、チーズデザート等)の製造販売。売上構成比約78%を占める主力事業。
ミックスナッツ・プレミアムナッツ等の販売。ミツヤグループ完全子会社化により2026年12月期から大幅拡大見込み。
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2025/12期 | 8.2% | 4.9% | 3.3% |
| 2025/12期 | 8.2% | 4.9% | 3.3% |
営業利益率は2021/12期の4.3%から原料高で一時0.8%まで低下しましたが、価格改定と高付加価値製品の拡販により回復傾向にあります。ROEは中期経営計画で8%以上を目標としており、ミツヤグループの完全子会社化による利益率改善が期待されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025/12期 | 433億円 | 14.3億円 | 14.8億円 | 76.3円 | - |
六甲バターの業績は、原料チーズ価格高騰と円安の影響で2022/12期に大幅減収減益となりましたが、価格改定効果と高付加価値商品の拡販により回復基調にあります。2025/12期は売上高433億円・純利益15億円を計上。2026/12期はミツヤグループ完全子会社化により売上高550億円(+27%)・営業利益23億円を予想し、成長加速が見込まれています。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| チーズ事業 | 337億円 | 11億円 | 3.3% |
| ナッツ事業 | 96億円 | 3億円 | 3.1% |
チーズ事業が売上の約78%を占める主力セグメントで、ナッツ事業(約22%)が成長分野として続きます。2026年12月期はミツヤグループの完全子会社化効果により、ナッツ事業の売上が大幅に拡大し、セグメント構成が変化する見込みです。中期経営計画2027では売上高620億円・営業利益43億円を目標に掲げ、チーズとナッツの両輪での成長を目指しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 435億円 | — | 433億円 | -0.5% |
| 2024期 | 453億円 | — | 429億円 | -5.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
六甲バターは「中期経営計画2027」のもと、2027期に売上高620億円・営業利益43億円・ROE 8%以上を最終目標に掲げています。2025期実績は売上高433億円・営業利益14億円と初年度としてはまだ道半ばですが、2026期のミツヤグループ完全子会社化とベトナム工場稼働により大幅な成長加速が期待されています。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年12月期の決算短信を発表。2026年12月期は売上高550億円・営業利益23億円と大幅増収増益を予想。
ベトナムにプロセスチーズ工場を新設すると発表。2026年9月稼働予定で、アジア市場の開拓を本格化。
ナッツ製造のミツヤグループ本社を完全子会社化。ナッツ事業の大幅拡大でセグメント構成が変化。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は54〜60%と食品メーカーとして非常に健全な財務体質を維持しています。2024/12期にミツヤグループ株式取得に伴い有利子負債100億円が発生しましたが、2025/12期には90億円に減少。総資産は2025/12期に609億円まで拡大し、M&Aによる事業規模拡大が進んでいます。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2024/12期 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 2025/12期 | 16.7億円 | 21.7億円 | 15.8億円 | 38.4億円 |
2025/12期の営業CFはミツヤグループ完全子会社化に伴う一時的な資金需要によりマイナスに転じましたが、2021期〜2024/12は安定的なプラスを維持していました。投資CFはM&A関連支出と設備投資を反映しており、ベトナム新工場(2026年9月稼働予定)への投資も含まれています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めています。代表取締役社長兼CEOの塚本浩康氏のもと、攻めの経営と適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数14.6年と安定的な雇用環境を維持し、チーズ製造の専門性を活かした人材育成が行われています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 638万円 | 726人 | - |
従業員の平均年収は645万円で、食品メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢39.7歳・平均勤続年数14.6年と定着率が高く、チーズ製造の専門知識を持つ人材が長期的に活躍しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
六甲バターのTSRは5年間で83.1%と投資元本を下回る結果となっており、TOPIX(182.5%)を大きく下回っています。原料コスト高騰による業績低迷が主因ですが、中期経営計画2027の達成とM&A効果の発現が株価回復の鍵となるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 20円 | 11.5% |
| 2017/12期 | 20円 | 11.7% |
| 2018/12期 | 25円 | 16.6% |
| 2019/12期 | 20円 | 39.8% |
| 2020/12期 | 20円 | 40.7% |
| 2021/12期 | 20円 | 17.2% |
| 2022/12期 | 20円 | 177.1% |
| 2023/12期 | 25円 | 109.1% |
| 2024/12期 | 20円 | 37.4% |
| 2025/12期 | 20円 | 26.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約12万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
配当は1株20円を基本に安定配当を継続しており、2023/12期には25円に増配した実績もあります。配当利回り1.72%に加え、株主優待(3,000円相当)を考慮した実質利回りは約4.3%と魅力的です。PBR 0.68倍の割安水準を考えると、今後の増配余地も十分にあります。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 106.3万円 | 6.3万円 | 6.3% |
| 2022期 | 92.6万円 | 7.4万円 | -7.4% |
| 2023期 | 78.2万円 | 21.8万円 | -21.8% |
| 2024期 | 82.0万円 | 18.0万円 | -18.0% |
| 2025期 | 83.1万円 | 16.9万円 | -16.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
六甲バターの株価指標は、PBR 0.68倍と業界平均(1.2倍)を大きく下回る割安水準にあります。PERは15.1倍と業界平均(18.5倍)をやや下回る水準です。信用倍率は1.09倍と拮抗しており、株価の方向感を模索する局面といえます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2025/12期 | 13.3億円 | 0円 | 0.0% |
税引前利益は2024/12期に20億円まで回復した後、2025/12期は連結移行に伴う一時要因で13億円に。2021/12期と2025/12期の実効税率0%は、繰延税金資産の計上や連結移行による会計処理の影響によるものです。2026/12期は正常化が見込まれています。
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