2266プライム

六甲バター(株)

ROKKO BUTTER CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE3.3%
BPS1710.5円
自己資本比率50.7%
FY2025/3 有報データ

QBBベビーチーズで国内No.1。チーズとナッツで食卓の笑顔を届ける神戸発の食品メーカー

2030年 六甲バター株式会社は高付加価値創造企業へ

この会社ってなに?

スーパーのチーズ売場で見かける「QBBベビーチーズ」や「チーズデザート」、おつまみコーナーの「チーズで鉄分」シリーズ。これらはすべて六甲バターの商品です。世界で初めて棒状のスティックチーズを開発した会社でもあります。また、ナッツ事業では「プレミアムミックスナッツ」なども人気です。大阪・関西万博では植物性チーズのレストランを出店し、28万食を提供して話題になりました。

六甲バターは1948年に神戸で創業し、「QBB」ブランドのプロセスチーズで国内最大手の地位を築いた食品メーカーです。ベビーチーズやスティックチーズなど家庭用チーズに加え、ナッツ事業も展開。2025年12月期は売上高433億円・営業利益14億円を計上し、2026年12月期は売上高550億円(前年比+27%)を予想しています。PBR 0.68倍と割安水準にあり、三菱商事が筆頭株主として経営を支えています。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
12月
本社
兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-13
公式
www.qbb.co.jp

社長プロフィール

塚本 浩康
代表取締役社長兼CEO
攻めの経営者
チーズを通じて「おいしさ」と「健康」をお届けし、人々の豊かな食生活に貢献してまいります。ベトナムへの進出やミツヤグループとの連携により、チーズとナッツの総合食品メーカーとして新たな成長ステージに挑戦します。

この会社のストーリー

1948
平和油脂工業として神戸で創業

農林省指定のマーガリン製造工場として設立。戦後の食料不足の中、油脂製品の製造販売で事業をスタートした。

1963
東京証券取引所に上場

東証に株式を上場し、企業としての信頼性を確立。プロセスチーズ事業への転換を加速した。

1971
世界初のスティックチーズを開発

世界で初めて棒状のプロセスチーズ「スティックチーズ」を開発・発売。QBBブランドの知名度を一気に高めた。

2000
QBBベビーチーズが国民的商品に

手軽に食べられる個包装チーズとして「QBBベビーチーズ」が大ヒット。家庭用プロセスチーズ市場で国内最大手の地位を確立。

2024
ミツヤグループ株式取得でナッツ事業強化

ナッツ製品の製造・販売を手がけるミツヤグループ本社の株式49%を取得。チーズに次ぐ第2の柱としてナッツ事業を本格化。

2025
中期経営計画2027始動・ベトナム工場新設

売上高620億円・営業利益43億円を目標とする3カ年中計をスタート。ベトナムに初の海外チーズ工場を新設し、アジア進出を本格化。

注目ポイント

PBR 0.68倍の超割安銘柄

PBR 0.68倍と解散価値を大きく下回る水準。中期経営計画の達成に伴うROE改善により、株価の見直し(リレーティング)余地が大きい注目銘柄です。

M&Aと海外進出で成長加速

ミツヤグループの完全子会社化でナッツ事業を拡大し、ベトナム工場新設でアジア市場に本格進出。チーズとナッツの総合食品メーカーへの転換が進行中です。

株主優待でQBB製品がもらえる

100株(約12万円)の保有でQBB自社製品詰合せ(3,000円相当)がもらえます。配当と合わせた実質利回りは約4.3%と、低投資額で高い総合リターンが魅力です。

サービスの実績は?

20
1株当たり配当金
FY2026予想
横ばい
+27.0%
売上高成長率
FY2026予想 (YoY)
+60.2%
営業利益成長率
FY2026予想 (YoY)
495
単体従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(原料チーズ価格高騰と連結移行による一時的な利益率低下)
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 50.7%(自己資本比率54.7%で実質無借金に近い健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 3.3%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 期末配当年1回を基本方針とし、安定配当を重視
1株配当配当性向
FY2016/32011.5%
FY2017/32011.7%
FY2018/32516.6%
FY2019/32039.8%
FY2020/32040.7%
FY2021/32017.2%
FY2022/320177.1%
FY2023/325109.1%
FY2024/32037.4%
FY2025/32026.2%
1期連続増配
株主優待
あり
自社製品詰合せ(3,000円相当)
必要株数100株以上(約12万円)
金額相当約3,000円相当
権利確定月12月

