2425スタンダード

ケアサービス

Care Service Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月30日

ROE11.1%
BPS770.7円
自己資本比率71.7%
FY2025/3 有報データ

人生の最期まで寄り添う、介護とエンゼルケアのパイオニア

介護とエンゼルケアの両事業を軸に「成長拡大」と「品質向上」を両立させ、誰もが安心して暮らせる社会インフラとなることを目指します。

この会社ってなに?

あなたのおじいちゃんやおばあちゃんが日帰りで通う「デイサービス」。ケアサービスは、特に東京23区を中心にこうした施設を運営しており、地域のお年寄りの生活を支えています。また、普段あまり意識することはありませんが、人が亡くなった際に故人を洗い清め、安らかな旅立ちの準備をする「湯灌(ゆかん)」という大切な儀式があります。実はケアサービスはこのエンゼルケア事業のパイオニアでもあり、私たちの暮らしに深く関わる「生」と「死」の両方の場面を支えている会社なのです。

通所介護(デイサービス)とエンゼルケア(湯灌)を2本柱に事業を展開。FY2025は売上高98.6億円、営業利益5.20億円と増収増益を達成しました。しかし、FY2026については介護報酬改定や人件費高騰を背景に、経常利益予想を当初の3.71億円から1.24億円へと66.6%の大幅な下方修正を発表しています。この逆風下で、高収益のエンゼルケア事業を軸に収益性をどう回復させるかが当面の焦点となります。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
3月
本社
東京都大田区大森北1丁目2番3号
公式
www.care.co.jp

社長プロフィール

福原 俊晴
代表取締役社長
堅実派
私たちは、質の高いサービスを提供できる体制を整備し、従業員が希望を抱いて将来や人生を託せる会社を目指します。介護とエンゼルケアの両事業を成長させることで、自律的な成長を継続し、社会に貢献し続けます。

この会社のストーリー

1970
創業の原点、福原グループの始まり

現社長の父である福原敏雄氏が事業を開始。これが後のケアサービスグループの礎となる。

1991
株式会社ケアサービス設立

東京都大田区に株式会社ケアサービスを設立。在宅介護サービス事業を本格的にスタートさせる。

2002
エンゼルケア事業の開始

介護事業で培ったノウハウを活かし、葬儀用の湯灌サービスを提供するエンゼルケア事業に進出。事業の第二の柱を確立する。

2004
ヘラクレス市場(現・東証グロース)へ上場

社会的な信用の獲得と事業拡大を目的として、大証ヘラクレス市場(当時)に上場を果たす。公開価格14万円に対し初値は30万円と高い評価を得た。

2013
中国・上海に現地法人を設立

海外展開の第一歩として、上海福原護理服務有限公司を設立。日本の高品質な介護サービスを海外へ展開する挑戦を開始した。

2021
新中期経営計画の策定

「成長拡大」と「品質向上」の両立を掲げた新たな中期経営計画をスタート。従業員が希望を持てる会社作りと持続的な成長を目指す。

2024
上場20周年と次なる成長へ

上場から20年を迎え、介護業界のリーディングカンパニーとして安定した経営基盤を築く。東京23区中心のドミナント戦略を継続し、さらなるサービス拡充を図る。

注目ポイント

独自のビジネスモデル「介護×エンゼルケア」

在宅介護サービスに加え、葬儀用の湯灌サービス(エンゼルケア)というユニークな事業を展開。人生の始まりから最期までを支える、社会貢献性の高いビジネスモデルが強みです。

東京23区中心のドミナント戦略

通所介護施設(デイサービス)を東京23区に集中して展開する「ドミナント戦略」で高い知名度と効率的な運営を実現。地域に根差したきめ細やかなサービスを提供しています。

株主還元への意識(QUOカード優待)

安定した配当に加え、100株以上の保有でQUOカード1000円分がもらえる株主優待制度を導入。個人投資家にも魅力的な還元策で、配当と優待を合わせた利回りも注目されています。

サービスの実績は?

2.3%
売上高成長率
FY2025
(YoY)
0.4%
営業利益成長率
FY2025
(YoY)
20
1株当たり配当金
FY2025実績
+4円 YoY
20.3%
配当性向
FY2025実績
前年比+4.2pt
1,000円相当
株主優待 (QUOカード)
100株以上保有 (3月末)

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.1%
話題性
不評
ポジティブ 20%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 配当性向20%程度目標
1株配当配当性向
FY2016/36.316.8%
FY2017/36.816.8%
FY2018/36.7521.6%
FY2019/36.7527.0%
FY2020/3711.0%
FY2021/38.516.9%
FY2022/31019.7%
FY2023/31416.4%
FY2024/31616.1%
FY2025/32020.3%
7期連続増配
株主優待
あり
権利確定月3月

当社は、業績連動かつ安定的な配当の継続を基本方針としており、配当性向20%程度を目安に利益還元を行っています。近年は業績の拡大に合わせて増配を続けており、株主還元への姿勢を強化しています。今後は事業成長による利益の積み上げを背景に、さらなる配当水準の向上を目指す計画です。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
11.1%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
5.3%
業界平均
11.9%
自己資本比率上回る
この会社
71.7%
業界平均
51.3%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/389.7億円
FY2023/392.4億円
FY2024/396.4億円
FY2025/398.6億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/35.2億円
FY2025/35.2億円

当社の売上高は、通所介護施設を核とした在宅介護サービスが堅調に推移し、FY2021/3の約87億円からFY2025/3には約99億円まで着実に成長を続けています。葬儀準備事業などの付帯サービスも収益を支え、営業利益はコストコントロールの改善によりFY2021/3の約3億円からFY2025/3には約5.2億円へ拡大しました。今後はさらなる施設展開と質の向上を図り、FY2026/3には売上高約104億円、純利益約4.1億円の増益を見込んでいます。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
11.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.1%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
5.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/310.2%5.9%-
FY2022/39.5%5.9%-
FY2023/316.4%9.2%-
FY2024/315.1%9.8%5.4%
FY2025/311.1%9.1%5.3%

売上高営業利益率は、FY2021/3の3.5%からFY2025/3には5.3%まで向上しており、効率的な施設運営と高付加価値サービスの提供が収益性改善に寄与しています。自己資本利益率(ROE)も13%前後で推移しており、限られた資本を有効に活用して高いリターンを生み出す体質が定着しています。今後も介護現場のDX推進等を通じて、この高い収益性を維持・向上させる方針です。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率71.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
29.2億円

財務健全性は極めて高く、FY2025/3時点で有利子負債ゼロを達成しており、自己資本比率は71.0%と非常に強固な水準を維持しています。総資産も事業拡大に伴い着実に増加し、FY2021/3の約32億円から約41億円へ拡大しました。無借金経営の安定した財務基盤により、新規出店やサービス強化に向けた投資を自己資金で柔軟に行える体制が整っています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+5.5億円
営業CF
投資に使ったお金
-1.4億円
投資CF
借入・返済など
-9,200万円
財務CF
手元に残ったお金
+4.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/33.4億円-4,900万円-2.8億円2.9億円
FY2022/33.4億円-1.8億円-1.9億円1.5億円
FY2023/34.4億円-3,600万円-1.5億円4.1億円
FY2024/35.5億円-1.0億円-1.2億円4.4億円
FY2025/35.5億円-1.4億円-9,200万円4.1億円

営業活動によるキャッシュフローは本業の安定収益を背景に増加傾向にあり、安定した資金創出能力によって高いフリーキャッシュフロー(FCF)を創出しています。投資活動には規律ある支出を継続しており、主に介護施設の設備拡充や環境整備へ資金を充てています。財務CFのマイナスは配当支払いや負債の圧縮によるもので、良好なキャッシュ循環を維持しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1人材の確保について当社グループが事業を拡大していくためには、人材の確保が必要となります
2減損会計の適用について当社グループの保有する建物等について、今後、収益性が著しく低下した場合には、減損損失の計上が必要となり、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/33.2億円1.3億円40.3%
FY2022/33.3億円1.4億円41.3%
FY2023/34.8億円1.5億円31.9%
FY2024/35.6億円1.8億円32.1%
FY2025/35.8億円2.1億円35.6%

法人税等の支払額は、税引前利益の拡大に伴い、直近では約2億円前後の水準で推移しています。実効税率は概ね30%から35%の範囲内で安定しており、税務上の大きな特例や繰越欠損金の解消等による一時的な変動を除けば、適正に納税されています。将来の収益見通しに対しても、概ね標準的な税率水準に基づいた計画となっています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
435万円
従業員数
1,040
平均年齢
41.3歳
平均年収従業員数前年比
当期435万円1,040-

従業員平均年収は435万円であり、介護業界全体の水準と比較すると平均的またはやや控えめな部類に属します。人件費が高騰しやすい介護業界において、利益率の維持と人件費のバランス調整が経営上の重要な課題となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主42.9%
浮動株57.1%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2.4%
事業法人等40.5%
外国法人等2.6%
個人その他53%
証券会社1.5%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はケアサービス従業員持株会。

有限会社友愛(1,662,800株)43.83%
福原 俊晴(542,200株)14.29%
ケアサービス従業員持株会(151,100株)3.98%
東京海上日動火災保険株式会社(96,000株)2.53%
MSIP CLIENT SECURITIES(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(82,600株)2.17%
楠田 卓(45,000株)1.18%
JPモルガン証券株式会社(33,700株)0.88%
宮 こずえ(30,500株)0.8%
ケアサービス役員持株会(29,700株)0.78%
古川 辰也(22,594株)0.59%

同社は有限会社友愛が43.83%、創業家と思われる福原俊晴氏が14.29%の株式を保有しており、創業家による強固な支配体制が構築されています。持株会を含めた役員・従業員の関与も一定数存在し、安定株主が支配権を維持する一方で、浮動株比率は限定的と考えられます。

会社の公式開示情報

役員報酬

6,788万円
取締役5名の合計

主な事業は通所介護や訪問入浴、居宅介護支援などの在宅介護サービスおよびシニア向け総合サービスです。近年は競争環境の激化や介護報酬改定の影響により業績に下方圧力がかかる局面があり、安定的な収益基盤の維持とコスト管理がリスク要因として挙げられます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 0名(0.0% 男性 8
100%
監査報酬
2,650万円
連結子会社数
1
設備投資額
1.1億円
平均勤続年数(従業員)
7.4
臨時従業員数
478

女性役員比率は0%であり、多様性の確保には今後の課題が残ります。監査体制については専任の監査役を置き監査報酬を支払う標準的な形態ですが、企業規模が比較的小規模であるため、今後はガバナンス体制のさらなる透明性向上と執行体制の強化が期待されます。

会社の計画は順調?

D
総合評価
前期中計は未達。今期予想も大幅下方修正しており、計画達成力には課題が見られます。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

(旧)中期経営計画
FY2022~FY2024
売上高: 目標 107.81億円 未達 (96.4億円)
89.4%
営業利益: 目標 未公表 未達 (5.18億円)
0%
通期業績予想 (修正後)
FY2026
売上高: 目標 103.7億円 順調
95.1%
営業利益: 目標 6.09億円 順調
85.4%
経常利益: 目標 1.24億円 順調
469.4%
当期純利益: 目標 4.11億円 順調
90.9%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20234億円4億円+0.2%
FY20245億円5億円-4.3%
FY20256億円5億円-18.8%
経常利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20264億円1億円-66.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

FY2024を最終年度とする中期経営計画は、売上高目標107.8億円に対し実績96.4億円と未達で終了しました。現在、新たな中計は策定されておらず、単年度の業績予想を目標としています。しかし、そのFY2026通期予想も、2026年3月に経常利益を66.6%下方修正するなど、外部環境の変化に対する計画の脆弱性が露呈しています。介護報酬改定や人件費上昇といった業界共通の課題に直面しており、計画の前提が崩れやすい状況です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

過去5年間のTSR(株主総利回り)を見ると、FY2021からFY2023にかけてはTOPIXを上回るパフォーマンスを見せていました。これは、コロナ禍においても安定した介護需要を背景に業績を伸ばし、増配を続けたことが評価されたためと考えられます。しかし、FY2024以降はTOPIXを下回る(アンダーパフォーム)状況に転じています。これは、介護報酬改定への懸念や人件費上昇による収益性の悪化が表面化し、株価が伸び悩んだことが主な要因です。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+105.6%
100万円 →205.6万円
105.6万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021195.3万円+95.3万円95.3%
FY2022156.6万円+56.6万円56.6%
FY2023183.4万円+83.4万円83.4%
FY2024204.5万円+104.5万円104.5%
FY2025205.6万円+105.6万円105.6%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残情報なし
売り残情報なし
信用倍率情報なし
2026-03-30時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

同業他社(サービス業平均)と比較すると、PER・PBRともに著しく割安な水準にあります。これは直近の業績下方修正を市場が織り込んでいるためと考えられます。一方で、配当利回りは業界平均を上回っており、株価の下支え要因となる可能性があります。時価総額は32億円と小規模であり、今後の成長次第では大きな株価上昇も期待できますが、流動性の低さには注意が必要です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや懸念
報道件数(30日)
42
前月比 -12.5%
メディア数
8
株探, 日本経済新聞, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報オンライン ほか
業界内ランキング
上位 65%
サービス業 450社中 292位
報道のトーン
20%
好意的
45%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

決算・業績50%
株主還元20%
人事異動15%
経営戦略15%

最近の出来事

2025年11月決算発表

2026年3月期中間決算を発表し、非連結決算への移行に伴う個別業績予想の修正を実施。

2026年2月業績減益

第3四半期累計で経常利益が68%減益となる厳しい決算内容を公表。

2026年3月下方修正

2026年3月期本決算の経常利益を3.71億円から1.24億円へ大幅下方修正することを発表。

最新ニュース

中立
2026年3月期中間決算発表
11/05 · 株予報Pro
ポジティブ
株主優待制度の拡充とQUOカード贈呈の継続を発表
10/01 · ダイヤモンド・ザイ

ケアサービス まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 71.7%
稼ぐ力
高い
ROE 11.1%
話題性
不評
ポジティブ 20%

「首都圏のデイサービスと、参入障壁の高いエンゼルケアで『生から死まで』を支える、地味ながら堅実な成長企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU