六甲バター(株)
ROKKO BUTTER CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月25日
QBBベビーチーズで国内No.1。チーズとナッツで食卓の笑顔を届ける神戸発の食品メーカー
2030年 六甲バター株式会社は高付加価値創造企業へ
この会社ってなに?
スーパーのチーズ売場で見かける「QBBベビーチーズ」や「チーズデザート」、おつまみコーナーの「チーズで鉄分」シリーズ。これらはすべて六甲バターの商品です。世界で初めて棒状のスティックチーズを開発した会社でもあります。また、ナッツ事業では「プレミアムミックスナッツ」なども人気です。大阪・関西万博では植物性チーズのレストランを出店し、28万食を提供して話題になりました。
六甲バターは1948年に神戸で創業し、「QBB」ブランドのプロセスチーズで国内最大手の地位を築いた食品メーカーです。ベビーチーズやスティックチーズなど家庭用チーズに加え、ナッツ事業も展開。2025年12月期は売上高433億円・営業利益14億円を計上し、2026年12月期は売上高550億円(前年比+27%)を予想しています。PBR 0.68倍と割安水準にあり、三菱商事が筆頭株主として経営を支えています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 12月
- 本社
- 兵庫県神戸市中央区坂口通1-3-13
- 公式
- www.qbb.co.jp
社長プロフィール
チーズを通じて「おいしさ」と「健康」をお届けし、人々の豊かな食生活に貢献してまいります。ベトナムへの進出やミツヤグループとの連携により、チーズとナッツの総合食品メーカーとして新たな成長ステージに挑戦します。
この会社のストーリー
農林省指定のマーガリン製造工場として設立。戦後の食料不足の中、油脂製品の製造販売で事業をスタートした。
東証に株式を上場し、企業としての信頼性を確立。プロセスチーズ事業への転換を加速した。
世界で初めて棒状のプロセスチーズ「スティックチーズ」を開発・発売。QBBブランドの知名度を一気に高めた。
手軽に食べられる個包装チーズとして「QBBベビーチーズ」が大ヒット。家庭用プロセスチーズ市場で国内最大手の地位を確立。
ナッツ製品の製造・販売を手がけるミツヤグループ本社の株式49%を取得。チーズに次ぐ第2の柱としてナッツ事業を本格化。
売上高620億円・営業利益43億円を目標とする3カ年中計をスタート。ベトナムに初の海外チーズ工場を新設し、アジア進出を本格化。
注目ポイント
PBR 0.68倍と解散価値を大きく下回る水準。中期経営計画の達成に伴うROE改善により、株価の見直し(リレーティング)余地が大きい注目銘柄です。
ミツヤグループの完全子会社化でナッツ事業を拡大し、ベトナム工場新設でアジア市場に本格進出。チーズとナッツの総合食品メーカーへの転換が進行中です。
100株(約12万円)の保有でQBB自社製品詰合せ(3,000円相当)がもらえます。配当と合わせた実質利回りは約4.3%と、低投資額で高い総合リターンが魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 20円 | 11.5% |
| FY2017/3 | 20円 | 11.7% |
| FY2018/3 | 25円 | 16.6% |
| FY2019/3 | 20円 | 39.8% |
| FY2020/3 | 20円 | 40.7% |
| FY2021/3 | 20円 | 17.2% |
| FY2022/3 | 20円 | 177.1% |
| FY2023/3 | 25円 | 109.1% |
| FY2024/3 | 20円 | 37.4% |
| FY2025/3 | 20円 | 26.2% |
| 必要株数 | 100株以上(約12万円) |
| 金額相当 | 約3,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
配当は1株20円を基本に安定配当を継続しており、FY2023/12には25円に増配した実績もあります。配当利回り1.72%に加え、株主優待(3,000円相当)を考慮した実質利回りは約4.3%と魅力的です。PBR 0.68倍の割安水準を考えると、今後の増配余地も十分にあります。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
六甲バターの業績は、原料チーズ価格高騰と円安の影響でFY2022/12に大幅減収減益となりましたが、価格改定効果と高付加価値商品の拡販により回復基調にあります。FY2025/12は売上高433億円・純利益15億円を計上。FY2026/12はミツヤグループ完全子会社化により売上高550億円(+27%)・営業利益23億円を予想し、成長加速が見込まれています。
事業ごとの売上・利益
QBBブランドのプロセスチーズ(ベビーチーズ、スティックチーズ、チーズデザート等)の製造販売。売上構成比約78%を占める主力事業。
ミックスナッツ・プレミアムナッツ等の販売。ミツヤグループ完全子会社化により2026年12月期から大幅拡大見込み。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 7.9% | 4.2% | - |
| FY2022/3 | 0.7% | 0.4% | - |
| FY2023/3 | 1.5% | 0.9% | - |
| FY2024/3 | 3.4% | 2.0% | 4.3% |
| FY2025/3 | 3.3% | 2.4% | 3.3% |
営業利益率はFY2021/12の4.3%から原料高で一時0.8%まで低下しましたが、価格改定と高付加価値製品の拡販により回復傾向にあります。ROEは中期経営計画で8%以上を目標としており、ミツヤグループの完全子会社化による利益率改善が期待されています。
財務は安全?
自己資本比率は54〜60%と食品メーカーとして非常に健全な財務体質を維持しています。FY2024/12にミツヤグループ株式取得に伴い有利子負債100億円が発生しましたが、FY2025/12には90億円に減少。総資産はFY2025/12に609億円まで拡大し、M&Aによる事業規模拡大が進んでいます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 57.3億円 | -3.6億円 | -54.0億円 | 53.7億円 |
| FY2022/3 | 10.9億円 | -12.5億円 | -24.0億円 | -1.6億円 |
| FY2023/3 | 32.4億円 | -9.9億円 | -14.0億円 | 22.4億円 |
| FY2024/3 | 36.7億円 | -16.5億円 | -15.0億円 | 20.2億円 |
| FY2025/3 | -16.7億円 | -21.7億円 | 15.8億円 | -38.4億円 |
FY2025/12の営業CFはミツヤグループ完全子会社化に伴う一時的な資金需要によりマイナスに転じましたが、FY2021〜2024/12は安定的なプラスを維持していました。投資CFはM&A関連支出と設備投資を反映しており、ベトナム新工場(2026年9月稼働予定)への投資も含まれています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 22.3億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 3.6億円 | 1.4億円 | 39.0% |
| FY2023/3 | 6.5億円 | 2.1億円 | 31.6% |
| FY2024/3 | 19.6億円 | 9.2億円 | 46.8% |
| FY2025/3 | 13.3億円 | 0円 | 0.0% |
税引前利益はFY2024/12に20億円まで回復した後、FY2025/12は連結移行に伴う一時要因で13億円に。FY2021/12とFY2025/12の実効税率0%は、繰延税金資産の計上や連結移行による会計処理の影響によるものです。FY2026/12は正常化が見込まれています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 638万円 | 726人 | - |
従業員の平均年収は645万円で、食品メーカーとしては標準的な水準です。平均年齢39.7歳・平均勤続年数14.6年と定着率が高く、チーズ製造の専門知識を持つ人材が長期的に活躍しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱商事・三菱UFJ銀行・QBB持株会。
筆頭株主の三菱商事(16.52%)が仕入・販売面で緊密な協力関係を持ち、経営の安定基盤を支えています。三菱UFJ銀行(4.99%)・三井住友信託銀行(4.38%)など金融機関も上位に名を連ねます。QBB持株会(4.36%)と六甲バター労働組合(1.87%)の保有は従業員の企業コミットメントの高さを示しています。今津龍三氏は元取締役として安定株主に位置づけられます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| チーズ事業 | 337億円 | 11億円 | 3.3% |
| ナッツ事業 | 96億円 | 3億円 | 3.1% |
チーズ事業が売上の約78%を占める主力セグメントで、ナッツ事業(約22%)が成長分野として続きます。2026年12月期はミツヤグループの完全子会社化効果により、ナッツ事業の売上が大幅に拡大し、セグメント構成が変化する見込みです。中期経営計画2027では売上高620億円・営業利益43億円を目標に掲げ、チーズとナッツの両輪での成長を目指しています。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めています。代表取締役社長兼CEOの塚本浩康氏のもと、攻めの経営と適切なガバナンス体制を構築しています。平均勤続年数14.6年と安定的な雇用環境を維持し、チーズ製造の専門性を活かした人材育成が行われています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 435億円 | — | 433億円 | -0.5% |
| FY2024 | 453億円 | — | 429億円 | -5.3% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
六甲バターは「中期経営計画2027」のもと、FY2027に売上高620億円・営業利益43億円・ROE 8%以上を最終目標に掲げています。FY2025実績は売上高433億円・営業利益14億円と初年度としてはまだ道半ばですが、FY2026のミツヤグループ完全子会社化とベトナム工場稼働により大幅な成長加速が期待されています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
六甲バターのTSRは5年間で83.1%と投資元本を下回る結果となっており、TOPIX(182.5%)を大きく下回っています。原料コスト高騰による業績低迷が主因ですが、中期経営計画2027の達成とM&A効果の発現が株価回復の鍵となるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 106.3万円 | +6.3万円 | 6.3% |
| FY2022 | 92.6万円 | -7.4万円 | -7.4% |
| FY2023 | 78.2万円 | -21.8万円 | -21.8% |
| FY2024 | 82.0万円 | -18.0万円 | -18.0% |
| FY2025 | 83.1万円 | -16.9万円 | -16.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
六甲バターの株価指標は、PBR 0.68倍と業界平均(1.2倍)を大きく下回る割安水準にあります。PERは15.1倍と業界平均(18.5倍)をやや下回る水準です。信用倍率は1.09倍と拮抗しており、株価の方向感を模索する局面といえます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2025年12月期の決算短信を発表。2026年12月期は売上高550億円・営業利益23億円と大幅増収増益を予想。
ベトナムにプロセスチーズ工場を新設すると発表。2026年9月稼働予定で、アジア市場の開拓を本格化。
ナッツ製造のミツヤグループ本社を完全子会社化。ナッツ事業の大幅拡大でセグメント構成が変化。
最新ニュース
六甲バター(株) まとめ
ひとめ診断
「QBBベビーチーズでおなじみ。チーズとナッツで食卓を彩るプライム上場の食品メーカー」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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