配当は1株20円を基本に安定配当を継続しており、FY2023/12には25円に増配した実績もあります。配当利回り1.72%に加え、株主優待(3,000円相当)を考慮した実質利回りは約4.3%と魅力的です。PBR 0.68倍の割安水準を考えると、今後の増配余地も十分にあります。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.3%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
3.3%
業界平均
7.2%
自己資本比率上回る
この会社
50.7%
業界平均
45.6%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3419億円
FY2023/3443億円
FY2024/3429億円
FY2025/3433億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/318.6億円
FY2025/314.3億円

六甲バターの業績は、原料チーズ価格高騰と円安の影響でFY2022/12に大幅減収減益となりましたが、価格改定効果と高付加価値商品の拡販により回復基調にあります。FY2025/12は売上高433億円・純利益15億円を計上。FY2026/12はミツヤグループ完全子会社化により売上高550億円(+27%)・営業利益23億円を予想し、成長加速が見込まれています。

事業ごとの売上・利益

チーズ事業
337億円77.8%)
ナッツ事業
96億円22.2%)
チーズ事業337億円
利益: 11億円利益率: 3.3%

QBBブランドのプロセスチーズ(ベビーチーズ、スティックチーズ、チーズデザート等)の製造販売。売上構成比約78%を占める主力事業。

ナッツ事業96億円
利益: 3億円利益率: 3.1%

ミックスナッツ・プレミアムナッツ等の販売。ミツヤグループ完全子会社化により2026年12月期から大幅拡大見込み。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.3%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
2.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/37.9%4.2%-
FY2022/30.7%0.4%-
FY2023/31.5%0.9%-
FY2024/33.4%2.0%4.3%
FY2025/33.3%2.4%3.3%

営業利益率はFY2021/12の4.3%から原料高で一時0.8%まで低下しましたが、価格改定と高付加価値製品の拡販により回復傾向にあります。ROEは中期経営計画で8%以上を目標としており、ミツヤグループの完全子会社化による利益率改善が期待されています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率50.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
225億円
会社の純資産
333億円

自己資本比率は54〜60%と食品メーカーとして非常に健全な財務体質を維持しています。FY2024/12にミツヤグループ株式取得に伴い有利子負債100億円が発生しましたが、FY2025/12には90億円に減少。総資産はFY2025/12に609億円まで拡大し、M&Aによる事業規模拡大が進んでいます。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-16.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-21.7億円
投資CF
借入・返済など
+15.8億円
財務CF
手元に残ったお金
-38.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/357.3億円-3.6億円-54.0億円53.7億円
FY2022/310.9億円-12.5億円-24.0億円-1.6億円
FY2023/332.4億円-9.9億円-14.0億円22.4億円
FY2024/336.7億円-16.5億円-15.0億円20.2億円
FY2025/3-16.7億円-21.7億円15.8億円-38.4億円

FY2025/12の営業CFはミツヤグループ完全子会社化に伴う一時的な資金需要によりマイナスに転じましたが、FY2021〜2024/12は安定的なプラスを維持していました。投資CFはM&A関連支出と設備投資を反映しており、ベトナム新工場(2026年9月稼働予定)への投資も含まれています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原料チーズ・乳製品の価格変動リスク(国際市況・為替の影響)
2為替変動リスク(輸入チーズの仕入コストへの影響)
3食品安全に関する事故・リコール発生リスク
4消費者嗜好の変化による需要変動リスク
5原材料の安定調達リスク(気候変動・疫病等)
6競合他社との価格競争リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/322.3億円0円0.0%
FY2022/33.6億円1.4億円39.0%
FY2023/36.5億円2.1億円31.6%
FY2024/319.6億円9.2億円46.8%
FY2025/313.3億円0円0.0%

税引前利益はFY2024/12に20億円まで回復した後、FY2025/12は連結移行に伴う一時要因で13億円に。FY2021/12とFY2025/12の実効税率0%は、繰延税金資産の計上や連結移行による会計処理の影響によるものです。FY2026/12は正常化が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
638万円
従業員数
726
平均年齢
40歳
平均年収従業員数前年比
当期638万円726-

従業員の平均年収は645万円で、食品メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢39.7歳・平均勤続年数14.6年と定着率が高く、チーズ製造の専門知識を持つ人材が長期的に活躍しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主54.7%
浮動株45.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関17.9%
事業法人等32.4%
外国法人等2.5%
個人その他46.6%
証券会社0.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱商事・三菱UFJ銀行・QBB持株会。

