2373スタンダード

(株)ケア21

CARE TWENTYONE CORPORATION

最終更新日: 2026年3月25日

ROE8.6%
BPS327.4円
自己資本比率14.3%
FY2025/3 有報データ

最大ではなく最高のサービスを。関西発、高齢者の暮らしに寄り添う総合福祉企業

最大ではなく最高のサービスを目指す総合福祉企業

この会社ってなに?

あなたや家族が介護サービスを必要としたとき、ケア21はその選択肢になります。訪問介護ヘルパーの派遣、有料老人ホームやグループホームの運営、デイサービスなど、高齢者の日常生活を幅広くサポート。大阪・東京を中心に全国で事業を展開しており、福祉用具のレンタルや認可保育所の運営にも取り組んでいます。

ケア21は2001年設立の総合福祉企業で、関西を中心に訪問介護・施設介護・保育・障がい者支援などを展開しています。FY2025/10は売上高482億円(前年比+6.1%)と増収を維持し、営業利益は7.8億円と2期連続の営業赤字から黒字転換を果たしました。FY2026/10 Q1では経常利益が黒字浮上し、上期計画を超過する好スタートを切っています。PER 23.5倍、配当利回り3.91%と、介護セクターの中で安定配当が魅力の銘柄です。

サービス業スタンダード市場

会社概要

業種
サービス業
決算期
10月
本社
大阪府大阪市北区堂島2丁目2-2 近鉄堂島ビル10F
公式
www.care21.co.jp

社長プロフィール

依田 雅
代表取締役社長
実行力のある創業経営者
最大ではなく最高のサービスを提供することを理念に、ケア21は介護を必要とするすべての方に寄り添い、安心と笑顔のある暮らしを実現してまいります。地域社会との共生を大切にし、総合福祉企業としてのさらなる成長を目指します。

この会社のストーリー

2001
ケア21設立

大阪で株式会社ケア21を設立。訪問介護事業からスタートし、高齢者介護の道を歩み始めた。

2003
JASDAQ上場

設立からわずか2年でJASDAQ上場を果たし、介護業界のベンチャー企業として注目を集めた。

2010
施設介護事業に本格参入

有料老人ホームやグループホームの運営を本格化。在宅介護に加え、施設介護でも事業を拡大した。

2023
営業赤字と構造改革

人件費上昇と介護報酬改定の影響で営業赤字に。不採算施設の見直しや運営効率化など構造改革に着手した。

2025
黒字転換と中計推進

営業利益が黒字転換し、売上高482億円で過去最高を達成。中期経営計画のもと、成長と収益性の両立を目指す。

2026
さらなる成長へ

Q1決算で経常利益が黒字浮上。M&Aによる在宅介護領域の強化と施設稼働率の改善で、中計目標の達成を目指す。

注目ポイント

高齢化社会の成長テーマ

日本の高齢化率は上昇を続けており、介護需要は構造的に拡大しています。ケア21は関西を中心に訪問介護から施設介護まで幅広くカバーし、この成長市場の恩恵を受ける立場にあります。

配当利回り3.91%の安定配当

営業赤字の期間も1株17円の配当を維持し続けた実績があります。配当利回り3.91%は介護セクターの中でも高水準で、インカムゲインを重視する投資家に魅力的です。

黒字転換で底打ちの兆候

FY2025/10に営業利益が黒字転換し、FY2026/10 Q1も好調。株価は52週安値から反発しており、業績回復を織り込む過程にあります。PBR 1.33倍と割安感もあり、回復局面での投資機会です。

サービスの実績は?

17
1株当たり配当金
FY2025実績
安定配当維持
+6.1%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
482億円
連結売上高
FY2025/10通期
過去最高
5,472
従業員数
2025年10月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2023-2024の2期連続営業赤字から黒字転換したが、利益水準はまだ回復途上)
配当
少なめ
1株 17円
安全性
注意
自己資本比率 14.3%(有利子負債ゼロの実質無借金経営。自己資本比率14%はリース負債計上による見かけ上の低さ)
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
17
方針: 安定配当を基本方針とし、1株17円の配当を維持
1株配当配当性向
FY2016/310-
FY2017/31018.5%
FY2018/321.7139.6%
FY2019/310.748.4%
FY2020/311.722.2%
FY2022/31736.3%
FY2023/3173695.7%
FY2024/31782.4%
FY2025/31759.8%
5期連続増配
株主優待
なし

2023年10月権利分をもって株主優待制度を廃止しました。現在、優待制度の実施はありません。

ケア21は1株17円の安定配当を継続しており、営業赤字の期間も減配せずに維持しています。配当利回りは3.91%と高水準で、インカムゲインを重視する投資家に魅力的です。なお、QUOカードの株主優待は2023年10月末をもって廃止されています。業績回復が進めば増配の可能性も期待されます。

同業比較(収益性)

サービス業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
8.6%
業界平均
12.4%
営業利益率下回る
この会社
1.6%
業界平均
11.9%
自己資本比率下回る
この会社
14.3%
業界平均
51.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/3384億円
FY2023/3411億円
FY2024/3454億円
FY2025/3482億円
営業利益
FY2022/311.1億円
FY2023/3-4.0億円
FY2024/3-4.6億円
FY2025/37.8億円

ケア21の売上高は介護需要の拡大を背景に5期連続で増収を達成しています。FY2023/10・FY2024/10は人件費上昇と介護報酬改定の影響で営業赤字に転落しましたが、FY2025/10には稼働率改善と構造改革の効果により営業利益7.8億円と黒字転換を実現しました。FY2026/10 Q1は経常利益1.6億円と上期計画を超過する好調な滑り出しです。

事業ごとの売上・利益

在宅系介護事業
185億円38.4%)
施設系介護事業
245億円50.8%)
その他事業
52億円10.8%)
在宅系介護事業185億円
利益: 10.2億円利益率: 5.5%

訪問介護、居宅介護支援、訪問看護等の在宅介護サービスを提供。関西地域を中心に全国展開し、売上構成比約38%を占める主力セグメント。

施設系介護事業245億円
利益: -5.8億円利益率: -2.4%

有料老人ホーム、グループホーム、特別養護老人ホーム等の施設運営。売上構成比約51%で最大セグメントだが、稼働率回復途上で赤字が継続。

その他事業52億円
利益: 3.4億円利益率: 6.5%

福祉用具レンタル・販売、認可保育所運営、障がい者支援事業等。利益率が高く、事業の多角化に貢献するセグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
8.6%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.2%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
1.6%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2016/3-7.3%-1.1%1.8%
FY2017/320.9%2.7%3.5%
FY2018/35.8%0.7%1.9%
FY2019/36.9%0.9%3.6%
FY2020/313.9%2.0%4.0%
FY2021/313.8%2.5%4.1%
FY2022/39.7%1.7%2.9%
FY2023/30.1%0.0%-1.0%
FY2024/35.9%0.9%-1.0%
FY2025/38.6%1.2%1.6%

営業利益率はFY2023/10・FY2024/10に一時マイナスとなりましたが、FY2025/10には1.6%まで回復しました。ROEは8.6%と改善傾向にあり、介護業界の構造的な人件費増加に対応しつつ、収益性の回復を図っています。今後は稼働率のさらなる向上と運営効率化により、利益率の改善が期待されます。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率14.3%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
44.9億円

総資産はFY2021/10の376億円からFY2025/10の310億円へ縮小しており、事業再編やリース会計基準の影響を反映しています。有利子負債はゼロで実質無借金経営が特徴です。自己資本比率は14〜18%と介護業界の特性(リース負債計上)を反映した水準ですが、財務的な安全性は確保されています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+21.7億円
営業CF
投資に使ったお金
+1.4億円
投資CF
借入・返済など
-12.0億円
財務CF
手元に残ったお金
+23.1億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2016/33.5億円-4.1億円-2.4億円-6,100万円
FY2017/38.1億円-2.8億円-6.9億円5.2億円
FY2018/311.2億円-6.7億円-2.0億円4.4億円
FY2019/321.3億円-10.4億円-12.6億円10.9億円
FY2020/329.3億円-11.6億円-7,700万円17.7億円
FY2021/326.1億円-13.8億円-13.3億円12.3億円
FY2022/311.1億円-13.9億円-6.8億円-2.8億円
FY2023/321.4億円-26.0億円12.0億円-4.6億円
FY2024/37.1億円-10.2億円7.8億円-3.1億円
FY2025/321.7億円1.4億円-12.0億円23.1億円

営業キャッシュフローはFY2025/10に21.7億円と大幅に回復し、FCFも23.1億円の黒字に転換しました。投資CFがプラスとなったのは一部事業売却や資産整理の影響と考えられます。FY2023/10〜FY2024/10は新規出店投資によりFCFがマイナスでしたが、収益性改善に伴い資金繰りは改善基調にあります。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1介護報酬改定による収益変動リスク(3年ごとの制度改定の影響)
2介護人材の確保・定着に関するリスク(業界全体の人手不足)
3新規出店・M&Aに伴う投資回収リスク
4感染症(新型コロナ等)による施設稼働率低下リスク
5法令・規制変更に伴うコンプライアンスリスク
6競合他社との価格・サービス競争リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2016/32.8億円5.1億円181.9%
FY2017/36.6億円0円0.0%
FY2018/33.4億円1.3億円39.0%
FY2019/38.9億円5.9億円66.3%
FY2020/311.2億円4.1億円36.6%
FY2021/316.8億円7.4億円44.1%
FY2022/311.6億円5.3億円45.5%
FY2023/32.0億円1.9億円97.0%
FY2024/3-2.4億円0円-
FY2025/35.4億円1.6億円29.3%

FY2024/10は税引前損益が赤字となりましたが、FY2025/10には5.4億円の税引前利益を確保しました。実効税率は29.3%と正常化しており、収益回復に伴い納税額も増加傾向にあります。FY2023/10の実効税率97%は一過性の特殊要因(繰延税金資産の取崩等)によるものです。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
405万円
従業員数
5,472
平均年齢
46.6歳
平均年収従業員数前年比
FY2025/10405万円5,472-

従業員の平均年収は405万円で、介護業界の平均的な水準です。平均年齢46.6歳、従業員数5,472名と大規模な人員体制を擁しています。介護業界全体の人手不足が課題となる中、安定した雇用基盤の維持が経営の重要テーマとなっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主72.5%
浮動株27.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
事業法人等19.3%
外国法人等0.5%
個人その他80%
証券会社0.2%

創業家および関連会社が過半数を保有する極めて安定した株主構成です。経営の一貫性が保たれやすい反面、流動性は限定的です。

株式会社浅科依田(1,005,000株)22.32%
吉田嘉明(717,000株)15.25%
スターツコーポレーション株式会社(507,000株)10.96%
依田雅(127,000株)9.52%
アズワン株式会社(207,000株)8.38%

筆頭株主は創業家関連の株式会社浅科依田(22.32%)で、代表取締役の依田雅氏(9.52%)と合わせると創業家で約47%を保有しています。吉田嘉明氏(15.25%)やスターツコーポレーション(10.96%)、アズワン(8.38%)など特定の大株主が安定保有しており、経営の独立性と一貫性が確保された構成です。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,970万円
取締役6名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
在宅系介護事業185億円10.2億円5.5%
施設系介護事業245億円-5.8億円-2.4%
その他事業52億円3.4億円6.5%

施設系介護事業が売上の約51%を占める最大セグメントですが、稼働率の回復途上にあり赤字が続いています。一方、在宅系介護事業は利益率5.5%と安定した収益を上げており、その他事業も6.5%の利益率を確保しています。施設系の稼働率改善が全社業績の鍵を握っています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 1名(9.1% 男性 10
9%
91%
監査報酬
540万円
連結子会社数
5
設備投資額
8.5億円
平均勤続年数(従業員)
7.2
臨時従業員数
3200

取締役・監査役11名中、女性が1名(9.1%)を占めています。連結子会社5社を統括するグループ経営体制のもと、介護事業特有のコンプライアンス重視の経営を実践しています。パート・アルバイト含む臨時雇用者が約3,200名おり、介護サービスの現場を支えています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
売上高は中計目標に接近しているが、利益面は回復途上。FY2025の黒字転換は好材料だが、FY2026の目標達成には施設稼働率のさらなる改善が必要。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(2023年12月策定)
FY2024〜FY2026
売上高: 目標 500億円 順調 (482億円 (FY2025))
96.3%
営業利益: 目標 10億円 順調 (7.8億円 (FY2025))
78.4%
営業利益率: 目標 2.0% 順調 (1.6% (FY2025))
80%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025480億円482億円+0.3%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
FY20246億円-5億円-176.7%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ケア21は中期経営計画でFY2026に売上高500億円・営業利益10億円を目標に掲げています。FY2025実績は売上高482億円と目標の96%に到達し、営業利益は7.8億円と78%の進捗率です。売上規模は順調に拡大していますが、利益率の改善が最終年度の課題となっています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ケア21のTSRは5年間で50%と大幅にTOPIX(213%)をアンダーパフォームしています。介護業界の構造的な人件費増加と営業赤字の影響で株価は低迷しました。ただし、FY2025の黒字転換により底打ちの兆候が見られ、今後の業績改善次第でTSR改善が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+50.0%
100万円 →150.0万円
50.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021200.0万円+100.0万円100.0%
FY2022172.0万円+72.0万円72.0%
FY2023156.0万円+56.0万円56.0%
FY2024148.0万円+48.0万円48.0%
FY2025150.0万円+50.0万円50.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残900株
売り残0株
信用倍率-
3/18時点
今後の予定
2026年10月期 第2四半期決算発表2026年6月中旬(予定)
定時株主総会2027年1月下旬(予定)

ケア21のPERは23.5倍とセクター平均(22.0倍)とほぼ同水準で、PBRは1.33倍と業界平均を下回る割安な水準にあります。配当利回りは3.91%と高く、インカムゲームを重視する投資家にとって魅力的なバリュエーションです。信用銘柄のため信用取引は買いのみ利用可能です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
32
前月比 +8.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 50%
サービス業(介護) 上場12社中 6位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算40%
M&A・事業再編25%
介護報酬・制度20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月Q1好決算

FY2026/10 Q1の経常利益が黒字浮上し、上期計画を超過。介護事業の稼働率改善が寄与。

2025年12月通期黒字転換

FY2025/10通期で営業利益7.8億円と2期ぶりの黒字転換。売上高482億円で過去最高を更新。

2025年6月M&A実施

あさひから訪問介護事業を譲受。在宅介護領域の事業基盤を拡充。

(株)ケア21 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2023-2024の2期連続営業赤字から黒字転換したが、利益水準はまだ回復途上)
配当
少なめ
1株 17円
安全性
注意
自己資本比率 14.3%(有利子負債ゼロの実質無借金経営。自己資本比率14%はリース負債計上による見かけ上の低さ)
稼ぐ力
普通
ROE 8.6%
話題性
好評
ポジティブ 50%

「関西地盤の総合福祉企業。訪問介護から施設介護まで、高齢者の暮らしを支えるスタンダード上場企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU