2404スタンダード

(株)鉄人化ホールディングス

TETSUJIN Holdings,Inc.

最終更新日: 2026年3月26日

ROE51.1%
BPS48.1円
自己資本比率14.3%
FY2025/3 有報データ

カラオケの鉄人から、遊び・食・美のエンタメ帝国へ。V字回復で次のステージに挑む

遊びの本質を追求し、エンターテインメントを通じて人々に喜びと感動を提供する

この会社ってなに?

友達とカラオケに行くときの「カラオケの鉄人」がこの会社です。アニメやVTuberとのコラボルームが人気で、秋葉原や新潟にコラボ特化型店舗も展開中。また、昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や、レンタルスペース、ヘアエクステサロンなど、遊び・食・美の分野で幅広くサービスを提供しています。

鉄人化ホールディングスは1999年設立、首都圏で「カラオケの鉄人」を運営するエンタメ企業です。カラオケ事業を中核に、老舗らーめん「銀座直久」などの飲食事業、エクステ・美容事業、さらに2025年10月にはヴァンクールプロモーションを子会社化し人材派遣事業にも進出。FY2025/8は売上高80億円(前年比+13.8%)、営業利益2.1億円と黒字転換に成功しました。FY2026/8は売上高82億円・営業利益3.1億円を予想し、収益基盤の拡大を図っています。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
8月
本社
東京都目黒区碑文谷5-15-1 碑文谷マンション2F
公式
www.tetsujin.ne.jp

社長プロフィール

兒玉 智之
代表取締役社長
攻めの多角化経営者
カラオケの鉄人を核に、飲食・美容・人材派遣と事業領域を拡大し、エンターテインメントの力で人々の生活を豊かにしていきます。コロナ禍を乗り越えたからこそ見える新しい成長の道を、全社一丸で切り拓いてまいります。

この会社のストーリー

1999
鉄人化計画として設立

株式会社鉄人化計画として設立。「カラオケの鉄人」ブランドで首都圏のカラオケ市場に参入。

2004
マザーズ市場に上場

東証マザーズに上場。公募価格24万円に対し初値110万円と、約4.6倍の好スタートを切った。

2017
経営体制の刷新

創業者の退任と新経営陣への交代。持株会社体制に移行し、鉄人化ホールディングスに商号変更。事業の多角化を本格化。

2020
コロナ禍の試練

新型コロナの影響でカラオケ需要が急減。株価は上場来安値131円まで下落し、存続の危機に直面した。

2025
V字回復と新たな挑戦

FY2025/8に営業利益2.1億円で黒字転換を達成。ヴァンクールプロモーションの子会社化、コラボ店舗の展開など、攻めの経営で成長軌道に回帰。

2026
多角化の加速

カラオケ・飲食・美容・レンタルスペース・人材派遣と5事業体制を確立。エンタメ総合企業としての新たなステージへ。

注目ポイント

優待利回り約5.9%の魅力

無配ながら、100株(約5万円)保有でグループ店舗の優待割引券3,000円相当がもらえます。カラオケや飲食店をよく使う方には実質的なリターンが大きい銘柄です。

コロナ禍からのV字回復

上場来安値131円から513円まで約4倍に回復。FY2025/8に営業黒字転換を果たし、FY2026/8はさらなる増益を予想。財務体質も急速に改善中です。

脱カラオケの多角化戦略

カラオケ一本足からの脱却を図り、飲食・美容・レンタルスペース・人材派遣へ事業を拡大。アニメコラボやe-sportsなど、エンタメの新しい可能性を追求しています。

サービスの実績は?

80.4億円
売上高
FY2025/8実績
+13.8% YoY
2.1億円
営業利益
FY2025/8実績
黒字転換
5.9%
優待利回り
100株保有時(概算)
6.8億円
営業CF
FY2025/8実績
+60.2% YoY

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし(無配継続中だが株主優待(優待利回り約5.9%)で実質的な還元あり)
安全性
注意
自己資本比率 14.3%(有利子負債ゼロだが自己資本比率14.3%と低い。リース負債が大きいカラオケ業態特有の構造)
稼ぐ力
高い
ROE 51.1%(ROE 51.1%は繰延税金資産計上による一時的な純利益増が主因)
話題性
好評
ポジティブ 60%

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 財務体質の改善を優先し、現時点では無配を継続
1株配当配当性向
FY2016/32.4-
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
あり
グループ店舗優待利用割引券(3,000円相当~)
必要株数100株以上(約5万円)
金額相当3,000円~12,000円相当
権利確定月8月

現在無配が続いていますが、FY2025/8に黒字転換し財務体質が大幅に改善したため、今後の復配への期待が高まっています。一方、株主優待としてグループ店舗の優待割引券(3,000円~12,000円相当)が贈呈されており、優待利回りは約5.9%と高水準。カラオケや飲食店をよく利用する方には魅力的な優待です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
51.1%
業界平均
12.2%
営業利益率下回る
この会社
2.6%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
14.3%
業界平均
51.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/358.8億円
FY2023/365.9億円
FY2024/370.7億円
FY2025/380.4億円
営業利益
FY2022/3-2.6億円
FY2023/3-8,300万円
FY2024/36,900万円
FY2025/32.1億円

鉄人化HDの業績は、コロナ禍からの回復と多角化推進により4期連続増収を達成しました。FY2024/8に営業黒字転換し、FY2025/8には営業利益2.1億円と大幅改善。FY2026/8は営業利益3.1億円(+49%)を予想しており、カラオケ事業の安定収益と新規事業の寄与による成長が見込まれます。

事業ごとの売上・利益

カラオケ事業
61億円75.7%)
飲食事業
10億円12.4%)
美容事業
4億円5.0%)
メディア・コンテンツ企画事業
0.6億円0.7%)
アライアンス事業
5億円6.2%)
カラオケ事業61億円
利益: 1.5億円利益率: 2.5%

首都圏を中心に「カラオケの鉄人」を運営。アニメ・VTuberとのコラボルームやe-sportsイベントなど、差別化施策を推進。売上構成比約76%を占める主力事業。

飲食事業10億円
利益: 0.5億円利益率: 5.0%

昭和9年創業の老舗らーめん「銀座直久」や焼き鳥専門店「鳥竹」を運営。売上構成比約12%。

美容事業4億円
利益: 0.3億円利益率: 7.5%

ヘアエクステサロンを展開。高い利益率が特徴で成長分野として期待。売上構成比約5%。

メディア・コンテンツ企画事業0.6億円
利益: 0.5億円利益率: 83.3%

コンテンツ企画・プロモーション事業。利益率が極めて高いが規模は小さい。売上構成比約1%。

アライアンス事業5億円
利益: 0.3億円利益率: 6.0%

レンタルスペース運営やコラボカフェ等。ミライアミューズの買収で拡大中。売上構成比約6%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
51.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.4%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/3-21.7%-4.6%1.3%
FY2017/3---2.8%
FY2018/3-51.3%-3.5%1.6%
FY2019/330.4%3.1%2.8%
FY2020/3-326.4%-27.3%-14.7%
FY2021/3-147.9%-5.7%-2.7%
FY2022/314.5%0.7%-4.4%
FY2023/32.3%0.1%-1.3%
FY2024/31.8%0.1%1.0%
FY2025/351.1%7.4%2.6%

FY2025/8はROE 51.1%と異常に高い数値ですが、これは繰延税金資産の計上による純利益急増と低い自己資本(656百万円)が要因です。営業利益率は-2.7%から2.6%へと着実に改善しており、本業ベースでの収益力回復が鮮明です。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率14.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
6.6億円

有利子負債ゼロの無借金経営が大きな特徴です。自己資本比率は3.7%と極めて低い水準でしたが、FY2025/8には14.3%まで改善。純資産も190百万円から656百万円へ急増しており、財務体質の改善が急速に進んでいます。ただし、カラオケ店舗のリース負債が資産の大部分を占めている点には留意が必要です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+6.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.7億円
投資CF
借入・返済など
-2.7億円
財務CF
手元に残ったお金
+5.2億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/3-5,900万円-1.3億円-9.3億円-1.9億円
FY2017/34.9億円-3.3億円-3.2億円1.6億円
FY2018/33.3億円-100万円-1.5億円3.3億円
FY2019/33.8億円-3.2億円-3.5億円5,800万円
FY2020/3-7.5億円-4.5億円17.1億円-11.9億円
FY2021/3-1.6億円2.3億円-4.7億円6,300万円
FY2022/31.9億円-2,200万円-6.2億円1.6億円
FY2023/32.2億円-1.1億円-1.8億円1.1億円
FY2024/34.3億円-2.2億円-3.5億円2.0億円
FY2025/36.8億円-1.7億円-2.7億円5.2億円

営業キャッシュフローはFY2022/8以降プラスに転じ、FY2025/8には6.8億円と過去最高を記録しました。FCF(フリーキャッシュフロー)も5.1億円と堅調で、投資を上回るキャッシュを生み出しています。財務CFのマイナスはリース債務の返済が主因です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1カラオケ業界の競争激化リスク(大手チェーンとの競合)
2感染症の再流行によるカラオケ需要減退リスク
3人件費・光熱費等の固定費上昇リスク
4支配株主(ファースト・パシフィック・キャピタル)による経営への影響リスク
5新規事業(美容・人材派遣等)の収益化遅延リスク
6店舗賃借契約に係る違約金等のリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/31.8億円5.3億円290.7%
FY2017/3-1.7億円0円-
FY2018/31,300万円2.1億円1584.6%
FY2019/31.6億円0円0.0%
FY2020/3-8.4億円0円-
FY2021/3-1.9億円0円-
FY2022/3-2.2億円0円-
FY2023/3300万円0円0.0%
FY2024/33,600万円3,200万円88.9%
FY2025/32.6億円0円0.0%

FY2025/8は繰延税金資産の計上により実効税率0.0%となっています。FY2024/8の88.9%は利益水準が低い中での均等割等の影響。過去の繰越欠損金の活用により、当面の税負担は軽減される見通しです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
450万円
従業員数
120
平均年齢
35歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/8450万円120-

サービス業の中小企業として標準的な給与水準です。連結子会社を含むグループ全体で事業を展開しており、カラオケ・飲食・美容と多様な職種の人材を擁しています

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主74.1%
浮動株25.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関1.8%
事業法人等69.9%
外国法人等0.5%
個人その他27%
証券会社0.8%

筆頭株主のファースト・パシフィック・キャピタルが62.33%を保有し、経営の安定性が非常に高い。創業者の日野洋一氏や役員の佐藤幹雄氏も株主に名を連ねる。

ファースト・パシフィック・キャピタル(8,614,000株)62.33%
株式会社エクシング(521,000株)3.77%
株式会社第一興商(505,000株)3.77%
株式会社横浜銀行(240,000株)1.79%
日野 洋一(200,100株)1.49%
吉田 嘉明(182,000株)1.38%
佐藤 幹雄(162,000株)1.23%

ファースト・パシフィック・キャピタルが62.33%を保有する圧倒的な支配株主構成です。カラオケ業界大手のエクシング(3.77%)と第一興商(3.77%)が安定株主として名を連ねており、業界内での協力関係が伺えます。創業者の日野洋一氏(1.49%)も引き続き株主として関与しています。

会社の公式開示情報

役員報酬

2,700万円
取締役2名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
カラオケ事業61億円1.5億円2.5%
飲食事業10億円0.5億円5.0%
美容事業4億円0.3億円7.5%
メディア・コンテンツ企画事業0.6億円0.5億円83.3%
アライアンス事業5億円0.3億円6.0%

カラオケ事業が売上の約76%を占める主力ですが、飲食・美容・アライアンス事業への多角化を積極推進中です。メディア・コンテンツ企画事業は小規模ながら利益率83%と極めて高収益。2025年10月の人材派遣会社子会社化により、今後はさらに事業ポートフォリオの多様化が進む見通しです。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 5名)
女性 0名(0.0% 男性 5
100%
監査報酬
1,200万円
連結子会社数
6
設備投資額
1.7億円
平均勤続年数(従業員)
5
臨時従業員数
850

取締役5名は全員男性で、女性役員の登用が今後の課題です。6社の連結子会社を通じてカラオケ・飲食・美容・人材派遣事業を展開。パートアルバイトを含む臨時従業員が約850名と、店舗運営を支えています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

鉄人化HDのTSRは5年間で141%(配当なし)と株価上昇のみの寄与ですが、TOPIXの213%を大きく下回るパフォーマンスとなっています。ただし、コロナ禍からの回復途上にある企業であり、FY2025/8の黒字転換を契機に今後のTSR改善余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+41.0%
100万円 →141.0万円
41.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021100.0万円+0.0万円0.0%
FY2022118.0万円+18.0万円18.0%
FY2023115.0万円+15.0万円15.0%
FY2024116.0万円+16.0万円16.0%
FY2025141.0万円+41.0万円41.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残62,800株
売り残5,900株
信用倍率10.64倍
3/19時点
今後の予定
2026年8月期 中間決算発表2026年4月14日(予定)
2026年8月期 第3四半期決算発表2026年7月中旬(予定)

PERは18.7倍とサービス業の平均(22倍前後)をやや下回る水準ですが、PBRは10.67倍と極めて高いのが特徴です。これは自己資本が薄い(BPS 48.1円に対し株価513円)ためで、リース負債を多く抱えるカラオケ業態の特性です。信用倍率10.64倍と買い残が大きく積み上がっている点は注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「回復基調
報道件数(30日)
28
前月比 +8.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 日経電子版, PR TIMES
業界内ランキング
上位 50%
サービス業(レジャー)内 中位
報道のトーン
60%
好意的
32%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
M&A・事業拡大25%
コラボ・イベント25%
その他15%

最近の出来事

2026年1月Q1決算発表

FY2026/8 第1四半期は売上高21.3億円(前年同期比+17.0%)、経常利益12百万円と黒字転換。成長の勢いが持続。

2025年10月子会社化

人材派遣事業のヴァンクールプロモーションを子会社化。携帯電話業界に強みを持つ人材派遣領域に進出。

2025年10月通期決算

FY2025/8通期は売上高80.4億円(+13.8%)、営業利益2.1億円で黒字転換を達成。V字回復が鮮明に。

(株)鉄人化ホールディングス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
なし
配当なし(無配継続中だが株主優待(優待利回り約5.9%)で実質的な還元あり)
安全性
注意
自己資本比率 14.3%(有利子負債ゼロだが自己資本比率14.3%と低い。リース負債が大きいカラオケ業態特有の構造)
稼ぐ力
高い
ROE 51.1%(ROE 51.1%は繰延税金資産計上による一時的な純利益増が主因)
話題性
好評
ポジティブ 60%

「カラオケの鉄人」を核に、飲食・美容・人材派遣へ多角化するエンタメ企業

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU