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木曽路

KISOJI CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月29日

ROE10.4%
BPS106.3円
自己資本比率64.9%
FY2025/3 有報データ

ハレの日を彩る、しゃぶしゃぶ文化の伝道師

しゃぶしゃぶの「木曽路」を中核としながら焼肉事業を第二の柱へ成長させ、多様な食のシーンで喜びと満足を提供する外食産業のリーディングカンパニーを目指します。

この会社ってなに?

「お祝い事や家族の集まりで、ちょっと特別な食事をしたいな」と思ったときに、多くの人が思い浮かべるのが「木曽路」ではないでしょうか。あなたが記念日に家族で楽しんだしゃぶしゃぶやすき焼き、その裏側でサービスを提供しているのがこの会社です。実は木曽路は、しゃぶしゃぶだけでなく、「大将軍」や「くいどん」といった焼肉店も運営しています。あなたが普段利用するかもしれない外食チェーンが、実は木曽路グループの一員かもしれません。お祝いの席から日常の焼肉まで、様々な食のシーンを支えている企業です。

コロナ禍の赤字からV字回復を果たし、FY2025は売上高532.3億円、営業利益27.08億円を達成しました。主力のしゃぶしゃぶ・日本料理『木曽路』に加え、M&Aで取得した焼肉事業が第二の柱として成長しており、FY2026は売上高540.0億円、営業利益30.00億円と増収増益を見込んでいます。既存店の改装や能登の老舗旅館『加賀屋』との連携など、ブランド価値向上と客層拡大に向けた施策も積極的に展開しています。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市昭和区白金三丁目18番13号
公式
www.kisoji.co.jp

社長プロフィール

中川 晃成
代表取締役社長
挑戦者
主力である「木曽路」ブランドの価値を一層高めるとともに、第二の柱として焼肉事業を成長させることで、多様化するお客様のニーズにお応えします。高品質な食と心温まるおもてなしを追求し、価格競争とは一線を画した価値を提供することで、持続的な成長を目指してまいります。

この会社のストーリー

1950
創業の原点、松田屋旅館

愛知県半田市に「松田屋旅館」として創業。これが後の木曽路グループの礎となる。

1966
しゃぶしゃぶ店「木曽路」1号店誕生

名古屋市にしゃぶしゃぶ・日本料理の「木曽路」1号店である瓦町店を開店。ハレの日の食事としての地位を確立していく。

1987
名古屋証券取引所第二部へ上場

安定した成長を背景に、社会的な信用を高め、さらなる事業拡大のための基盤を築くため、株式上場を果たす。

2014
食品表示問題による試練

一部店舗で提供する牛肉の表示偽装が発覚し、信頼が大きく揺らぐ。全社を挙げて再発防止と品質管理体制の強化に取り組む。

2020
コロナ禍での赤字転落

新型コロナウイルス感染症の拡大により、主力である宴会需要が激減。創業以来の大きな試練に直面し、過去最大の赤字を計上する。

2021
焼肉事業のM&Aで反撃開始

コロナ禍からの回復と新たな成長を目指し、千葉県地盤の焼肉店「大将軍」「くいどん」を買収。事業ポートフォリオの多角化へ大きく舵を切る。

2024
中期経営計画を発表&能登復興支援

焼肉事業を第二の柱とする中期経営計画「MS,T 2026」を発表。また、能登の老舗旅館「加賀屋」と連携し、復興支援にも乗り出す。

注目ポイント

ハレの日の定番!圧倒的ブランド力

「お祝いごとは木曽路で」と言われるほどの強いブランド力を誇るしゃぶしゃぶ・日本料理店。安定した顧客基盤が強みです。

第二の柱「焼肉事業」の成長戦略

「大将軍」などの焼肉店M&Aにより、新たな収益源を確保。中期経営計画でも焼肉業態の拡大を掲げ、今後の成長に期待が持てます。

魅力的な株主優待制度

保有株式数に応じて全国の木曽路グループ店舗で利用できる飲食券がもらえます。個人投資家にとって嬉しい制度です。

サービスの実績は?

126店舗
「木曽路」業態店舗数
2025年9月末時点
改装積極化
79%
売上構成比(木曽路事業)
FY2025実績
主力事業
15%
売上構成比(焼肉事業)
FY2025実績
成長ドライバー
45
1株当たり配当金
FY2025実績
+27円 YoY
1.4%増
売上高成長率(会社予想)
FY2026予想
安定成長
3,981万円
従業員一人当たり売上高
FY2025実績
収益性指標

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 64.9%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
45
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2021/3150.6%
FY2022/31663.6%
FY2023/3160.6%
FY2024/318116.1%
FY2025/34540.0%
2期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月・9月

