キャンドゥ
CAN DO CO.,LTD.
最終更新日: 2026年3月30日
イオンの力で全国へ!「まいにちに発見を。」届ける100円ショップ
お客様から最も信頼される100円ショップとなることを目指し、買い物のたびに新たな発見があるような店舗であり続けます。
この会社ってなに?
あなたが普段、文房具やキッチン用品、ちょっとしたお菓子を「100円でいいか」と手に取るとき、そのお店がキャンドゥかもしれません。特に、ショッピングモールの中やスーパーの隣で「Can★Do」のロゴを見かけたことはありませんか? 実は、キャンドゥはスーパー大手のイオングループの一員なんです。そのため、あなたがイオン系列のお店で買い物をする際、そのすぐ近くにある100円ショップがキャンドゥである可能性が高まっています。ディズニーなど人気キャラクターとのコラボ商品も多く、かわいい雑貨を探す楽しみの裏側で、同社は私たちの暮らしを支えています。
2021年にイオンの連結子会社となり、再成長を目指す100円ショップ大手。FY2025は売上高833.8億円、営業利益8.49億円と増収増益を達成したものの、純損失は1.63億円と依然として赤字が続いている。しかし、イオングループの店舗網を活用した出店加速や共同仕入れによるコスト削減が進展。会社はFY2026に売上高918.0億円、営業利益10.80億円、そして最終黒字転換を予想しており、このV字回復シナリオの実現性が最大の焦点となる。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 2月
- 本社
- 東京都新宿区北新宿2丁目21番1号 新宿フロントタワー
- 公式
- www.cando-web.co.jp
社長プロフィール
お客様の毎日に発見をお届けすることを目指しています。イオングループとの連携を深め、商品開発力や出店力を強化することで、さらなる成長と生産性向上を実現し、企業価値を高めてまいります。
この会社のストーリー
埼玉県戸田市に城戸一弥氏が株式会社キャンドゥを設立し、100円ショップ事業を開始。ここから「まいにちに発見を。」の物語が始まる。
創業からわずか8年でジャスダック市場への上場を果たす。企業としての信頼性を高め、さらなる成長への基盤を築いた。
事業拡大に伴い、東京証券取引所市場第二部へ市場変更。100円ショップ業界での存在感をさらに強固なものにした。
順調な成長を続け、ついに東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。業界を代表する企業の一つとして認知される。
SNS、特にInstagramを活用したマーケティングを強化。「おしゃれでかわいい」商品が話題を呼び、若年層のファンを増やすことに成功した。
流通最大手のイオン株式会社による株式公開買付け(TOB)を受け、連結子会社となる。安定した経営基盤とシナジー効果で、新たな成長ステージへ。
イオンの巨大な店舗網や商品開発力を活かし、2026年度2000店舗体制を目指す。プライベートブランドの共同開発など、グループの強みを最大限に活用し、さらなる成長を追求する。
注目ポイント
2021年にイオングループの一員となり、経営基盤が格段に安定。イオンの店舗網への出店加速や共同での商品開発など、絶大なシナジー効果で今後の成長が期待されます。
「インスタ映え」するデザイン性の高い商品や、人気キャラクターとのコラボ商品を次々と展開。若年層を中心にファンを増やし、他の100円ショップとの差別化を図っています。
100株以上の保有で、全国のキャンドゥで使える優待券(2,000円+税相当)がもらえます。日々の生活に役立つ優待は、個人投資家にとって嬉しいポイントです。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 17.5円 | 26.2% |
| FY2017/3 | 17円 | 26.8% |
| FY2018/3 | 17円 | 33.9% |
| FY2019/3 | 17円 | 83.1% |
| FY2020/3 | 17円 | 61.5% |
| FY2021/3 | 17円 | 139.2% |
| FY2023/3 | 17円 | 1.0% |
| FY2024/3 | 17円 | 1.0% |
| FY2025/3 | 17円 | 1.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約31万円) |
| 金額相当 | 約2,200円相当 |
| 権利確定月 | 2月 |
配当については、業績の変動に関わらず安定した配当の維持を基本方針としています。現在は収益回復途上にあるため、配当性向の数値は極めて低い状態ですが、将来的な成長投資とのバランスを考慮した経営を行っています。今後は収益力の向上に合わせて、株主への還元強化を図る姿勢が期待されます。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
近年の業績は、原材料価格の高騰や物流費の増加を背景に厳しい状況が続いていましたが、イオングループの経営資源を活用した店舗網の拡大と商品開発の強化により、回復傾向にあります。FY2024/3には一時的な収益悪化で赤字を計上したものの、FY2025/3には黒字化に向けた構造改革が進展しました。今期は全社的なコスト管理と高付加価値商品の拡充により、利益面での成長軌道回帰を鮮明にしています。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 2.2% | 1.6% | - |
| FY2022/3 | 1.6% | 0.7% | - |
| FY2023/3 | -2.8% | -1.2% | - |
| FY2024/3 | -11.0% | -4.0% | 0.3% |
| FY2025/3 | -1.6% | -0.6% | 1.0% |
収益性は、物価高による仕入れコストの上昇と販管費の負担増が重くのしかかり、営業利益率は低水準での推移を余儀なくされています。特にFY2024/3には営業利益率が0.3%まで低下し、収益構造の脆弱性が露呈しました。現在はイオングループとのシナジーによる調達コストの最適化を進め、利益率の改善を図っていますが、持続的な高収益体制への転換には更なる店舗生産性の向上と販売価格戦略の見直しが不可欠です。
財務は安全?
財務健全性は、積極的な出店投資や営業赤字の補填により、自己資本比率が40%台から30%台半ばまで低下するなど、かつてと比較して緩やかな劣化が見られます。FY2024/3以降は有利子負債が増加し、財務負担が重くなりましたが、イオンとの連携による安定的な資金調達基盤が経営を支えています。今後は、収益力の回復を通じた内部留保の積み増しによる財務基盤の再構築が重要な経営課題となっています。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 20.6億円 | -17.0億円 | -2.7億円 | 3.6億円 |
| FY2022/3 | 11.7億円 | -20.2億円 | -2.7億円 | -8.5億円 |
| FY2023/3 | 9.1億円 | -15.4億円 | 5.2億円 | -6.3億円 |
| FY2024/3 | -9.0億円 | -21.1億円 | 27.2億円 | -30.1億円 |
| FY2025/3 | 18.9億円 | -25.1億円 | -1.7億円 | -6.2億円 |
営業キャッシュフローは、業績改善に伴いFY2025/3には約18.9億円と力強い回復を見せました。一方で、成長戦略としての店舗投資や改装費用が先行するため投資キャッシュフローは常にマイナスとなっており、結果としてフリーキャッシュフローは継続的にマイナス圏で推移しています。今後は、出店投資による成長と、早期のキャッシュ創出力強化の両立がキャッシュフロー改善の鍵となります。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 16.4億円 | 12.0億円 | 73.2% |
| FY2022/3 | 10.3億円 | 8.4億円 | 81.2% |
| FY2023/3 | 6.3億円 | 9.8億円 | 154.2% |
| FY2024/3 | 3.0億円 | 14.6億円 | 493.9% |
| FY2025/3 | 9.1億円 | 10.7億円 | 117.9% |
実効税率が極めて高く算出される理由は、純利益が赤字または低水準である一方で、繰延税金資産の取り崩しや法人税等の調整項目が発生し、税引前利益に対して税負担が相対的に重くなっているためです。会計上の利益と税務上の課税所得に乖離が生じているため、本来の税率よりも高い数値となっています。今後、安定した黒字化が定着することで、税負担比率は適正水準へ収束していくと見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 449万円 | 573人 | - |
従業員平均年収は449万円と、小売業界の平均的な水準に位置しています。業績回復に向けた店舗網の再編やイオングループとの連携による構造改革コストが発生する中で、安定的な給与水準を維持している状況です。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はイオン・ケイコーポレーション。
筆頭株主であるイオン株式会社が発行済株式の37.27%を保有しており、連結子会社として強力な経営支配下にあります。次いで創業関係者である株式会社ケイコーポレーションや城戸一弥氏が上位に名を連ねており、安定株主が一定の比率を占める構造です。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、連結子会社1社を擁し、イオンのネットワークを活用した店舗展開を推進しています。主な事業リスクとして、原材料価格の高騰や為替変動による仕入れコストの上昇が利益率を圧迫する懸念が挙げられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率が42.8%と非常に高く、多様性を重視した経営体制を構築しています。監査等委員会設置会社として監査体制を強化しており、イオングループの一員としてコーポレートガバナンス・コードに準拠した透明性の高い運営を行っています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 787億円 | 804億円 | 804億円 | +2.1% |
| FY2023 | 767億円 | — | 932億円 | +21.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2024 | 0億円 | 2億円 | 2億円 | +796.3% |
| FY2023 | 11億円 | — | 5億円 | -49.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
キャンドゥは明確な中期経営計画の数値目標を開示していませんが、2026年度に2,000店舗体制を目指す方針を掲げています。これはイオンとのシナジーを最大限に活用する戦略の表れです。直近の業績予想が実質的な経営目標となっており、FY2026の売上高918.0億円、営業利益10.80億円の達成が試金石となります。過去の業績予想を見ると、売上高は上振れる傾向にありますが、利益はコスト増の影響で下振れるケースもあり、収益性の改善が計画達成の鍵を握ります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。キャンドゥのTSRは、FY2022からFY2025にかけてTOPIXを一貫してアウトパフォーム(上回るパフォーマンス)しており、株主へのリターン創出に成功しています。これは、特に2021年のイオンによるTOB(株式公開買付)が株価を大きく押し上げたことが主な要因です。安定した配当を維持しつつ、企業価値向上に向けた取り組みが株価に反映された結果と言えるでしょう。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 114.4万円 | +14.4万円 | 14.4% |
| FY2022 | 144.6万円 | +44.6万円 | 44.6% |
| FY2023 | 147.8万円 | +47.8万円 | 47.8% |
| FY2024 | 169.5万円 | +69.5万円 | 69.5% |
| FY2025 | 204.6万円 | +104.6万円 | 104.6% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
現在のPERは528.8倍と、赤字からの黒字転換期待が先行し、業界平均(約19倍)を大幅に上回っており、割高感は否めません。信用取引では買い残が売り残を大きく上回る「36.57倍」となっており、将来の株価上昇を見込んだ個人投資家の買い意欲が強い状況ですが、需給面では上値が重くなる可能性も示唆しています。まずは4月9日に発表される本決算で、会社計画通りの着地と来期以降の力強い見通しを示せるかが注目されます。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期累計の経常利益が前年同期比3.3倍の増益を達成し、通期計画を超過する好業績を発表。
ディズニープリンセスやミッキー&フレンズなど、キャラクターコラボレーション商品の展開を強化し顧客層を拡大。
イオングループによるTOBが成立し、連結子会社としてグループシナジーを最大化する経営体制へ移行。
最新ニュース
キャンドゥ まとめ
ひとめ診断
「イオンの翼を得た100円ショップ大手、グループシナジーを武器にV字回復へ挑む」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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