三菱商事株式会社(3,218,000株)16.52%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,141,000株)5.86%
株式会社三菱UFJ銀行(972,000株)4.99%
QBB持株会(881,000株)4.52%
三井住友信託銀行株式会社(853,000株)4.38%
株式会社メイワパックス(428,000株)2.2%
住友生命保険相互会社(398,000株)2.04%
エムエスティ保険サービス株式会社(390,000株)2%
今津 龍三(368,000株)1.89%
六甲バター労働組合(364,000株)1.87%

筆頭株主の三菱商事(16.52%)が仕入・販売面で緊密な協力関係を持ち、経営の安定基盤を支えています。三菱UFJ銀行(4.99%)・三井住友信託銀行(4.38%)など金融機関も上位に名を連ねます。QBB持株会(4.36%)と六甲バター労働組合(1.87%)の保有は従業員の企業コミットメントの高さを示しています。今津龍三氏は元取締役として安定株主に位置づけられます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億6,000万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
チーズ事業337億円11億円3.3%
ナッツ事業96億円3億円3.1%

チーズ事業が売上の約78%を占める主力セグメントで、ナッツ事業(約22%)が成長分野として続きます。2026年12月期はミツヤグループの完全子会社化効果により、ナッツ事業の売上が大幅に拡大し、セグメント構成が変化する見込みです。中期経営計画2027では売上高620億円・営業利益43億円を目標に掲げ、チーズとナッツの両輪での成長を目指しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
3,300万円
連結子会社数
4
設備投資額
5.3億円
平均勤続年数(従業員)
15
臨時従業員数
471

取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めています。代表取締役社長兼CEOの塚本浩康氏のもと、攻めの経営と適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数14.6年と安定的な雇用環境を維持し、チーズ製造の専門性を活かした人材育成が行われています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
中計初年度のFY2025は売上高・営業利益ともに最終目標との乖離が大きいが、FY2026のミツヤ完全子会社化による売上550億円予想で急速にキャッチアップを図る。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2027
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 620億円 やや遅れ (433億円 (FY2025))
69.8%
営業利益: 目標 43億円 大幅遅れ (14億円 (FY2025))
33.4%
ROE: 目標 8%以上 やや遅れ (4.5% (FY2025))
56.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025435億円433億円-0.5%
FY2024453億円429億円-5.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

六甲バターは「中期経営計画2027」のもと、FY2027に売上高620億円・営業利益43億円・ROE 8%以上を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高433億円・営業利益14億円と初年度としてはまだ道半ばですが、FY2026のミツヤグループ完全子会社化とベトナム工場稼働により大幅な成長加速が期待されています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

六甲バターのTSRは5年間で83.1%と投資元本を下回る結果となっており、TOPIX(182.5%)を大きく下回っています。原料コスト高騰による業績低迷が主因ですが、中期経営計画2027の達成とM&A効果の発現が株価回復の鍵となるでしょう。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-16.9%
100万円 →83.1万円
-16.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021106.3万円+6.3万円6.3%
FY202292.6万円-7.4万円-7.4%
FY202378.2万円-21.8万円-21.8%
FY202482.0万円-18.0万円-18.0%
FY202583.1万円-16.9万円-16.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残48,600株
売り残44,600株
信用倍率1.09倍
3/13時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月上旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

六甲バターの株価指標は、PBR 0.68倍と業界平均(1.2倍)を大きく下回る割安水準にあります。PERは15.1倍と業界平均(18.5倍)をやや下回る水準です。信用倍率は1.09倍と拮抗しており、株価の方向感を模索する局面といえます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
35
前月比 +8.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
食料品 122社中 48位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
M&A・事業拡大30%
新商品・ブランド20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月決算発表

2025年12月期の決算短信を発表。2026年12月期は売上高550億円・営業利益23億円と大幅増収増益を予想。

2026年1月海外展開

ベトナムにプロセスチーズ工場を新設すると発表。2026年9月稼働予定で、アジア市場の開拓を本格化。

2025年8月M&A

ナッツ製造のミツヤグループ本社を完全子会社化。ナッツ事業の大幅拡大でセグメント構成が変化。

六甲バター(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓(原料チーズ価格高騰と連結移行による一時的な利益率低下)
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 50.7%(自己資本比率54.7%で実質無借金に近い健全な財務体質)
稼ぐ力
普通
ROE 3.3%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「QBBベビーチーズでおなじみ。チーズとナッツで食卓を彩るプライム上場の食品メーカー」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU