あみやき亭
AMIYAKI TEI CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月27日
国産牛をお値打ち価格で提供し、積極的なM&Aで成長を加速させる焼肉チェーン
単なる“安い焼肉店”ではなく、「価格以上の価値を提供する焼肉店」として進化を続け、食を通じて人々の生活を豊かにすることを目指します。
この会社ってなに?
週末に家族で焼肉を食べに行くとき、お手頃な価格で国産牛が楽しめる「あみやき亭」を見かけたことはありませんか?同社は、そんな身近な焼肉レストランを中部・関東地方で展開している会社です。最近では、炊き立てのご飯と熱々のステーキが人気の「感動の肉と米」や、老舗ステーキハウス「スエヒロレストランシステム」も運営しています。あなたが普段利用する飲食店の裏側で、あみやき亭は美味しい食事と楽しい時間を提供しているのです。
東海地方を地盤とする焼肉チェーン大手。FY2025は売上高353.3億円(前期比6.2%増)、営業利益26.38億円(前期比18.8%減)と増収減益で着地。コロナ禍からの客足回復で売上は伸長したものの、原材料価格や人件費の高騰が利益を圧迫しました。近年は「感動の肉と米」といった新業態の展開や、積極的なM&Aによる出店エリア拡大を加速させており、収益源の多角化と成長の再加速が課題となっています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 愛知県春日井市如意申町5丁目12番地8
- 公式
- www.amiyakitei.co.jp
社長プロフィール
私たちはお客様に『感動』と『心の豊かさ』を提供することを第一に、安全・安心な商品をお値打ち価格で提供することに徹します。これにより企業価値を最大化し、お客様に愛される店づくりを進めてまいります。
この会社のストーリー
愛知県春日井市に本社を設立。国産牛をお値打ち価格で提供する焼肉店として、東海地方からその歴史をスタートさせた。
創業から約7年で株式上場を達成。これにより社会的信用を高め、全国展開への足がかりを築いた。
焼肉業態で培ったノウハウを活かし、ステーキ業態に進出。事業の多角化に向けた新たな挑戦が始まった。
老舗レストランチェーンをグループに迎え、関東圏での事業基盤を強化。M&Aによる成長戦略を本格化させた。
「ニュールック」や「野毛ホルモンセンター」などを相次いで子会社化し、ホルモン焼きなど新たなジャンルへ進出した。
投資単位あたりの金額を引き下げ、より多くの人が投資しやすいように1株を3株に分割。株主優待も拡充し、個人投資家への還元を強化した。
京都を拠点とする飲食店運営会社を買収し、手薄だった関西エリアへの出店を本格的に強化。全国チェーンとしての地位を固める。
原材料価格の高騰という課題に直面しつつも、M&Aによる多業態化と既存事業の強化を進め、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
グループ店舗で使える食事券が株主優待として提供され、個人投資家に人気。長期保有優遇制度もあり、長く応援する株主を大切にしています。
焼肉店だけでなく、ステーキやホルモン焼きなど様々な業態の企業をM&Aで子会社化。事業を多角化し、グループ全体で成長を加速させています。
「あみやき亭」に次ぐ第二の柱として、ステーキ業態の「感動の肉と米」が急成長。新たな顧客層を獲得し、会社の成長を力強く牽引しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2017/3 | 33.3円 | 31.6% |
| FY2018/3 | 33.3円 | 33.8% |
| FY2019/3 | 33.3円 | 41.8% |
| FY2020/3 | 33.3円 | 74.2% |
| FY2021/3 | 6.7円 | - |
| FY2022/3 | 10円 | 32.7% |
| FY2023/3 | 13.3円 | 206.8% |
| FY2024/3 | 30円 | 47.1% |
| FY2026/3 | 34円 | 55.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
あみやき亭は配当と株主優待を組み合わせた還元を重視しており、配当性向の目標を掲げつつ安定的な利益還元を目指しています。特に近年は大幅な増配を実施し、高い配当利回りを維持することで投資家の期待に応えています。今後も業績拡大に伴う配当成長と、優待を通じた顧客基盤の維持を両立させる方針です。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
あみやき亭はコロナ禍の深刻な影響から脱却し、売上高はFY2021/3の約221億円からFY2025/3には約353億円まで着実に回復しました。外食需要の戻りと新規出店、さらにはM&Aによる事業拡大が寄与し、FY2026/3予想では売上高388億円を見込んでいます。利益面でも営業利益が黒字転換を果たし、効率的な店舗運営により成長軌道を維持しています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | -7.0% | -5.8% | - |
| FY2023/3 | 3.1% | 2.6% | - |
| FY2024/3 | 0.7% | 0.5% | - |
| FY2025/3 | 6.4% | 4.8% | 6.7% |
| FY2026/3 | 8.1% | 6.2% | 7.5% |
収益性は、パンデミックの影響が残ったFY2021/3およびFY2022/3の赤字局面から大幅に改善しました。FY2025/3には営業利益率7.5%、ROE 7.9%を達成しており、経営効率化と収益性の高い店舗運営が成果を上げています。コスト高騰への対応を進めつつ、強固な利益体質への転換が着実に進んでいる状況です。
財務は安全?
同社の財務基盤は極めて強固で、自己資本比率はFY2025/3時点で78.9%という高い水準を維持しています。過去数年間は実質無借金経営を継続してきましたが、現在は事業投資や買収資金として一部で有利子負債を活用する動きも見られます。厚い純資産を背景に、成長投資とリスク耐性のバランスが取れた健全な財務構造を有しています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2022/3 | -11.5億円 | -29.8億円 | 4,100万円 | -41.3億円 |
| FY2023/3 | 11.7億円 | -8.1億円 | -2.8億円 | 3.6億円 |
| FY2024/3 | 20.3億円 | -11.1億円 | -3.1億円 | 9.3億円 |
| FY2025/3 | 35.3億円 | -16.2億円 | -6.8億円 | 19.1億円 |
| FY2026/3 | 27.1億円 | 5,400万円 | -8.9億円 | 27.7億円 |
営業活動によるキャッシュフローはFY2022/3以降、プラス推移を維持しており、年間27億円規模の営業キャッシュフローを創出する稼ぐ力を確立しました。投資活動に関しては、新規出店やM&Aを積極的に推進しつつも、FCF(フリーキャッシュフロー)はFY2025/3には約28億円のプラスを計上しています。潤沢なキャッシュは、借入金の返済や株主還元へ効率的に配分されています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2022/3 | -10.1億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 13.3億円 | 7.0億円 | 52.8% |
| FY2024/3 | 7.0億円 | 5.7億円 | 81.2% |
| FY2025/3 | 23.1億円 | 10.0億円 | 43.4% |
| FY2026/3 | 27.3億円 | 9.9億円 | 36.3% |
法人税等の支払額は営業利益の伸長に伴い増加傾向にあります。FY2023/3は一時的に税負担比率が高まったものの、FY2024/3以降は実効税率が30〜40%台へと落ち着き、平準化が進んでいます。安定した税務コストの管理体制が構築され、純利益の最大化に寄与しています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 603万円 | 620人 | - |
従業員の平均年収は603万円となっており、外食産業の中では比較的安定した水準を維持しています。近年は原材料費や人件費の高騰が業績に影響を与えていますが、従業員の待遇維持が雇用の安定とサービス品質の向上に貢献しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。
同社は創業者の佐藤啓介氏が実質的に支配する『チャレンジブイコーポレーション有限会社』が36.49%の株式を保有しており、強力な創業家主導の経営体制が構築されています。安定株主比率が高く、外部の機関投資家の影響を受けにくい、長期的視点に立った意思決定が可能な構成です。
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業リスクとして原材料価格の高騰や人件費の上昇が挙げられており、直近の決算でもこれらのコスト増が営業利益を圧迫する要因となっています。焼肉事業を軸にM&Aを駆使して多業態化を推進しており、外食産業特有の変動リスクを分散させようとする戦略が見て取れます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は16.7%と上場企業としては発展途上の段階にありますが、監査体制については2,000万円の監査報酬を投じて透明性を確保しています。連結子会社3社を擁し、M&Aによる急拡大に伴う管理体制の強化が今後のガバナンスにおける重要な課題となります。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 374億円 | — | 353億円 | -5.5% |
| FY2024 | 346億円 | — | 333億円 | -3.8% |
| FY2023 | 298億円 | — | 285億円 | -4.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 27億円 | — | 26億円 | -3.0% |
| FY2024 | 18億円 | — | 22億円 | +23.4% |
| FY2023 | 10億円 | — | 4億円 | -57.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を開示していません。代わりに単年度の業績予想を公表していますが、過去3期において売上高予想は未達が続いており、利益も大きく変動しています。これは原材料価格の高騰や人件費の上昇といった外部環境の変化に業績が左右されやすいことを示唆しています。投資家としては、M&Aや新業態が安定的な収益に結びつくか、慎重に見極める必要があります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。FY2021からFY2025までの5年間、あみやき亭のTSRは一貫して市場平均であるTOPIXを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、同期間に増配は行われたものの、株価が市場全体の上昇トレンドに乗りきれず、横ばいに近い推移となったことが主な要因です。今後のTSR向上のためには、M&Aや新業態の成功による利益成長を株価上昇に繋げることが不可欠です。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.2万円 | +0.2万円 | 0.2% |
| FY2022 | 100.6万円 | +0.6万円 | 0.6% |
| FY2023 | 105.2万円 | +5.2万円 | 5.2% |
| FY2024 | 187.0万円 | +87.0万円 | 87.0% |
| FY2025 | 165.8万円 | +65.8万円 | 65.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRは業界平均と比較して割安な水準にあります。これは、同社がまだ成長途上にあると市場から評価されていることを示唆します。一方、配当利回りは平均を上回っており、株主還元への意識が評価されていると考えられます。信用倍率が0.12倍と売り残が買い残を大幅に上回っており、将来の株価下落を見込む投資家が多い状況ですが、これは将来的な買い戻し(踏み上げ)のエネルギーにもなり得ます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
クーデションカンパニーの株式を取得し関西エリアでの店舗網を強化しました。
猛暑による客足の鈍化を理由に、通期純利益予想を大幅に下方修正しました。
限定メニューやイベントを通じて、収益の回復を目指す販促活動を継続的に展開しました。
最新ニュース
あみやき亭 まとめ
ひとめ診断
「『安くて旨い国産牛』を武器にM&Aで勢力拡大、新業態ステーキで全国区を狙う東海の外食企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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