2573スタンダード

北海道コカ・コーラボトリング

HOKKAIDO COCA-COLA BOTTLING CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月30日

ROE4.7%
BPS3187.2円
自己資本比率79.3%
FY2025/3 有報データ

北海道の喉を潤し、地域と共に成長する「どさんこ」ブランド企業

北海道に根ざし、飲料事業の安定成長を基盤としながら、新たな事業領域への挑戦を通じて価値を創造し、持続可能な社会と経営を実現します。

この会社ってなに?

あなたが北海道を旅行したり、道内で生活したりする中で、ふと喉が渇いて自動販売機で飲み物を買うことはありませんか?そこで見かける「コカ・コーラ」や「綾鷹」「い・ろ・は・す」といったお馴染みの商品を、道内隅々の自販機やお店に届けているのが、この北海道コカ・コーラボトリングです。あなたが普段何気なく利用している自動販売機の裏側で、道民の暮らしを潤している、実はとても身近な存在なのです。最近では、廃棄されるコーヒー豆かすを再利用した商品を開発するなど、環境に配慮した新しい挑戦も始めています。

北海道を事業基盤とするコカ・コーラボトラー。FY2025は売上高590.9億円(前期比3.9%増)、営業利益26.26億円(同19.1%増)と増収増益を達成しました。しかし、FY2026の会社予想では営業利益21.0億円と減益を見込んでおり、コスト管理が課題となります。中期経営計画では「飲料事業の継続成長」と「第2の柱の創出」を掲げ、盤石な飲料事業を基盤としつつも、サステナビリティ関連などの新規事業を模索しています。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
12月
本社
札幌市清田区清田一条一丁目2番1号
公式
www.hokkaido.ccbc.co.jp

社長プロフィール

酒寄 正太
酒寄 正太
代表取締役社長
挑戦者
私たちは、北海道の皆様に愛される飲料事業を基盤としながら、積極的な投資を通じて新たな価値創造に挑戦し続けています。2030年の未来を見据え、地域社会と共に持続的に成長することを目指し、社員一丸となって取り組んでまいります。

この会社のストーリー

1963
北海道コカ・コーラボトリング株式会社設立

北海道におけるコカ・コーラ製品の製造・販売を目的として会社が設立され、地域に根差した歴史がスタートした。

1965
札幌工場竣工、製造販売を開始

札幌市に工場が完成し、北海道内での本格的なコカ・コーラ製品の製造・販売が開始され、事業が軌道に乗る。

1994
株式を店頭登録(現:東証スタンダード)

株式公開を果たし、企業としての信頼性と透明性を高め、さらなる成長に向けた経営基盤を強化した。

2019
「成長戦略推進部」を新設

飲料事業に次ぐ新たな収益の柱を創出するため専門部署を設立。コーヒーかすのアップサイクル事業など、新規事業開発を本格化させた。

2021
ご当地限定「檸檬堂 道民の人々」発売

北海道産のハチミツを使用するなど、地域性を活かした製品開発に注力。道民からの支持を集め、地域密着戦略を象徴する商品となった。

2023
株主優待制度を拡充

自販機で使える「Coke ONドリンクチケット」を導入し、優待の利便性を向上。個人株主への還元を強化し、NISA層などの新たな投資家からの注目を集めた。

2024
中期経営計画をスタート

「飲料事業の継続成長」と「第2の柱の創出」を基本方針とする新中期経営計画を開始。持続的な成長に向けた積極投資を進める。

注目ポイント

魅力的な株主優待

100株保有するだけで、自社製品詰め合わせや自販機で使える「Coke ONドリンクチケット」(年2回、合計9,000円相当)がもらえるなど、個人投資家に嬉しい優待制度が魅力です。

北海道に根差した地域密着戦略

ご当地限定「檸檬堂」の開発や、売上の一部を地域の環境保全に寄付するなど、北海道と共に成長する「どさんこ企業」として、地域社会に貢献しています。

飲料だけじゃない!未来への挑戦

安定した飲料事業を基盤に、コーヒー豆かすをアップサイクルしたバスグッズ開発など、新たな事業の創出に挑戦中。企業の持続的な成長が期待されます。

サービスの実績は?

約40,000
北海道内自動販売機設置台数
2024年報道時点
安定
590.9億円
連結売上高
FY2025実績
+3.9% YoY
26.26億円
連結営業利益
FY2025実績
+19.1% YoY
30
1株当たり配当金
FY2025実績
2回/年
株主優待実施回数
6月末・12月末権利確定

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 79.3%
稼ぐ力
普通
ROE 4.7%
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
30
方針: 安定配当
1株配当配当性向
FY2016/31227.6%
FY2017/31223.3%
FY2019/333.530.8%
FY2020/333.552.1%
FY2021/33068.6%
FY2022/33073.4%
FY2024/33026.4%
FY2025/33024.4%
3期連続増配
株主優待
あり
権利確定月6月・12月

同社は安定的な配当の継続を基本方針としつつ、将来の成長投資と株主還元とのバランスを重視した経営を行っています。配当性向は20%台後半を目安としており、業績の成長に応じて配当原資を確保する体制を整えています。今後も地域密着型のビジネスモデルを通じた利益拡大とともに、株主還元の充実に努める方針です。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
4.7%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
4.4%
業界平均
7.1%
自己資本比率上回る
この会社
79.3%
業界平均
45.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3516億円
FY2023/3564億円
FY2024/3569億円
FY2025/3591億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/322.0億円
FY2025/326.3億円

売上高は近年の健康志向や自動販売機事業の強化により堅調に推移しており、2025年3月期には売上高約591億円を達成しました。営業利益面でも効率化や価格改定の効果が寄与し、2021年3月期の約7億円から継続的に拡大傾向にあります。今後は競争の激しい飲料市場において、高付加価値商品の投入による収益性のさらなる向上が鍵となります。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
4.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
3.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
4.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/31.5%1.3%-
FY2022/31.9%1.2%-
FY2023/33.1%2.6%-
FY2024/33.0%3.0%3.9%
FY2025/34.7%3.1%4.4%

売上高営業利益率は2021年3月期の1.3%から2025年3月期には4.4%まで向上しており、徹底したコスト管理と販売戦略の改善が収益性の改善に直結しています。ROEも3.9%まで改善傾向にありますが、競合他社と比較すると資本効率のさらなる向上が課題と言えます。今後は、限られた経営資源を効率的に活用し、売上成長を利益成長へと結びつける体制の強化が求められます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率79.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
434億円

自己資本比率は約80%という極めて高い水準を維持しており、財務基盤は盤石です。有利子負債については実質無借金経営を実現しており、過度な負債に頼らない堅実な経営姿勢が財務の健全性を裏付けています。この強固な財務体質により、将来の成長投資や株主還元のための資金余力が十分に確保されている状態です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+32.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-32.1億円
投資CF
借入・返済など
-7.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+2,200万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/331.3億円-20.5億円-27.9億円10.7億円
FY2022/319.9億円-20.3億円-6.8億円-3,700万円
FY2023/332.5億円-19.5億円-6.8億円13.1億円
FY2024/336.0億円-20.3億円-7.0億円15.7億円
FY2025/332.3億円-32.1億円-7.0億円2,200万円

営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が維持されています。投資活動では、自動販売機の更新や物流体制の強化に向けて年間約20億円から32億円規模の支出を継続しています。財務活動での支出は主に配当金の支払いや自社株買い等に充てられており、資本効率を意識した還元姿勢が読み取れます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1市場競争飲料市場においては、近年市場が成熟状態にあるといわれており、当面市場の大きな伸びは期待できない状況にあります
2天候要因当社グループが事業を展開する飲料の売上は、その商品の特性上、天候等の影響を受けやすい傾向にあります
3道内景気と消費動向当社グループは、北海道の市場を中心として事業活動を展開しております
4保有資産の価値変動当社グループは、土地や有価証券等の資産を保有しております
5水資源当社グループは、貴重な水資源を利用して事業活動を行っております
6容器ボトルtoボトル、軽量化、より着実な使用済み空容器の回収、生活者に向けた啓発活動などの取組みを推進しております

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/311.2億円4.8億円43.4%
FY2022/38.3億円2.8億円33.3%
FY2023/317.3億円4.2億円24.0%
FY2024/322.1億円6.6億円30.1%
FY2025/325.8億円9.1億円35.3%

法人税等の支払額は税引前利益の変動に伴い推移しており、業績の回復に合わせて納税額も増加傾向にあります。実効税率は概ね30%から40%程度の範囲で推移していますが、税制上の繰越欠損金の有無などにより変動することがあります。今後も適正な税務処理を通じて、企業の社会的責任を果たしつつ利益の最大化を目指す方針です。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
579万円
従業員数
1,173
平均年齢
40.2歳
平均年収従業員数前年比
当期579万円1,173-

従業員平均年収は579万円となっており、食料品業界の水準と比較しても安定した給与体系です。長年の地域密着型経営により、北海道内の労働市場においても一定の競争力を維持していると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主70.2%
浮動株29.8%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2%
事業法人等68.2%
外国法人等2.4%
個人その他26.8%
証券会社0.6%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は大日本印刷・栗林商会。

大日本印刷株式会社(7,752,000株)56.97%
株式会社栗林商会(1,291,000株)9.48%
北島喜代子(230,000株)1.69%
DFA INTL SMALLCAP VALUE PORTFOLIO (常任代理人) シティバンク、エヌ・エイ東京支店(119,000株)0.87%
関谷幸平(65,000株)0.47%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人) モルガン・スタンレーMUFG証 券株式会社(54,000株)0.4%
第一生命保険株式会社 (常任代理人) 株式会社日本カストディ銀行(54,000株)0.39%
三菱UFJ信託銀行株式会社 (常任代理人) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(50,000株)0.37%
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人) 株式会社日本カストディ銀行(49,000株)0.36%
JPモルガン証券株式会社(49,000株)0.36%

大日本印刷株式会社が56.97%の株式を保有する親会社であり、非常に安定した支配構造を有しています。次いで株式会社栗林商会が約9.5%を保有しており、創業家や特定の事業法人による安定株主比率が高いため、市場での浮動株は比較的限定的です。

会社の公式開示情報

役員報酬

7,900万円
取締役6名の合計

EDINET開示情報によると、飲料製造・販売を主軸としつつ、自動販売機網を活用した地域貢献や環境負荷低減に取り組んでいます。原材料価格の高騰や物流コストの増大が主な事業リスクとして認識されており、収益確保のために効率化と付加価値商品の提供が重要な経営課題となっています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 1名(7.7% 男性 12
8%
92%
監査報酬
2,900万円
連結子会社数
5
設備投資額
37.7億円
平均勤続年数(従業員)
16.3
臨時従業員数
278

女性役員比率は7.7%と向上に向けた取り組みが必要な段階ですが、監査体制の強化やコーポレートガバナンス・コードへの対応を積極的に進めています。売上規模は約600億円規模で、地域限定ボトラーとして安定した経営基盤を維持する体制が整っています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
過去の業績予想は保守的で、それを上回る実績を出す傾向が強い。計画達成能力は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 604.0億円 順調 (590.9億円)
97.8%
営業利益: 目標 21.0億円 順調 (26.26億円)
125%
(旧)中期経営計画
FY2021〜FY2023
売上高: 目標 547.0億円 達成 (563.7億円)
103.1%
営業利益: 目標 4.0億円 前倒し達成 (17.25億円)
431.3%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY202525億円26億円+5.0%
FY202420億円22億円+10.2%
FY20234億円17億円+331.3%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025579億円591億円+2.1%
FY2024576億円569億円-1.3%
FY2023547億円564億円+3.1%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

同社は『積極投資による「飲料事業の継続成長」と「第2の柱の創出」』を基本方針とする中期経営計画を推進しています。過去の計画では、コロナ禍からの人流回復を背景に、目標を大幅に上回る利益を達成しました。近年の業績予想は保守的な傾向があり、期初予想を上回って着地するケースが目立ちます。ただし、2026年12月期は減益予想となっており、コストコントロールと新規事業の育成が計画達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当込みTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを一貫して下回っています(アンダーパフォーム)。これは、同社の株価が市場全体の成長ペースに比べて緩やかであったことを示しています。安定配当を維持しているものの、キャピタルゲイン(株価上昇益)がTOPIXに劣後したことが主な要因です。株価を意識した経営と、成長戦略による企業価値向上が今後の課題と言えます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+108.9%
100万円 →208.9万円
108.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021105.3万円+5.3万円5.3%
FY2022107.0万円+7.0万円7.0%
FY2023132.6万円+32.6万円32.6%
FY2024147.9万円+47.9万円47.9%
FY2025208.9万円+108.9万円108.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残36,600株
売り残0株
信用倍率買建のみ
2026年3月20日時点時点
今後の予定
第1四半期決算発表2026年5月上旬
第2四半期決算発表2026年8月上旬

同社のPERは51.4倍と、食料品セクターの平均(約25倍)と比較して割高な水準にあります。これは、安定した事業基盤と今後の成長への期待感が株価に織り込まれていることを示唆します。信用取引では売り残がなく、買い残のみで需給は比較的良好です。株主優待が年2回あるため、権利確定日に向けて個人投資家の買いが集まる傾向があります。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +12.5%
メディア数
18
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 北海道新聞 ほか
業界内ランキング
上位 35%
食料品業 130社中 45位
報道のトーン
60%
好意的
35%
中立
5%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・財務40%
地域貢献・協定30%
事業戦略・IR20%
その他10%

最近の出来事

2025年2月決算発表

2025年12月期決算にて売上高590.86億円、営業利益26.26億円を達成し、強固な収益基盤を証明した。

2025年4月経営方針

資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた新たな対応方針を公表し、中長期的な企業価値向上を表明。

2025年9月事業モデル

独立経営を活かした地域密着型モデルが再評価され、飲料ビジネスの安定成長に対する市場の期待が高まった。

最新ニュース

ポジティブ
独立経営を武器に、地域密着型モデルで安定成長を継続
9/9 · 株探
中立
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた対応を策定
4/1 · 札幌証券取引所
ポジティブ
ミルクランド北海道とのコラボ企画に参画し北海道牛乳の魅力を発信
1/20 · Instagram
中立
岐路に立つ自販機ビジネスにおいて商機を探る新たな取り組み
1/15 · 北海道新聞

北海道コカ・コーラボトリング まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 79.3%
稼ぐ力
普通
ROE 4.7%
話題性
好評
ポジティブ 60%

「『北の大地でコカ・コーラを売る巨人』、盤石な自販機網を武器に安定成長を続ける地域密着の優良企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU