サンマルクホールディングス3395
Saint Marc Holdings Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたがショッピングモールで一休みしたいとき、「サンマルクカフェ」で焼きたてのチョコクロを味わったことはありませんか?あるいは、友人とランチをするときに、もちもちの生パスタが人気の「鎌倉パスタ」を選んだことがあるかもしれません。これらの日常でよく見かけるカフェやレストランを全国に展開しているのが、サンマルクホールディングスです。最近では、美味しい牛カツが食べられる「牛カツ京都勝牛」も仲間入りし、私たちの外食シーンをより豊かにしてくれています。
コロナ禍の赤字からV字回復を果たし、2025期には売上高709.0億円、営業利益36.44億円を達成した大手飲食チェーン。主力の「サンマルクカフェ」や「鎌倉パスタ」事業を基盤としつつ、近年はM&Aで獲得した「牛カツ京都勝牛」を武器に海外展開を本格化させています。さらに、グループ横断アプリ「myサンマルク」の導入によるDX推進や、農業事業への参入など、既存事業の強化と新たな収益源の確保を両輪で進めており、成長の多角化フェーズに入っています。
会社概要
- 業種
- 小売業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 岡山県岡山市北区平田173番地104
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
FY2025/3実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲21.4% | ▲14.4% | - |
| 2022/03期 | ▲13.7% | ▲9.1% | - |
| 2023/03期 | 1.4% | 0.9% | - |
| 2024/03期 | 3.2% | 2.0% | 4.1% |
| 2025/03期 | 8.3% | 4.2% | 5.1% |
| 3Q FY2026/3 | 6.1%(累計) | 2.7%(累計) | 5.8% |
コロナ禍でのマイナス圏から脱却し、2023/03期以降は営業利益率の改善が鮮明となっています。2025/03期時点では売上高利益率が約5.1%まで回復し、ROE(自己資本利益率)も8.2%へと改善するなど、資本効率の向上が図られています。収益性の高い新業態の投入やコストコントロールが利益体質の強化を支えています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 440億円 | — | ▲80.6億円 | -378.4円 | — |
| 2022/03期 | 477億円 | — | ▲47.1億円 | -222.0円 | +8.5% |
| 2023/03期 | 578億円 | — | 4.2億円 | 20.1円 | +21.2% |
| 2024/03期 | 646億円 | 26.2億円 | 9.7億円 | 47.5円 | +11.6% |
| 2025/03期 | 709億円 | 36.5億円 | 25.4億円 | 123.6円 | +9.8% |
コロナ禍の影響を受けた2021/03期および2022/03期は、店舗休業や需要減退により営業損失を計上しましたが、以降は回復基調にあります。2025/03期には売上高が約709億円まで成長し、着実な増収増益体制を確立しました。今期はさらなるブランド価値の向上と効率化により、売上高810億円を見込む成長局面を迎えています。 【3Q 2026/03期実績】売上660億円(通期予想比81%)、営業利益39億円(同86%)、純利益19億円(同93%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
小売業の同業他社平均と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
サンマルクHDは、サンマルクカフェや鎌倉パスタ等のブランドを多角展開しており、飲食事業単一セグメントでのリスク管理が重要視されています。特に原材料価格の高騰や深刻な人手不足、および既存店売上高の低迷が主要な事業リスクとして開示されており、これらへの対応が業績を大きく左右します。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 640億円 | — | 709億円 | +10.8% |
| 2024期 | 590億円 | — | 646億円 | +9.4% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 30億円 | — | 36億円 | +21.5% |
| 2024期 | 15億円 | — | 26億円 | +74.7% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024年5月に策定した新中期経営計画では、2026期の中間目標として売上高660億円、営業利益30億円を掲げています。直近の2025期決算では、売上高709.0億円、営業利益36.44億円と、この中間目標を1年前倒しで達成する格好となりました。会社予想を大幅に上回る好調な業績が続いており、経営陣の計画遂行能力と市場環境への適応力が高く評価されます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
グループ横断の統合型公式アプリ「myサンマルク」をリリースし、顧客接点のDX化を推進。
第2四半期決算にて純利益37.3%減という大幅な減益を発表し、市場の懸念が高まる。
子会社設立を通じた農業分野への新規参入を表明し、中長期的なサプライチェーン強化を図る。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q FY2026/3末時点
長らく無借金経営を継続してきましたが、2025/03期には事業拡大のための資金調達等により有利子負債が約680億円まで増加しました。これに伴い自己資本比率は43.2%へと低下しましたが、強固な資産基盤を背景に機動的な投資を継続しています。今後は負債の圧縮と成長投資のバランスが経営の焦点となります。 【3Q 2026/03期】総資産691億円、純資産306億円、自己資本比率44.2%、有利子負債211億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | ▲41.6億円 | ▲23.7億円 | 65.3億円 | ▲65.3億円 |
| 2022/03期 | 55.9億円 | ▲9.9億円 | ▲39.7億円 | 46.0億円 |
| 2023/03期 | 35.1億円 | ▲21.5億円 | ▲12.7億円 | 13.6億円 |
| 2024/03期 | 50.7億円 | ▲28.0億円 | ▲13.4億円 | 22.7億円 |
| 2025/03期 | 57.5億円 | ▲227億円 | 146億円 | ▲170億円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定的な黒字を確保しており、本業での稼ぐ力は回復しています。2025/03期には積極的な設備投資やM&Aに伴う投資キャッシュフローの支出が拡大し、フリーキャッシュフローは一時的にマイナスとなりました。成長投資を優先するフェーズとして、中長期的な企業価値向上に向けた資金配分が継続されています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は21.4%(14名中3名)を達成しており、上場企業として一定のダイバーシティが確保されています。監査体制については監査報酬3,000万円を投じており、連結子会社9社を抱える持株会社としてガバナンス体制を維持していますが、グループ全体の効率的な管理が今後の成長の鍵です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 556万円 | 1,087人 | - |
従業員の平均年収は556万円であり、外食業界の平均的な水準と比較しても標準的です。近年は人手不足や物価高騰の影響を受け、店舗運営コストの増加とともに、従業員の処遇改善が経営の重要な課題となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXのパフォーマンスを下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、コロナ禍における業績悪化と、それに伴う株価の長期低迷が主な要因です。ただし、2024期から2025期にかけては自社TSRが135.9%から147.2%へと改善しており、足元の業績回復が株主価値向上に繋がり始めている兆候も見られます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 62円 | 31.3% |
| 2017/03期 | 62円 | 31.1% |
| 2018/03期 | 62円 | 38.1% |
| 2019/03期 | 62円 | 47.0% |
| 2020/03期 | 62円 | 88.9% |
| 2021/03期 | 44円 | - |
| 2022/03期 | 44円 | - |
| 2023/03期 | 44円 | 218.4% |
| 2024/03期 | 50円 | 105.3% |
| 2025/03期 | 52円 | 42.1% |
| 必要株数 | 100株以上(約31万円) |
| 金額相当 | 利用頻度による |
| 権利確定月 | 3月 |
安定的な利益成長を背景に、2025/03期には年間配当を52円へ引き上げました。株主還元を重視する姿勢を維持しており、配当性向の最適化を通じた持続的な還元を目指しています。今後も業績連動を軸としつつ、長期的な視点で安定的な配当の継続が期待されます。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 101.9万円 | 1.9万円 | 1.9% |
| 2022期 | 94.7万円 | ▲5.3万円 | -5.3% |
| 2023期 | 107.7万円 | 7.7万円 | 7.7% |
| 2024期 | 135.9万円 | 35.9万円 | 35.9% |
| 2025期 | 147.2万円 | 47.2万円 | 47.2% |
※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は0.23倍と売り残が買い残を上回る状況で、将来的な株価下落を見込む投資家が多い一方、株価上昇時には買い戻しによる上昇圧力(踏み上げ)も期待されます。業界平均と比較すると、PERはやや割高感がありますが、これは同社の高い成長期待を反映していると考えられます。PBRや配当利回りは業界平均並みであり、指標面では極端な割高・割安感は限定的です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | -36.2億円 | 0円 | - |
| 2022/03期 | 24.7億円 | 71.8億円 | 290.6% |
| 2023/03期 | 16.0億円 | 11.8億円 | 73.9% |
| 2024/03期 | 27.5億円 | 17.8億円 | 64.8% |
| 2025/03期 | 38.4億円 | 13.0億円 | 33.8% |
過去には繰延税金資産の取り崩し等の影響で実効税率が一時的に高水準となる年度がありましたが、業績の正常化に伴い、税率も法定実効税率に近い水準へ収束しつつあります。2025/03期の税負担は約13億円となっており、今後も安定的な納税が見込まれます。税務上の最適化を図りつつ、連結ベースでの納税状況は健全な範囲で推移しています。
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