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(株)ASJ2351

ASJ INC.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3予想は営業利益1.1億円と減益だが、3Q累計では過去最高の経常利益を記録しており会社予想は保守的)
配当
少なめ
1株 3円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%(自己資本比率59.4%・有利子負債7.1億円と財務は健全。データセンター投資に伴う借入増は成長投資の一環)
稼ぐ力
普通
ROE 1.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

商工会議所のウェブサイトや予約システム、ネットショップの決済システムなど、私たちの日常生活でも間接的にASJのサービスに触れる機会があります。例えば、地域のイベント予約やオンラインでのクレジットカード決済の裏側で、ASJのクラウドサービスや決済代行システムが稼働しています。また、子会社のアイテックスは企業の人事給与管理システムを提供しており、多くの企業の給与計算を支えています。

ASJは1984年創業のIT企業で、クラウドホスティング・決済代行サービスを主力事業とし、全国の商工会議所を中心に堅実な顧客基盤を持っています。2025年3月期は売上高27.4億円、営業利益1.6億円と黒字が定着。2022/03期に大幅赤字を計上した後、着実に業績を回復させてきました。姫路にデータセンターを新設するなど成長投資も積極的で、M&Aによる事業拡大にも注力しています。PER 42.5倍・PBR 1.03倍と成長期待が織り込まれた水準です。

情報・通信業スタンダード市場

注目ポイント

商工会議所に強いクラウド基盤

全国の商工会議所をはじめ、中小企業向けにクラウドホスティング・決済代行サービスを提供。地域密着型のIT企業として独自のポジションを確立しています。

赤字から黒字定着へのV字回復

2022/03期の大幅赤字から3期連続で営業黒字を達成。営業利益率は5.9%まで改善し、構造改革の成果が着実に表れています。業績回復に伴う株価の見直し余地があります。

姫路データセンターで成長投資

新設の姫路ラボ&サーバセンターにより、サービス提供能力が大幅に拡大。BCP対策の強化と西日本市場の開拓により、新たな成長ステージに入りつつあります。

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
3月
本社
埼玉県川口市栄町3-2-16
公式
www.asj.ad.jp

サービスの実績は?

3
1株当たり配当金
2025期実績
+50% YoY
5.9%
営業利益率
2025期実績
+57.8%
営業利益成長率
2025期実績 (YoY)
147
従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

ネットサービス事業
18.5億円67.3%)
SI事業
9.0億円32.7%)
ネットサービス事業18.5億円
利益: 1.2億円利益率: 6.5%

クラウドホスティング、決済代行、EC支援サービスを提供。商工会議所を中心とした顧客基盤に強み。売上構成比約67%を占める主力セグメント。

SI事業9.0億円
利益: 0.4億円利益率: 4.4%

子会社アイテックスによる人事給与管理システムの開発・販売およびSIソリューションサービス。NTTデータからの買収で取得した事業。売上構成比約33%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
1.0%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.6%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
2.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期1.5%1.0%-
2022/03期18.0%11.6%-
2023/03期2.5%1.6%-
2024/03期4.3%2.7%3.6%
2025/03期8.9%5.4%5.9%
3Q FY2026/31.0%(累計)0.6%(累計)2.7%

2022/03期の大幅赤字から回復し、営業利益率は2025/03期に5.9%まで改善しました。ROEも2025/03期には8.5%に到達し、資本効率が着実に向上しています。クラウドサービスのストック型収益モデルが定着しつつあり、今後のさらなる利益率改善が期待されます。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期25.1億円5,000万円4,300万円5.5円-
2022/03期24.9億円4.8億円4.8億円-61.1円-0.6%
2023/03期27.5億円7,900万円6,300万円7.9円+10.6%
2024/03期28.5億円1.0億円1.1億円14.1円+3.4%
2025/03期27.4億円1.6億円2.5億円31.0円-3.7%

2022/03期にシステム投資に伴う大幅な営業赤字(-4.8億円)を計上しましたが、2023/03期以降は3期連続で営業黒字を確保し、収益体質の改善が進んでいます。2025/03期は売上高27.4億円とやや減収ながら、営業利益1.6億円・純利益2.5億円と利益面は大幅に改善しました。2026/03期は売上高28億円・営業利益1.1億円を予想しています。 【3Q 2026/03期実績】売上19億円(通期予想比69%)、営業利益52百万円(同47%)、純利益27百万円(同39%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
1.0%(累計)
業界平均
11.1%
営業利益率下回る
この会社
2.7%
業界平均
2.8%
自己資本比率下回る
この会社
58.8%
業界平均
59.8%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

