イーサポートリンク
E-SUPPORTLINK,Ltd.
最終更新日: 2026年3月30日
ITで生鮮流通を革新し、食卓に『おいしい』を届ける縁の下の力持ち
生鮮流通の新しい当たり前を具現化し、生産者と消費者の双方にとって価値あるプラットフォームとなること。
この会社ってなに?
あなたが普段イオンなどのスーパーマーケットで新鮮なレタスやリンゴを手に取るとき、その裏側でイーサポートリンクのシステムが活躍しています。この会社は、野菜や果物がどの農家からいつ出荷され、どの店舗にいくつ配送されるべきか、といった複雑な情報を管理するITシステムを提供しているのです。つまり、私たちが毎日おいしい生鮮食品を買える「当たり前」を、見えないところで支えている縁の下の力持ちのような存在です。また、青森県では自らリンゴ農園を運営し、農業の未来にも取り組んでいます。
生鮮青果の流通システム開発を手掛けるIT企業。主力であるイオングループ向け事業が安定収益源となる一方、地場野菜調達支援サービス「es-Marché」など新規事業の育成を急ぐ。FY2025は売上高64.7億円、営業利益1.41億円を達成。FY2026は売上高70.3億円(前期比8.7%増)、営業利益2.21億円(同56.7%増)と大幅な利益改善を見込んでおり、システム投資フェーズから収益回収フェーズへの移行が期待される。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 11月
- 本社
- 東京都豊島区高田二丁目17番22号
- 公式
- www.e-supportlink.com
社長プロフィール

私たちはITと現場の知見を融合させ、複雑な生鮮食品のサプライチェーンに革新をもたらします。生産者から消費者までをシームレスに繋ぎ、食品ロスの削減や安定供給に貢献することで、日本の農業と食の未来を支え、すべての人に『ひとくちの幸せ』を届け続けます。
この会社のストーリー
生鮮青果物の流通を効率化するという大きな目標を掲げ、システム開発会社として事業をスタート。
創業から約8年で株式上場を達成。生鮮流通システムのパイオニアとして社会的な信用を獲得し、事業拡大の基盤を築いた。
青森県弘前市に事業所を開設。流通だけでなく、生産現場の課題解決にも乗り出し、サプライチェーン全体を支援する体制を構築。
主要顧客であるイオングループ向けの業務量が想定を超えて伸長。同社のシステムが生鮮流通のインフラとして不可欠であることを証明した。
地域の生産者と小売店を直接つなぐプラットフォームを提供開始。地産地消を促進し、地域経済の活性化に貢献する新たな挑戦。
青森県弘前市で自社のりんご農園をスタート。生産者としての知見を深め、より現場に即したソリューション開発を目指す。
2027年11月期を最終年度とする3カ年の中期経営計画を発表。基幹事業の強化と新規事業の創出で、持続的な成長を目指す。
注目ポイント
複雑でIT化が遅れがちな生鮮食品の流通を、独自のシステムで一元管理。大手小売のイオングループを主要顧客とし、業界のインフラを支える存在です。
システム開発だけでなく、自ら青森県でりんご農園を運営。生産現場の課題に直接向き合い、日本の農業全体の持続可能性に貢献しています。
株主優待として、事業と縁の深い青森県産のりんごジュースを進呈。事業内容が身近に感じられる、ユニークで嬉しい株主還元が魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 5円 | 7.5% |
| FY2017/3 | 5円 | 9.9% |
| FY2018/3 | 5円 | 120.8% |
| FY2019/3 | 5円 | 24.8% |
| FY2020/3 | 5円 | 18.9% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 5円 | 14.2% |
| FY2023/3 | 5円 | 47.1% |
| FY2024/3 | 5円 | 16.4% |
| FY2025/3 | 5円 | 15.1% |
| 権利確定月 | 11月 |
同社は利益還元を重視しつつも、成長投資とのバランスを考慮した安定配当の継続を基本方針としています。近年は年間5円の配当を継続しており、利益の成長に応じた還元策の拡充が期待されます。株主優待を活用した総合的な利回り向上にも注力しており、中長期的な株主価値の向上を目指しています。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
イーサポートリンクの業績は、主力である生鮮青果流通向けのシステム開発および業務受託サービスが堅調に推移し、FY2025/3の売上高は前期比19.7%増の約64.7億円と過去最高水準を維持しています。一時的な収益低迷期を経て、新規顧客の獲得や既存業務の受託量拡大により売上は成長基調にあります。今後はさらなる規模拡大を目指し、FY2026/3には売上高約70.3億円、営業利益約2.2億円への増収増益を見込んでいます。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 7.8% | 5.5% | 8.5% |
| FY2017/3 | 5.5% | 4.0% | 4.0% |
| FY2018/3 | 0.5% | 0.3% | 3.0% |
| FY2019/3 | 2.2% | 1.6% | 4.7% |
| FY2020/3 | 2.8% | 2.1% | 4.7% |
| FY2021/3 | -29.4% | -15.4% | -1.8% |
| FY2022/3 | 4.6% | 2.8% | 4.4% |
| FY2023/3 | 1.4% | 0.8% | 1.8% |
| FY2024/3 | 3.8% | 2.5% | 3.0% |
| FY2025/3 | 3.9% | 2.4% | 2.2% |
同社の収益性は、生鮮流通という取扱高に左右されやすい事業特性から、営業利益率は2%から4%前後で推移しています。FY2021/3の赤字局面を脱却して以降は着実に黒字を確保しており、効率的な経営体制の構築を図っています。今後は高付加価値なシステムソリューションの拡販を通じて、利益率のさらなる向上と安定した収益基盤の確立が求められる段階にあります。
財務は安全?
財務健全性は非常に高く、自己資本比率は60%超の水準を維持しており、極めて安定した財務基盤を有しています。長年にわたり有利子負債ゼロの無借金経営を継続しており、外部環境の変化に対する高い耐性を備えているのが特徴です。潤沢な自己資本を背景に、今後は成長投資や株主還元策のバランスをどのように最適化するかが経営上の注目点となります。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.8億円 | -1.2億円 | -3.2億円 | 2.5億円 |
| FY2017/3 | 7.5億円 | -1.0億円 | -3.5億円 | 6.4億円 |
| FY2018/3 | 4.2億円 | -4.5億円 | -1.6億円 | -2,500万円 |
| FY2019/3 | 6.7億円 | -4.6億円 | -4,000万円 | 2.1億円 |
| FY2020/3 | 5.7億円 | -9,300万円 | -1.7億円 | 4.7億円 |
| FY2021/3 | 2.9億円 | -1.8億円 | 12.3億円 | 1.0億円 |
| FY2022/3 | -5.0億円 | -1.7億円 | -2.7億円 | -6.8億円 |
| FY2023/3 | 2.5億円 | -2.9億円 | -3.5億円 | -4,400万円 |
| FY2024/3 | -2.2億円 | -4.5億円 | -3.8億円 | -6.7億円 |
| FY2025/3 | -2.3億円 | -4.5億円 | 1.2億円 | -6.8億円 |
営業キャッシュフローは、事業規模の拡大に伴う運転資本の変動や先行的な投資の影響により、直近でマイナス圏となるなど変動の大きい推移を見せています。投資キャッシュフローは、将来の成長に向けたシステム開発や設備投資により恒常的に支出が続いています。今後は本業でのキャッシュ創出力を高め、投資と回収のサイクルを安定させることが安定成長の鍵となります。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 3.7億円 | 7,400万円 | 20.0% |
| FY2017/3 | 2.0億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 1.3億円 | 1.1億円 | 85.7% |
| FY2019/3 | 2.5億円 | 1.6億円 | 64.8% |
| FY2020/3 | 2.4億円 | 1.2億円 | 50.6% |
| FY2021/3 | -1.3億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | 2.2億円 | 6,200万円 | 28.6% |
| FY2023/3 | 7,600万円 | 3,000万円 | 39.5% |
| FY2024/3 | 1.8億円 | 4,700万円 | 25.8% |
| FY2025/3 | 1.6億円 | 1,100万円 | 7.0% |
法人税等の支払額は、税引前利益の変動に合わせて推移しています。FY2023/3には利益水準に対して税負担率が高まりましたが、FY2025/3は一時的に税負担が軽減されました。業績予想に基づくと、次期は正常な税率水準へ戻る見通しです。
会社の公式開示情報
事業は生鮮青果物向けの物流システム開発や、農産物の調達・販売を担う農業支援事業の二本柱で構成されています。特にイオングループ等の大手流通との連携が強みですが、一方で気候変動や青果価格の変動といった農業特有の不確実性が事業上のリスク要因として開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 63億円 | — | 65億円 | +3.5% |
| FY2024 | 56億円 | — | 54億円 | -2.7% |
| FY2023 | 50億円 | — | 46億円 | -9.2% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 2億円 | — | 1億円 | -25.4% |
| FY2024 | 1億円 | — | 2億円 | +50.9% |
| FY2023 | 2億円 | — | 1億円 | -50.9% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2025年7月に発表された新中期経営計画では、最終年度FY2027に売上高80億円、営業利益3.5億円を目指しています。初年度のFY2025実績は売上高64.7億円と順調な滑り出しを見せたものの、営業利益は1.41億円と目標に対する進捗がやや遅れています。過去の業績予想は売上・利益ともにブレが大きい傾向があり、計画達成の確実性が今後の評価ポイントとなるでしょう。
株の売買状況と今後の予定
PERは30.8倍と業界平均に比べやや割高な水準にあり、市場からの成長期待が織り込まれていると考えられます。一方、PBRは1.20倍と割安感があります。信用取引では買い残のみで売り残はなく、短期的な売り圧力は限定的です。時価総額は44億円と小型株に分類され、今後の業績次第で株価が大きく変動する可能性があります。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
新規事業体制強化のため子会社を設立し、組織再編を実施。
2027年11月期を最終年度とする中期経営計画を発表、純利益成長を目標に掲げる。
株式会社フロンティアから一部事業を譲受し、サプライチェーン機能の拡充を図る。
最新ニュース
イーサポートリンク まとめ
ひとめ診断
「イオンの野菜売り場の裏側を独占する、生鮮食品DXの黒子企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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