7596プライム

魚力

UORIKI CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月28日

ROE8.0%
BPS121.4円
自己資本比率76.3%
FY2025/3 有報データ

デパ地下から食卓へ!新鮮・安全な魚で豊かな食文化を創造する企業

世界の豊かな海を守り、豊かな魚食文化を世界へ普及させることで、持続可能な水産業を実現します。

この会社ってなに?

あなたがデパートの地下食品街や駅ナカでお刺身やお寿司を買うとき、そのお店はもしかしたら魚力かもしれません。魚力は全国の有名百貨店などに「鮮魚専門店」を構え、私たちの食卓に新鮮でおいしい魚を届けている会社です。また、同社が運営するお寿司屋さんや居酒屋で食事をしたことがある方もいるでしょう。普段何気なく目にしているスーパーの鮮魚コーナーの裏側でも、魚力が卸した魚が並んでいることがあります。このように、日本の食卓に欠かせない「魚」を、様々な形で提供している身近な存在なのです。

鮮魚専門店を百貨店や駅ビルに展開する魚力は、M&Aを積極活用し事業規模を拡大しています。FY2025の連結売上高は366.3億円、営業利益は14.93億円と増収増益を達成しました。しかし、魚価高騰や消費者の節約志向が響き、2026年3月期の業績予想は売上高443億円に対し営業利益18.2億円を見込むものの、従来計画から下方修正しており、利益率の改善が課題です。PBRは1.86倍と市場の期待は織り込まれつつあり、今後のM&A戦略と既存事業の収益性向上が株価の鍵を握ります。

小売業プライム市場

会社概要

業種
小売業
決算期
3月
本社
東京都立川市曙町二丁目8番3号
公式
uoriki.co.jp

社長プロフィール

黑川隆英
黑川隆英
代表取締役社長
堅実派
当社は「安心・安全・満足」を経営理念に掲げ、創業以来、お客様にご満足いただける鮮魚専門店として歩んでまいりました。今後も持続可能な水産業の実現に貢献し、日本の豊かな魚食文化を世界へ普及させることを目指してまいります。

この会社のストーリー

1930
創業

創業者である山田桂が、東京都八王子市で鮮魚の小売店を開業。魚力の歴史がここから始まる。

1974
株式会社魚力設立

八王子駅前の地下街「八王子ナウ」に出店するため、株式会社魚力を設立。対面販売方式でのチェーン展開を本格化させる。

1998
株式店頭公開(現JASDAQ)

事業拡大と社会的信用の向上を目指し、日本証券業協会に株式を店頭登録(現JASDAQ)。企業として新たなステージへ。

2018
東京証券取引所市場第一部へ市場変更

社会的信頼性をさらに高め、事業基盤を強化するため、東京証券取引所市場第二部から市場第一部へ指定される。

2019
積極的なM&A・資本業務提携の開始

東都水産やヨンキュウとの資本業務提携を発表。仕入れ力の強化と事業領域の拡大を加速させる。

2023
サステナビリティへの挑戦

ウニの再生養殖などを手がける北三陸ファクトリーと業務資本提携を締結。持続可能な水産業の実現に向けた取り組みを本格化させる。

2024
中期経営計画の策定

2024年度から2026年度までの3カ年を対象とする新たな中期経営計画を策定し、「魚力ブランド」の価値向上と持続的成長を目指す。

注目ポイント

魅力的な株主優待

100株以上の保有で2,000円相当の海産物がもらえる株主優待が人気。長期保有で優待内容がグレードアップするのも魅力です。

持続可能な水産業への貢献

ウニの再生養殖に取り組む企業との提携や、環境に配慮したエコトレーを積極的に使用するなど、サステナビリティへの意識が高い企業です。

積極的なM&Aによる成長戦略

水産卸や養殖業者、地方の有力鮮魚店との資本業務提携を積極的に行い、仕入れ力の強化と全国への事業拡大を加速させています。

サービスの実績は?

123店舗
総店舗数
2024年3月末時点
+2.5% YoY
366.3億円
連結売上高
2025年3月期
+0.8% YoY
14.93億円
連結営業利益
2025年3月期
-5.6% YoY
52
1株当たり配当金
2025年3月期実績
維持
717
連結従業員数
2025年3月時点
FY2024比
5,108万円
従業員一人当たり売上高
2025年3月期

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 76.3%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
不評
ポジティブ 20%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
52
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2021/34872.8%
FY2022/34866.4%
FY2023/34883.4%
FY2024/35253.3%
FY2025/35250.8%
4期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

配当方針として安定的な還元を重視しており、長期的な視点で継続的な増配や安定した配当の維持を目指しています。配当性向は50%前後を目安としつつ、業績の成長を反映した還元が行われています。株主優待と合わせたトータルリターンへの意識も高く、株主との長期的な関係構築を重要視しています。

同業比較(収益性)

小売業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
8.0%
業界平均
5.0%
営業利益率下回る
この会社
4.1%
業界平均
5.9%
自己資本比率上回る
この会社
76.3%
業界平均
49.8%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/3341億円
FY2023/3337億円
FY2024/3363億円
FY2025/3366億円
営業利益
FY2022/314.5億円
FY2023/310.9億円
FY2024/315.8億円
FY2025/314.9億円

売上高は百貨店や駅ビル内の鮮魚専門店および飲食店事業が堅調に推移し、FY2026/3期には過去最高の443億円規模への成長が見込まれています。FY2024/3期以降は最上鮮魚の連結子会社化といったM&A戦略が寄与し、収益規模が一段と拡大しました。一方、魚価高騰などのコスト圧力により利益面では変動が見られるものの、外食および小売の両面での戦略的仕入れが底堅い業績を支えています。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
6.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/35.8%4.8%4.3%
FY2022/36.2%5.2%4.3%
FY2023/34.9%4.1%3.2%
FY2024/37.9%6.4%4.4%
FY2025/38.0%6.2%4.1%

営業利益率は概ね3%から4%台で推移しており、鮮魚小売業界特有の薄利多売の構造を維持しながら効率化に努めています。ROEは直近で8.0%前後まで向上しており、資本を効率的に活用した経営が浸透しつつあります。今後も、高付加価値な商品展開と店舗運営の効率化を進めることで、安定した収益性を確保できる見通しです。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率76.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
3,500万円
会社の純資産
177億円

自己資本比率はFY2025/3期時点で76.3%と依然として極めて高い水準を維持しており、極めて強固な財務基盤を構築しています。有利子負債は長らくゼロの状態が続いており、無借金経営に近い健全性が同社の強みです。今後も豊富な現預金を活用し、成長のための戦略的な投資やM&Aを機動的に実施できる余裕があります。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+21.7億円
営業CF
投資に使ったお金
+5.9億円
投資CF
借入・返済など
-7.6億円
財務CF
手元に残ったお金
+27.6億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/39.2億円1.6億円-5.1億円10.8億円
FY2022/317.6億円-2.0億円-6.7億円15.6億円
FY2023/311.0億円7.2億円-7.5億円18.2億円
FY2024/319.3億円-2.9億円-6.7億円16.4億円
FY2025/321.7億円5.9億円-7.6億円27.6億円

本業で稼ぐ力を示す営業キャッシュフローは安定して20億円前後を創出しており、高いキャッシュ創出能力を維持しています。投資キャッシュフローについては、店舗改装やM&Aに伴う支出があるものの、資産売却や運用益が寄与する年度もあり、フリーキャッシュフローは安定的にプラスを確保しています。財務面でも配当の継続的な支払いや借入がない健全なキャッシュサイクルを維持しています。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/316.7億円7.5億円44.9%
FY2022/320.6億円10.5億円50.9%
FY2023/314.2億円6.2億円43.4%
FY2024/320.4億円6.8億円33.3%
FY2025/320.5億円6.2億円30.4%

法人税等の支払いは、経常利益の増減に合わせて適切に計上されています。FY2022/3期までは実効税率が比較的高水準でしたが、直近では30%台前半で安定推移しています。これは、税務上の損金算入の調整や税額控除の活用が反映されたものと考えられます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
640万円
従業員数
717
平均年齢
43歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/3640万円717-

従業員の平均年収は640万円となっており、水産卸・小売業界の平均と比較しても安定した水準を維持しています。近年は鮮魚専門店としてのブランド強化や、新規事業への積極的な人材投資が継続的な組織運営を支える要因となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主50%
浮動株50%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関11.3%
事業法人等38.7%
外国法人等0.9%
個人その他46.1%
証券会社3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は山桂。

株式会社山桂(5,124,000株)36.73%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(663,000株)4.75%
株式会社三菱UFJ銀行(400,000株)2.86%
SMBC日興証券株式会社(319,000株)2.28%
魚力社員持株会(270,000株)1.94%
株式会社みずほ銀行(267,000株)1.91%
株式会社ヨンキュウ(250,000株)1.79%
三上 和美(227,000株)1.62%
東都水産株式会社(194,000株)1.39%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(112,000株)0.8%

筆頭株主である株式会社山桂が36.73%の株式を保有しており、創業家や特定の事業会社による支配力が非常に強い構成です。金融機関や取引先が上位を占めており、安定株主比率が高く、市場における浮動株の割合は相対的に低めであると推測されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

11,592万円
取締役3名の合計

事業リスクとして、魚価の高騰や為替変動による仕入コストへの影響が挙げられます。EDINET開示データからは、小売、飲食、卸売の3本柱による収益構造が確認でき、特に最上鮮魚の連結子会社化など、M&Aを通じた販路拡大と供給網の確保が経営戦略の核心となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
2,150万円
連結子会社数
3
平均勤続年数(従業員)
13
臨時従業員数
670

女性役員比率は9.1%(1名)と、今後のダイバーシティ推進が課題となります。監査体制については監査報酬2,150万円を支払うなど規定通り整備されていますが、連結子会社を抱える中堅企業として、持続的な成長に向けたガバナンスの質的向上と透明性の確保が求められます。

会社の計画は順調?

C
総合評価
計画達成に向けた道筋は示すも、業績予想のブレが大きく信頼性に課題。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

新中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 443億円 順調 (366.3億円)
82.68%
営業利益: 目標 18.2億円 順調 (14.93億円)
82.03%
純利益: 目標 11.6億円 順調 (14.28億円)
123.1%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025376億円366億円-2.6%
FY2024353億円363億円+2.9%
FY2023352億円337億円-4.1%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202516億円15億円-8.4%
FY202412億円15億円16億円+30.0%
FY202315億円11億円-29.0%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024年度から新たな中期経営計画を開始し、最終年度である2026年度に売上高443億円、営業利益18.2億円を目標に掲げています。初年度(FY2025)の実績は売上高366.3億円、営業利益14.93億円となり、目標に対する進捗率は約82%です。しかし、直近では消費者の節約志向による卸売事業の不振などを理由に業績予想を下方修正しており、計画達成のハードルは上がっています。過去の業績予想も未達となるケースが散見され、計画の信頼性には注意が必要です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

TSR(株主総利回り)は、株価変動と配当金を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。魚力はFY2022、FY2023とTOPIXを上回るリターンを記録していましたが、FY2024以降はTOPIXの上昇率に及ばず、アンダーパフォームが続いています。これは、同社の株価が安定的に推移する一方で、市場全体の成長モメンタムには乗り切れていないことを示唆しています。安定配当は下支え要因ですが、株価の成長によるキャピタルゲインが市場平均に劣後している状況です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+74.9%
100万円 →174.9万円
74.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021130.3万円+30.3万円30.3%
FY2022148.6万円+48.6万円48.6%
FY2023153.5万円+53.5万円53.5%
FY2024175.3万円+75.3万円75.3%
FY2025174.9万円+74.9万円74.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残17,400株
売り残3,100株
信用倍率5.61倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 第3四半期決算発表2026年2月上旬
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬

信用倍率は5.61倍と買い残が多く、将来の株価上昇を期待する投資家が多い一方、需給面では上値が重くなる可能性を示唆しています。PER・PBRともに業界平均を上回っており、市場からの成長期待が織り込まれている割高な水準とも評価できます。時価総額は341億円と、小売業の中では中堅規模に位置します。次の決算発表は2月上旬に予定されており、業績予想に対する進捗が注目されます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
48
前月比 -12.5%
メディア数
18
日本経済新聞, 株探, Yahoo!ファイナンス, PR TIMES, 会社四季報オンライン
業界内ランキング
上位 38%
小売業 1,200社中 456位
報道のトーン
20%
好意的
40%
中立
40%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
資本業務提携25%
サステナビリティ15%
その他10%

最近の出来事

2025年11月新展開

タスマニア州政府および北三陸ファクトリーとの連携により、持続可能な水産品の普及に向けたイベントを開催。

2025年9月株主優待

記念株主優待として、従来の海産物に加えあじフライを提供するキャンペーンを実施し投資家から注目を集める。

2026年3月下方修正

消費者の節約志向による卸売事業の不振を受け、通期純利益見通しを9億5000万円へ下方修正。

魚力 まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 52円
安全性
安定
自己資本比率 76.3%
稼ぐ力
普通
ROE 8.0%
話題性
不評
ポジティブ 20%

「デパ地下の鮮魚店が、M&Aと提携で川上から川下まで握る『魚の総合商社』へ脱皮中」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU