日本和装ホールディングス2499
NIHONWASOU HOLDINGS,INC.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
テレビCMや広告で「無料のきもの着付け教室」という言葉を見かけたことはありませんか?実はその教室を運営しているのが、この日本和装です。同社は教室で着付けを教えるだけでなく、生徒さんたちを呉服メーカーや問屋が開催する販売会にご案内します。そして、あなたがそこで素敵な着物や帯を購入すると、日本和装はその紹介料(手数料)を受け取るという仕組みで成り立っています。普段はなかなか接点がない呉服の世界と、私たち消費者をつなぐ「橋渡し役」を担っている会社なのです。
和装品の販売仲介を手掛ける。2024期は売上高47.0億円、営業利益4.80億円と増収増益を達成した。しかし、2025期は売上高44.9億円、営業利益3.75億円と減収減益を予想しており、成長の踊り場を迎えている。一方で、配当は前期の14円から16円への増配を予定しており、株主還元への意識は示している。PBRは0.78倍と1倍を割り込んでおり、市場からの成長期待は低い状況が続いている。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都港区六本木6丁目2番31号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/12期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 8.2% | 3.0% | - |
| 2022/12期 | 7.1% | 2.7% | - |
| 2023/12期 | 5.0% | 1.9% | - |
| 2024/12期 | 8.3% | 3.2% | 10.2% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 8.4% |
| 2025/12期 | 0.0% | 0.0% | 8.4% |
収益性については、営業利益率が8%から10%の間で推移しており、安定した利益率を確保している点が強みです。ROE(自己資本利益率)は5%から8%台で変動しており、資本効率の面では改善の余地が残されています。今後は、無料着付け教室を通じた顧客獲得単価の最適化により、効率的な収益体質を強化できるかが焦点となります。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 50.6億円 | — | 2.7億円 | 29.9円 | — |
| 2022/12期 | 47.7億円 | — | 2.4億円 | 26.1円 | -5.7% |
| 2023/12期 | 45.0億円 | — | 1.7億円 | 19.1円 | -5.6% |
| 2024/12期 | 47.0億円 | 4.8億円 | 3.0億円 | 32.7円 | +4.5% |
| 2025/12期 | 44.9億円 | 3.8億円 | 2.3億円 | 25.5円 | -4.7% |
当社の業績は、和装品の販売仲介という特異なビジネスモデルに依存しており、近年は売上高45億円前後での横ばい推移が続いているのが現状です。2024/03期には営業利益が4.8億円へと大幅に改善したものの、2025/03期以降は再び減益基調を辿り、厳しい市場環境が伺えます。主要顧客層へのアプローチ強化や業務提携を通じた収益機会の模索が、今後の成長における鍵となります。 【2025/12期実績】売上4.5兆円(前期比-4.7%)、営業利益3753億円、純利益2312億円。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は着付け教室運営を通じた着物販売の仲介であり、催事やイベントの集客状況が業績に大きく依存するビジネスモデルです。近年の開示では減収減益傾向が見られ、原材料高や市場環境の変化が主要な事業リスクとして挙げられています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 45億円 | — | 47億円 | +4.4% |
| 2023期 | 47.7億円 | — | 45億円 | -5.7% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2024期 | 3.9億円 | — | 4.8億円 | +22.1% |
| 2023期 | 4.2億円 | — | 3.9億円 | -6.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は具体的な中期経営計画を公表していません。投資家は、単年度で開示される業績予想を基に判断する必要があります。2024期は期初予想を上回る着地となりましたが、2023期は未達となっており、業績の先行きの見通しは立てづらい状況です。2025期は減収減益予想となっており、和装市場の縮小という構造的な課題に直面する中で、新たな成長戦略の提示が待たれます。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
創業者による取締役全6人の解任要求という株主提案がなされ、経営体制の不透明感が高まりました。
2025年12月期の売上高は44.9億円、営業利益は3.75億円となり、減収減益決算を公表しました。
ヘアケア事業を展開するスヴェンソンと提携し、顧客基盤の相互送客による収益機会の創出を図っています。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2025/12期末時点
財務健全性は比較的良好で、自己資本比率は40%を超えて推移しており、強固な資本基盤を構築していることが特徴です。長らく有利子負債ゼロの状態を維持してきましたが、直近では事業拡大に向けた資金調達により負債が発生しています。BPS(1株当たり純資産)も右肩上がりで推移しており、中長期的な企業価値の積み上げが確認できます。 【2025/12期】総資産8.8兆円、純資産3.7兆円、自己資本比率42.4%、有利子負債4.1兆円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 7.5億円 | ▲4,800万円 | ▲4.8億円 | 7.0億円 |
| 2022/12期 | 2,700万円 | ▲2,600万円 | ▲7,600万円 | 100万円 |
| 2023/12期 | ▲1.8億円 | ▲2,500万円 | 6,500万円 | ▲2.0億円 |
| 2024/12期 | 3.4億円 | ▲4,600万円 | ▲2.5億円 | 3.0億円 |
| 2025/12期 | 3.9億円 | ▲9,400万円 | ▲6.2億円 | 2.9億円 |
営業キャッシュフローは変動が激しいものの、直近では約3.9億円のプラスを計上し、本業による資金創出力が回復基調にあることを示しています。一方で投資キャッシュフローは設備投資や提携に向けた支出によりマイナスが継続しています。株主還元や借入返済といった財務活動による資金流出が大きく、バランスの取れたキャッシュマネジメントを行っていると言えます。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は11.0%と低水準ですが、着付け教室という女性顧客が主体のビジネスを展開する上で、多様な視点の取り込みが今後の課題です。監査報酬3,200万円を投じて監査体制を整備しており、上場企業としてガバナンス強化を図る企業規模を維持しています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 520万円 | 154人 | - |
従業員の平均年収は520万円となっており、サービス業界や着物販売仲介という業態を考慮すると、一定の給与水準が維持されています。過去の業績変動リスクがある中で、従業員への利益還元を継続的に行っている点は安定感といえます。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価の値上がりを合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。2024期、2025期と2年連続でTOPIXのパフォーマンスを下回っており(アンダーパフォーム)、株価の低迷が主な要因です。増配は続けているものの、市場全体の成長の波に乗り切れておらず、株価上昇を伴う企業価値向上が実現できていないことが課題です。創業者である大株主から経営陣の交代を求める株主提案が出されるなど、ガバナンス面での不透明感も株価の重しとなっています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/12期 | 5円 | 25.8% |
| 2017/12期 | 11円 | 35.1% |
| 2018/12期 | 12円 | 26.3% |
| 2019/12期 | 13円 | 32.6% |
| 2020/12期 | 7円 | 67.2% |
| 2021/12期 | 12円 | 40.2% |
| 2022/12期 | 13円 | 49.8% |
| 2023/12期 | 14円 | 73.5% |
| 2024/12期 | 14円 | 42.8% |
| 2025/12期 | 16円 | 62.7% |
現在、株主優待制度は実施していません。
当社は株主への利益還元を重要な経営課題と位置づけており、安定的な配当の維持と向上を基本方針としています。足元の配当性向は60%を超える水準にあり、利益水準に応じた柔軟な還元姿勢が見受けられます。今後も業績の安定化を図りつつ、長期的な株主価値の向上を目指す方針です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 127.2万円 | 27.2万円 | 27.2% |
| 2022期 | 148.8万円 | 48.8万円 | 48.8% |
| 2023期 | 179.3万円 | 79.3万円 | 79.3% |
| 2024期 | 166.4万円 | 66.4万円 | 66.4% |
| 2025期 | 198.6万円 | 98.6万円 | 98.6% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER12.6倍、PBR0.78倍と、サービス業平均と比較して著しく割安な水準で取引されています。これは市場が同社の将来の成長性を低く評価していることを示唆しています。一方で、予想配当利回りは5.00%と業界平均を大幅に上回っており、高配当を魅力と感じる投資家にとっては注目される可能性があります。信用取引では売り残がなく、短期的な下落圧力は限定的と考えられます。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/12期 | 4.5億円 | 1.8億円 | 39.5% |
| 2022/12期 | 3.9億円 | 1.6億円 | 39.5% |
| 2023/12期 | 3.5億円 | 1.8億円 | 50.9% |
| 2024/12期 | 4.3億円 | 1.4億円 | 31.5% |
| 2025/12期 | 3.3億円 | 9,400万円 | 28.9% |
法人税等の支払状況は各期の税引前利益に対して概ね妥当な水準で推移しています。2023/03期には実効税率が51.1%と上昇しましたが、これは一時的な要因によるものです。直近では30%前後まで低下しており、税負担が適正にコントロールされていることが見て取れます。
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