キャンドゥ2698
CAN DO CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段、文房具やキッチン用品、ちょっとしたお菓子を「100円でいいか」と手に取るとき、そのお店がキャンドゥかもしれません。特に、ショッピングモールの中やスーパーの隣で「Can★Do」のロゴを見かけたことはありませんか? 実は、キャンドゥはスーパー大手のイオングループの一員なんです。そのため、あなたがイオン系列のお店で買い物をする際、そのすぐ近くにある100円ショップがキャンドゥである可能性が高まっています。ディズニーなど人気キャラクターとのコラボ商品も多く、かわいい雑貨を探す楽しみの裏側で、同社は私たちの暮らしを支えています。
2021年にイオンの連結子会社となり、再成長を目指す100円ショップ大手。2025期は売上高833.8億円、営業利益8.49億円と増収増益を達成したものの、純損失は1.63億円と依然として赤字が続いている。しかし、イオングループの店舗網を活用した出店加速や共同仕入れによるコスト削減が進展。会社は2026期に売上高918.0億円、営業利益10.80億円、そして最終黒字転換を予想しており、このV字回復シナリオの実現性が最大の焦点となる。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2026/02期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 9.7% | 4.4% | 3.4% |
| 2017/02期 | 8.9% | 4.1% | 3.0% |
| 2018/02期 | 6.6% | 3.2% | 2.6% |
| 2019/02期 | 2.6% | 1.2% | 1.7% |
| 2020/02期 | 3.5% | 1.5% | 2.1% |
| 2021/02期 | 1.5% | 0.7% | 1.3% |
| 2023/02期 | ▲2.8% | ▲1.2% | 0.6% |
| 2024/02期 | ▲10.2% | ▲4.1% | 0.3% |
| 2025/02期 | ▲1.5% | ▲0.6% | 1.0% |
| 2026/02期 | - | - | 1.8% |
収益性は、物価高による仕入れコストの上昇と販管費の負担増が重くのしかかり、営業利益率は低水準での推移を余儀なくされています。特に2024/03期には営業利益率が0.3%まで低下し、収益構造の脆弱性が露呈しました。現在はイオングループとのシナジーによる調達コストの最適化を進め、利益率の改善を図っていますが、持続的な高収益体制への転換には更なる店舗生産性の向上と販売価格戦略の見直しが不可欠です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2020/02期 | 730億円 | 15.6億円 | 4.4億円 | 27.6円 | +2.4% |
| 2021/02期 | 731億円 | 9.6億円 | 1.9億円 | 12.2円 | +0.1% |
| 2023/02期 | 932億円 | 5.4億円 | ▲3.4億円 | -21.5円 | +27.4% |
| 2024/02期 | 804億円 | 2.4億円 | ▲11.7億円 | -73.0円 | -13.7% |
| 2025/02期 | 834億円 | 8.5億円 | ▲1.6億円 | -10.2円 | +3.8% |
近年の業績は、原材料価格の高騰や物流費の増加を背景に厳しい状況が続いていましたが、イオングループの経営資源を活用した店舗網の拡大と商品開発の強化により、回復傾向にあります。2024/03期には一時的な収益悪化で赤字を計上したものの、2025/03期には黒字化に向けた構造改革が進展しました。今期は全社的なコスト管理と高付加価値商品の拡充により、利益面での成長軌道回帰を鮮明にしています。 【2026/02期実績】売上871億円(前期比4.4%)、営業利益15億円、純利益0百万円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、連結子会社1社を擁し、イオンのネットワークを活用した店舗展開を推進しています。主な事業リスクとして、原材料価格の高騰や為替変動による仕入れコストの上昇が利益率を圧迫する懸念が挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 787億円 | 804億円 | 804億円 | +2.1% |
| 2023期 | 767億円 | — | 932億円 | +21.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 0.3億円 | 2.4億円 | 2.4億円 | +796.3% |
| 2023期 | 10.6億円 | — | 5.4億円 | -49.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
キャンドゥは明確な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、2026年度に2,000店舗体制を目指す方針を掲げています。これはイオンとのシナジーを最大限に活用する戦略の表れです。直近の業績予想が実質的な経営目標となっており、2026期の売上高918.0億円、営業利益10.80億円の達成が試金石となります。過去の業績予想を見ると、売上高は上振れる傾向にありますが、利益はコスト増の影響で下振れるケースもあり、収益性の改善が計画達成の鍵を握ります。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第3四半期累計の経常利益が前年同期比3.3倍の増益を達成し、通期計画を超過する好業績を発表。
ディズニープリンセスやミッキー&フレンズなど、キャラクターコラボレーション商品の展開を強化し顧客層を拡大。
イオングループによるTOBが成立し、連結子会社としてグループシナジーを最大化する経営体制へ移行。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2026/02期末時点
財務健全性は、積極的な出店投資や営業赤字の補填により、自己資本比率が40%台から30%台半ばまで低下するなど、かつてと比較して緩やかな劣化が見られます。2024/03期以降は有利子負債が増加し、財務負担が重くなりましたが、イオンとの連携による安定的な資金調達基盤が経営を支えています。今後は、収益力の回復を通じた内部留保の積み増しによる財務基盤の再構築が重要な経営課題となっています。 【2026/02期】総資産330億円、純資産105億円、自己資本比率31.5%、有利子負債35億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 24.2億円 | 1.9億円 | ▲7.4億円 | 26.1億円 |
| 2017/02期 | 20.4億円 | ▲22.4億円 | ▲2.9億円 | ▲1.9億円 |
| 2018/02期 | 31.7億円 | ▲19.5億円 | ▲2.7億円 | 12.2億円 |
| 2019/02期 | 26.1億円 | ▲24.5億円 | ▲2.7億円 | 1.6億円 |
| 2020/02期 | 20.6億円 | ▲17.0億円 | ▲2.7億円 | 3.6億円 |
| 2021/02期 | 11.7億円 | ▲20.2億円 | ▲2.7億円 | ▲8.5億円 |
| 2023/02期 | 9.1億円 | ▲15.4億円 | 5.2億円 | ▲6.3億円 |
| 2024/02期 | ▲9.0億円 | ▲21.1億円 | 27.2億円 | ▲30.1億円 |
| 2025/02期 | 18.9億円 | ▲25.1億円 | ▲1.7億円 | ▲6.2億円 |
営業キャッシュフローは、業績改善に伴い2025/03期には約18.9億円と力強い回復を見せました。一方で、成長戦略としての店舗投資や改装費用が先行するため投資キャッシュフローは常にマイナスとなっており、結果としてフリーキャッシュフローは継続的にマイナス圏で推移しています。今後は、出店投資による成長と、早期のキャッシュ創出力強化の両立がキャッシュフロー改善の鍵となります。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が42.8%と非常に高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。監査等委員会設置会社として監査体制を強化しており、イオングループの一員としてコーポレートガバナンス・コードに準拠した透明性の高い運営を行っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 474万円 | 559人 | - |
従業員平均年収は449万円と、小売業界の平均的な水準に位置しています。業績回復に向けた店舗網の再編やイオングループとの連携による構造改革コストが発生する中で、安定的な給与水準を維持している状況です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。キャンドゥのTSRは、2022期から2025期にかけてTOPIXを一貫してアウトパフォーム(上回るパフォーマンス)しており、株主へのリターン創出に成功しています。これは、特に2021年のイオンによるTOB(株式公開買付)が株価を大きく押し上げたことが主な要因です。安定した配当を維持しつつ、企業価値向上に向けた取り組みが株価に反映された結果と言えるでしょう。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/02期 | 17.5円 | 26.2% |
| 2017/02期 | 17円 | 26.8% |
| 2018/02期 | 17円 | 33.9% |
| 2019/02期 | 17円 | 83.1% |
| 2020/02期 | 17円 | 61.5% |
| 2021/02期 | 17円 | 139.2% |
| 2023/02期 | 17円 | - |
| 2024/02期 | 17円 | - |
| 2025/02期 | 17円 | - |
| 必要株数 | 100株以上(約31万円) |
| 金額相当 | 約2,200円相当 |
| 権利確定月 | 2月 |
配当については、業績の変動に関わらず安定した配当の維持を基本方針としています。現在は収益回復途上にあるため、配当性向の数値は極めて低い状態ですが、将来的な成長投資とのバランスを考慮した経営を行っています。今後は収益力の向上に合わせて、株主への還元強化を図る姿勢が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 114.4万円 | 14.4万円 | 14.4% |
| 2022期 | 144.6万円 | 44.6万円 | 44.6% |
| 2023期 | 147.8万円 | 47.8万円 | 47.8% |
| 2024期 | 169.5万円 | 69.5万円 | 69.5% |
| 2025期 | 204.6万円 | 104.6万円 | 104.6% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
現在のPERは528.8倍と、赤字からの黒字転換期待が先行し、業界平均(約19倍)を大幅に上回っており、割高感は否めません。信用取引では買い残が売り残を大きく上回る「36.57倍」となっており、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買い意欲が強い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性も示唆しています。まずは4月9日に発表される本決算で、会社計画通りの着地と来期以降の力強い見通しを示せるかが注目されます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/02期 | 24.5億円 | 13.8億円 | 56.4% |
| 2017/02期 | 22.7億円 | 12.6億円 | 55.6% |
| 2018/02期 | 19.8億円 | 11.8億円 | 59.7% |
| 2019/02期 | 13.0億円 | 9.8億円 | 75.0% |
| 2020/02期 | 16.4億円 | 12.0億円 | 73.2% |
| 2021/02期 | 10.3億円 | 8.4億円 | 81.2% |
| 2023/02期 | 6.3億円 | 9.8億円 | 154.2% |
| 2024/02期 | 3.0億円 | 14.6億円 | 493.9% |
| 2025/02期 | 9.1億円 | 10.7億円 | 117.9% |
実効税率が極めて高く算出される理由は、純利益が赤字または低水準である一方で、繰延税金資産の取り崩しや法人税等の調整項目が発生し、税引前利益に対して税負担が相対的に重くなっているためです。会計上の利益と税務上の課税所得に乖離が生じているため、本来の税率よりも高い数値となっています。今後、安定した黒字化が定着することで、税負担比率は適正水準へ収束していくと見込まれます。
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キャンドゥ まとめ
「イオンの翼を得た100円ショップ大手、グループシナジーを武器にV字回復へ挑む」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。