9,064万円
取締役7名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
ネットサービス事業18.5億円1.2億円6.5%
SI事業9.0億円0.4億円4.4%

ネットサービス事業が売上の約67%を占める主力セグメントで、クラウドホスティングと決済代行を中心に安定した収益を確保しています。SI事業は子会社アイテックスが担い、人事給与管理システムを強みに企業向けサービスを展開。両セグメントとも黒字を維持しており、ストック型ビジネスモデルによる安定収益基盤を構築しています。

どんな話題が多い?

業績・決算40%
データセンター・設備投資25%
上場維持基準20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
25
前月比 +3.5%
メディア数
12
株探, Yahoo!ファイナンス, 日経電子版, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
情報・通信業 約400社中 240位前後
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1984
アドミラルシステムとして創業

埼玉県川口市でアドミラルシステムとして設立。コンピュータシステムの受託開発からスタートした。

2003
JASDAQ上場

JASDAQに上場し、インターネットサービス企業としての成長基盤を構築。ホスティング事業を本格展開。

2016
NTTデータ子会社を買収

NTTデータ・アイテックスを子会社化し、人事管理システム事業に参入。SI事業の柱を確立した。

2022
大型投資で一時赤字に

システム刷新投資に伴い営業赤字4.8億円を計上。将来の成長に向けた痛みを伴う構造改革を断行した。

2025
姫路データセンター竣工

兵庫県姫路市に姫路ラボ&サーバセンターを竣工。西日本の事業基盤を強化し、BCP対応も充実させた。

2026
業績回復と成長加速

3Q累計経常利益が過去最高を更新。クラウドサービスの拡大とDX需要の取込みで成長軌道に復帰。

出来事の年表

2026年2月好決算・株価急伸

3Q累計の経常利益が前年比109%増で過去最高を更新。株価は一時400円台に急伸。

2025年7月成長戦略開示

事業計画及び成長可能性に関する事項を開示。クラウド・DXを軸とした成長戦略を明示。

2025年5月通期決算発表

2025/03期通期決算を発表。営業利益1.6億円と3期連続の黒字を達成。増配も実施。

社長プロフィール

青木 邦哲
代表取締役社長 Co-CEO&COO
技術者出身の実務派経営者
ASJは、クラウドサービスと決済代行を基盤に、全国の商工会議所や中小企業のデジタル化を支援しています。姫路の新データセンターを核に、次世代のITインフラを構築し、お客様のビジネス変革に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率58.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
6.7億円
借金(有利子負債)
Net Assets
28.5億円
会社の純資産

自己資本比率は59〜66%と高水準を維持しており、財務体質は健全です。2024/03期以降、姫路データセンターの建設に伴い有利子負債が増加していますが、総資産に対する比率は約15%と低水準にとどまっています。BPSは363.8円で、株価374円に対してPBR 1.03倍とほぼ簿価水準です。 【3Q 2026/03期】総資産48億円、純資産28億円、自己資本比率58.8%、有利子負債6.7億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+4.2億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-7.2億円
投資に使ったお金
Financing CF
+4.3億円
借入・返済など
Free CF
-3.1億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期0円0円0円0円
2022/03期0円0円0円0円
2023/03期0円0円0円0円
2024/03期2.8億円2.9億円6,300万円500万円
2025/03期4.2億円7.2億円4.3億円3.1億円

営業キャッシュフローは毎期2.5〜4.5億円のプラスを安定的に確保しており、本業の現金創出力は堅実です。2025/03期の投資CFが-7.2億円と大きいのは、姫路ラボ&サーバセンターへの設備投資によるもので、財務CFでの借入により資金を手当てしています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 11名)
女性 0名(0.0% 男性 11
100%
監査報酬
1,800万円
設備投資額
7.3億円
平均勤続年数(従業員)
14.9

取締役・監査等委員11名は全員男性で、女性役員の登用が今後の課題です。設備投資額7.3億円は姫路ラボ&サーバセンターの建設を含む成長投資です。平均勤続年数14.9年と高い定着率を誇り、技術者の専門性が事業の競争力を支えています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主24.1%
浮動株75.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関3.2%
事業法人等18%
外国法人等0.6%
個人その他72.9%
証券会社5.3%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主はASJ従業員持株会氏・青木氏・公益財団法人ASJ財団。

丸山 治昭(1,971,900株)24.8%
公益財団法人ASJ財団(1,192,700株)15%
上田八木短資株式会社(206,000株)2.59%
株式会社三井住友銀行(136,300株)1.71%
株式会社SBI証券(126,713株)1.59%
田村 公一(119,200株)1.49%
ASJ従業員持株会(114,800株)1.44%
青木 邦哲(114,300株)1.43%
株式会社埼玉りそな銀行(113,600株)1.42%
堀 正明(95,500株)1.2%

筆頭株主は創業者の丸山治昭氏(代表取締役会長・Co-CEO)が24.8%を保有し、公益財団法人ASJ財団が15.0%と続きます。代表取締役社長の青木邦哲氏も1.43%を保有しており、経営陣のオーナーシップが強い構成です。従業員持株会も1.44%を保有し、社員の経営参画意識の高さがうかがえます。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1クラウド市場における他社との競合激化リスク
2データセンターの障害・災害リスク
3情報セキュリティリスク(サイバー攻撃等)
4技術革新への対応遅れリスク
5人材確保・育成に関するリスク
6M&Aに伴うのれん減損リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
534万円
従業員数
147
平均年齢
40.7歳
平均年収従業員数前年比
当期534万円147-

従業員の平均年収は534万円で、情報通信業界の中では中程度の水準です。平均年齢40.7歳・平均勤続年数14.9年と、社員の定着率が高いことが特徴です。従業員数147名とコンパクトな組織で、少数精鋭での事業運営を行っています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

ASJのTSRは5年間で43.2%と、TOPIXの106.8%を大幅に下回るパフォーマンスです。2022/03期の大幅赤字以降、株価は低迷が続いています。業績回復が本格化すれば株価の見直しが進む可能性がありますが、上場維持基準への適合も課題として残っています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
3
方針: 安定配当を基本方針とし、業績に応じた利益還元
1株配当配当性向
2016/03期257.0%
2017/03期2-
2018/03期281.3%
2019/03期2-
2020/03期264.9%
2021/03期236.2%
2022/03期2-
2023/03期225.3%
2024/03期214.2%
2025/03期39.7%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は2025/03期に1株2円から3円へ初の増配を実施しました。配当利回りは0.80%と低水準ですが、成長投資(データセンター建設等)を優先する段階にあるためです。配当性向は9.7%と余裕があり、業績成長に伴う今後の増配余地は大きいと考えられます。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 43.2万円 になりました (-56.8万円)
-56.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期156.1万円56.1万円56.1%
2022期76.8万円23.2万円-23.2%
2023期56.3万円43.7万円-43.7%
2024期52.4万円47.6万円-47.6%
2025期43.2万円56.8万円-56.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残278,900株
売り残200株
信用倍率1,394.5倍
2/27時点
今後の予定
2026年3月期 通期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

PERは42.5倍と業界平均を上回る高い水準ですが、これは2026/03期の会社予想(純利益0.7億円)が2025/03期の純利益2.5億円から大幅減益予想となっているためです。PBRは1.03倍と解散価値に近い水準で、信用買い残が多い点には注意が必要です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期5,300万円1,000万円18.9%
2022/03期-4.8億円0円-
2023/03期8,300万円2,000万円24.1%
2024/03期1.1億円0円0.0%
2025/03期1.6億円0円0.0%

2024/03期・2025/03期の実効税率が0%となっているのは、2022/03期の大幅赤字で発生した繰越欠損金の活用により法人税が相殺されたためです。2026/03期予想では繰越欠損金の使い切りにより、通常水準の実効税率(36.4%)に戻る見込みです。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

(株)ASJ まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3予想は営業利益1.1億円と減益だが、3Q累計では過去最高の経常利益を記録しており会社予想は保守的)
配当
少なめ
1株 3円
安全性
安定
自己資本比率 58.8%(自己資本比率59.4%・有利子負債7.1億円と財務は健全。データセンター投資に伴う借入増は成長投資の一環)
稼ぐ力
普通
ROE 1.0%(累計)
話題性
好評
ポジ 50%

「サーバーホスティングから決済・DXへ。商工会議所に強い顧客基盤を持つIT中堅企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU