北海道コカ・コーラボトリング2573
HOKKAIDO COCA-COLA BOTTLING CO.,LTD.
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが北海道を旅行したり、道内で生活したりする中で、ふと喉が渇いて自動販売機で飲み物を買うことはありませんか?そこで見かける「コカ・コーラ」や「綾鷹」「い・ろ・は・す」といったお馴染みの商品を、道内隅々の自販機やお店に届けているのが、この北海道コカ・コーラボトリングです。あなたが普段何気なく利用している自動販売機の裏側で、道民の暮らしを潤している、実はとても身近な存在なのです。最近では、廃棄されるコーヒー豆かすを再利用した商品を開発するなど、環境に配慮した新しい挑戦も始めています。
北海道を事業基盤とするコカ・コーラボトラー。2025期は売上高590.9億円(前期比3.9%増)、営業利益26.26億円(同19.1%増)と増収増益を達成しました。しかし、2026期の会社予想では営業利益21.0億円と減益を見込んでおり、コスト管理が課題となります。中期経営計画では「飲料事業の継続成長」と「第2の柱の創出」を掲げ、盤石な飲料事業を基盤としつつも、サステナビリティ関連などの新規事業を模索しています。
会社概要
- 業種
- 食料品
- 決算期
- 12月
- 本社
- 札幌市清田区清田一条一丁目2番1号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 1.6% | 1.3% | - |
| 2022/12期 | 1.4% | 1.1% | - |
| 2023/12期 | 3.3% | 2.6% | - |
| 2024/12期 | 3.7% | 3.0% | 3.9% |
| 2025/12期 | 3.9% | 3.1% | 4.4% |
| 2025/12期 | 3.9% | 3.1% | 4.4% |
売上高営業利益率は2021年3月期の1.3%から2025年3月期には4.4%まで向上しており、徹底したコスト管理と販売戦略の改善が収益性の改善に直結しています。ROEも3.9%まで改善傾向にありますが、競合他社と比較すると資本効率のさらなる向上が課題と言えます。今後は、限られた経営資源を効率的に活用し、売上成長を利益成長へと結びつける体制の強化が求められます。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 520億円 | — | 6.3億円 | 43.7円 | - |
| 2022/12期 | 516億円 | — | 5.6億円 | 40.9円 | -0.8% |
| 2023/12期 | 564億円 | — | 13.1億円 | 96.5円 | +9.2% |
| 2024/12期 | 569億円 | 22.0億円 | 15.4億円 | 113.6円 | +0.9% |
| 2025/12期 | 591億円 | 26.3億円 | 16.7億円 | 122.8円 | +3.9% |
売上高は近年の健康志向や自動販売機事業の強化により堅調に推移しており、2025年3月期には売上高約591億円を達成しました。営業利益面でも効率化や価格改定の効果が寄与し、2021年3月期の約7億円から継続的に拡大傾向にあります。今後は競争の激しい飲料市場において、高付加価値商品の投入による収益性のさらなる向上が鍵となります。 【2025/12期実績】売上591億円(前期比3.9%)、営業利益26億円、純利益17億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
食料品の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報によると、飲料製造・販売を主軸としつつ、自動販売機網を活用した地域貢献や環境負荷低減に取り組んでいます。原材料価格の高騰や物流コストの増大が主な事業リスクとして認識されており、収益確保のために効率化と付加価値商品の提供が重要な経営課題となっています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 25億円 | — | 26億円 | +5.0% |
| 2024期 | 20億円 | — | 22億円 | +10.2% |
| 2023期 | 4億円 | — | 17億円 | +331.3% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 579億円 | — | 591億円 | +2.1% |
| 2024期 | 576億円 | — | 569億円 | -1.3% |
| 2023期 | 547億円 | — | 564億円 | +3.1% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は『積極投資による「飲料事業の継続成長」と「第2の柱の創出」』を基本方針とする中期経営計画を推進しています。過去の計画では、コロナ禍からの人流回復を背景に、目標を大幅に上回る利益を達成しました。近年の業績予想は保守的な傾向があり、期初予想を上回って着地するケースが目立ちます。ただし、2026年12月期は減益予想となっており、コストコントロールと新規事業の育成が計画達成の鍵となります。
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メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2025年12月期決算にて売上高590.86億円、営業利益26.26億円を達成し、強固な収益基盤を証明した。
資本コストや株価を意識した経営の実現に向けた新たな対応方針を公表し、中長期的な企業価値向上を表明。
独立経営を活かした地域密着型モデルが再評価され、飲料ビジネスの安定成長に対する市場の期待が高まった。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
自己資本比率は約80%という極めて高い水準を維持しており、財務基盤は盤石です。有利子負債については実質無借金経営を実現しており、過度な負債に頼らない堅実な経営姿勢が財務の健全性を裏付けています。この強固な財務体質により、将来の成長投資や株主還元のための資金余力が十分に確保されている状態です。 【2025/12期】総資産543億円、純資産434億円、自己資本比率79.3%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 31.3億円 | 20.5億円 | 27.9億円 | 10.7億円 |
| 2022/12期 | 19.9億円 | 20.3億円 | 6.8億円 | 3,700万円 |
| 2023/12期 | 32.5億円 | 19.5億円 | 6.8億円 | 13.1億円 |
| 2024/12期 | 36.0億円 | 20.3億円 | 7.0億円 | 15.7億円 |
| 2025/12期 | 32.3億円 | 32.1億円 | 7.0億円 | 2,200万円 |
営業活動によるキャッシュフローは安定してプラスを維持しており、強固な本業の稼ぐ力が維持されています。投資活動では、自動販売機の更新や物流体制の強化に向けて年間約20億円から32億円規模の支出を継続しています。財務活動での支出は主に配当金の支払いや自社株買い等に充てられており、資本効率を意識した還元姿勢が読み取れます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.7%と向上に向けた取り組みが必要な段階ですが、監査体制の強化やコーポレートガバナンス・コードへの対応を積極的に進めています。売上規模は約600億円規模で、地域限定ボトラーとして安定した経営基盤を維持する体制が整っています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 579万円 | 1,173人 | - |
従業員平均年収は579万円となっており、食料品業界の水準と比較しても安定した給与体系です。長年の地域密着型経営により、北海道内の労働市場においても一定の競争力を維持していると考えられます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)は、配当込みTOPIX(東証株価指数)のパフォーマンスを一貫して下回っています(アンダーパフォーム)。これは、同社の株価が市場全体の成長ペースに比べて緩やかであったことを示しています。安定配当を維持しているものの、キャピタルゲイン(株価上昇益)がTOPIXに劣後したことが主な要因です。株価を意識した経営と、成長戦略による企業価値向上が今後の課題と言えます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 12円 | 27.6% |
| 2017/12期 | 12円 | 23.3% |
| 2019/12期 | 60円 | 30.9% |
| 2020/12期 | 60円 | 52.2% |
| 2021/12期 | 60円 | 68.6% |
| 2022/12期 | 30円 | 73.4% |
| 2024/12期 | 30円 | 26.4% |
| 2025/12期 | 30円 | 24.4% |
| 権利確定月 | 6月・12月 |
同社は安定的な配当の継続を基本方針としつつ、将来の成長投資と株主還元とのバランスを重視した経営を行っています。配当性向は20%台後半を目安としており、業績の成長に応じて配当原資を確保する体制を整えています。今後も地域密着型のビジネスモデルを通じた利益拡大とともに、株主還元の充実に努める方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 105.3万円 | 5.3万円 | 5.3% |
| 2022期 | 107.0万円 | 7.0万円 | 7.0% |
| 2023期 | 132.6万円 | 32.6万円 | 32.6% |
| 2024期 | 147.9万円 | 47.9万円 | 47.9% |
| 2025期 | 208.9万円 | 108.9万円 | 108.9% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同社のPERは51.4倍と、食料品セクターの平均(約25倍)と比較して割高な水準にあります。これは、安定した事業基盤と今後の成長への期待感が株価に織り込まれていることを示唆します。信用取引では売り残がなく、買い残のみで需給は比較的良好です。株主優待が年2回あるため、権利確定日に向けて個人投資家の買いが集まる傾向があります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 11.2億円 | 4.8億円 | 43.4% |
| 2022/12期 | 8.3億円 | 2.8億円 | 33.3% |
| 2023/12期 | 17.3億円 | 4.2億円 | 24.0% |
| 2024/12期 | 22.1億円 | 6.6億円 | 30.1% |
| 2025/12期 | 25.8億円 | 9.1億円 | 35.3% |
法人税等の支払額は税引前利益の変動に伴い推移しており、業績の回復に合わせて納税額も増加傾向にあります。実効税率は概ね30%から40%程度の範囲で推移していますが、税制上の繰越欠損金の有無などにより変動することがあります。今後も適正な税務処理を通じて、企業の社会的責任を果たしつつ利益の最大化を目指す方針です。
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北海道コカ・コーラボトリング まとめ
「『北の大地でコカ・コーラを売る巨人』、盤石な自販機網を武器に安定成長を続ける地域密着の優良企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。