かどや製油2612
KADOYA SESAME MILLS INCORPORATED
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが料理をするとき、香ばしい香りをプラスする黄色いフタのごま油、使ったことはありませんか?実は、あのかどやの「純正ごま油」を作っているのがこの会社です。スーパーの棚で当たり前のように見かけるあの商品は、1858年から続く伝統の技術で作られています。中華料理や和え物、ドレッシングなど、あなたの食卓の「あと一味」を支えている、とても身近な存在なのです。
ごま油で国内首位を誇る老舗メーカー。2025期は売上高394.5億円、営業利益31.66億円と増収増益を達成しました。続く2026期は売上高400.0億円、営業利益31.00億円を見込み、堅調な事業成長を目指しています。配当も安定的に実施していますが、PBRは0.43倍と解散価値を大きく下回る水準にあり、資本効率の改善が今後の株価を左右する重要なテーマとなりそうです。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都品川区北品川5丁目1番18号 住友不動産大崎ツインビル東館
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 7.2% | 5.8% | - |
| 2022/03期 | 9.2% | 7.3% | - |
| 2023/03期 | 6.9% | 5.5% | - |
| 2024/03期 | 6.7% | 5.4% | 8.7% |
| 2025/03期 | 6.8% | 5.5% | 8.0% |
| 3Q 2026/03期 | 7.3%(累計) | 5.8%(累計) | 11.6% |
売上高営業利益率は8%前後で安定しており、ごま製品に特化した高付加価値な事業モデルが高い収益性の源泉となっています。ROE(自己資本利益率)は6-8%台で推移し、株主資本を効率的に活用した経営を実践中です。堅実な収益構造により、長期的に安定した利益創出力を維持しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 314億円 | — | 21.0億円 | 228.4円 | — |
| 2022/03期 | 322億円 | 34.5億円 | 27.7億円 | 301.0円 | +2.6% |
| 2023/03期 | 337億円 | 26.4億円 | 22.2億円 | 241.2円 | +4.7% |
| 2024/03期 | 357億円 | 31.2億円 | 22.6億円 | 245.1円 | +5.9% |
| 2025/03期 | 395億円 | 31.7億円 | 23.6億円 | 256.1円 | +10.6% |
かどや製油はごま油市場で国内シェア首位を誇り、2025/03期には売上高が約395億円と過去最高水準を更新しました。原材料価格の高騰に対し、価格改定や効率的な調達を行うことで利益を確保しています。2026/03期予想では海外展開や新たなごま製品の投入により、売上高400億円を目指す強固な基盤を構築しています。 【3Q 2026/03期実績】売上305億円(通期予想比76%)、営業利益35億円(同114%)、純利益25億円(同118%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
ごま製品の製造・販売を主軸とし、国内のみならず海外展開も推進しています。主なリスク要因として、原料であるごまの調達価格高騰や為替変動、および関税の影響が挙げられ、国際的な市場環境の変化が業績に直結しやすい構造となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 385億円 | — | 395億円 | +2.5% |
| 2024期 | 345億円 | — | 357億円 | +3.4% |
| 2023期 | 335億円 | — | 337億円 | +0.6% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 25億円 | — | 31.7億円 | +26.6% |
| 2024期 | 16億円 | — | 31.2億円 | +94.8% |
| 2023期 | 25億円 | — | 26.4億円 | +5.5% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
かどや製油は明確な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想を公表しています。過去3年間、売上高・営業利益ともに期初予想を上回って着地しており、特に2024期の営業利益は期初予想16億円に対し実績31.17億円と倍近い数字を達成しました。これは、保守的な見通しを立てる傾向がある一方で、原料価格の変動に対応しつつ、国内トップシェアのブランド力を活かして着実に利益を確保できる地力があることを示しています。投資家としては、開示される予想値を信頼しつつも、上振れの可能性を常に意識できる状況です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
企業動画シリーズ「家族のいつもに」が第77回広告電通フィルム広告部門にて金賞を受賞しました。
ごま油価格カルテル問題により、公正取引委員会より2198万円の課徴金納付命令を受けました。
4〜12月期の大幅増益と株式分割を発表し、市場の注目を集めました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は80%を超えており、有利子負債ゼロの実質無借金経営を継続しています。潤沢な手元資金を背景に、研究開発や設備投資、株主還元への柔軟な対応が可能です。強固な貸借対照表は、外部環境の変化に対する高い耐性を示しています。 【3Q 2026/03期】総資産449億円、純資産371億円、自己資本比率80.0%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 27.1億円 | ▲8.5億円 | ▲30.1億円 | 18.7億円 |
| 2022/03期 | 45.4億円 | ▲4.7億円 | ▲7.8億円 | 40.7億円 |
| 2023/03期 | 24.6億円 | ▲7.2億円 | ▲10.0億円 | 17.4億円 |
| 2024/03期 | 29.7億円 | ▲2.4億円 | ▲9.2億円 | 27.3億円 |
| 2025/03期 | 3.8億円 | ▲2.6億円 | ▲9.3億円 | 1.3億円 |
営業キャッシュフローは本業の堅調さにより安定してプラスを維持しており、潤沢なフリーキャッシュフローを生み出す体質です。投資活動は将来の成長に向けた設備投資に充てられ、財務活動では配当支払いなどによる株主還元を重視しています。無借金経営のため、財務キャッシュフローの支出は主に株主還元や資金運用に向けられています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.6%と改善の余地があるものの、ごま専業メーカーとして堅実な経営体制と監査機能の維持を重視しています。連結子会社を絞り込んだ効率的な組織運営を行いつつ、小豆島で創業した歴史を大切にした地域貢献型のガバナンスが特徴です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 716万円 | 545人 | - |
従業員平均年収は716万円と、製造業および食料品業界の中では比較的高水準を維持しています。ごま油の国内シェア首位という強固な収益基盤と、長年の歴史に裏打ちされた経営の安定性が社員への還元に繋がっていると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXを大幅に下回る「アンダーパフォーム」となっています。これは、安定配当はあるものの、株価自体が長期的に低迷し、キャピタルゲインが限定的だったことが主な要因です。国内首位という安定した事業基盤を持ちながらも、市場からは成長企業としての評価を得られておらず、株価がPBR1倍割れで放置されている現状を如実に反映した結果と言えます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 60円 | 39.2% |
| 2017/03期 | 115円 | 40.4% |
| 2018/03期 | 150円 | 40.5% |
| 2019/03期 | 120円 | 37.4% |
| 2020/03期 | 110円 | 39.6% |
| 2021/03期 | 85円 | 37.2% |
| 2022/03期 | 110円 | 36.5% |
| 2023/03期 | 100円 | 39.9% |
| 2024/03期 | 100円 | 40.8% |
| 2025/03期 | 100円 | 39.0% |
| 権利確定月 | 3月 |
配当方針として安定的な利益還元を重視しており、配当性向40%程度を目標とした配当を継続しています。強固な財務基盤と安定したキャッシュフローを背景に、株主に対して着実な現金配当を行っています。また、ごま製品の株主優待も併用することで、長期保有を推奨する還元体制を整えています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 117.3万円 | 17.3万円 | 17.3% |
| 2022期 | 104.6万円 | 4.6万円 | 4.6% |
| 2023期 | 99.6万円 | ▲0.4万円 | -0.4% |
| 2024期 | 106.5万円 | 6.5万円 | 6.5% |
| 2025期 | 101.0万円 | 1.0万円 | 1.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
業界平均と比較してPER 7.0倍、PBR 0.43倍と、株価は極めて割安な水準に放置されています。特にPBRは解散価値である1倍を大幅に下回っており、市場からの成長期待が低いことを示唆しています。一方で、配当利回りは6%を超え、高配当株としての魅力があります。信用買い残は少なく、需給面での懸念は限定的です。今後は、低PBRを改善する経営戦略が打ち出されるかが株価浮上の鍵となるでしょう。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 31.4億円 | 10.3億円 | 33.0% |
| 2022/03期 | 39.7億円 | 12.0億円 | 30.2% |
| 2023/03期 | 32.3億円 | 10.1億円 | 31.3% |
| 2024/03期 | 34.1億円 | 11.5億円 | 33.9% |
| 2025/03期 | 33.9億円 | 10.4億円 | 30.6% |
法人税等の支払いは、連結税引前利益の変動に連動して適切に行われています。実効税率は概ね30%から34%の範囲内で推移しており、法的な税負担率の変動幅は安定しています。今後も適正な納税を通じて社会的な責任を果たす方針です。
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かどや製油 まとめ
「『ごま油といえばコレ』を160年以上守り続ける、食卓の超安定株」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。