配当政策として安定した利益還元と成長投資のバランスを重視しています。足元では配当性向40%を目標に掲げ、業績回復に合わせて増配を実施しています。今後も持続的な成長を実現しつつ、株主への利益還元を強化する方針です。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.4%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
5.1%
業界平均
5.9%
自己資本比率上回る
この会社
64.9%
業界平均
49.9%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3368億円
FY2023/3459億円
FY2024/3530億円
FY2025/3532億円
営業利益
FY2022/3-35.4億円
FY2023/3-5.8億円
FY2024/322.5億円
FY2025/327.1億円

当社はコロナ禍における深刻な営業赤字から脱却し、売上高は532億円規模まで回復しています。2025年3月期には営業利益27億円、純利益31億円を計上し、業績は着実に改善傾向にあります。今後は、しゃぶしゃぶ・日本料理店での「プチぜいたく」需要の取り込みに加え、焼肉業態の拡大が収益成長を牽引する見通しです。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.4%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.8%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-23.8%-12.1%-13.6%
FY2022/32.4%1.4%-9.6%
FY2023/3-4.0%-2.2%-1.3%
FY2024/31.6%0.9%4.2%
FY2025/310.4%6.8%5.1%

コロナ禍で一時マイナスに陥った収益性指標は、店舗の収益構造改善とメニュー単価の見直しにより、営業利益率は5.1%まで回復しました。売上高営業利益率の向上に伴い、自己資本利益率(ROE)も10.4%へ改善しています。効率的な資産活用を進めることで、資本効率性を高める経営体質への転換を図っています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率64.9%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
220億円
会社の純資産
303億円

有利子負債のコントロールと自己資本の蓄積により、自己資本比率は64.9%という高い健全性を維持しています。有利子負債は219億円まで減少しており、財務体質は安定しています。今後も強固な財務基盤を背景に、店舗改装や新規出店といった成長投資を継続できる環境を整えています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+14.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-15.6億円
投資CF
借入・返済など
-10.8億円
財務CF
手元に残ったお金
-1.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-52.3億円-25.1億円98.5億円-77.4億円
FY2022/336.6億円-16.4億円-4.0億円20.1億円
FY2023/320.4億円-33.2億円8.9億円-12.8億円
FY2024/342.4億円-24.6億円-44.1億円17.8億円
FY2025/314.3億円-15.6億円-10.8億円-1.2億円

営業活動によるキャッシュフローは黒字を維持しており、本業で安定して現金を稼ぐ力が戻っています。投資CFは店舗改装や焼肉業態の強化に向けた支出が中心となっており、将来の成長のための積極投資が継続中です。財務CFでは借入金の返済を進めており、キャッシュフロー全体として健全なバランスを保っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1立地環境の変化 当社グループは、店舗の建物を中心に有形固定資産に投資をしており、2025年3月31日現在の残高は16,250百万円、総資産の34.7%を占めております
2原材料の調達について 当社グループの原材料仕入額において、肉類、野菜、魚介類が50%以上を占めています
3出店用地と建設業者及び建築資材の確保 当社グループはチェーンレストランとして計画的な出店により業容の拡大を図っていますが、競合状況の変化や土地所有者の都合などにより適切な出店用地を確保できない場合や、出店計画にもとづく建設業者の確保と建設資材の入手に遅延等が発生した場合には、出店計画の進捗が遅れ、当社グループの成長性に影響を及ぼす可能性があります
4個人情報の管理 当社グループは多数の顧客情報を有しており、その管理に万全を期していますが、予期せぬ事情によって情報流出や不正使用等が発生した場合には、その対応のために多額の費用が発生する可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-35.7億円0円-
FY2022/318.2億円11.7億円64.3%
FY2023/3-5.2億円0円-
FY2024/322.8億円18.4億円80.9%
FY2025/327.5億円0円0.0%

過去数期の納税額は業績の変動に伴い大きく振れています。FY2024/3期までは高い実効税率が見られましたが、これは繰延税金資産の取り崩しなど会計上の処理が影響しています。FY2025/3期は税金費用がゼロとなっていますが、今後FY2026/3期以降は通常に近い32%程度の税率水準へ戻る見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
541万円
従業員数
1,342
平均年齢
44.9歳
平均年収従業員数前年比
当期541万円1,342-

従業員の平均年収は541万円であり、飲食業界の平均水準と比較して安定した雇用環境を維持している傾向にあります。コロナ禍での大きな業績変動を経て、現在は積極的な店舗改装や焼肉業態への投資を通じた収益性の回復局面であり、今後の業績連動による処遇改善が注目されます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主28.4%
浮動株71.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関19%
事業法人等9.4%
外国法人等1.9%
個人その他68.6%
証券会社1.1%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(2,834,000株)10.06%
木曽路共栄会(1,073,000株)3.81%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(744,000株)2.64%
アサヒビール株式会社(496,000株)1.76%
株式会社三菱UFJ銀行(385,000株)1.36%
麒麟麦酒株式会社(352,000株)1.25%
サントリー株式会社(352,000株)1.25%
名古屋製酪株式会社(234,000株)0.83%
株式会社あいち銀行(224,000株)0.79%
株式会社名古屋銀行(223,000株)0.79%

木曽路の株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が筆頭株主として名を連ねるなど、機関投資家の保有比率が高い安定的な構造です。また、木曽路共栄会や大手金融機関、アサヒビールなどの酒類メーカーが上位株主として名を連ねており、取引関係を通じた安定株主の存在が特徴的です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,200万円
取締役6名の合計

木曽路は「木曽路」ブランドによる日本料理・しゃぶしゃぶ事業を核としつつ、近年では焼肉業態(大将軍等の合併)によるポートフォリオの多角化を進めています。開示情報によれば、消費者の低価格志向や原材料価格の高騰を主要な事業リスクと認識しており、既存店舗の改装や新業態の拡大による収益改善を重点戦略としています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
3,500万円
連結子会社数
1
設備投資額
22.1億円
平均勤続年数(従業員)
11.5
臨時従業員数
2399

同社は女性役員比率20.0%を達成しており、経営の多様性向上に努めています。連結子会社を統合する形で効率的な組織運営を図る一方、強固な監査体制の構築と持続的な経営目標(中期経営計画)の遂行により、ガバナンスの透明性を確保しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
コロナ禍からの回復は著しいが、過去の計画未達もあり、新中計の達成確度は慎重に評価。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「MS,T 2026」
FY2025~FY2027
売上高: 目標 600億円 順調 (532.3億円)
88.7%
営業利益: 目標 32億円 順調 (27.08億円)
84.6%
ROE: 目標 6.5% 大幅遅れ (1.6%)
24.6%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2023520億円455億円459億円-12.5%
FY2024530億円530億円-0.0%
FY2025550億円532億円-3.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202319億円-6億円大幅未達
FY202416億円22億円+40.4%
FY202525億円27億円+8.3%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

新たな中期経営計画「MS,T 2026」では、FY2027に売上高600億円、営業利益32億円という目標を掲げています。これは主力の木曽路業態の安定成長に加え、M&Aで獲得した焼肉事業を第二の柱として本格的に拡大させる戦略に基づいています。過去にはコロナ禍の影響で業績予想を大きく下回る時期もありましたが、直近FY2024、FY2025では営業利益が期初予想を上回るなど、収益性は改善傾向にあります。新計画の進捗と、特に成長ドライバーと位置づける焼肉事業の動向が今後の評価の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、継続して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。これは、コロナ禍における外食産業への逆風による業績悪化と株価の低迷が主な要因です。FY2025の配当は45円と増配傾向にありますが、株価自体の成長がTOPIXに追いついていないため、TSRは伸び悩んでいます。今後の株価パフォーマンス改善が、TSR向上の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-6.6%
100万円 →93.4万円
-6.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202197.9万円-2.1万円-2.1%
FY202288.3万円-11.7万円-11.7%
FY202394.2万円-5.8万円-5.8%
FY2024111.5万円+11.5万円11.5%
FY202593.4万円-6.6万円-6.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残51,800株
売り残1,034,100株
信用倍率0.05倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026/05/13 (予定)
2027年3月期 第1四半期決算発表2026/08/10 (暫定)

PER・PBR共に業界平均をやや上回っており、市場からの成長期待が一定程度織り込まれていると考えられます。一方、信用取引では売り残が買い残を大幅に上回る信用倍率0.05倍という状況で、将来的な株価下落を見込む空売りが多いことを示唆しています。今後の決算発表で会社の成長性が確認されれば、これらの売りポジションの買い戻し(ショートカバー)が株価を押し上げる可能性もあります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
株探, 日本経済新聞, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス ほか
業界内ランキング
上位 35%
小売業 1,500社中 525位
報道のトーン
65%
好意的
25%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算45%
新メニュー・販促25%
提携・復興支援20%
その他10%

最近の出来事

2024年6月中計策定

中期経営計画「MS,T 2026」を策定し、2027年3月期売上高600億円の目標を掲げる。

2025年11月業績好調

2026年3月期第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比52.5%増を達成。

2026年3月加賀屋と連携

能登・加賀屋との業務提携を開始し、復興支援および物販連携を強化。

最新ニュース

ポジティブ
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ポジティブ
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木曽路 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 45円
安全性
安定
自己資本比率 64.9%
稼ぐ力
高い
ROE 10.4%
話題性
好評
ポジティブ 65%

「『ハレの日のしゃぶしゃぶ』の老舗が、M&Aで手に入れた焼肉事業を第二の柱に育てようと奮闘中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU