ライフドリンク カンパニー
LIFEDRINK COMPANY,INC.
最終更新日: 2026年3月27日
「あえて付加価値をつけない」戦略で、高品質・低価格な飲料を届ける飲料メーカー
日本の隅々まで高品質で低価格な飲料を届け、人々の生活に欠かせないライフラインとなること。
この会社ってなに?
あなたが普段、スーパーやドラッグストアで「このお茶、安い!」と思って手に取るそのペットボトル、実はライフドリンク カンパニーが作っているかもしれません。同社は、水やお茶、炭酸水といった誰もが飲む定番ドリンクに絞って、徹底的にコストを抑えて製造しています。新商品を次々出すのではなく、シンプルな商品を大量生産することで、高品質ながら驚くほど手頃な価格を実現しているのです。Amazonや楽天などのネット通販で見かけるお得なケース販売のドリンクも、多くは同社が裏側で支えています。
同社は「脱付加価値戦略」を掲げ、水・茶・炭酸水に特化した薄利多売モデルで急成長を遂げています。FY2025(2025年3月期)は売上高445.4億円、営業利益47.42億円を達成しました。続くFY2026期は売上高520.0億円(前期比16.7%増)、営業利益65.0億円(同37.1%増)と2桁の増収増益を見込んでいます。最近ではポッカサッポロの自販機事業を買収するなど、オーガニック成長に加えM&Aによる販路拡大も加速させており、今後の利益成長に注目が集まります。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪府大阪市北区梅田1丁目13番1号 大阪梅田ツインタワーズ・サウス19階
- 公式
- www.ld-company.com
社長プロフィール

私たちは「ライフライン創造企業」として、人々の生活に必要不可欠な飲料を、安全・高品質かつ適正な価格でお届けすることを目指しています。生産効率を極限まで高める『脱付加価値戦略』を貫き、お客様の豊かな生活と社会の実現に貢献してまいります。
この会社のストーリー
アサヒ飲料の関連会社であった生駒名水株式会社がルーツ。のちに複数の飲料メーカーを統合し、現在の事業基盤を築く。
複数社が統合し、現在の「株式会社ライフドリンク カンパニー」が設立される。全国規模での飲料製造・販売体制の構築が始まる。
12月21日に東京証券取引所市場第二部に上場(公開価格1,535円)。社会的な信用を高め、さらなる成長へのステップを踏み出す。
上場からわずか1年半後の6月26日にプライム市場へ移行。急成長を遂げる企業として市場からの高い評価を得る。
ポッカサッポロフード&ビバレッジの自動販売機事業を譲受。製造だけでなく販売チャネルの強化にも乗り出し、事業領域を拡大する。
当初の計画を前倒しで達成する見込みとなり、新たな中期経営計画を策定。さらなる成長に向けた意欲的な目標を掲げる。
新中期経営計画の最終年度。売上高800億円、営業利益120億円という高い目標を掲げ、日本の飲料業界における確固たる地位の確立を目指す。
注目ポイント
2021年の上場からわずか1年半でプライム市場へ移行。営業利益も毎年30%以上のペースで成長しており、飲料業界で際立った成長力を見せています。
あえて付加価値を追わず、水・お茶・炭酸水といった定番商品に特化。徹底した生産効率化により、高品質ながら圧倒的な低価格を実現しています。
近年、自動販売機事業の譲受などM&Aを積極的に実施。製造だけでなく販売チャネルも強化し、持続的な成長に向けた事業ポートフォリオを構築しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2022/3 | 6.2円 | 12.9% |
| FY2023/3 | 7円 | 17.3% |
| FY2024/3 | 9.2円 | 15.2% |
| FY2025/3 | 12円 | 18.5% |
現在、株主優待制度は実施していません。
配当については、中長期的な成長投資を優先しつつ、利益成長に応じた利益還元を実施する方針です。現在は配当性向20%程度を目安に運用されており、業績拡大とともに1株当たりの配当金を調整する考えです。株主への還元と将来の事業競争力強化を両立させるバランスの取れた資本政策が求められています。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
同社は「脱付加価値戦略」を掲げ、ミネラルウォーターや茶系飲料などの特定カテゴリーに絞った大量生産により圧倒的なコスト競争力を確立しています。その結果、2022年3月期の売上高254億円から2025年3月期には445億円まで急拡大しており、安定した需要を背景に高い成長性を維持しています。2026年3月期の予想においても増収増益を見込んでおり、堅調な業績推移を継続する見通しです。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 105.4% | 10.0% | - |
| FY2022/3 | 56.1% | 13.5% | - |
| FY2023/3 | 29.7% | 9.4% | - |
| FY2024/3 | 30.7% | 10.3% | 12.3% |
| FY2025/3 | 26.2% | 10.2% | 10.6% |
徹底した生産効率化と製造品種の絞り込みにより、10%前後の営業利益率を安定的に維持しています。ROE(自己資本利益率)は20%から30%台の高水準で推移しており、株主から預かった資本を効率的に活用して大きな利益を生み出す「高収益体質」が特徴です。今後も稼働率向上や生産ラインの最適化を通じて、持続的な利益成長を目指す戦略をとっています。
財務は安全?
2024年3月期以降は事業拡大に伴う投資で有利子負債が増加したものの、自己資本の積み上げにより40%を超える自己資本比率を維持し、健全性を確保しています。設備投資を積極的に行いながらも、十分な資産基盤を背景に経営の安定性が損なわれないようコントロールされている点が強みです。今後も増産体制に向けた資本配分を行いながら、規律ある財務運営を継続する見込みです。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 21.1億円 | -2.7億円 | -12.9億円 | 18.5億円 |
| FY2022/3 | 29.2億円 | -21.3億円 | 4.4億円 | 7.9億円 |
| FY2023/3 | 37.7億円 | -50.0億円 | 16.6億円 | -12.3億円 |
| FY2024/3 | 46.1億円 | -87.7億円 | 35.5億円 | -41.6億円 |
| FY2025/3 | 52.0億円 | -41.0億円 | -18.3億円 | 11.1億円 |
事業拡大を支えるため、御殿場工場などの生産設備へ積極的な大規模投資を継続しており、投資キャッシュフローがマイナス圏で推移しています。営業キャッシュフローは年々増加しており、本業で稼ぐ力が着実に向上していることを示しています。今後は設備投資が一巡するフェーズに入ることで、フリーキャッシュフローの創出能力がさらに高まることが期待されます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 11.7億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 21.0億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 30.5億円 | 9.7億円 | 31.9% |
| FY2024/3 | 46.1億円 | 14.5億円 | 31.5% |
| FY2025/3 | 47.1億円 | 13.2億円 | 28.0% |
2022年3月期は過去の繰越欠損金の解消などにより法人税等の負担が発生しませんでしたが、以降は課税所得の拡大に伴い実効税率は約30%前後の水準で安定しています。企業としての成長に伴い、適正な納税を通じて社会的な責任を果たしています。将来の業績拡大においても、この水準の税率を前提とした税引後利益の確保が見込まれます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 494万円 | 715人 | - |
従業員の平均年収は494万円であり、飲料製造業界の平均的な水準に位置しています。売上高の大幅な成長に伴い、生産拠点の増強や積極的な採用活動を行っている成長過程にある企業としての給与体系といえます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 外国人投資家の保有比率が高く、グローバルな投資家からの評価が反映されやすい銘柄です。 主な安定株主はSUNRISE CAPITAL Ⅱ,L.P. (常任代理人 SMBC日興証券 )・SUNRISE CAPITAL Ⅱ (NON-US),L.P. (常任代理人 SMBC日興証券 )。
同社は機関投資家の保有比率が高く、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)を筆頭に複数の信託銀行が安定株主として名を連ねています。また、創業家である田中一族も一定の株式を保有しており、経営の安定と事業継承のバランスを維持しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業の柱はミネラルウォーター、茶系飲料、炭酸飲料の製造販売であり、付加価値を抑えた低価格戦略が特徴です。積極的な設備投資と自動販売機事業の譲受などにより、持続的な成長とシェア拡大を目指す経営方針を掲げています。
この会社のガバナンスは?
取締役5名のうち女性役員が1名在籍し、女性役員比率20%を達成しています。監査等委員会設置会社として社外取締役による監督機能を強化しており、ガバナンス体制の向上と企業価値の最大化に取り組んでいます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 440億円 | 440億円 | 445億円 | +1.2% |
| FY2024 | 352億円 | — | 382億円 | +8.6% |
| FY2023 | 275億円 | — | 303億円 | +10.0% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 58億円 | 47億円 | 47億円 | -17.5% |
| FY2024 | 38億円 | — | 47億円 | +25.7% |
| FY2023 | 26億円 | — | 31億円 | +19.8% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
旧中期経営計画では、売上高目標を1年前倒しで達成するなどトップラインの成長力は非常に高いです。しかし、FY2025は利益面で期初予想を大幅に下回り、最終的に未達となりました。新たに策定されたFY2029を最終年度とする新中計では、売上高800億円、営業利益120億円という野心的な目標を掲げており、M&Aによる事業拡大と既存事業の収益性改善が両輪で進むかが達成の鍵となります。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
同社のTSR(株主総利回り)は、FY2023からFY2025にかけて継続してTOPIXを大幅にアウトパフォームしています。これは、積極的な設備投資とM&Aによる売上高の急成長が株価に反映された結果です。特にFY2024にはTSRが463.7%に達するなど、著しい株主価値の向上を実現しました。今後も成長戦略の着実な実行を通じて、市場平均を上回るリターンを維持できるかが焦点となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2023 | 296.7万円 | +196.7万円 | 196.7% |
| FY2024 | 463.7万円 | +363.7万円 | 363.7% |
| FY2025 | 561.4万円 | +461.4万円 | 461.4% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は15.43倍と高く、信用買い残が積み上がっている状況です。これは将来的な売り圧力につながる可能性があり、需給面の懸念材料と言えます。業界平均と比較するとPERは割安ですが、PBRは割高な水準にあります。市場からは成長性は評価されているものの、資産効率の面では他の食料品メーカーに見劣りすると見られている可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
ポッカサッポロの自動販売機事業を吸収分割により承継。
メルカリShopsへ「LIFEDRINKオンラインストア」を新規出店。
2029年3月期に売上高800億円を目指す新中期経営計画を発表。
最新ニュース
ライフドリンク カンパニー まとめ
ひとめ診断
「水・茶・炭酸水に特化し、徹底的なコスト削減で急成長を遂げる飲料界の価格破壊者」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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