タカミヤ
Takamiya Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月27日
足場から未来を創る!建設業界の課題を解決するソリューションカンパニー
革新的なソリューションで建設業界の課題を解決し、誰もが安全で快適に働ける未来の現場を実現する。
この会社ってなに?
あなたが街中で見かける高層ビルやマンションの建設現場、その周りを覆っている鉄の骨組み、それが『足場』です。タカミヤは、そうした工事に欠かせない足場などの機材を建設会社に貸し出したり販売したりしている、業界のトップ企業の一つです。つまり、普段何気なく目にしている建設風景の裏側で、タカミヤの製品が職人さんたちの安全と作業効率を支えています。最近では、農家さんが使うビニールハウスの骨組みや、建設現場で資材を運ぶロボットの開発など、建設現場以外でも活躍の場を広げているんですよ。
仮設機材レンタル・販売で国内大手のタカミヤは、FY2025に売上高438.3億円、営業利益20.61億円を計上しました。旺盛な建設需要を背景に売上は堅調ですが、先行投資等により前年度比では減益となっています。FY2026は売上高494.0億円、営業利益23.0億円と増収増益への回帰を計画。広島の日建リース子会社化など積極的なM&Aで事業基盤を拡大しつつ、建設ソリューション群「タカミヤプラットフォーム」を軸とした高付加価値サービスへの転換を急いでいます。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 タワーB27階
- 公式
- www.takamiya.co
社長プロフィール
当社は仮設機材の提供を通じて社会基盤の整備に貢献してきました。深刻化する建設業界の人手不足やコスト課題に対し、革新的な技術とサービスを組み合わせた『タカミヤプラットフォーム』を構築し、業界全体の未来を創造することを目指します。
この会社のストーリー
髙宮猪一郎が和歌山県にて髙宮機材(現タカミヤ)を創業。建設用仮設機材のレンタル・販売事業を開始した。
安全性と施工性を飛躍的に向上させた次世代足場「Iq(アイキュー)システム」を開発。業界のスタンダードを塗り替える製品となる。
事業拡大と社会的信用の向上を目指し、東京証券取引所マザーズ市場へ上場を果たす。
さらなる成長を遂げ、東京証券取引所市場第一部(現プライム市場)への市場変更を達成した。
韓国やベトナムに生産・販売拠点を設立し、グローバルでの事業展開を本格化させる。
建設業界の人手不足や生産性向上といった課題解決のため、仮設資材の管理から運送、レンタルまでを統合したプラットフォームサービスを開始。
大林組と共同で橋梁向け移動足場「ムーバルデッキ」を開発。足場運搬ロボット「TLEVER」のレンタルも開始し、DXを推進する。
広島の仮設資材レンタル大手「日建リース」の子会社化を発表。M&Aを積極的に活用し、更なる事業拡大とサービス拡充を目指す。
注目ポイント
単なる機材レンタルにとどまらず、業界の人手不足や生産性向上を目指す「Takamiya Platform」を構築。ロボット開発やM&Aも積極的に行い、業界の未来を切り拓いています。
安全性と施工効率を劇的に改善した自社開発の「Iqシステム」は、業界のスタンダードに。高い技術力と製品開発力が、安定した事業基盤を支えています。
安定した配当を継続しており、配当利回りは3%台後半を維持しています。PBRは1倍を割れており、企業の資産価値から見て株価が割安な水準にある点も魅力です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 10円 | 20.8% |
| FY2017/3 | 10円 | 28.5% |
| FY2018/3 | 11円 | 37.6% |
| FY2019/3 | 11円 | 28.8% |
| FY2020/3 | 14円 | 26.5% |
| FY2021/3 | 14円 | 76.0% |
| FY2022/3 | 14円 | 67.5% |
| FY2023/3 | 14円 | 44.6% |
| FY2024/3 | 14円 | 34.5% |
| FY2025/3 | 16円 | 60.0% |
株主優待制度はありません。
タカミヤは安定的な配当の継続を基本方針として掲げており、業績に応じて適切な利益還元を行っています。直近では1株あたり16円の配当を実施しており、3%台後半の配当利回りを維持しています。今後は持続的な利益成長と連動させ、バランスの取れた還元姿勢を継続する見通しです。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
タカミヤの業績は、建設需要の底堅さを背景に売上高が堅調に推移しており、FY2024/3には売上高約441億円、営業利益約34億円と過去最高水準の利益を達成しました。その後、FY2025/3は一時的な減益となったものの、FY2026/3には新型足場や建設ソリューション事業の成長により売上高約494億円を見込んでいます。今後も建設業界の人材不足や生産性向上ニーズを捉えた高付加価値製品の提供が、業績拡大の鍵となります。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 4.8% | 1.5% | - |
| FY2022/3 | 3.0% | 1.6% | - |
| FY2023/3 | 2.9% | 2.3% | - |
| FY2024/3 | 6.4% | 2.7% | 7.7% |
| FY2025/3 | 3.2% | 1.6% | 4.7% |
収益性指標は、営業利益率がFY2024/3に7.7%まで改善しており、高付加価値な製品投入やレンタル事業の効率化が収益性の向上に寄与しています。ROE(自己資本利益率)は一時8.5%まで上昇しましたが、FY2025/3は5.4%へと低下しており、資本効率の維持が今後の課題です。今後は安定した売上成長とともに、営業利益率の安定的な向上を維持できるかが評価のポイントとなります。
財務は安全?
財務状況については、総資産がFY2021/3の約565億円からFY2025/3には約751億円まで拡大しており、事業投資の積極性が伺えます。一方で、有利子負債がFY2024/3以降急増し約881億円となっており、財務健全性を示す自己資本比率は約29.2%まで低下している点には留意が必要です。今後は投資回収を進め、バランスシートの改善と財務の安定化を図ることが求められます。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 50.4億円 | -13.8億円 | -28.7億円 | 36.5億円 |
| FY2022/3 | 42.9億円 | -29.8億円 | -5.9億円 | 13.2億円 |
| FY2023/3 | -1,400万円 | -12.1億円 | 4.0億円 | -12.2億円 |
| FY2024/3 | -1.8億円 | -31.9億円 | 28.0億円 | -33.7億円 |
| FY2025/3 | -5.8億円 | -45.4億円 | 61.5億円 | -51.3億円 |
営業キャッシュフローは近年、前期の棚卸資産増やレンタル資産投資の影響を受けてマイナス圏で推移しています。積極的な設備投資やM&Aに伴う投資キャッシュフローの流出が続いており、これを財務キャッシュフローによる借入増で補う構造となっています。持続的な成長のためには、投資した機材の稼働率を向上させ、営業キャッシュフローの早期のプラス転換が急務です。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 15.7億円 | 7.1億円 | 45.4% |
| FY2022/3 | 19.5億円 | 9.9億円 | 50.6% |
| FY2023/3 | 24.0億円 | 9.4億円 | 39.2% |
| FY2024/3 | 35.8億円 | 16.9億円 | 47.3% |
| FY2025/3 | 18.6億円 | 6.3億円 | 33.7% |
法人税等の支払額は各期の税引前利益に連動して変動していますが、実効税率は年度によってばらつきがあります。特にFY2022/3やFY2024/3には税負担率が40%を超えており、税効果会計や交際費等の損金不算入の影響が推察されます。FY2026/3予想においても高めの税率が見込まれており、業績変動に伴う税務リスクには一定の配慮が必要です。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 541万円 | 1,392人 | - |
平均年収は541万円と、建設・仮設材業界の水準と比較しても安定した給与体系が維持されています。昨今の建設需要の底堅さと同社の新型足場などによる高付加価値化が、従業員への利益還元を支える原資となっていると考えられます。
誰がこの会社の株を持ってる?
安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主はライズ・エイト・Quattro・タカミヤ従業員持株会。
同社は創業家である有限会社タカミヤが筆頭株主として18.88%を保有しており、創業家一族による安定した経営体制が維持されています。機関投資家や信託口の保有比率も一定数存在しますが、創業家や関連会社による影響力が強く、中長期的な視点での経営判断がしやすい構成と言えます。
会社の公式開示情報
役員報酬
EDINET開示情報では、仮設機材の販売およびレンタルを中核とし、足場運搬ロボットなど新技術の導入による効率化を推進しています。事業リスクとして建設業界の人手不足や資材価格の高騰を挙げており、これらへの対策としてプラットフォーム事業の展開と生産性向上が主要な経営課題です。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は7.7%であり、多様性の推進には改善の余地があります。一方で連結子会社11社を抱える体制において、監査等委員の設置によるガバナンス強化を図っており、企業規模に応じた着実な監督体制が構築されています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 495億円 | 494億円 | 438億円 | -13.5% |
| FY2024 | 480億円 | — | 441億円 | -8.1% |
| FY2023 | 450億円 | — | 419億円 | -7.1% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| FY2025 | 36億円 | 23億円 | 21億円 | -42.7% |
| FY2024 | 38億円 | — | 34億円 | -10.4% |
| FY2023 | 23億円 | — | 23億円 | -2.0% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
同社は正式な中期経営計画を開示していませんが、毎期の業績予想が実質的な目標となります。過去3期を振り返ると、期初にやや強気な予想を立て、期中に下方修正する傾向が見られます。特にFY2025は営業利益が期初予想を4割以上下回る大幅な未達となり、先行投資や市況の変動を織り込む難しさを示唆しています。株主還元の指針である配当は維持・増配されており、経営の安定性を示そうとする意図がうかがえます。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
TSR(株主総利回り)は、配当と株価上昇を合わせた総合的な投資リターンを示す指標です。タカミヤのTSRは、FY2022以降、市場平均であるTOPIXを一貫して下回る(アンダーパフォーム)状況が続いています。これは、安定配当を維持しているものの、株価が長期的に低迷していることが主な要因です。株価が資産価値(PBR1倍割れ)や利益成長に見合う水準まで回復できるかが、今後のTSR向上の鍵となります。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 149.2万円 | +49.2万円 | 49.2% |
| FY2022 | 94.8万円 | -5.2万円 | -5.2% |
| FY2023 | 112.4万円 | +12.4万円 | 12.4% |
| FY2024 | 151.3万円 | +51.3万円 | 51.3% |
| FY2025 | 108.3万円 | +8.3万円 | 8.3% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は10.58倍と高く、将来の株価上昇を期待した信用買い残が積み上がっている状況です。これは潜在的な売り圧力ともなり得ます。業界平均比較では、PERは平均並みですが、PBRは0.86倍と業界平均の半分以下であり、資産価値に対して株価が割安と評価されていることを示唆します。3.86%という配当利回りの高さも、株価の下支え要因として意識されそうです。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
第3四半期累計で経常損益18億7400万円を達成し、堅調な業績推移を証明。
仮設資材レンタル大手の日建リースを子会社化し、収益基盤の拡大を図る。
安全性を高めた新型クランプ「T-Earth」を開発し、製品競争力を強化。
最新ニュース
タカミヤ まとめ
ひとめ診断
「建設現場の『足場』屋が、M&AとDXをテコに業界のプラットフォーマーへと駆け上がっている」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
同じ業種の企業
「サービス業」に分類される他の企業
全国の幼稚園・保育園に体育指導を届ける、子どもの未来を育むスタンダード企業
『新NISA』の波に乗り、SBI経済圏を武器に資産運用業界の覇権を狙う金融情報プラットフォーマー
終末期医療の最後の砦、ホスピス住宅『医心館』で社会課題を収益に変える急成長企業
半導体製造の『血液』を供給する黒子が、M&Aで宇宙へも事業領域を拡大中
M&Aを指揮棒にDXとデジタル広告の二重奏を奏で、事業ポートフォリオを拡大し続ける成長企業
ネットインフラの巨人がグループ再編を断行、広告・金融からGPUクラウドまで手掛ける『すべての人にインターネット』の体現者
健康経営のインフラ企業が、大手との提携をテコに『健康管理のデパート化』を加速中
弁護士・会計士など、お堅いプロの転職市場をガッチリ押さえる高収益エージェント