ティア2485
TEAR Corporation
まずこの会社は何者?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
もしもの時に備えて家族葬や葬儀について考えるとき、ティアは選択肢の一つになる会社です。全国各地にある青い看板の『ティア』の葬儀会館では、費用が分かりにくいという葬儀の不安を解消するため、事前に明確な見積もりを取れるサービスを提供しています。あなたが普段、街中で見かけるかもしれないその斎場の裏側で、同社は『日本で一番ありがとうと言われる葬儀社』を目指し、大切な人との最期のお別れに心を尽くしています。同社の会員制度「ティアの会」は、いざという時の費用負担を軽くするための仕組みです。
名古屋を地盤とする葬儀大手。2025期は売上高215.6億円、営業利益16.43億円を達成しました。直近では東海典礼と八光殿の大型M&Aが寄与して売上規模が大きく拡大しており、2026期も売上高237.0億円、営業利益20.35億円と連続での増収増益を見込んでいます。M&Aによるエリア拡大と既存店の堅調な成長を両輪に、2028年9月期を最終年度とする中期経営計画の達成を目指します。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 9月
- 本社
- 愛知県名古屋市北区黒川本通三丁目35番地1
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 12.8% | 7.1% | 10.3% |
| 2017/09期 | 13.6% | 7.6% | 10.5% |
| 2018/09期 | 13.6% | 7.8% | 10.7% |
| 2019/09期 | 9.9% | 6.3% | 9.0% |
| 2020/09期 | 3.9% | 2.6% | 5.0% |
| 2021/09期 | 6.0% | 4.0% | 7.3% |
| 2022/09期 | 6.9% | 4.1% | 8.0% |
| 2023/09期 | 10.3% | 5.3% | 8.1% |
| 2024/09期 | 9.4% | 3.5% | 7.6% |
| 2025/09期 | 10.6% | 3.2% | 7.6% |
| 1Q FY2026/9 | 2.6%(累計) | 0.8%(累計) | 7.9% |
収益性は安定的に推移しており、営業利益率は概ね7%台後半を維持しています。2025/03期にはROEが10.4%に向上しており、効率的な資本運用が利益成長を後押ししているといえます。葬儀業界における価格競争が強まる中でも、高付加価値なサービス提供により一定の収益性を確保しています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | YoY |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/09期 | 122億円 | 8.9億円 | 5.4億円 | 24.2円 | +2.4% |
| 2022/09期 | 133億円 | 10.6億円 | 5.7億円 | 25.4円 | +8.9% |
| 2023/09期 | 141億円 | 11.3億円 | 7.9億円 | 35.1円 | +5.9% |
| 2024/09期 | 188億円 | 14.4億円 | 7.5億円 | 33.4円 | +33.9% |
| 2025/09期 | 216億円 | 16.4億円 | 8.9億円 | 39.6円 | +14.5% |
ティアは名古屋を地盤に、葬祭会館のドミナント展開と会員制度による顧客囲い込みで着実な成長を遂げています。2021/03期から2025/03期にかけて売上高は122億円から215億円へと拡大し、葬儀件数の増加に加え、M&Aによる事業拡大が寄与しています。2026/03期予想では売上高237億円、純利益10.5億円を見込むなど、高水準の収益成長が続いています。 【1Q 2026/09期実績】売上58億円(通期予想比24%)、営業利益4.5億円(同22%)、純利益2.3億円(同22%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
主力の「葬祭事業」が売上の大部分を占めており、M&Aによる葬儀会館の増設でシェアを拡大しています。少子高齢化に伴う多死社会の進展は追い風ですが、価格競争の激化や異業種参入が潜在的なリスク要因として開示されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 213億円 | — | 216億円 | +1.0% |
| 2024期 | 152億円 | — | 188億円 | +23.8% |
| 2023期 | 141億円 | — | 141億円 | -0.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 16億円 | — | 16億円 | +5.7% |
| 2024期 | 12億円 | — | 14億円 | +19.8% |
| 2023期 | 11億円 | — | 11億円 | +3.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2028年9月期を最終年度とする中期経営計画を推進中。目標は売上高257.9億円、営業利益25.45億円。直近の大型M&Aにより売上高の進捗は好調ですが、営業利益の進捗率はやや下回っており、買収した企業の収益性改善が今後の課題となります。過去の業績予想はM&Aの影響で大きく上振れる傾向があり、会社の成長ポテンシャルは高いものの、計画の精度向上が期待されます。
最新ニュース
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メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年9月期からの3か年を対象とする中期経営計画を策定し、成長戦略を明確化。
通期売上高を増額修正し、堅調な事業進捗を投資家へアピールした。
第3四半期累計の連結経常利益が前年同期比70.1%増の18億円を記録。
社長プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
財務健全性は極めて高く、実質無借金経営を維持している点が同社の大きな強みです。総資産が大幅に増加しているのは、会館新設やM&Aに伴う投資が活発化しているためです。自己資本比率は約31%の水準で安定しており、今後の事業投資に対する財務的な余力は十分と判断されます。 【1Q 2026/09期】総資産278億円、純資産87億円、自己資本比率31.0%、有利子負債121億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 11.8億円 | 8.1億円 | 7.4億円 | 3.7億円 |
| 2017/09期 | 14.1億円 | 10.0億円 | 9,300万円 | 4.1億円 |
| 2018/09期 | 16.2億円 | 6.0億円 | 6.6億円 | 10.2億円 |
| 2019/09期 | 11.8億円 | 10.5億円 | 7.2億円 | 1.3億円 |
| 2020/09期 | 9.9億円 | 7.4億円 | 1.5億円 | 2.4億円 |
| 2021/09期 | 13.7億円 | 6.9億円 | 8.8億円 | 6.8億円 |
| 2022/09期 | 13.5億円 | 9.1億円 | 2.4億円 | 4.5億円 |
| 2023/09期 | 12.7億円 | 14.1億円 | 200万円 | 1.4億円 |
| 2024/09期 | 20.0億円 | 94.1億円 | 87.6億円 | 74.1億円 |
| 2025/09期 | 23.8億円 | 17.8億円 | 3.8億円 | 6.0億円 |
営業キャッシュフローは一貫してプラスで推移し、本業の安定的な稼ぐ力が確認できます。2024/03期に投資キャッシュフローが大きくマイナスとなったのは、八光殿や東海典礼の完全子会社化など戦略的なM&A投資を実施したためです。現在はその先行投資フェーズから回収・成長フェーズへ移行し、フリーキャッシュフローも順調に改善しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/09期 | 6円 | 17.0% |
| 2017/09期 | 8円 | 20.1% |
| 2018/09期 | 10円 | 22.5% |
| 2019/09期 | 11円 | 30.5% |
| 2020/09期 | 20円 | 129.6% |
| 2021/09期 | 20円 | 82.6% |
| 2022/09期 | 20円 | 78.8% |
| 2023/09期 | 20円 | 56.9% |
| 2024/09期 | 20円 | 59.8% |
| 2025/09期 | 20円 | 50.5% |
2019年9月権利分をもって株主優待制度は廃止されています。
同社は業績に応じた利益還元を重視しつつ、安定的な配当の維持を基本方針としています。年間配当金は長らく20円を維持しており、配当利回りは約4%と投資家にとって魅力的な水準です。今後は収益性の更なる向上により、配当性向を最適化しながら持続的な還元強化が期待されます。
株の売買状況と今後の予定
PER・PBRともにサービス業の平均を下回っており、バリュエーション面では割安感があります。一方で配当利回りは3.98%と業界平均を大きく上回っており、株主還元への意識が評価できます。信用倍率が2,000倍超と極端に高く、将来の売り圧力となる信用買い残の多さには注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/09期 | 10.7億円 | 3.6億円 | 33.6% |
| 2017/09期 | 11.8億円 | 3.8億円 | 32.4% |
| 2018/09期 | 13.0億円 | 4.0億円 | 31.1% |
| 2019/09期 | 11.5億円 | 3.6億円 | 31.3% |
| 2020/09期 | 5.9億円 | 2.4億円 | 41.2% |
| 2021/09期 | 8.8億円 | 3.4億円 | 38.2% |
| 2022/09期 | 10.5億円 | 4.8億円 | 45.8% |
| 2023/09期 | 11.3億円 | 3.4億円 | 30.3% |
| 2024/09期 | 12.4億円 | 4.9億円 | 39.5% |
| 2025/09期 | 15.8億円 | 6.8億円 | 43.5% |
法人税等の支払いは、連結業績の伸長に連動して増加傾向にあります。実効税率が年度により変動しているのは、M&Aに伴う税務上の調整や繰延税金資産の影響が含まれているためと考えられます。安定した利益計上を続けており、適切な納税を通じて社会貢献を果たしています。
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ティア まとめ
「名古屋地盤の葬儀社が、M&Aをテコに『ありがとう』の全国ネットワークを築いている最中」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。