パレモ・ホールディングス
PALEMO HOLDINGS CO.,LTD.
最終更新日: 2026年4月8日
300円雑貨とプチプラ服で日本中のSCを彩る庶民派チェーン
アパレルと雑貨の二本柱による永続的安定成長(サステナブル経営)の実現
この会社ってなに?
イオンモールやアピタなどのショッピングセンターで、300円雑貨の「illusie300」やプチプラレディース服の「LUDIC PARK」を見かけたことはありませんか?それがパレモのお店です。手頃な価格でトレンドファッションや雑貨を届けてくれる、お買い物の味方です。
パレモ・ホールディングスは、婦人衣料と生活雑貨の専門店をショッピングセンター(SC)を中心に全国展開する持株会社です。1984年にユニーから分社して設立。2012年に老舗アパレルの鈴丹を吸収合併し、「LUDIC PARK」「illusie300」「Re-J&SUPURE」「INCENSE」など多彩なブランドを擁します。2021年に西松屋チェーンが筆頭株主(17.3%)となり、資本面で安定化。FY2026/2期は売上高140億円(前期比-6.4%)、営業利益1.9億円(同-11.4%)と減収減益。売上はピーク時(約240億円)から4割以上縮小していますが、雑貨事業(売上構成比50%)が成長の柱となりつつあります。FY2027/2期は売上高146億円(+4.0%)、営業利益2.4億円(+28.9%)と増収増益を予想しています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 愛知県名古屋市中村区名駅5-27-13 名駅錦橋ビル6階
- 公式
- palemo.co.jp
社長プロフィール

パレモの原点は「仲間と感動を分かち合う」こと。40年にわたり培ってきたSC出店のノウハウと、アパレル・雑貨の二刀流で、お客様に小さな幸せをお届けし続けます。
この会社のストーリー
ユニー運営本部内に「SSギャルフィット部」が発足。愛知県太田川に1号店をオープンし、SC向け婦人衣料の歴史がスタート
ユニーから分社化し株式会社パレモを設立(資本金1億円)。独自のSC展開モデルで東海・関東に出店を拡大
名古屋の老舗アパレル・鈴丹を合併。SUZUTAN・グットシンなどのブランドと店舗網を引き継ぎ規模を拡大
2期連続赤字で債務超過寸前に。ファンド撤退後に西松屋チェーンが筆頭株主となり、資本面で安定化
雑貨事業がアパレルを逆転。新業態PALEMO STOREを立ち上げ、アパレル×雑貨の融合型店舗で第二創業に挑戦中
注目ポイント
プチプラ雑貨ブランドが売上構成比50%まで成長。手軽な価格帯で幅広い客層を獲得し、収益構造の転換を牽引しています
トレンド服のLUDIC PARK、大きいサイズのRe-J&SUPURE、ティーン向けNOÉMIE、バッグのINCENCEなど、ニッチ市場に刺さる専門ブランドを多数展開
株価120円×300株=約3.6万円で株主優待(2,000円分の買物券)が得られる少額投資銘柄。優待利回りは約5.6%と高水準です
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2019/2 | 9円 | 19.6% |
| FY2020/2 | 12円 | 41.3% |
| FY2021/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2026/2 | 0円 | 0.0% |
| FY2027/2(予想) | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 300株以上(約3.6万円) |
| 金額相当 | 約2,000円相当 |
| 権利確定月 | 2月 |
| 長期特典 | 500株以上で4,000円分、1,000株以上で10,000円分にグレードアップ |
FY2020/2期まで配当を実施していましたが、コロナ禍による赤字転落でFY2021/2期から無配が続いています。利益余剰金は-7.2億円のマイナス(累損)であり、配当再開にはまず累損の解消が必要です。一方、2025年1月に株主優待制度を再開。300株以上を1年以上継続保有で優待買物割引券(2,000円〜10,000円相当)が贈呈されます。株価120円×300株=約3.6万円の投資で優待が得られるため、少額投資家にとっての魅力があります。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2020/2期の240億円をピークに6期連続で減収が続き、FY2026/2期は140億円まで縮小しました。コロナ禍のFY2021/2期・FY2022/2期は営業赤字に転落しましたが、FY2023/2期に黒字転換。その後は営業黒字を維持するも利益水準は低く、FY2025/2期は最終赤字に。FY2027/2期は売上高146億円(+4.0%)と7期ぶりの増収を予想。営業利益2.4億円(+28.9%)と回復基調を見込んでいますが、不採算店舗の閉鎖と雑貨事業への転換がカギとなります。
事業ごとの売上・利益
LUDIC PARK、Re-J&SUPURE、NOÉMIE、GAL FIT、SUZUTAN等の婦人衣料ブランド。売上構成比約47%
illusie300(300円雑貨)、INCENSE(バッグ)等。売上構成比約50%でアパレルを逆転
フランチャイズ収入およびその他収入。売上構成比約3%
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -104.0% | -18.8% | -7.3% |
| FY2022/2 | -333.3% | -15.1% | -4.0% |
| FY2023/2 | 45.1% | 6.4% | 3.0% |
| FY2024/2 | 25.0% | 4.9% | 2.3% |
| FY2025/2 | -3.0% | -0.7% | 1.4% |
| FY2026/2 | 1.3% | 0.3% | 1.3% |
コロナ禍のFY2021/2期・FY2022/2期は純資産が急減したためROEが異常値を示しました。FY2023/2期にV字回復しROE45.1%を記録しましたが、これは債務超過寸前の低い自己資本がベース。営業利益率は黒字化後も1〜3%と薄利体質が続いています。FY2026/2期の営業利益率は1.3%で、小売業としても低い水準。アパレルから利益率の高い雑貨へのシフトが収益性改善のカギです。
財務は安全?
総資産はFY2021/2期の99億円からFY2026/2期の62億円へ縮小。不採算店舗の閉鎖に伴う資産圧縮が進んでいます。FY2022/2期には2期連続赤字で自己資本比率が4.2%まで低下し債務超過寸前となりましたが、FY2023/2期の黒字回復とA種優先株式の発行により改善。FY2026/2期は25.2%まで回復しました。BPS107.6円に対し株価120円でPBR1.12倍。有利子負債倍率は1.05倍と借入れも抑制されています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -11.6億円 | 7,600万円 | 9.7億円 | -10.8億円 |
| FY2022/2 | -1.6億円 | 1.1億円 | 1.3億円 | -5,100万円 |
| FY2023/2 | 2.1億円 | 3.6億円 | 2.6億円 | 5.7億円 |
| FY2024/2 | 5.7億円 | -8,000万円 | -5.8億円 | 4.8億円 |
| FY2025/2 | 3.6億円 | -2.2億円 | -10.4億円 | 1.4億円 |
| FY2026/2 | -1.2億円 | -3.3億円 | -3.1億円 | -4.6億円 |
営業CFはFY2023/2期〜FY2025/2期に黒字化しましたが、FY2026/2期は-1.2億円と再びマイナスに転落。FY2023/2期の投資CF+3.6億円は店舗閉鎖に伴う資産売却益。FY2025/2期の財務CF-10.4億円はA種優先株式の償還が主因です。FCFはFY2024/2期に+4.8億円と良好でしたが、FY2026/2期は-4.5億円。不採算店舗の閉鎖と新業態への投資が重なった過渡期の状態です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/2 | -13.2億円 | 0円 | - |
| FY2022/2 | -6.7億円 | 0円 | - |
| FY2023/2 | 5.8億円 | 1,800万円 | 3.1% |
| FY2024/2 | 3.4億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/2 | 1.6億円 | 2.1億円 | 129.0% |
| FY2026/2 | 1.8億円 | 1.6億円 | 88.1% |
FY2023/2期・FY2024/2期は繰越欠損金の活用で実効税率が0〜3%と極めて低水準でした。FY2025/2期の実効税率129%は、繰延税金資産の取り崩し(評価性引当額の増加)が主因で、税引前利益を上回る税金が計上されています。FY2027/2期予想は実効税率59%と依然高めですが、これは繰越欠損金の消化状況と繰延税金資産の回収可能性評価によるものです。
誰がこの会社の株を持ってる?
西松屋チェーン(17.3%)が筆頭株主で安定株主の中核。トラストワークスプランニング(2.4%)、従業員持株会(1.3%)、前代表取締役吉田馨氏(1.2%)、サンラリー(1.0%)も安定保有。個人・証券会社の浮動株比率が高い。
筆頭株主は西松屋チェーン(17.3%)。2021年8月にファンド(エンデバー・ユナイテッド)の保有株を取得し筆頭株主に就任しました。西松屋との事業上の提携は現時点で具体化していませんが、安定株主としての機能を果たしています。2位以下は内藤征吾氏(3.8%)、SBI証券(2.9%)、GMOクリック証券(2.8%)など証券会社・個人が分散保有。小型株ゆえに証券会社の自己勘定保有が上位に入っている点が特徴です。
会社の公式開示情報
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| アパレル事業 | 約66億円 | 非開示 | 非開示 |
| 雑貨事業 | 約70億円 | 非開示 | 非開示 |
| FC収入他 | 約4億円 | 非開示 | 非開示 |
EDINETに有価証券報告書の登録がないため、セグメント別データは四季報の開示情報を基に推計。かつてはアパレルが売上の大半を占めていましたが、雑貨事業(特にillusie300)の成長によりFY2026/2期に雑貨がアパレルを逆転し売上構成比50%を達成。今後は雑貨を成長ドライバーとし、アパレルは不採算店を整理しながら収益性改善を図る方針です。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
FY2023〜FY2024期にはコロナからの黒字回復期待で一時TOPIXをアウトパフォームしましたが、その後の売上減少と利益低迷で株価が反落。直近ではTOPIXを20ポイント下回るアンダーパフォーム状態です。配当ゼロのため、トータルリターンは純粋に株価変動のみに依存しています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2022 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2023 | 140.0万円 | +40.0万円 | 40.0% |
| FY2024 | 170.0万円 | +70.0万円 | 70.0% |
| FY2025 | 135.0万円 | +35.0万円 | 35.0% |
| FY2026 | 120.0万円 | +20.0万円 | 20.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER14.4倍、PBR1.12倍ともに小売業平均を下回り、割安水準です。ただしこれは業績が低迷しているため評価が抑えられている面が大きいです。信用倍率3.68倍と買い長で、個人投資家の買い需要が優勢。52週高値212円から現在120円と大幅に調整しています。時価総額14億円は上場来安値圏に近く、マイクロキャップ銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
2026年2月期通期業績予想を修正し、中期経営計画の数値目標を取り下げ。売上・利益ともに計画未達
FY2026/2期決算。売上高140億円(-6.4%)、営業利益1.9億円(-11.4%)。減収減益もFY2027/2期は増収増益予想
株主優待制度の再開を発表。300株以上・1年以上継続保有で優待買物割引券を贈呈
主力4ブランドを集結させた新業態「PALEMO STORE」1号店を中野サンモールにオープン
西松屋チェーンが筆頭株主に就任(17.3%取得)。ファンドからの株式取得で安定株主化
最新ニュース
パレモ・ホールディングス まとめ
ひとめ診断
婦人衣料と雑貨の「二刀流」で全国244店舗を展開するSC型専門店チェーン
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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