ケアサービス2425
Care Service Co.,Ltd.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたのおじいちゃんやおばあちゃんが日帰りで通う「デイサービス」。ケアサービスは、特に東京23区を中心にこうした施設を運営しており、地域のお年寄りの生活を支えています。また、普段あまり意識することはありませんが、人が亡くなった際に故人を洗い清め、安らかな旅立ちの準備をする「湯灌(ゆかん)」という大切な儀式があります。実はケアサービスはこのエンゼルケア事業のパイオニアでもあり、私たちの暮らしに深く関わる「生」と「死」の両方の場面を支えている会社なのです。
通所介護(デイサービス)とエンゼルケア(湯灌)を2本柱に事業を展開。2025期は売上高98.6億円、営業利益5.20億円と増収増益を達成しました。しかし、2026期については介護報酬改定や人件費高騰を背景に、経常利益予想を当初の3.71億円から1.24億円へと66.6%の大幅な下方修正を発表しています。この逆風下で、高収益のエンゼルケア事業を軸に収益性をどう回復させるかが当面の焦点となります。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都大田区大森北1丁目2番3号
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 10.3% | 5.9% | - |
| 2022/03期 | 9.9% | 5.9% | - |
| 2023/03期 | 15.0% | 9.6% | - |
| 2024/03期 | 15.2% | 10.3% | 5.4% |
| 2025/03期 | 13.4% | 9.4% | 5.3% |
| 3Q 2026/03期 | 2.6%(累計) | 1.9%(累計) | 1.0% |
売上高営業利益率は、2021/03期の3.5%から2025/03期には5.3%まで向上しており、効率的な施設運営と高付加価値サービスの提供が収益性改善に寄与しています。自己資本利益率(ROE)も13%前後で推移しており、限られた資本を有効に活用して高いリターンを生み出す体質が定着しています。今後も介護現場のDX推進等を通じて、この高い収益性を維持・向上させる方針です。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 86.9億円 | — | 1.9億円 | 50.3円 | — |
| 2022/03期 | 89.7億円 | 3.1億円 | 1.9億円 | 50.7円 | +3.2% |
| 2023/03期 | 92.4億円 | 4.3億円 | 3.2億円 | 85.4円 | +3.0% |
| 2024/03期 | 96.4億円 | 5.2億円 | 3.8億円 | 99.6円 | +4.3% |
| 2025/03期 | 98.6億円 | 5.2億円 | 3.7億円 | 98.6円 | +2.3% |
当社の売上高は、通所介護施設を核とした在宅介護サービスが堅調に推移し、2021/03期の約87億円から2025/03期には約99億円まで着実に成長を続けています。葬儀準備事業などの付帯サービスも収益を支え、営業利益はコストコントロールの改善により2021/03期の約3億円から2025/03期には約5.2億円へ拡大しました。今後はさらなる施設展開と質の向上を図り、2026/03期には売上高約104億円、純利益約4.1億円の増益を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上70億円(通期予想比67%)、営業利益73百万円(同12%)、純利益77百万円(同19%)。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主な事業は通所介護や訪問入浴、居宅介護支援などの在宅介護サービスおよびシニア向け総合サービスです。近年は競争環境の激化や介護報酬改定の影響により業績に下方圧力がかかる局面があり、安定的な収益基盤の維持とコスト管理がリスク要因として挙げられます。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2023期 | 4.3億円 | — | 4.3億円 | +0.2% |
| 2024期 | 5.4億円 | — | 5.2億円 | -4.3% |
| 2025期 | 6.4億円 | — | 5.2億円 | -18.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2026期 | 3.7億円 | 1.2億円 | — | -66.6% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
2024期を最終年度とする中期経営計画は、売上高目標107.8億円に対し実績96.4億円と未達で終了しました。現在、新たな中計は策定されておらず、単年度の業績予想を目標としています。しかし、その2026期通期予想も、2026年3月に経常利益を66.6%下方修正するなど、外部環境の変化に対する計画の脆弱性が露呈しています。介護報酬改定や人件費上昇といった業界共通の課題に直面しており、計画の前提が崩れやすい状況です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
2026年3月期中間決算を発表し、非連結決算への移行に伴う個別業績予想の修正を実施。
第3四半期累計で経常利益が68%減益となる厳しい決算内容を公表。
2026年3月期本決算の経常利益を3.71億円から1.24億円へ大幅下方修正することを発表。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性は極めて高く、2025/03期時点で有利子負債ゼロを達成しており、自己資本比率は71.0%と非常に強固な水準を維持しています。総資産も事業拡大に伴い着実に増加し、2021/03期の約32億円から約41億円へ拡大しました。無借金経営の安定した財務基盤により、新規出店やサービス強化に向けた投資を自己資金で柔軟に行える体制が整っています。 【3Q 2026/03期】総資産39億円、純資産29億円、自己資本比率74.1%。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.4億円 | ▲4,900万円 | ▲2.8億円 | 2.9億円 |
| 2022/03期 | 3.4億円 | ▲1.8億円 | ▲1.9億円 | 1.5億円 |
| 2023/03期 | 4.4億円 | ▲3,600万円 | ▲1.5億円 | 4.1億円 |
| 2024/03期 | 5.5億円 | ▲1.0億円 | ▲1.2億円 | 4.4億円 |
| 2025/03期 | 5.5億円 | ▲1.4億円 | ▲9,200万円 | 4.1億円 |
営業活動によるキャッシュフローは本業の安定収益を背景に増加傾向にあり、安定した資金創出能力によって高いフリーキャッシュフロー(FCF)を創出しています。投資活動には規律ある支出を継続しており、主に介護施設の設備拡充や環境整備へ資金を充てています。財務CFのマイナスは配当支払いや負債の圧縮によるもので、良好なキャッシュ循環を維持しています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は0%であり、多様性の確保には今後の課題が残ります。監査体制については専任の監査役を置き監査報酬を支払う標準的な形態ですが、企業規模が比較的小規模であるため、今後はガバナンス体制のさらなる透明性向上と執行体制の強化が期待されます。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 435万円 | 1,040人 | - |
従業員平均年収は435万円であり、介護業界全体の水準と比較すると平均的またはやや控えめな部類に属します。人件費が高騰しやすい介護業界において、利益率の維持と人件費のバランス調整が経営上の重要な課題となっています。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、2021期から2023期にかけてはTOPIXを上回るパフォーマンスを見せていました。これは、コロナ禍においても安定した介護需要を背景に業績を伸ばし、増配を続けたことが評価されたためと考えられます。しかし、2024期以降はTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況に転じています。これは、介護報酬改定への懸念や人件費上昇による収益性の悪化が表面化し、株価が伸び悩んだことが主な要因です。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 12.5円 | 16.6% |
| 2017/03期 | 6.8円 | 16.8% |
| 2018/03期 | 6.75円 | 21.6% |
| 2019/03期 | 6.75円 | 27.0% |
| 2020/03期 | 7円 | 11.0% |
| 2021/03期 | 8.5円 | 16.9% |
| 2022/03期 | 10円 | 19.7% |
| 2023/03期 | 14円 | 16.4% |
| 2024/03期 | 16円 | 16.1% |
| 2025/03期 | 20円 | 20.3% |
| 権利確定月 | 3月 |
当社は、業績連動かつ安定的な配当の継続を基本方針としており、配当性向20%程度を目安に利益還元を行っています。近年は業績の拡大に合わせて増配を続けており、株主還元への姿勢を強化しています。今後は事業成長による利益の積み上げを背景に、さらなる配当水準の向上を目指す計画です。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 195.3万円 | 95.3万円 | 95.3% |
| 2022期 | 156.6万円 | 56.6万円 | 56.6% |
| 2023期 | 183.4万円 | 83.4万円 | 83.4% |
| 2024期 | 204.5万円 | 104.5万円 | 104.5% |
| 2025期 | 205.6万円 | 105.6万円 | 105.6% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
同業他社(サービス業平均)と比較すると、PER・PBRともに著しく割安な水準にあります。これは直近の業績下方修正を市場が織り込んでいるためと考えられます。一方で、配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。時価総額は32億円と小規模であり、今後の成長次第では大きな株価上昇も期待できますが、流動性の低さには注意が必要です。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 3.2億円 | 1.3億円 | 40.3% |
| 2022/03期 | 3.3億円 | 1.4億円 | 41.3% |
| 2023/03期 | 4.8億円 | 1.5億円 | 31.9% |
| 2024/03期 | 5.6億円 | 1.8億円 | 32.1% |
| 2025/03期 | 5.8億円 | 2.1億円 | 35.6% |
法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い、直近では約2億円前後の水準で推移しています。実効税率は概ね30%から35%の範囲内で安定しており、税務上の大きな特例や繰越欠損金の解消等による一時的な変動を除けば、適正に納税されています。将来の収益見通しに対しても、概ね標準的な税率水準に基づいた計画となっています。
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「首都圏のデイサービスと、参入障壁の高いエンゼルケアで『生から死まで』を支える、地味ながら堅実な成長企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。