2281プライム

プリマハム(株)

Prima Meat Packers,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE10.0%
BPS2375.2円
自己資本比率46.4%
FY2025/3 有報データ

食卓のおいしさを支える伊藤忠グループの食肉加工大手。ハム・ソーセージ家庭用シェアNo.1

おいしさと感動で、食文化と社会に貢献

この会社ってなに?

スーパーの精肉コーナーやハム・ソーセージ売り場でおなじみの「香薫あらびきポーク」や「プリマハムギフト」。お弁当に入れるウインナーやベーコンの多くがプリマハム製品です。最近では米国大手ジョンソンヴィルとの共同開発商品も話題。セブン-イレブン向けの総菜も手がけており、日常の食卓を幅広く支えています。

プリマハムは1931年創業の食肉加工業界3位の老舗企業で、伊藤忠商事の子会社(持株比率46.4%)です。主力の「香薫」ブランドはハム・ソーセージの家庭用シェアで首位を獲得。FY2025/3は売上高4,584億円(前年比+2.2%)ながら、原材料高の影響で営業利益89億円と一時的に減益。FY2026/3は営業利益120億円への回復を見込んでいます。配当利回り2.95%に加え、株主優待(自社製品詰合せ)も魅力的な銘柄です。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
東京都品川区東品川4丁目12番2号 品川シーサイドウエストタワー
公式
www.primaham.co.jp

社長プロフィール

千葉 尚登
代表取締役社長 社長執行役員
堅実経営者
おいしさと感動で、食文化と社会に貢献。プリマハムは創業以来「食の安全・安心」を最優先に、ハム・ソーセージをはじめとする食肉加工品を通じて、お客様の食卓に笑顔をお届けしてまいります。

この会社のストーリー

1931
創業 — ハム製造の始まり

プリマハムの前身が創業。ドイツの食肉加工技術を導入し、日本のハム・ソーセージ文化の礎を築いた。

1948
プリマハム株式会社設立

プリマハム株式会社として設立。戦後の食生活改善とともに、ハム・ソーセージの普及に尽力。

1961
東京証券取引所に上場

東京証券取引所に株式を上場。事業拡大とブランド力の向上を加速させた。

2006
伊藤忠商事の連結子会社化

伊藤忠商事グループ入りにより、原材料の安定調達力とグローバルなネットワークを獲得。経営基盤を大幅に強化。

2020
「香薫」がシェアトップに躍進

主力ブランド「香薫あらびきポーク」がハム・ソーセージの家庭用コンシューマシェアで首位を獲得。

2025
新中期経営計画で成長加速

売上高5,100億円・営業利益160億円を目標とする新中期経営計画を策定。養豚事業の拡大とDX推進で成長を加速。

注目ポイント

ハム・ソーセージ家庭用シェアNo.1

主力の「香薫」ブランドが家庭用ハム・ソーセージでコンシューマシェア首位を獲得。日常の食卓を支えるブランド力が最大の強みです。

伊藤忠グループの安定経営基盤

伊藤忠商事が46.4%を保有する親子上場銘柄で、原材料調達力とグループシナジーによる安定した経営基盤を持ちます。

配当+株主優待で総合利回りが魅力

配当利回り2.95%に加え、200株保有で自社製品(3,000円相当)がもらえる株主優待。配当と合わせた総合利回りが個人投資家に人気です。

サービスの実績は?

80
1株当たり配当金
FY2026予想
前年並み
+2.2%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
首位
ハム・ソーセージ家庭用シェア
2024年度実績
3,667
連結従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 46.4%(自己資本比率49.8%で財務は健全。有利子負債は設備投資のための戦略的借入)
稼ぐ力
高い
ROE 10.0%(FY2025/3は原材料高の影響で営業利益率が一時的に低下。FY2026/3は回復見込み)
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
80
方針: 安定配当を基本とし、配当性向50%を目安に利益還元
1株配当配当性向
FY2016/3415.2%
FY2017/3615.1%
FY2018/31024.2%
FY2020/36034.2%
FY2021/38530.2%
FY2022/36533.6%
FY2023/36572.5%
FY2024/36543.6%
FY2025/38056.8%
3期連続増配
株主優待
あり
自社製品詰合せ(3,000円相当)
必要株数200株以上(約54万円)
金額相当3,000円相当
権利確定月9月

FY2025/3に1株80円へ増配し、配当性向は約57%と株主還元を強化しています。FY2021/3の85円からは減少していますが、業績回復に伴い配当性向50%を目安とした安定的な還元を継続する方針です。加えて、200株以上保有で自社製品の詰合せがもらえる株主優待も個人投資家に人気です。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
10.0%
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
2.0%
業界平均
7.2%
自己資本比率上回る
この会社
46.4%
業界平均
45.7%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2022/34,207億円
FY2023/34,307億円
FY2024/34,484億円
FY2025/34,584億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/3118億円
FY2025/389.5億円

プリマハムの業績は、FY2021/3の営業利益215億円をピークに原材料価格高騰の影響で一時的に減益傾向となりましたが、売上高はFY2025/3に4,584億円と過去最高を更新しています。FY2026/3は価格転嫁の浸透と高付加価値商品の拡販により、営業利益120億円への回復を計画しています。

事業ごとの売上・利益

加工食品事業
1,850億円40.4%)
食肉事業
2,400億円52.4%)
その他事業
334億円7.3%)
加工食品事業1,850億円
利益: 40億円利益率: 2.2%

ハム・ソーセージ・ベーコン等の加工食品の製造販売。「香薫」ブランドでコンシューマシェア首位。セブン-イレブン向け総菜も手がける。売上構成比約40%。

食肉事業2,400億円
利益: 35億円利益率: 1.5%

国産・輸入食肉の調達・販売。養豚事業を自社グループで展開し、原料の安定調達を図る。売上構成比約52%の最大セグメント。

その他事業334億円
利益: 14億円利益率: 4.2%

物流サービス、不動産賃貸等。利益率が比較的高い安定収益源。売上構成比約8%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
10.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.0%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.0%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/312.8%6.6%-
FY2022/38.8%4.4%-
FY2023/36.4%2.0%-
FY2024/37.2%3.1%2.6%
FY2025/310.0%3.0%2.0%

営業利益率はFY2021/3の5.0%から低下傾向にあり、FY2025/3は2.0%まで縮小しました。これは原材料・エネルギーコストの上昇が主因です。ROEも5.4%と低下していますが、中期経営計画では収益性の改善を重点施策としており、FY2027/3に向けた利益率の回復が期待されます。

財務は安全?

やや注意が必要です
自己資本比率46.4%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
259億円
会社の純資産
1,302億円

自己資本比率は48〜50%台で安定しており、食品業界の中でも健全な財務体質を維持しています。FY2024/3から有利子負債が発生していますが、設備投資(養豚事業・加工設備の拡充)のための戦略的な借入であり、財務の安全性に大きな影響はありません。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+142億円
営業CF
投資に使ったお金
-136億円
投資CF
借入・返済など
-42.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+6.4億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3272億円-122億円-75.1億円150億円
FY2022/3167億円-237億円-66.2億円-69.7億円
FY2023/3117億円-151億円12.1億円-33.7億円
FY2024/3225億円-194億円-75.7億円31.2億円
FY2025/3142億円-136億円-42.0億円6.4億円

営業キャッシュフローは安定的にプラスを維持しており、FY2025/3は142億円を確保しました。投資キャッシュフローは養豚事業や生産設備への積極投資を反映してマイナスが続いていますが、フリーキャッシュフローはFY2024/3以降プラスに転換しており、投資と財務のバランスが改善傾向にあります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(豚肉・鶏肉等)価格の変動リスク
2飼料・エネルギーコストの上昇リスク
3食品安全に関する事故・リコール発生リスク
4為替変動リスク(輸入原材料への影響)
5家畜伝染病(豚熱・鳥インフルエンザ等)の発生リスク
6親会社・伊藤忠商事グループとの関係変化リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3224億円82.5億円36.8%
FY2022/3149億円51.6億円34.7%
FY2023/3105億円60.0億円57.1%
FY2024/3129億円54.0億円41.9%
FY2025/3105億円34.3億円32.6%

実効税率はFY2023/3に57.1%と高水準となりましたが、これは一時的な税務調整や繰延税金資産の評価見直しによるものです。FY2025/3には32.6%と正常化しており、FY2026/3も33%前後を想定しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
769万円
従業員数
3,667
平均年齢
41.6歳
平均年収従業員数前年比
当期769万円3,667-

従業員の平均年収は769万円と、食品業界の中では標準的からやや上位の水準です。平均年齢41.6歳、平均勤続年数16.7年と定着率が高く、長期的なキャリア形成が可能な職場環境を整えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主67.5%
浮動株32.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関12.3%
事業法人等55.2%
外国法人等11.8%
個人その他18.6%
証券会社2%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は伊藤忠商事・伊藤忠食品。

伊藤忠商事株式会社(23,336,000株)46.36%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(3,497,000株)6.95%
伊藤忠食品株式会社(2,262,000株)4.5%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,256,000株)2.5%
学校法人竹岸学園(910,000株)1.81%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(株式会社みずほ銀行決済営業部)(786,000株)1.56%
株式会社サンショク(700,000株)1.39%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505223 (株式会社みずほ銀行決済営業部)(521,000株)1.04%
日本生命保険相互会社(446,000株)0.89%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATEDCLIENT ACCOUNT(シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(400,000株)0.8%

筆頭株主は伊藤忠商事(46.4%)で、同グループの伊藤忠食品(4.5%)と合わせると約51%を保有する親子上場銘柄です。事業法人の持株比率が55%と非常に高く、経営の安定性が際立ちます。信託銀行が約10%を保有し、機関投資家からの評価も得ています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3,200万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
加工食品事業1,850億円40億円2.2%
食肉事業2,400億円35億円1.5%
その他事業334億円14億円4.2%

食肉事業が売上の約52%を占める最大セグメントで、加工食品事業(約40%)が続きます。加工食品事業は「香薫」を中心に家庭用シェアで業界首位を獲得。食肉事業は薄利ながら安定的な売上基盤を形成しています。養豚事業の内製化による原価改善が今後の収益性向上の鍵を握ります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 2名(25.0% 男性 6
25%
75%
監査報酬
8,200万円
連結子会社数
29
設備投資額
90.0億円
平均勤続年数(従業員)
16.7
臨時従業員数
11931

取締役8名中、女性が2名(25.0%)を占め、食品業界では比較的高い女性役員比率を実現しています。29社の連結子会社を統括し、伊藤忠グループのガバナンス基盤のもと、適切な経営管理体制を構築しています。臨時従業員(パート等)は約12,000名と、製造現場を支える重要な人材です。

会社の計画は順調?

C
総合評価
前中計(2024〜2026年度)では営業利益が大幅に未達。新中計に切り替え、収益性改善が最大の課題となっている。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2025〜2027年度)
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 5,100億円 順調 (4,800億円 (FY2026予))
94.1%
営業利益: 目標 160億円 順調 (120億円 (FY2026予))
75%
ROE: 目標 8%以上 やや遅れ (5.4% (FY2025))
67.5%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025160億円89億円-44.1%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20244,700億円4,484億円-4.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

プリマハムは新中期経営計画(2025〜2027年度)で売上高5,100億円・営業利益160億円を最終目標に掲げています。前中計では原材料高の影響で営業利益が目標を大幅に下回りましたが、価格転嫁の浸透と養豚事業の内製化による原価改善で巻き返しを図ります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

プリマハムのTSRは5年間で105.3%とTOPIXの213.4%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。FY2021に145.7%をつけた後は低迷が続いており、収益性の改善が株価上昇の鍵です。新中期経営計画の進捗と業績回復がTSR改善のカタリストになると期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+5.3%
100万円 →105.3万円
5.3万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021145.7万円+45.7万円45.7%
FY202295.9万円-4.1万円-4.1%
FY202398.5万円-1.5万円-1.5%
FY2024105.3万円+5.3万円5.3%
FY2025105.3万円+5.3万円5.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残611,500株
売り残80,400株
信用倍率7.61倍
3/13時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年7月下旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

プリマハムのPER 17.1倍は食料品セクター平均(18.5倍)とほぼ同水準で、割高感も割安感もない中立的な水準です。PBR 1.14倍は業界平均を下回り、配当利回り2.95%は業界平均を上回っています。信用倍率7.61倍と買い残がやや多い状態で、短期的な売り圧力に留意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや慎重
報道件数(30日)
48
前月比 +3.8%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
食料品 50社中 20位
報道のトーン
35%
好意的
45%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
商品・ブランド25%
株主還元・配当20%
その他15%

最近の出来事

2026年1月新商品発売

米大手ジョンソンヴィルとの共同開発商品「ジョンソンヴィル ウインナー」を発売。高価格帯ウインナー市場に参入。

2026年2月業績下方修正

FY2025/3の経常利益を一転15%減益に下方修正。原材料高と物流コスト増が影響。

2025年5月新中期計画

新中期経営計画(2025〜2027年度)を発表。売上高5,100億円・営業利益160億円を最終目標に掲げる。

プリマハム(株) まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 80円
安全性
普通
自己資本比率 46.4%(自己資本比率49.8%で財務は健全。有利子負債は設備投資のための戦略的借入)
稼ぐ力
高い
ROE 10.0%(FY2025/3は原材料高の影響で営業利益率が一時的に低下。FY2026/3は回復見込み)
話題性
普通
ポジティブ 35%

「伊藤忠グループの食肉加工大手。ハム・ソーセージの家庭用シェア首位を誇るプライム企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU