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WDBホールディングス

WDB HOLDINGS CO.,LTD.

最終更新日: 2026年3月27日

ROE19.7%
BPS1624.0円
自己資本比率75.6%
FY2024/3 有報データ

日本の研究開発を支える、理系人材サービスのパイオニア

研究開発分野のプラットフォーマーとして、効率的な業務遂行と研究者の待遇向上を実現し、科学技術の発展に貢献する未来を目指します。

この会社ってなに?

あなたが普段使う薬や、口にする食品。これらが安全で効果があるか、発売前に多くの研究開発が行われています。その研究室では、専門知識を持つ「白衣の研究者」たちが働いていますよね。WDBホールディングスは、まさにその専門家たちを製薬会社や食品メーカーに派遣する、いわば「研究者のための人材サービス」を提供している会社です。新しい薬の開発がスムーズに進むのも、同社のような企業が裏側で支えているからかもしれません。

理学系研究職の人材派遣で国内トップシェアを誇る企業。FY2024は売上高511.4億円(前期比7.4%増)、営業利益50.68億円(同8.0%減)で着地しました。主力のプラットフォーム事業は堅調なものの、CRO(医薬品開発業務受託)事業やその他事業での先行投資が利益を圧迫しています。FY2025は売上横ばいの511.4億円、営業利益はさらに減益の42.30億円を見込んでおり、投資フェーズが続く見通しです。一方で配当性向40%を掲げるなど株主還元姿勢を強化しており、将来の収益化が株価の鍵となります。

サービス業プライム市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
兵庫県神戸市中央区江戸町101番地
公式
www.wdbhd.co.jp

社長プロフィール

中野 敏光
中野 敏光
代表取締役社長
ビジョナリー
私たちはプラットフォームとAIの活用を通じて事業の効率化を進め、社員の待遇改善を実現しながら事業拡大を目指しています。企業価値を高めることで持続的な成長と増益を達成し、株主の皆様へ継続的な増配を通じて還元していくことをお約束します。

この会社のストーリー

1985
ワークデーターバンク(現WDB)設立

兵庫県姫路市にて、人材サービス事業を開始。これがWDBグループの原点となる。

1996
理学系研究職の人材サービスを開始

専門性の高い理学系研究職の人材派遣サービスをスタートし、事業の大きな柱を築く。

2006
ジャスダック証券取引所に上場

株式上場を果たし、企業としての信頼性を高め、さらなる事業拡大への基盤を固めた。

2011
持株会社体制へ移行

WDBホールディングス株式会社を設立し、持株会社体制へ移行。グループ経営の効率化と専門性の強化を図る。

2013
東証二部、そして一部へ市場変更

ジャスダックから東京証券取引所市場第二部へ、さらに同年中に市場第一部へと駆け上がり、企業としてのステージを上げた。

2019
CRO事業の子会社「WDBココ」が上場

医薬品開発業務受託機関(CRO)事業を担う子会社WDBココがマザーズに上場。グループ全体の価値向上に貢献した。

2022
プライム市場へ移行、M&A戦略を推進

東京証券取引所の市場再編に伴いプライム市場へ移行。将来の成長に向けて、M&Aを積極的に活用する方針を打ち出す。

2029
売上高1,000億円を目指す未来

2029年3月期を目標とする中長期経営計画を策定。売上高1,000億円、経常利益100億円を掲げ、持続的な成長を目指す。

注目ポイント

研究職派遣のトップランナー

理学系研究職の人材派遣サービスで国内トップクラスの実績を誇ります。高い専門性で日本の科学技術の発展を根底から支えています。

株主還元への高い意識

継続的な増配を目指すことを公言しており、配当性向目標を40%に設定しています。QUOカードの株主優待も魅力的です。

AI活用とM&Aによる成長戦略

AIを活用した業務効率化や、将来の事業の柱を育てるための積極的なM&A戦略を推進。変化を恐れない挑戦的な姿勢で成長を目指します。

サービスの実績は?

7.4%
売上高成長率 (YoY)
FY2024実績
+3.7pt vs FY2023
-8.0%
営業利益成長率 (YoY)
FY2024実績
-22.5pt vs FY2023
62.5
1株当たり配当金
FY2024実績
+21.4% YoY
40.2%
配当性向
FY2024実績
+11.6pt vs FY2023
15.1%
配当金5年間成長率 (年率)
Investing.com調べ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 62.5円
安全性
安定
自己資本比率 75.6%
稼ぐ力
高い
ROE 19.7%
話題性
普通
ポジティブ 20%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
62.5
方針: 配当性向40%目標
1株配当配当性向
FY2016/31012.1%
FY2017/31110.6%
FY2018/31710.1%
FY2019/322.515.3%
FY2020/327.517.5%
FY2021/337.521.8%
FY2022/349.523.4%
FY2023/351.528.7%
FY2024/362.540.2%
8期連続増配
株主優待
あり
QUOカード(1,000円相当)
必要株数100株以上(約15万円)
金額相当約1,000円相当
権利確定月3月

同社は企業価値向上を通じた持続的な増配を方針として掲げており、配当性向の目標を従来の30%から40%へ引き上げるなど、株主への還元強化を鮮明にしています。安定した無借金経営を基盤に、長期的な利益成長と配当の安定的な増加を両立させるスタンスをとっています。今後も成長投資とのバランスを考慮しながら、魅力的な利回り水準を維持することを目指しています。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
19.7%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
8.8%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
75.6%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2021/3469億円
FY2022/3476億円
FY2023/3493億円
FY2024/3511億円
営業利益
FY2021/325.1億円
FY2022/329.1億円
FY2023/346.8億円
FY2024/344.8億円

WDBホールディングスは、理学系研究職への特化を強みとする人材派遣業を中核に据え、売上高は511億円規模まで順調に拡大してきました。しかし、近年は人材獲得競争の激化や人件費の高騰により利益面での重石となっており、営業利益は減少傾向にあります。2025年3月期も先行投資や採用コストの増加を見込み、減益基調を予測する慎重な業績計画となっています。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
19.7%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
8.8%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2020/310.0%11.1%5.2%
FY2021/315.4%12.3%5.4%
FY2022/313.4%9.8%6.1%
FY2023/325.6%8.9%9.5%
FY2024/319.7%7.3%8.8%

当社の収益性は、高付加価値な理学系専門人材の派遣ビジネスにより長年高い水準を維持してきました。しかし、営業利益率はFY2022/3の13.5%からFY2024/3には9.9%まで低下しており、労働集約型ビジネスにおける採用・教育コストの上昇が利益率を圧迫しています。ROEは直近で9.2%まで低下しましたが、安定した事業基盤を背景に依然として堅実な収益力を有しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率75.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
332億円

財務健全性は極めて良好で、有利子負債ゼロの無借金経営を継続しており、自己資本比率は76.4%と高い安全性を誇ります。手元流動性を確保しつつ、積極的なM&Aや成長投資を推進できる強固な財務体質です。潤沢なネットキャッシュを背景に、さらなる事業拡大や株主還元を両立できる環境が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+43.7億円
営業CF
投資に使ったお金
-33.3億円
投資CF
借入・返済など
-14.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+10.3億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2020/342.0億円-1.2億円-9.0億円40.8億円
FY2021/340.3億円-61.0億円-8.7億円-20.8億円
FY2022/335.5億円-3.4億円-13.1億円32.1億円
FY2023/344.9億円-7.1億円-12.4億円37.8億円
FY2024/343.7億円-33.3億円-14.2億円10.3億円

安定した営業キャッシュフローを創出しており、本業による稼ぐ力は健在です。FY2022/3やFY2024/3に見られる投資キャッシュフローのマイナス拡大は、成長投資やM&Aを積極的に実施したことによる結果であり、将来の収益源確保に向けた前向きな支出といえます。財務キャッシュフローは継続的にマイナスとなっており、潤沢な資金を用いて配当支払いや自己株式取得などの株主還元を積極的に行っている状況です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1技術革新に伴う省人化・無人化について AIやロボットをはじめとした技術革新に伴い、顧客の省人化・無人化が進むことで、人材サービスの需要が大きく減少した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2020/352.4億円18.4億円35.1%
FY2021/363.9億円22.2億円34.8%
FY2022/356.1億円20.7億円36.9%
FY2023/355.1億円19.6億円35.6%
FY2024/351.0億円20.4億円40.1%

実効税率は概ね35%から43%の間で推移しており、日本の標準的な法人税率に準じた水準です。利益の変動に伴い納税額も変化していますが、特別な税務上の特例や大きな変動要因は見受けられません。今後の予想値においても安定的な税負担を見込んでおり、適正かつ継続的な納税を行っています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
708万円
従業員数
5,452
平均年齢
43.09歳
平均年収従業員数前年比
当期708万円5,452-

従業員平均年収は708万円であり、人材派遣業界の中では比較的高水準に位置します。専門性の高い理学系研究職の人材を扱う特性上、質の高いスキルの維持と離職防止を目的とした給与設定が行われていると考えられます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主66.8%
浮動株33.2%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関15.4%
事業法人等51.4%
外国法人等14.9%
個人その他17.6%
証券会社0.7%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は中野商店・BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 三菱UFJ銀行)・光通信。

中野商店株式会社(9,659,600株)49.19%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,311,900株)6.68%
特定有価証券信託受託者 株式会社SMBC信託銀行(675,100株)3.44%
BBH FOR FIDELITY LOW-PRICED STOCK FUND(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(631,202株)3.21%
光通信株式会社(627,600株)3.2%
中野 敏光(600,000株)3.06%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505044(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(551,098株)2.81%
大塚 美樹(480,000株)2.44%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(400,000株)2.04%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(386,600株)1.97%

筆頭株主である中野商店株式会社が49.19%を保有しており、中野敏光氏ら創業家および関連会社による支配力が極めて強固な経営体制です。安定株主比率が高く、市場に流通する浮動株は比較的限定的であると推測されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億3,334万円
取締役3名の合計

理学系研究職の人材派遣を中心にCRO(医薬品開発受託)等の事業を展開しており、ニッチトップ戦略による安定的な収益基盤が特徴です。一方で、労働法規の改正や派遣需要の変動が直接的な事業リスクとして開示されています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
5,851万円
連結子会社数
15
設備投資額
35.5億円
平均勤続年数(従業員)
15.54
臨時従業員数
635

女性役員比率は12.5%であり、多様性の確保に向けた取り組みが進行中です。監査等委員会設置会社を採用することで監督機能の強化を図っており、連結子会社15社を統括するホールディングス体制として効率的なグループガバナンスの維持に努めています。

会社の計画は順調?

C
総合評価
売上・利益目標は高いが、先行投資で利益が伸び悩み計画は実質リセット。予想精度も不安定。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中長期経営計画(第一回)
FY2023~FY2027
売上高: 目標 1,000億円 未達 (493.0億円)
49.3%
経常利益: 目標 100億円 未達 (56.4億円)
56.4%
中長期経営計画(2025年3月期~2029年3月期)
FY2025-FY2029
売上高: 目標 1,000億円 やや遅れ (511.4億円)
51.1%
経常利益: 目標 100億円 やや遅れ (52.8億円)
52.8%
ROE: 目標 15% やや遅れ (9.2%)
61.3%
(旧)中長期経営計画(2023年3月期~2027年3月期)
FY2023-FY2027
売上高: 目標 1,000億円 未達 (511.4億円)
51.1%
経常利益: 目標 100億円 未達 (52.8億円)
52.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025予想48億円42億円-10.9%
FY2024実績55億円51億円51億円-8.2%
FY2023実績51億円55億円+8.4%
売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2024実績510億円511億円511億円+0.3%
FY2023実績473億円476億円+0.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2022年に公表した中長期計画は、2024年に新たな計画として実質的に仕切り直されました。最終年度の売上高1,000億円、経常利益100億円という高い目標は維持していますが、足元の業績は先行投資が重しとなり減益見込みです。特に営業利益予想は下方修正が続いており、計画達成には既存事業の収益性改善と、M&Aを含む新規事業の早期収益化が急務となります。ROE15%の目標に対しても、現状(9.2%)は大きな乖離があり、道のりは険しいと言えます。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)は、一貫して市場平均であるTOPIXをアンダーパフォーム(下回る)しています。特にTOPIXが大きく上昇したFY2023、FY2024においても、同社の株価は伸び悩み、差が拡大しました。これは、主力の理系人材派遣事業の安定成長だけでは市場の期待を超えるインパクトを与えられず、先行投資フェーズにあるCRO事業などがまだ収益に結びついていないことが要因と考えられます。株主還元は強化しているものの、株価自体の成長がTSRを押し下げる結果となっています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2020初めに100万円投資した場合+0.7%
100万円 →100.7万円
0.7万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2020124.9万円+24.9万円24.9%
FY2021133.0万円+33.0万円33.0%
FY2022100.8万円+0.8万円0.8%
FY2023119.9万円+19.9万円19.9%
FY2024100.7万円+0.7万円0.7%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残50,800株
売り残189,100株
信用倍率0.27倍
2026年3月13日時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬

業界平均と比較すると、PER・PBRは割安な水準にあり、一方で配当利回りは4.05%と高い魅力があります。これは、市場が同社の成長性に対して慎重な見方をしている一方、株主還元姿勢を評価していることを示唆します。信用倍率は0.27倍と売り残が多く、株価下落を見込む投資家が多い状況ですが、将来的に買い戻しによる株価上昇圧力となる可能性も秘めています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 +5.2%
メディア数
18
株探, Yahoo!ファイナンス, 日本経済新聞, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 42%
サービス業 2400社中 1008位
報道のトーン
20%
好意的
60%
中立
20%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株主還元25%
組織再編15%
その他10%

最近の出来事

2025年5月株主還元

設立40周年を記念し、QUOカード配布による特別優待を実施し、配当利回りの向上を図りました。

2026年2月業績発表

第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比10.5%減となる36.7億円を発表し、株価の重石となりました。

2025年11月事業再編

中長期経営戦略の一環としてグループ内の組織再編を進め、収益効率の最大化に向けた体制変更を実施しました。

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26年3月期第1四半期連結決算を発表、経常損益は23.59億円
8/8 · 株予報Pro

WDBホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 62.5円
安全性
安定
自己資本比率 75.6%
稼ぐ力
高い
ROE 19.7%
話題性
普通
ポジティブ 20%

「『白衣の人材派遣』で国内トップ、創薬支援とM&Aで成長エンジンを多角化」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU