(株)鉄人化ホールディングス
TETSUJIN Holdings,Inc.
最終更新日: 2026年3月26日
カラオケの鉄人から、遊び・食・美のエンタメ帝国へ。V字回復で次のステージに挑む
遊びの本質を追求し、エンターテインメントを通じて人々に喜びと感動を提供する
この会社ってなに?
友達とカラオケに行くときの「カラオケの鉄人」がこの会社です。アニメやVTuberとのコラボルームが人気で、秋葉原や新潟にコラボ特化型店舗も展開中。また、昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や、レンタルスペース、ヘアエクステサロンなど、遊び・食・美の分野で幅広くサービスを提供しています。
鉄人化ホールディングスは1999年設立、首都圏で「カラオケの鉄人」を運営するエンタメ企業です。カラオケ事業を中核に、老舗らーめん「銀座直久」などの飲食事業、エクステ・美容事業、さらに2025年10月にはヴァンクールプロモーションを子会社化し人材派遣事業にも進出。FY2025/8は売上高80億円(前年比+13.8%)、営業利益2.1億円と黒字転換に成功しました。FY2026/8は売上高82億円・営業利益3.1億円を予想し、収益基盤の拡大を図っています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都目黒区碑文谷5-15-1 碑文谷マンション2F
- 公式
- www.tetsujin.ne.jp
社長プロフィール
カラオケの鉄人を核に、飲食・美容・人材派遣と事業領域を拡大し、エンターテインメントの力で人々の生活を豊かにしていきます。コロナ禍を乗り越えたからこそ見える新しい成長の道を、全社一丸で切り拓いてまいります。
この会社のストーリー
株式会社鉄人化計画として設立。「カラオケの鉄人」ブランドで首都圏のカラオケ市場に参入。
東証マザーズに上場。公募価格24万円に対し初値110万円と、約4.6倍の好スタートを切った。
創業者の退任と新経営陣への交代。持株会社体制に移行し、鉄人化ホールディングスに商号変更。事業の多角化を本格化。
新型コロナの影響でカラオケ需要が急減。株価は上場来安値131円まで下落し、存続の危機に直面した。
FY2025/8に営業利益2.1億円で黒字転換を達成。ヴァンクールプロモーションの子会社化、コラボ店舗の展開など、攻めの経営で成長軌道に回帰。
カラオケ・飲食・美容・レンタルスペース・人材派遣と5事業体制を確立。エンタメ総合企業としての新たなステージへ。
注目ポイント
無配ながら、100株(約5万円)保有でグループ店舗の優待割引券3,000円相当がもらえます。カラオケや飲食店をよく使う方には実質的なリターンが大きい銘柄です。
上場来安値131円から513円まで約4倍に回復。FY2025/8に営業黒字転換を果たし、FY2026/8はさらなる増益を予想。財務体質も急速に改善中です。
カラオケ一本足からの脱却を図り、飲食・美容・レンタルスペース・人材派遣へ事業を拡大。アニメコラボやe-sportsなど、エンタメの新しい可能性を追求しています。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 2.4円 | - |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約5万円) |
| 金額相当 | 3,000円~12,000円相当 |
| 権利確定月 | 8月 |
現在無配が続いていますが、FY2025/8に黒字転換し財務体質が大幅に改善したため、今後の復配への期待が高まっています。一方、株主優待としてグループ店舗の優待割引券(3,000円~12,000円相当)が贈呈されており、優待利回りは約5.9%と高水準。カラオケや飲食店をよく利用する方には魅力的な優待です。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
鉄人化HDの業績は、コロナ禍からの回復と多角化推進により4期連続増収を達成しました。FY2024/8に営業黒字転換し、FY2025/8には営業利益2.1億円と大幅改善。FY2026/8は営業利益3.1億円(+49%)を予想しており、カラオケ事業の安定収益と新規事業の寄与による成長が見込まれます。
事業ごとの売上・利益
首都圏を中心に「カラオケの鉄人」を運営。アニメ・VTuberとのコラボルームやe-sportsイベントなど、差別化施策を推進。売上構成比約76%を占める主力事業。
昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や焼き鳥専門店「鳥竹」を運営。売上構成比約12%。
ヘアエクステサロンを展開。高い利益率が特徴で成長分野として期待。売上構成比約5%。
コンテンツ企画・プロモーション事業。利益率が極めて高いが規模は小さい。売上構成比約1%。
レンタルスペース運営やコラボカフェ等。ミライアミューズの買収で拡大中。売上構成比約6%。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -21.7% | -4.6% | 1.3% |
| FY2017/3 | - | - | -2.8% |
| FY2018/3 | -51.3% | -3.5% | 1.6% |
| FY2019/3 | 30.4% | 3.1% | 2.8% |
| FY2020/3 | -326.4% | -27.3% | -14.7% |
| FY2021/3 | -147.9% | -5.7% | -2.7% |
| FY2022/3 | 14.5% | 0.7% | -4.4% |
| FY2023/3 | 2.3% | 0.1% | -1.3% |
| FY2024/3 | 1.8% | 0.1% | 1.0% |
| FY2025/3 | 51.1% | 7.4% | 2.6% |
FY2025/8はROE 51.1%と異常に高い数値ですが、これは繰延税金資産の計上による純利益急増と低い自己資本(656百万円)が要因です。営業利益率は-2.7%から2.6%へと着実に改善しており、本業ベースでの収益力回復が鮮明です。
財務は安全?
有利子負債ゼロの無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は3.7%と極めて低い水準でしたが、FY2025/8には14.3%まで改善。純資産も190百万円から656百万円へ急増しており、財務体質の改善が急速に進んでいます。ただし、カラオケ店舗のリース負債が資産の大部分を占めている点には留意が必要です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2016/3 | -5,900万円 | -1.3億円 | -9.3億円 | -1.9億円 |
| FY2017/3 | 4.9億円 | -3.3億円 | -3.2億円 | 1.6億円 |
| FY2018/3 | 3.3億円 | -100万円 | -1.5億円 | 3.3億円 |
| FY2019/3 | 3.8億円 | -3.2億円 | -3.5億円 | 5,800万円 |
| FY2020/3 | -7.5億円 | -4.5億円 | 17.1億円 | -11.9億円 |
| FY2021/3 | -1.6億円 | 2.3億円 | -4.7億円 | 6,300万円 |
| FY2022/3 | 1.9億円 | -2,200万円 | -6.2億円 | 1.6億円 |
| FY2023/3 | 2.2億円 | -1.1億円 | -1.8億円 | 1.1億円 |
| FY2024/3 | 4.3億円 | -2.2億円 | -3.5億円 | 2.0億円 |
| FY2025/3 | 6.8億円 | -1.7億円 | -2.7億円 | 5.2億円 |
営業キャッシュフローはFY2022/8以降プラスに転じ、FY2025/8には6.8億円と過去最高を記録しました。FCF(フリーキャッシュフロー)も5.1億円と堅調で、投資を上回るキャッシュを生み出しています。財務CFのマイナスはリース債務の返済が主因です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2016/3 | 1.8億円 | 5.3億円 | 290.7% |
| FY2017/3 | -1.7億円 | 0円 | - |
| FY2018/3 | 1,300万円 | 2.1億円 | 1584.6% |
| FY2019/3 | 1.6億円 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | -8.4億円 | 0円 | - |
| FY2021/3 | -1.9億円 | 0円 | - |
| FY2022/3 | -2.2億円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 300万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 3,600万円 | 3,200万円 | 88.9% |
| FY2025/3 | 2.6億円 | 0円 | 0.0% |
FY2025/8は繰延税金資産の計上により実効税率0.0%となっています。FY2024/8の88.9%は利益水準が低い中での均等割等の影響。過去の繰越欠損金の活用により、当面の税負担は軽減される見通しです。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| FY2025/8 | 450万円 | 120人 | - |
サービス業の中小企業として標準的な給与水準です。連結子会社を含むグループ全体で事業を展開しており、カラオケ・飲食・美容と多様な職種の人材を擁しています。
誰がこの会社の株を持ってる?
筆頭株主のファースト・パシフィック・キャピタルが62.33%を保有し、経営の安定性が非常に高い。創業者の日野洋一氏や役員の佐藤幹雄氏も株主に名を連ねる。
ファースト・パシフィック・キャピタルが62.33%を保有する圧倒的な支配株主構成です。カラオケ業界大手のエクシング(3.77%)と第一興商(3.77%)が安定株主として名を連ねており、業界内での協力関係が伺えます。創業者の日野洋一氏(1.49%)も引き続き株主として関与しています。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| カラオケ事業 | 61億円 | 1.5億円 | 2.5% |
| 飲食事業 | 10億円 | 0.5億円 | 5.0% |
| 美容事業 | 4億円 | 0.3億円 | 7.5% |
| メディア・コンテンツ企画事業 | 0.6億円 | 0.5億円 | 83.3% |
| アライアンス事業 | 5億円 | 0.3億円 | 6.0% |
カラオケ事業が売上の約76%を占める主力ですが、飲食・美容・アライアンス事業への多角化を積極推進中です。メディア・コンテンツ企画事業は小規模ながら利益率83%と極めて高収益。2025年10月の人材派遣会社子会社化により、今後はさらに事業ポートフォリオの多様化が進む見通しです。
この会社のガバナンスは?
取締役5名は全員男性で、女性役員の登用が今後の課題です。6社の連結子会社を通じてカラオケ・飲食・美容・人材派遣事業を展開。パートアルバイトを含む臨時従業員が約850名と、店舗運営を支えています。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
鉄人化HDのTSRは5年間で141%(配当なし)と株価上昇のみの寄与ですが、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。ただし、コロナ禍からの回復途上にある企業であり、FY2025/8の黒字転換を契機に今後のTSR改善余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 100.0万円 | +0.0万円 | 0.0% |
| FY2022 | 118.0万円 | +18.0万円 | 18.0% |
| FY2023 | 115.0万円 | +15.0万円 | 15.0% |
| FY2024 | 116.0万円 | +16.0万円 | 16.0% |
| FY2025 | 141.0万円 | +41.0万円 | 41.0% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは18.7倍とサービス業の平均(22倍前後)をやや下回る水準ですが、PBRは10.67倍と極めて高いのが特徴です。これは自己資本が薄い(BPS 48.1円に対し株価513円)ためで、リース負債を多く抱えるカラオケ業態の特性です。信用倍率10.64倍と買い残が大きく積み上がっている点は注意が必要です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2026/8 第1四半期は売上高21.3億円(前年同期比+17.0%)、経常利益12百万円と黒字転換。成長の勢いが持続。
人材派遣事業のヴァンクールプロモーションを子会社化。携帯電話業界に強みを持つ人材派遣領域に進出。
FY2025/8通期は売上高80.4億円(+13.8%)、営業利益2.1億円で黒字転換を達成。V字回復が鮮明に。
最新ニュース
(株)鉄人化ホールディングス まとめ
ひとめ診断
「カラオケの鉄人」を核に、飲食・美容・人材派遣へ多角化するエンタメ企業
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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