2334グロース

(株)イオレ

eole Inc.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE-161.0%
BPS115.8円
自己資本比率29.3%
FY2025/3 有報データ

AIとデータの力で、新しい便利と新しいよろこびをつくる。事業転換に挑むグロース企業

新しい便利、新しいよろこびをつくる

この会社ってなに?

スポーツチームや大学のサークルで使う連絡網アプリ「らくらく連絡網」が以前の主力サービスでしたが、この事業は2025年に譲渡済みです。現在は企業の採用活動を支援する求人広告プラットフォームや、AI向けの高性能サーバー販売、さらには暗号資産・Web3関連の金融サービスなど、テクノロジーの最前線で新規事業を次々と展開している企業です。

イオレは2001年設立のIT企業で、かつては団体向け連絡網サービス「らくらく連絡網」を主力としていました。現在は運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」を軸に、AIデータセンター事業や暗号資産関連事業へと大胆な事業転換を進めています。FY2025/3は売上高35億円、のれん減損等により純損失4.9億円を計上しましたが、FY2026/3は売上高39億円・黒字転換を予想。米Anthropic社への投資やM&A専門部署の新設など、非連続的な成長を目指す攻めの経営を展開しています。

サービス業グロース市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都港区西新橋1-6-11 西新橋光和ビル 4F
公式
www.eole.co.jp

社長プロフィール

一條武久
代表取締役社長
変革推進型リーダー
新しい便利、新しいよろこびをつくる。イオレは事業構造の転換を通じて、AIデータセンター事業や暗号資産事業など成長領域に積極的に投資し、非連続的な企業成長を実現してまいります。

この会社のストーリー

2001
イオレ設立

吉田直人氏が株式会社イオレを設立。団体向け連絡網サービスの開発に着手した。

2017
東証マザーズに上場

「らくらく連絡網」を主力サービスとして東証マザーズに上場。初値は公開価格の2.7倍の5,100円を記録。

2021
経営体制の刷新

社外取締役の一條武久氏が代表取締役社長に就任。創業者の吉田氏は取締役会長に。事業転換を加速する体制を構築。

2024
AIデータセンター事業を開始

GPU搭載高性能サーバーの販売代理など、AIデータセンター事業を新たに開始。成長の第二章が始動。

2025
らくらく連絡網事業を譲渡

旧主力の「らくらく連絡網+」事業をユーフォリアに譲渡。AIとWeb3への全面シフトを完了。

2026
Anthropic投資とM&A強化

米Anthropic社への約7.9億円の投資を実行。M&A・人材開発室を新設し、非連続的な成長を本格推進。

注目ポイント

AI・データセンター事業の成長ポテンシャル

2024年に開始したAIデータセンター事業は、GPU需要の爆発的増加を背景に急成長が期待されます。中期経営計画の核として位置づけられ、売上への貢献が加速しています。

大胆な事業転換力

旧主力のらくらく連絡網を譲渡し、AIとWeb3に全面シフト。米Anthropic社への投資やM&A部署の新設など、変化を恐れない経営姿勢が特徴です。

創業者の高い持株比率

創業者の吉田直人氏が21.3%を保有し取締役会長として経営に参画。創業者のコミットメントが企業の方向性に一貫性を与えています。

サービスの実績は?

0
1株当たり配当金
FY2025実績
無配継続
-7.0%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
142億円
時価総額
2026年3月時点
100
従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(FY2025/3の純損失はのれん減損等の一時的要因によるもの)
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 29.3%(自己資本比率29.3%への低下は事業転換に伴う一時的なもの。FY2026/3の黒字化が鍵)
稼ぐ力
低い
ROE -161.0%
話題性
普通
ポジティブ 35%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 現時点では無配。成長投資を優先
1株配当配当性向
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

設立以来、配当は実施していません。グロース企業として成長投資を優先する方針であり、AIデータセンター事業や暗号資産事業への投資に資金を充てています。株主優待制度も未導入です。業績が安定的に黒字化した段階で配当開始が検討される可能性がありますが、当面は無配が続く見通しです。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
-161.0%
業界平均
13.2%
営業利益率下回る
この会社
-0.6%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
29.3%
業界平均
51.5%

業績推移

儲かってるの?

赤字です
売上高
FY2022/320.9億円
FY2023/335.6億円
FY2024/338.2億円
FY2025/335.5億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/34,200万円
FY2025/3-2,000万円

売上高はFY2021/3の14億円からFY2024/3の38億円まで急成長しましたが、FY2025/3は事業再編の影響で35億円に減収しました。のれん減損等により純損失4.9億円を計上しましたが、FY2026/3は売上高39億円・営業利益5,000万円と黒字転換を予想しています。AIデータセンター事業の貢献が今後の鍵となります。

事業ごとの売上・利益

AI UI事業
30.5億円100.0%)
AIデータセンター事業
-0.0%)
暗号資産・Web3事業
-0.0%)
AI UI事業30.5億円

運用型求人広告プラットフォーム「HR Ads Platform」が主力。前年同期比19.7%増と好調に推移。採用支援サービスを中心に安定的な売上基盤を構築。

AIデータセンター事業-

2024年4月に開始した新規事業。GPU搭載高性能サーバーの販売代理や、データセンター向けサービスを展開。今後の成長ドライバーとして期待。

暗号資産・Web3事業-

Slash Vision Labsとの連携による暗号資産決済サービスや、米Anthropic社への投資(約7.9億円のSPV持分取得)など、新領域への展開を加速。

稼ぐ力はどのくらい?

赤字で稼げていません
ROE
-161.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
-47.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
-0.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-117.2%-82.3%-
FY2022/3-33.6%-19.6%-
FY2023/36.5%2.5%-
FY2024/34.9%2.7%1.1%
FY2025/3-161.0%-47.1%-0.6%

FY2023/3〜FY2024/3にかけて黒字化を達成しましたが、FY2025/3はのれん減損等の一時的費用によりROE・ROAが大幅に悪化しました。営業利益率は薄利な事業構造を反映して低水準にとどまっており、今後のAIデータセンター事業の収益化が利益率改善の鍵となります。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率29.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
4.6億円
会社の純資産
3.1億円

FY2024/3まで無借金経営を維持していましたが、FY2025/3に有利子負債4.6億円を計上し、自己資本比率も29.3%に低下しました。純資産はのれん減損により8億円から3.1億円へ大幅に減少。事業拡大のための資金調達とバランスシートの再構築が今後の課題です。

お金の流れは?

本業で稼げていません
本業で稼いだお金
-1,800万円
営業CF
投資に使ったお金
-8,400万円
投資CF
借入・返済など
+2.2億円
財務CF
手元に残ったお金
-1.0億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/3-2.5億円-4,000万円800万円-2.9億円
FY2022/3100万円-7,200万円4,200万円-7,100万円
FY2023/31.3億円-2.7億円2.1億円-1.5億円
FY2024/39,500万円-3.4億円4,600万円-2.5億円
FY2025/3-1,800万円-8,400万円2.2億円-1.0億円

フリーキャッシュフローは全期間でマイナスが続いており、成長投資を財務活動(増資・借入)で賄う構造です。FY2023/3〜FY2024/3は営業CFが黒字化しましたが、M&Aや設備投資が大きく、投資CFのマイナスが営業CFを上回っています。FY2025/3は財務CFで2.2億円を調達しました。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1事業構造の転換リスク(主力事業の急速な変化に伴う不確実性)
2AIデータセンター事業の設備投資リスクと技術変化リスク
3暗号資産の価格変動リスクおよび規制リスク
4のれん等の減損リスク(M&Aによる無形資産の評価リスク)
5人材確保・流出リスク(専門人材の獲得競争激化)
6資金調達リスク(継続的な赤字による財務基盤の脆弱性)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/3-2.7億円0円-
FY2022/3-4,400万円0円-
FY2023/35,400万円1,700万円31.5%
FY2024/34,400万円700万円15.9%
FY2025/3-2,400万円0円-

赤字期間が長く、税金負担は限定的です。FY2023/3に初めて黒字化し税金を計上しましたが、FY2025/3は再び赤字に転落。FY2026/3予想では実効税率8.0%と低めですが、これは繰越欠損金の活用によるものと見られます。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
539万円
従業員数
100
平均年齢
35.9歳
平均年収従業員数前年比
当期539万円100-

従業員100名の小規模組織で、平均年収は539万円、平均年齢35.9歳と若い組織構成です。平均勤続年数5.1年とまだ若い企業であることを反映しています。IT企業としてはやや低めの給与水準ですが、ストックオプション等のインセンティブも活用しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主45.1%
浮動株54.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.4%
事業法人等11.1%
外国法人等2.5%
個人その他79.3%
証券会社6.7%

経営者・創業家が33.6%を保有するオーナー経営企業です。 安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。

吉田直人(563,300株)21.3%
株式会社五六(139,033株)5.26%
宮崎羅貴(115,100株)4.35%
冨塚優(72,566株)2.74%
株式会社アルファステップ(67,500株)2.55%
楽天証券株式会社(64,300株)2.43%
JPモルガン証券株式会社(40,300株)1.52%
佐藤昭子(38,500株)1.46%
Hongoholdings株式会社(38,500株)1.46%
株式会社Tommy(34,667株)1.31%

筆頭株主は創業者の吉田直人氏(21.3%)で、取締役会長を務めています。第2位の株式会社五六(5.26%)や関係者個人も上位に名を連ね、創業者グループが実質的な経営権を握っています。個人投資家比率が約79%と極めて高く、機関投資家の保有はごくわずかです。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,301万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
AI UI事業30.5億円--
AIデータセンター事業---
暗号資産・Web3事業---

AI UI事業(求人広告)が現時点の収益の柱であり、安定的な売上を確保しています。AIデータセンター事業は2024年4月に開始した新規事業で、中期経営計画の核として位置づけられています。暗号資産・Web3事業は企業規模の急拡大を狙う戦略的領域であり、三本柱での事業構成を目指す転換期にあります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 9名)
女性 1名(11.1% 男性 8
11%
89%
設備投資額
1.0億円
平均勤続年数(従業員)
5.1

取締役・監査役9名中、女性は1名(11.1%)です。社外取締役比率は50%とガバナンス面では一定の体制を整えています。平均勤続年数5.1年と若い組織であり、事業転換に合わせた人材の入れ替わりが活発です。設備投資は1億円と小規模ですが、AIデータセンター事業の拡大に伴い今後増加が見込まれます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

イオレのTSR(株主総利回り)は5年間で75.0%と、投資元本の4分の1を毀損しています。同期間のTOPIX(105.1%)を大きく下回るパフォーマンスです。無配のため配当によるリターン補填もなく、株価のキャピタルゲインのみが投資リターンの源泉となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合-25.0%
100万円 →75.0万円
-25.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021141.7万円+41.7万円41.7%
FY202284.2万円-15.8万円-15.8%
FY2023108.0万円+8.0万円8.0%
FY202471.8万円-28.2万円-28.2%
FY202575.0万円-25.0万円-25.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残6,603,200株
売り残0株
信用倍率67,625.00倍
3/21時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PER 360.3倍・PBR 46.25倍とバリュエーションは極めて割高な水準にあります。信用買い残660万株に対し売り残はほぼゼロで、信用倍率は67,625倍と一方的な買い超過です。無配で配当利回りは0%。投機的な色彩が強い銘柄であり、業績改善の実現度合いが株価の方向性を左右します。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや不安定
報道件数(30日)
42
前月比 +18.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
グロース市場 IT関連 約200社中 80位前後
報道のトーン
35%
好意的
40%
中立
25%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

AI・データセンター35%
暗号資産・Web325%
業績・決算25%
その他15%

最近の出来事

2026年3月Anthropic投資

米AI開発企業Anthropic社への投資を目的とするSPV持分を約7.9億円で取得。AI領域への戦略的投資を本格化。

2026年3月M&A室新設

非連続的な成長を牽引するM&A・人材開発室を新設し本格稼働。買収戦略を加速。

2025年12月事業譲渡

旧主力サービスらくらく連絡網+事業をユーフォリアに譲渡。事業ポートフォリオの転換を完了。

(株)イオレ まとめ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(FY2025/3の純損失はのれん減損等の一時的要因によるもの)
配当
なし
配当なし
安全性
注意
自己資本比率 29.3%(自己資本比率29.3%への低下は事業転換に伴う一時的なもの。FY2026/3の黒字化が鍵)
稼ぐ力
低い
ROE -161.0%
話題性
普通
ポジティブ 35%

「らくらく連絡網から、AIデータセンター・暗号資産へ。事業転換を加速するグロース企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU