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VTホールディングス

VT HOLDINGS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE6.6%
BPS65.6円
自己資本比率25.6%
FY2025/3 有報データ

M&Aを駆使して成長を続ける、自動車ディーラーの新しいカタチ

M&Aと独自の経営手法を駆使して『自動車ディーラーの新しいカタチ』を創造し、顧客と社会に貢献し続ける企業グループとなること。

この会社ってなに?

あなたがホンダや日産のディーラーで新車を選んだり、愛車の車検をお願いしたりするとき、そのお店はVTホールディングスグループかもしれません。同社は、街でよく見かける自動車販売店をM&Aを通じて次々と仲間に引き入れ、全国、さらには海外にまでネットワークを広げている会社です。車の購入だけでなく、レンタカーを借りる際にも、同社のサービスを利用している可能性があります。普段何気なく利用している車のサービスの裏側で、VTホールディングスが事業を拡大しているのです。

VTホールディングスは、M&Aを成長エンジンとする自動車ディーラー大手です。直近のFY2025決算では売上高3516.3億円(前期比12.8%増)と拡大を続ける一方、営業利益は108.59億円(同9.5%減)と減益着地しました。国内外でのディーラー買収に加え、KeePer技研との資本提携など周辺事業との連携も加速させています。PBRは1倍を割り、M&A戦略による持続的な収益成長と株主還元策が市場の評価を高める鍵となります。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
愛知県名古屋市中区錦3丁目10番32号
公式
www.vt-holdings.co.jp

社長プロフィール

高橋 一穂
高橋 一穂
代表取締役社長兼CEO
挑戦者
当社グループは、創業以来M&Aを成長戦略の中心に据え、事業規模を拡大してまいりました。今後も『自動車ディーラーの新しいカタチ』を創造し、VTホールディングスにしかできない価値を提供することで、企業価値の最大化を目指してまいります。

この会社のストーリー

1983
創業:ホンダベルノ東海設立

VTホールディングスの前身である「株式会社ホンダベルノ東海」が設立され、自動車ディーラー事業の歴史がスタートした。

1998
M&A戦略の開始と多店舗化

経営不振のディーラーを買収し再生させる独自のビジネスモデルを確立。積極的なM&Aにより事業規模の拡大を本格化させる。

2000
株式上場:JASDAQ市場へ

ホンダ系ディーラーとして初めて株式を上場。社会的な信用を高め、さらなる成長への基盤を築いた。

2003
持株会社体制へ移行

VTホールディングス株式会社へ商号を変更し、持株会社体制に移行。グループ全体の経営戦略を加速させる体制を整えた。

2010
海外進出と事業の多角化

南アフリカ共和国の自動車ディーラーを買収し、初の海外進出を果たす。レンタカー事業や住宅関連事業にも進出し、多角化を推進。

2012
東証一部・名証一部へ市場変更

東京証券取引所および名古屋証券取引所の市場第一部へ指定替え。日本を代表する企業としての地位を確立した。

2021
英国ケータハム・カーズを買収

英国の著名なスポーツカーメーカーであるケータハム・カーズを傘下に収め、グローバル展開とブランドポートフォリオを強化。

2025
次世代への挑戦:EV開発協業

傘下のケータハムがヤマハ発動機と協業し、新型EVスポーツクーペの開発を発表。電動化時代を見据えた新たな挑戦を開始した。

注目ポイント

M&Aによるダイナミックな成長戦略

経営不振のディーラーを買収し、独自のノウハウで再生させるM&A戦略が強み。国内外で積極的に事業を拡大し、持続的な成長を実現しています。

充実の株主還元(配当+優待)

安定した配当に加え、新車・中古車購入や車検に使える割引券など、自動車関連企業ならではの魅力的な株主優待制度を実施しています。

伝統と革新、ケータハム買収

英国の伝統的スポーツカーブランド「ケータハム」を買収。近年ではヤマハ発動機とEVスポーツカーを共同開発するなど、新たな価値創造に挑戦しています。

サービスの実績は?

3,516.3億円
連結売上高
2025年3月期
+12.8% YoY
108.59億円
連結営業利益
2025年3月期
-9.5% YoY
24
1株当たり配当金
2025年3月期実績
±0% YoY
47%
海外売上高比率
2025年3月期時点(会社四季報)
30,000
株主優待(新車・中古車購入時割引)
100株以上保有

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 24円
安全性
注意
自己資本比率 25.6%
稼ぐ力
普通
ROE 6.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
24
方針: 業績連動配当
1株配当配当性向
FY2021/32049.2%
FY2022/32221.8%
FY2023/323.538.0%
FY2024/32442.2%
FY2025/32454.8%
4期連続増配
株主優待
なし

株主優待は2022年12月に廃止されました。

配当方針は、業績に応じた利益還元を基本としつつ、株主への安定した還元を重視した配当水準の維持を目指しています。配当性向は年度により変動があるものの、近年は40%から50%程度の水準で推移しており、堅実な分配姿勢が見受けられます。今後も事業成長による利益拡大を原資として、持続的な配当実施を行うことを基本方針としています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
6.6%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
3.1%
業界平均
5.9%
自己資本比率下回る
この会社
25.6%
業界平均
50.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/32,379億円
FY2023/32,663億円
FY2024/33,116億円
FY2025/33,516億円
営業利益
FY2022/3102億円
FY2023/3129億円
FY2024/3120億円
FY2025/3109億円

VTホールディングスは積極的なM&A戦略を軸に、売上収益がFY2021/3の約2,000億円からFY2025/3には約3,516億円へと大幅な増収を達成しました。主力の自動車ディーラー事業における買収と経営効率化が奏功していますが、近年は買収費用や市場競争の影響により、純利益は前期比で変動が見られます。2026/3期にはさらなる事業拡大による収益改善を見込み、営業利益130億円、純利益70億円の成長を計画しています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
3.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.4%2.7%3.9%
FY2022/320.5%6.2%4.3%
FY2023/39.9%3.1%4.8%
FY2024/38.2%2.5%3.9%
FY2025/36.6%1.9%3.1%

収益性については、M&Aによる規模拡大に伴い売上高は増加していますが、営業利益率は3%から4%台で推移しており、薄利多売のディーラー業界特有の収益構造となっています。ROE(自己資本利益率)はFY2022/3の20.5%をピークに低下傾向にあり、買収先の統合コストや資本の厚みが増したことが影響しています。今後は取得した事業の収益力底上げを通じ、資本効率の再改善が課題となります。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率25.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
441億円
会社の純資産
804億円

総資産は積極的な事業買収を背景に、FY2021/3の約1,740億円からFY2025/3には約2,779億円へと着実に拡大しています。一方でFY2024/3から有利子負債が計上され始め、財務健全性の指標である自己資本比率は25%前後で推移しています。成長投資を優先する方針のため、負債の活用によるテコ入れと並行して、強固な経営基盤の維持が求められる局面です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+280億円
営業CF
投資に使ったお金
-110億円
投資CF
借入・返済など
-158億円
財務CF
手元に残ったお金
+169億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3165億円-25.8億円-145億円139億円
FY2022/3168億円-56.1億円-87.4億円112億円
FY2023/3112億円-97.9億円-6.2億円13.8億円
FY2024/3121億円-103億円-13.6億円17.3億円
FY2025/3280億円-110億円-158億円169億円

営業活動によるキャッシュフローは、主力の自動車販売事業の安定した収益によりFY2025/3には約280億円という高い水準を確保し、事業の稼ぐ力の強さを証明しました。投資キャッシュフローはM&Aや設備投資により年間100億円規模の支出が継続していますが、営業CFの範囲内で賄えています。潤沢な資金を用いて積極的な成長投資を推進しつつ、財務の安定性を確保する健全なサイクルを形成しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

13【事業等のリスク】 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります
2なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません
3これらの項目のうち、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものです
4(1) 当社グループの事業内容について 当社グループは、当社、子会社58社及び関連会社3社で構成され、新車部門、中古車部門、サービス部門、レンタカー部門からなる自動車販売関連事業を中核事業とし、このほか住宅関連事業を行っております
5当社グループは持株会社体制をとっており、当社の業務は、事業持株会社機能として各子会社の事務処理の代行業務、グループファイナンス、不動産の賃貸業務を行うと同時に、純粋持株会社機能として各子会社に対する投資、グループ事業戦略の企画立案、監査業務、広報・IR活動等のグループ経営管理を行うことに特化しており、自動車販売関連事業、住宅関連事業はそのすべてを子会社で行っております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/377.1億円30.0億円38.9%
FY2022/3102億円0円0.0%
FY2023/3129億円56.8億円44.2%
FY2024/3120億円53.1億円44.2%
FY2025/3109億円55.6億円51.2%

納税状況は、FY2022/3に法人税等が0円となっていますが、これは繰延税金資産の取り崩しや特例措置による一時的な影響によるものです。以降の各期は、実効税率が40%から50%を超える水準で推移しており、標準的な税負担に加え、繰延税金調整額等の会計上の調整が含まれています。今後も税引前利益の拡大とともに、一定の法人税負担が継続する見込みです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
644万円
従業員数
4,299
平均年齢
39歳
平均年収従業員数前年比
当期644万円4,299-

従業員の平均年収は644万円であり、自動車ディーラー業界の中では比較的水準が高い傾向にあります。これは、新車販売だけでなく、中古車販売やレンタカー、海外事業など多角的な収益源を確保し、高い収益性を維持していることが背景にあると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.1%
浮動株47.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関36.1%
事業法人等16%
外国法人等12.6%
個人その他33.6%
証券会社1.6%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 主な安定株主は三井住友海上火災保険・損害保険ジャパン・あいおいニッセイ同和損害保険。

㈲エスアンドアイ(16,863,000株)13.93%
日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)(13,171,000株)10.88%
㈱日本カストディ銀行(信託口)(8,840,000株)7.3%
三井住友海上火災保険㈱(7,662,000株)6.33%
損害保険ジャパン㈱(4,000,000株)3.3%
あいおいニッセイ同和損害保険㈱(3,702,000株)3.05%
東京海上日動火災保険㈱(3,702,000株)3.05%
高橋一穂(3,577,000株)2.95%
高橋淳子(3,248,000株)2.68%
高橋倫二(1,962,000株)1.62%

同社の株主構成は、経営陣や創業者一族に関連する法人が上位を占めており、安定した経営基盤を形成していることが特徴です。また、日本マスタートラスト信託銀行や日本カストディ銀行といった信託口が約18%を保有し、機関投資家の影響力も一定程度確保されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

6億5,100万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、同社は自動車販売を主軸としつつ、住宅事業やレンタカー事業など幅広いポートフォリオを展開しています。積極的なM&Aによる事業拡大を成長戦略の柱としている一方、自動車市場の需要変動や為替リスクなどが重要なリスク要因として挙げられています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 14名)
女性 2名(14.3% 男性 12
14%
86%
監査報酬
5,700万円
設備投資額
148.8億円
平均勤続年数(従業員)
5.6
臨時従業員数
658

女性役員比率は14.3%と依然として改善の余地がありますが、監査等委員会設置会社を採用することで、経営の透明性と監督機能の強化を図っています。多岐にわたる子会社を統括するホールディングス体制として、内部統制システムの構築に注力しています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
具体的な数値目標の開示は限定的。業績予想は未達が続いており、精度に課題あり。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営目標 (旧)
〜2016年3月期以降
売上高経常利益率: 目標 8.0%以上 未達 (5.2% (2016年3月期))
65%
自己資本比率: 目標 40.0%以上 未達 (34.4% (2016年3月期))
86%
中期経営目標
〜FY2028
売上高経常利益率: 目標 8.0%以上 大幅遅れ (3.12%)
39%
自己資本比率: 目標 40.0%以上 順調 (34.4%)
86%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20253,700億円3,516億円-5.0%
FY20243,300億円3,116億円-5.6%
FY20232,900億円2,663億円-8.2%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025130億円109億円-16.5%
FY2024130億円120億円-7.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は具体的な中期経営計画の数値目標を詳細には開示していませんが、「売上高経常利益率8%以上」「自己資本比率40%以上」を目標として掲げています。直近実績ではいずれも目標に届いておらず、道半ばの状況です。また、近年の期初業績予想は売上・利益ともに未達が続いており、外部環境の変化やM&Aの成果が計画値に届かないケースが見られます。目標達成に向けた収益性改善と、より精度の高い業績見通しの開示が期待されます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

VTホールディングスのTSR(株主総利回り)は、FY2021からFY2023にかけてTOPIXを一貫して上回って推移し、株価上昇と配当による株主還元が市場平均以上に評価されてきました。しかし、FY2024以降はTOPIXの上昇率に追いつけず、アンダーパフォームする状況となっています。これは、同社の増収は続くものの利益成長が鈍化したことや、市場全体の関心が他のセクターへ向かったことなどが背景にあると考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+109.0%
100万円 →209.0万円
109.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021159.0万円+59.0万円59.0%
FY2022166.6万円+66.6万円66.6%
FY2023195.4万円+95.4万円95.4%
FY2024213.1万円+113.1万円113.1%
FY2025209.0万円+109.0万円109.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残376,600株
売り残20,200株
信用倍率18.64倍
2026年3月20日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026-05-15
第44期 定時株主総会2026-06-27

信用倍率は18.64倍と買い残が多く、短期的な需給面では上値が重くなる可能性があります。PER・PBRともに業界平均と比較して割安な水準にあり、バリュエーション面での魅力は高いと考えられます。配当利回りも4.71%と高く、株主還元への意識が伺えます。次回の通期決算発表は5月中旬に予定されており、来期の見通しが注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
28
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, PR TIMES ほか
業界内ランキング
上位 15%
小売業 1200社中 180位
報道のトーン
60%
好意的
30%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績40%
M&A・買収30%
EV・新開発20%
その他10%

最近の出来事

2026年2月3Q決算

第3四半期累計で前年同期比8.8%の純利益増を達成し、収益力の強さを証明。

2024年12月EV協業

英ケータハムとヤマハ発動機が新型EV開発で提携し、技術的優位性をアピール。

2025年7月TOB完了

子会社トラストの完全子会社化が完了し、グループ再編による効率化を推進。

VTホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 24円
安全性
注意
自己資本比率 25.6%
稼ぐ力
普通
ROE 6.6%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「全国の自動車ディーラーをM&Aで束ね上げ、海外にも展開するクルマ業界のコングロマリット」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU