(株)イオレ
eole Inc.
最終更新日: 2026年3月25日
AIとデータの力で、新しい便利と新しいよろこびをつくる。事業転換に挑むグロース企業
新しい便利、新しいよろこびをつくる
この会社ってなに?
スポーツチームや大学のサークルで使う連絡網アプリ「らくらく連絡網」が以前の主力サービスでしたが、この事業は2025年に譲渡済みです。現在は企業の採用活動を支援する求人広告プラットフォームや、AI向けの高性能サーバー販売、さらには暗号資産・Web3関連の金融サービスなど、テクノロジーの最前線で新規事業を次々と展開している企業です。
イオレは2001年設立のIT企業で、かつては団体向け連絡網サービス「らくらく連絡網」を主力としていました。現在は運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」を軸に、AIデータセンター事業や暗号資産関連事業へと大胆な事業転換を進めています。FY2025/3は売上高35億円、のれん減損等により純損失4.9億円を計上しましたが、FY2026/3は売上高39億円・黒字転換を予想。米Anthropic社への投資やM&A専門部署の新設など、非連続的な成長を目指す攻めの経営を展開しています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都港区西新橋1-6-11 西新橋光和ビル 4F
- 公式
- www.eole.co.jp
社長プロフィール
新しい便利、新しいよろこびをつくる。イオレは事業構造の転換を通じて、AIデータセンター事業や暗号資産事業など成長領域に積極的に投資し、非連続的な企業成長を実現してまいります。
この会社のストーリー
吉田直人氏が株式会社イオレを設立。団体向け連絡網サービスの開発に着手した。
「らくらく連絡網」を主力サービスとして東証マザーズに上場。初値は公開価格の2.7倍の5,100円を記録。
社外取締役の一條武久氏が代表取締役社長に就任。創業者の吉田氏は取締役会長に。事業転換を加速する体制を構築。
GPU搭載高性能サーバーの販売代理など、AIデータセンター事業を新たに開始。成長の第二章が始動。
旧主力の「らくらく連絡網+」事業をユーフォリアに譲渡。AIとWeb3への全面シフトを完了。
米Anthropic社への約7.9億円の投資を実行。M&A・人材開発室を新設し、非連続的な成長を本格推進。
注目ポイント
2024年に開始したAIデータセンター事業は、GPU需要の爆発的増加を背景に急成長が期待されます。中期経営計画の核として位置づけられ、売上への貢献が加速しています。
旧主力のらくらく連絡網を譲渡し、AIとWeb3に全面シフト。米Anthropic社への投資やM&A部署の新設など、変化を恐れない経営姿勢が特徴です。
創業者の吉田直人氏が21.3%を保有し取締役会長として経営に参画。創業者のコミットメントが企業の方向性に一貫性を与えています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
株主優待制度はありません。
設立以来、配当は実施していません。グロース企業として成長投資を優先する方針であり、AIデータセンター事業や暗号資産事業への投資に資金を充てています。株主優待制度も未導入です。業績が安定的に黒字化した段階で配当開始が検討される可能性がありますが、当面は無配が続く見通しです。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
売上高はFY2021/3の14億円からFY2024/3の38億円まで急成長しましたが、FY2025/3は事業再編の影響で35億円に減収しました。のれん減損等により純損失4.9億円を計上しましたが、FY2026/3は売上高39億円・営業利益5,000万円と黒字転換を予想しています。AIデータセンター事業の貢献が今後の鍵となります。
事業ごとの売上・利益
運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」が主力。前年同期比19.7%増と好調に推移。採用支援サービスを中心に安定的な売上基盤を構築。
2024年4月に開始した新規事業。GPU搭載高性能サーバーの販売代理や、データセンター向けサービスを展開。今後の成長ドライバーとして期待。
Slash Vision Labsとの連携による暗号資産決済サービスや、米Anthropic社への投資(約7.9億円のSPV持分取得)など、新領域への展開を加速。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -117.2% | -82.3% | - |
| FY2022/3 | -33.6% | -19.6% | - |
| FY2023/3 | 6.5% | 2.5% | - |
| FY2024/3 | 4.9% | 2.7% | 1.1% |
| FY2025/3 | -161.0% | -47.1% | -0.6% |
FY2023/3〜FY2024/3にかけて黒字化を達成しましたが、FY2025/3はのれん減損等の一時的費用によりROE・ROAが大幅に悪化しました。営業利益率は薄利な事業構造を反映して低水準にとどまっており、今後のAIデータセンター事業の収益化が利益率改善の鍵となります。
財務は安全?
FY2024/3まで無借金経営を維持していましたが、FY2025/3に有利子負債4.6億円を計上し、自己資本比率も29.3%に低下しました。純資産はのれん減損により8億円から3.1億円へ大幅に減少。事業拡大のための資金調達とバランスシートの再構築が今後の課題です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.5億円 | -4,000万円 | 800万円 | -2.9億円 |
| FY2022/3 | 100万円 | -7,200万円 | 4,200万円 | -7,100万円 |
| FY2023/3 | 1.3億円 | -2.7億円 | 2.1億円 | -1.5億円 |
| FY2024/3 | 9,500万円 | -3.4億円 | 4,600万円 | -2.5億円 |
| FY2025/3 | -1,800万円 | -8,400万円 | 2.2億円 | -1.0億円 |
フリーキャッシュフローは全期間でマイナスが続いており、成長投資を財務活動(増資・借入)で賄う構造です。FY2023/3〜FY2024/3は営業CFが黒字化しましたが、M&Aや設備投資が大きく、投資CFのマイナスが営業CFを上回っています。FY2025/3は財務CFで2.2億円を調達しました。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -2.7億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -4,400万円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 5,400万円 | 1,700万円 | 31.5% |
| FY2024/3 | 4,400万円 | 700万円 | 15.9% |
| FY2025/3 | -2,400万円 | 0円 | - |
赤字期間が長く、税金負担は限定的です。FY2023/3に初めて黒字化し税金を計上しましたが、FY2025/3は再び赤字に転落。FY2026/3予想では実効税率8.0%と低めですが、これは繰越欠損金の活用によるものと見られます。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 539万円 | 100人 | - |
従業員100名の小規模組織で、平均年収は539万円、平均年齢35.9歳と若い組織構成です。平均勤続年数5.1年とまだ若い企業であることを反映しています。IT企業としてはやや低めの給与水準ですが、ストックオプション等のインセンティブも活用しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
経営者・創業家が33.6%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。
筆頭株主は創業者の吉田直人氏(21.3%)で、取締役会長を務めています。第2位の株式会社五六(5.26%)や関係者個人も上位に名を連ね、創業者グループが実質的な経営権を握っています。個人投資家比率が約79%と極めて高く、機関投資家の保有はごくわずかです。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| AI UI事業 | 30.5億円 | - | - |
| AIデータセンター事業 | - | - | - |
| 暗号資産・Web3事業 | - | - | - |
AI UI事業(求人広告)が現時点の収益の柱であり、安定的な売上を確保しています。AIデータセンター事業は2024年4月に開始した新規事業で、中期経営計画の核として位置づけられています。暗号資産・Web3事業は企業規模の急拡大を狙う戦略的領域であり、三本柱での事業構成を目指す転換期にあります。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役9名中、女性は1名(11.1%)です。社外取締役比率は50%とガバナンス面では一定の体制を整えています。平均勤続年数5.1年と若い組織であり、事業転換に合わせた人材の入れ替わりが活発です。設備投資は1億円と小規模ですが、AIデータセンター事業の拡大に伴い今後増加が見込まれます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
イオレのTSR(株主総利回り)は5年間で75.0%と、投資元本の4分の1を毀損しています。同期間のTOPIX(105.1%)を大きく下回るパフォーマンスです。無配のため配当によるリターン補填もなく、株価のキャピタルゲインのみが投資リターンの源泉となっています。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 141.7万円 | +41.7万円 | 41.7% |
| FY2022 | 84.2万円 | -15.8万円 | -15.8% |
| FY2023 | 108.0万円 | +8.0万円 | 8.0% |
| FY2024 | 71.8万円 | -28.2万円 | -28.2% |
| FY2025 | 75.0万円 | -25.0万円 | -25.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 360.3倍・PBR 46.25倍とバリュエーションは極めて割高な水準にあります。信用買い残660万株に対し売り残はほぼゼロで、信用倍率は67,625倍と一方的な買い超過です。無配で配当利回りは0%。投機的な色彩が強い銘柄であり、業績改善の実現度合いが株価の方向性を左右します。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
米AI開発企業Anthropic社への投資を目的とするSPV持分を約7.9億円で取得。AI領域への戦略的投資を本格化。
非連続的な成長を牽引するM&A・人材開発室を新設し本格稼働。買収戦略を加速。
旧主力サービスらくらく連絡網+事業をユーフォリアに譲渡。事業ポートフォリオの転換を完了。
最新ニュース
(株)イオレ まとめ
ひとめ診断
「らくらく連絡網から、AIデータセンター・暗号資産へ。事業転換を加速するグロース企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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