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ドトール・日レスホールディングス

DOUTOR・NICHIRES Holdings Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE2.9%
BPS2372.1円
自己資本比率77.6%
FY2025/3 有報データ

一杯のコーヒーから始まる、日常に彩りを添える食の総合カンパニー

外食業界における日本一のエクセレント・リーディングカンパニーになることを目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段、待ち合わせや休憩で「ドトールコーヒーショップ」に立ち寄ったり、休日に「星乃珈琲店」でふわふわのスフレパンケーキを楽しんだりした経験はありませんか?もしかしたら、ランチで「洋麺屋五右衛門」のパスタを選んだことがあるかもしれません。これらのお店はすべて、ドトール・日レスホールディングスが運営しています。私たちの日常の様々な「ちょっと一息」や「おいしい食事」のシーンの裏側で、この会社は多彩なブランドを通じて快適な時間と空間を提供しているのです。

ドトール・日レスホールディングスは、コロナ禍からの回復を経て増収増益基調を確立しています。2025年2月期決算では売上高1488.2億円、営業利益95.97億円を達成し、続く2026年2月期は売上高1545.1億円、営業利益105.99億円と過去最高益の更新を見込んでいます。主力の「ドトールコーヒーショップ」と「星乃珈琲店」が共に好調で、価格改定後も客足は堅調に推移。今後は原材料高や人件費上昇を、付加価値の高い商品開発とブランド力で吸収できるかが焦点となります。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
2月
本社
東京都渋谷区猿楽町10番11号
公式
www.dnh.co.jp

社長プロフィール

星野 正則
星野 正則
代表取締役社長
堅実派
2007年の経営統合以来、「飲」と「食」の融合による新たな外食文化を発信し、お客様の日常に寄り添う多彩なブランドを育ててまいりました。これからも社会のニーズに応え、新たな価値の創造に挑戦し、持続可能な社会の実現に貢献していきます。

この会社のストーリー

1961
ドトールコーヒー創業

創業者 鳥羽博道がコーヒー豆の焙煎・卸売会社として「有限会社ドトールコーヒー」を設立。日本のコーヒー文化の礎を築き始める。

1972
日本レストランシステム創業

「洋麺屋五右衛門」の前身となる店舗を開業。日本レストランシステム株式会社が設立され、独自のレストラン事業を展開していく。

1980
セルフサービスコーヒーショップの誕生

日本初のセルフサービスコーヒーショップ「ドトールコーヒーショップ」を原宿にオープン。一杯150円という価格で、コーヒーを日常的な飲み物へと変えた。

2007
経営統合、ホールディングス体制へ

ドトールコーヒーと日本レストランシステムが経営統合し、「株式会社ドトール・日レスホールディングス」を設立。東証一部に上場し、新たなステージへ。

2011
新ブランド「星乃珈琲店」の展開

フルサービス型の喫茶店「星乃珈琲店」をオープン。ハンドドリップコーヒーとスフレパンケーキが人気を博し、グループの新たな成長ドライバーとなる。

2022
コロナ禍からの回復と成長

新型コロナウイルスの影響で一時的に業績が落ち込むも、既存店の売上回復やコスト管理により黒字転換を達成。変化への対応力を見せた。

2024
持続的成長と株主還元の強化

最高益予想を背景に株価は高値を更新。増配を発表するなど、株主への還元姿勢を強め、企業価値向上への取り組みを加速させている。

2025
未来へ向けた価値創造

サステナビリティへの取り組みを強化し、脱炭素施策を推進。多様なブランドポートフォリオを活かし、変化する市場で新たな価値を創造し続ける。

注目ポイント

多彩なブランド力

手軽な「ドトール」から、くつろぎの「星乃珈琲店」、美味しいパスタの「洋麺屋五右衛門」まで。気分やシーンで選べる多様なブランドが最大の魅力です。

安定した成長と株主還元

コロナ禍を乗り越え、最高益を更新する力強い成長を見せています。増配も発表しており、株主への還元にも積極的な姿勢がうかがえます。

身近で嬉しい株主優待

全国のグループ店舗で使える「株主ご優待カード」がもらえます。普段使いできるお店が多いので、優待の価値を実感しやすいのが嬉しいポイントです。

サービスの実績は?

104%
ドトール事業 既存店売上高
FY2025実績 (前年比)
好調
103%
日レス事業 既存店売上高
FY2025実績 (前年比)
堅調
56
年間配当金(1株あたり)
FY2026予想
+12.0% YoY
5.8%
売上高成長率 (YoY)
FY2025実績
+5.8% YoY
2,767
従業員数
2024年2月末時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 77.6%
稼ぐ力
普通
ROE 2.9%
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
50
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/32824.7%
FY2017/33023.7%
FY2018/33222.4%
FY2019/33223.9%
FY2020/33424.8%
FY2021/3240.8%
FY2022/32694.1%
FY2023/33038.7%
FY2024/34032.0%
FY2025/35031.9%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月2月

当社は経営基盤の強化と将来の成長に向けた投資を考慮しつつ、株主への安定的な利益還元を継続することを基本方針としています。業績の回復に伴い配当金は増額傾向にあり、FY2025/3には50円まで引き上げられました。今後も安定したキャッシュフローを背景に、配当性向を意識した適正な還元水準を維持していく見通しです。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.9%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
1.7%
業界平均
5.9%
自己資本比率上回る
この会社
77.6%
業界平均
49.8%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,094億円
FY2023/31,269億円
FY2024/31,406億円
FY2025/31,488億円
営業利益
FY2022/317.9億円
FY2023/321.9億円
FY2024/323.9億円
FY2025/325.9億円

当社の業績は、コロナ禍の影響を受けたFY2021/3を底に、以降は店舗運営の正常化と高単価戦略が功を奏し、売上高は4期連続の増収を達成しました。FY2025/3には売上高が約1,488億円、純利益が約69億円となり、コーヒー事業や星乃珈琲店などの主要ブランドが堅調に推移しています。FY2026/3も引き続き増益を見込んでおり、事業環境の改善に伴う収益力の回復基調が鮮明です。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
5.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.7%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/32.1%-9.5%2.2%
FY2022/31.4%1.0%1.6%
FY2023/31.9%2.8%1.7%
FY2024/32.4%4.3%1.7%
FY2025/32.9%5.1%1.7%

収益性については、FY2021/3に営業赤字を計上しましたが、その後は経営効率化により営業利益率は改善傾向にあります。FY2025/3には営業利益率が6.4%まで向上し、ROE(自己資本利益率)も6.6%へと回復するなど、資本効率の改善と収益体質の立て直しが進んでいます。外食需要の回復に加え、高付加価値メニューの投入が利益率の押し上げに寄与しました。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率77.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
7.8億円
会社の純資産
1,044億円

財務健全性は極めて良好であり、自己資本比率は77.5%と高い水準を維持しています。有利子負債は極めて限定的であるか、あるいは実質無借金に近い状況を保っており、盤石な自己資本基盤が強固な財務体質を裏付けています。今後も既存事業への投資を継続しつつ、この健全なバランスシートを活用した成長戦略の遂行が期待されます。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+124億円
営業CF
投資に使ったお金
-62.3億円
投資CF
借入・返済など
-29.3億円
財務CF
手元に残ったお金
+61.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-28.8億円-59.5億円-21.5億円-88.3億円
FY2022/3146億円-49.3億円-15.0億円97.0億円
FY2023/351.7億円-55.9億円-19.8億円-4.2億円
FY2024/3118億円-49.0億円-33.7億円68.9億円
FY2025/3124億円-62.3億円-29.3億円61.2億円

営業キャッシュフローは店舗事業の回復に伴い安定的にプラス圏で推移しており、FY2025/3には約124億円のキャッシュを創出しました。積極的な店舗投資や設備更新といった投資活動を行いながらも、潤沢な営業キャッシュフローによってフリーキャッシュフローを確保できている点は評価されます。財務キャッシュフローは主に配当金の支払いや負債の調整に充てられており、安定した株主還元と成長投資の両立がなされています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1減損会計の適用について 当社グループは、店舗環境の変化や経済的要因により店舗毎の収益性が損なわれた場合、減損損失を認識する必要があり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-41.8億円0円-
FY2022/3-14.8億円0円-
FY2023/334.7億円3,700万円1.1%
FY2024/377.0億円22.1億円28.7%
FY2025/396.2億円27.4億円28.4%

FY2021/3からFY2022/3にかけてはコロナ禍による営業赤字のため法人税等の支払いは発生していません。業績が黒字化したFY2023/3以降は納税が再開され、FY2024/3以降は税引前利益の拡大とともに実効税率も標準的な水準へと戻っています。今後は継続的な利益成長に伴い、税負担額も年間30億円規模で安定的に推移すると予測されます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
578万円
従業員数
2,767
平均年齢
41.2歳
平均年収従業員数前年比
当期578万円2,767-

従業員の平均年収は578万円となっており、外食産業全体の中では平均を上回る安定した水準にあります。コロナ禍からの回復に伴う業績改善や、店舗運営効率の向上により、持続可能な賃金体系を維持している点が背景にあります。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主24.5%
浮動株75.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関10.8%
事業法人等13.7%
外国法人等14.1%
個人その他58.4%
証券会社3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はマダム・ヒロ・日本たばこ産業。

大林 豁史(6,795,000株)15.5%
株式会社マダム・ヒロ(3,732,000株)8.51%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,344,000株)7.63%
鳥羽 博道(1,360,000株)3.1%
日本たばこ産業株式会社(1,320,000株)3.01%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,051,000株)2.4%
鳥羽 豊(833,000株)1.9%
大林 美重子(474,000株)1.08%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(456,000株)1.04%
JPモルガン証券株式会社(448,000株)1.02%

大株主構成は、創業家である大林家および鳥羽家が上位を占めており、強固なオーナーシップが継続しています。日本たばこ産業(JT)との資本関係も継続していますが、信託銀行などの機関投資家も一定の保有割合を持っており、安定的な株主構成と長期的な経営方針の維持が図られています。

会社の公式開示情報

役員報酬

600万円
取締役3名の合計

ドトールコーヒーショップや星乃珈琲店などの多岐にわたる外食ブランドを擁する同社は、19社の子会社を抱えるホールディングス体制を敷いています。開示データでは原材料価格の高騰や人件費の増大が主要な事業リスクとして挙げられており、これに対する価格転嫁やメニュー構成の最適化が業績維持の鍵となります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 2名(18.2% 男性 9
18%
82%
監査報酬
7,400万円
連結子会社数
19
設備投資額
68.1億円
平均勤続年数(従業員)
8
臨時従業員数
5514

女性役員比率は18.2%と外食業界としては平均的ですが、継続的な多様性の確保に取り組んでいます。監査体制については7,400万円の監査報酬を支払うなど実効性のある監督機能の強化に努めており、19社の子会社を統括するホールディングスとして適切なガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
明確な中計はないものの、期初予想は概ね達成しており安定感がある。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

旧中期目標 (2011年2月期)
〜FY2011
売上高: 目標 1,100億円 未達 (1,078億円)
98%
経常利益: 目標 65億円 未達 (53.6億円)
82.5%
現行経営目標(会社計画)
FY2026
売上高: 目標 1,545.1億円 順調 (1,488.2億円)
96.3%
営業利益: 目標 106.0億円 順調 (96.0億円)
90.5%
1株当たり配当金: 目標 56円 順調 (50円)
89.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20251,465億円1,488億円+1.6%
FY20241,387億円1,406億円+1.4%
FY20231,244億円1,269億円+2.0%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202597億円96億円-0.8%
FY202473億円73億円+0.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な数値目標を掲げた中期経営計画を公表していませんが、毎期の業績予想が実質的な経営目標となります。過去3年間の業績予想を見ると、売上高・営業利益ともに期初予想を若干上回る水準で着地する傾向があり、堅実な経営姿勢がうかがえます。FY2026は最高益更新を目指す計画であり、既存店売上の堅調な推移とコスト管理が達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、過去5年間を通じてTOPIXを一貫して下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、コロナ禍における外食産業全体の業績低迷期に株価が伸び悩んだことが主な要因です。しかし、直近のFY2025では、自社TSRが141.2%と大きく改善し、TOPIXとの差を縮小しています。今後の業績回復と株主還元の強化により、TOPIXを上回るパフォーマンスを達成できるかが注目されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+41.2%
100万円 →141.2万円
41.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202190.5万円-9.5万円-9.5%
FY202292.2万円-7.8万円-7.8%
FY2023107.4万円+7.4万円7.4%
FY2024120.2万円+20.2万円20.2%
FY2025141.2万円+41.2万円41.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残63,500株
売り残7,700株
信用倍率8.25倍
2026年4月25日時点
今後の予定
2027年2月期 第1四半期決算発表2026年7月12日(予定)
定時株主総会2026年5月(予定)

同社のPER(18.3倍)およびPBR(1.26倍)は、小売業界の平均と比較してやや割安な水準にあります。一方、配当利回りは業界平均を上回っており、株主還元への意識が見られます。信用取引では買い残が売り残を上回る状況が続いており、株価上昇への期待感が根強いことを示唆しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +12.5%
メディア数
34
日本経済新聞, 株探, 会社四季報オンライン, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス
業界内ランキング
上位 25%
小売業 1,500社中 312位
報道のトーン
45%
好意的
35%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績45%
株価・配当30%
サステナビリティ15%
店舗・新業態10%

最近の出来事

2026年2月増配決定

2026年2月期の年間配当を従来計画から2円引き上げ、56円へ増配することを発表し、株主還元姿勢を強化しました。

2025年10月減益決算

3〜8月期の連結純利益が原材料高や人件費高騰の影響を受け、前年同期比7%減の39億円となりました。

2025年6月脱炭素強化

サステナビリティ施策の一環として、グループ傘下店舗を中心に113拠点で再エネ電力の導入を開始しました。

ドトール・日レスホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 50円
安全性
安定
自己資本比率 77.6%
稼ぐ力
普通
ROE 2.9%
話題性
普通
ポジティブ 45%

「街角のドトールと、くつろぎの星乃珈琲店。二つの顔を持つ、日本の喫茶・外食文化の巨人」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU