(株)鉄人化ホールディングス2404
TETSUJIN Holdings,Inc.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
友達とカラオケに行くときの「カラオケの鉄人」がこの会社です。アニメやVTuberとのコラボルームが人気で、秋葉原や新潟にコラボ特化型店舗も展開中。また、昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や、レンタルスペース、ヘアエクステサロンなど、遊び・食・美の分野で幅広くサービスを提供しています。
鉄人化ホールディングスは1999年設立、首都圏で「カラオケの鉄人」を運営するエンタメ企業です。カラオケ事業を中核に、老舗らーめん「銀座直久」などの飲食事業、エクステ・美容事業、さらに2025年10月にはヴァンクールプロモーションを子会社化し人材派遣事業にも進出。2025/08期は売上高80億円(前年比+13.8%)、営業利益2.1億円と黒字転換に成功しました。2026/08期は売上高82億円・営業利益3.1億円を予想し、収益基盤の拡大を図っています。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 8月
- 本社
- 東京都目黒区碑文谷5-15-1 碑文谷マンション2F
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
事業ごとの売上・利益
首都圏を中心に「カラオケの鉄人」を運営。アニメ・VTuberとのコラボルームやe-sportsイベントなど、差別化施策を推進。売上構成比約76%を占める主力事業。
昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や焼き鳥専門店「鳥竹」を運営。売上構成比約12%。
ヘアエクステサロンを展開。高い利益率が特徴で成長分野として期待。売上構成比約5%。
コンテンツ企画・プロモーション事業。利益率が極めて高いが規模は小さい。売上構成比約1%。
レンタルスペース運営やコラボカフェ等。ミライアミューズの買収で拡大中。売上構成比約6%。
稼ぐ力はどのくらい?
2025/08期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2016/08期 | ▲21.7% | ▲4.6% | 1.3% |
| 2017/08期 | ▲194.6% | ▲23.7% | ▲2.8% |
| 2018/08期 | ▲98.5% | ▲3.4% | 1.6% |
| 2019/08期 | 36.2% | 3.1% | 2.8% |
| 2020/08期 | ▲304.7% | ▲28.1% | ▲14.7% |
| 2021/08期 | ▲83.4% | ▲5.2% | ▲2.7% |
| 2022/08期 | 15.6% | 0.7% | ▲4.4% |
| 2023/08期 | 2.3% | 0.1% | ▲1.3% |
| 2024/08期 | 1.8% | 0.1% | 1.0% |
| 2025/08期 | 76.2% | 7.6% | 2.6% |
| 2Q 2026/08期 | 37.8%(累計) | 5.8%(累計) | 4.9% |
2025/08期はROE 51.1%と異常に高い数値ですが、これは繰延税金資産の計上による純利益急増と低い自己資本(656百万円)が要因です。営業利益率は-2.7%から2.6%へと着実に改善しており、本業ベースでの収益力回復が鮮明です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/08期 | 52.4億円 | ▲1.4億円 | ▲2.8億円 | -21.4円 | -5.3% |
| 2022/08期 | 58.8億円 | ▲2.6億円 | 3,200万円 | 2.5円 | +12.2% |
| 2023/08期 | 65.9億円 | ▲8,300万円 | 500万円 | 0.4円 | +12.1% |
| 2024/08期 | 70.7億円 | 6,900万円 | 400万円 | 0.3円 | +7.2% |
| 2025/08期 | 80.4億円 | 2.1億円 | 3.4億円 | 25.4円 | +13.8% |
鉄人化HDの業績は、コロナ禍からの回復と多角化推進により4期連続増収を達成しました。2024/08期に営業黒字転換し、2025/08期には営業利益2.1億円と大幅改善。2026/08期は営業利益3.1億円(+49%)を予想しており、カラオケ事業の安定収益と新規事業の寄与による成長が見込まれます。 【2Q 2026/08期実績】売上49億円(通期予想比60%)、営業利益2.4億円(同77%)、純利益3.0億円(同79%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| カラオケ事業 | 61億円 | 1.5億円 | 2.5% |
| 飲食事業 | 10億円 | 0.5億円 | 5.0% |
| 美容事業 | 4億円 | 0.3億円 | 7.5% |
| メディア・コンテンツ企画事業 | 0.6億円 | 0.5億円 | 83.3% |
| アライアンス事業 | 5億円 | 0.3億円 | 6.0% |
カラオケ事業が売上の約76%を占める主力ですが、飲食・美容・アライアンス事業への多角化を積極推進中です。メディア・コンテンツ企画事業は小規模ながら利益率83%と極めて高収益。2025年10月の人材派遣会社子会社化により、今後はさらに事業ポートフォリオの多様化が進む見通しです。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026/08期 第1四半期は売上高21.3億円(前年同期比+17.0%)、経常利益12百万円と黒字転換。成長の勢いが持続。
人材派遣事業のヴァンクールプロモーションを子会社化。携帯電話業界に強みを持つ人材派遣領域に進出。
2025/08期通期は売上高80.4億円(+13.8%)、営業利益2.1億円で黒字転換を達成。V字回復が鮮明に。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも2Q 2026/08期末時点
有利子負債ゼロの無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は3.7%と極めて低い水準でしたが、2025/08期には14.3%まで改善。純資産も190百万円から656百万円へ急増しており、財務体質の改善が急速に進んでいます。ただし、カラオケ店舗のリース負債が資産の大部分を占めている点には留意が必要です。 【2Q 2026/08期】総資産58億円、純資産11億円、自己資本比率16.3%、有利子負債22億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2016/08期 | ▲5,900万円 | ▲1.3億円 | ▲9.3億円 | ▲1.9億円 |
| 2017/08期 | 4.9億円 | ▲3.3億円 | ▲3.2億円 | 1.6億円 |
| 2018/08期 | 3.3億円 | ▲100万円 | ▲1.5億円 | 3.3億円 |
| 2019/08期 | 3.8億円 | ▲3.2億円 | ▲3.5億円 | 5,800万円 |
| 2020/08期 | ▲7.5億円 | ▲4.5億円 | 17.1億円 | ▲11.9億円 |
| 2021/08期 | ▲1.6億円 | 2.3億円 | ▲4.7億円 | 6,300万円 |
| 2022/08期 | 1.9億円 | ▲2,200万円 | ▲6.2億円 | 1.6億円 |
| 2023/08期 | 2.2億円 | ▲1.1億円 | ▲1.8億円 | 1.1億円 |
| 2024/08期 | 4.3億円 | ▲2.2億円 | ▲3.5億円 | 2.0億円 |
| 2025/08期 | 6.8億円 | ▲1.7億円 | ▲2.7億円 | 5.2億円 |
営業キャッシュフローは2022/08期以降プラスに転じ、2025/08期には6.8億円と過去最高を記録しました。FCF(フリーキャッシュフロー)も5.1億円と堅調で、投資を上回るキャッシュを生み出しています。財務CFのマイナスはリース債務の返済が主因です。
この会社のガバナンスは?
取締役5名は全員男性で、女性役員の登用が今後の課題です。6社の連結子会社を通じてカラオケ・飲食・美容・人材派遣事業を展開。パートアルバイトを含む臨時従業員が約850名と、店舗運営を支えています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 2025/08期 | 450万円 | 120人 | - |
サービス業の中小企業として標準的な給与水準です。連結子会社を含むグループ全体で事業を展開しており、カラオケ・飲食・美容と多様な職種の人材を擁しています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
鉄人化HDのTSRは5年間で141%(配当なし)と株価上昇のみの寄与ですが、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。ただし、コロナ禍からの回復途上にある企業であり、2025/08期の黒字転換を契機に今後のTSR改善余地は大きいと考えられます。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/08期 | 2.4円 | - |
| 2017/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2018/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2019/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2020/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2021/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2022/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2023/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2024/08期 | 0円 | 0.0% |
| 2025/08期 | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約5万円) |
| 金額相当 | 3,000円~12,000円相当 |
| 権利確定月 | 8月 |
現在無配が続いていますが、2025/08期に黒字転換し財務体質が大幅に改善したため、今後の復配への期待が高まっています。一方、株主優待としてグループ店舗の優待割引券(3,000円~12,000円相当)が贈呈されており、優待利回りは約5.9%と高水準。カラオケや飲食店をよく利用する方には魅力的な優待です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 100.0万円 | 0.0万円 | 0.0% |
| 2022期 | 118.0万円 | 18.0万円 | 18.0% |
| 2023期 | 115.0万円 | 15.0万円 | 15.0% |
| 2024期 | 116.0万円 | 16.0万円 | 16.0% |
| 2025期 | 141.0万円 | 41.0万円 | 41.0% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PERは18.7倍とサービス業の平均(22倍前後)をやや下回る水準ですが、PBRは10.67倍と極めて高いのが特徴です。これは自己資本が薄い(BPS 48.1円に対し株価513円)ためで、リース負債を多く抱えるカラオケ業態の特性です。信用倍率10.64倍と買い残が大きく積み上がっている点は注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2016/08期 | 1.8億円 | 5.3億円 | 290.7% |
| 2017/08期 | -1.7億円 | 0円 | - |
| 2018/08期 | 1,300万円 | 2.1億円 | 1584.6% |
| 2019/08期 | 1.6億円 | 0円 | 0.0% |
| 2020/08期 | -8.4億円 | 0円 | - |
| 2021/08期 | -1.9億円 | 0円 | - |
| 2022/08期 | -2.2億円 | 0円 | - |
| 2023/08期 | 300万円 | 0円 | 0.0% |
| 2024/08期 | 3,600万円 | 3,200万円 | 88.9% |
| 2025/08期 | 2.6億円 | 0円 | 0.0% |
2025/08期は繰延税金資産の計上により実効税率0.0%となっています。2024/08期の88.9%は利益水準が低い中での均等割等の影響。過去の繰越欠損金の活用により、当面の税負担は軽減される見通しです。
もっと知る
まとめと、関連情報・似た会社へ
(株)鉄人化ホールディングス まとめ
「カラオケの鉄人」を核に、飲食・美容・人材派遣へ多角化するエンタメ企業
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。