キャリアリンク6070
CAREERLINK CO.,LTD.
どんな会社?
事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ
ひとめ診断
この会社ってなに?
あなたが普段、市役所や区役所の窓口で手続きをしたり、コールセンターに問い合わせをしたりすることがありますよね。その裏側では、キャリアリンクのような会社が業務を請け負い、スムーズな運営を支えていることがあります。特に、コロナ禍での大規模な給付金申請業務など、一時的に大量の人手が必要になる場面で、彼らの専門性が発揮されました。普段何気なく利用している行政サービスの裏側で、実はキャリアリンクが活躍しているかもしれないのです。
官公庁向けBPO(業務外部委託)を主力とする人材サービス会社。コロナ関連特需で2023年3月期には売上高525.4億円、営業利益76.09億円と過去最高益を記録しましたが、特需剥落により2025年3月期は売上高404.0億円、営業利益26.93億円と減収減益に着地しました。現在は、強みであるBPOのノウハウを民間企業や製造業向けに横展開し、安定的な成長軌道への回帰を目指しています。特需後も年間120円の高水準な配当を維持しており、株主還元への意識も高い企業です。
会社概要
- 業種
- サービス業
- 決算期
- 3月
- 本社
- 東京都新宿区西新宿2丁目1番1号 新宿三井ビル33階
サービスの実績は?
なぜ伸びるの?
売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く
稼ぐ力はどのくらい?
2025/03期実績
| 会計期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 37.4% | 17.8% | - |
| 2022/03期 | 44.9% | 22.2% | - |
| 2023/03期 | 52.1% | 29.8% | - |
| 2024/03期 | 15.7% | 10.2% | 7.5% |
| 2025/03期 | 12.5% | 8.9% | 6.7% |
| 3Q 2026/03期 | 14.8%(累計) | 10.6%(累計) | 9.8% |
収益性は2023年3月期に営業利益率14.5%、ROE 42.2%という極めて高い水準を記録しましたが、現在は適正化が進んでいます。案件の多様化や人員体制の強化に伴い、営業利益率は直近で約6.7%まで低下しました。それでも高い水準の利益を生み出せるBPOのビジネスモデルは維持されており、効率的な経営体制が継続されています。
儲かってるの?
| 会計期 | 売上高 | 営業利益 | 当期純利益 | EPS | 増収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 303億円 | — | 20.5億円 | 171.9円 | — |
| 2022/03期 | 431億円 | — | 31.1億円 | 263.9円 | +42.4% |
| 2023/03期 | 525億円 | — | 57.1億円 | 483.4円 | +21.9% |
| 2024/03期 | 438億円 | 32.8億円 | 22.0億円 | 185.5円 | -16.6% |
| 2025/03期 | 404億円 | 26.9億円 | 18.3億円 | 154.1円 | -7.7% |
キャリアリンクの業績は、官公庁や民間企業向けのBPO関連事業が主導して急拡大し、2023年3月期には売上高約525億円、当期純利益約57億円を達成しました。しかし、その後は大規模案件の終了や一過性の特需剥落により減収減益傾向が続いています。2026年3月期は、受注量好調を背景に売上高425億円、純利益18億円規模へと緩やかな回復を見込んでいます。 【3Q 2026/03期実績】売上336億円(通期予想比79%)、営業利益33億円(同121%)、純利益22億円(同121%)。営業利益は既に通期予想を超過しており、上振れの可能性が高い。
業績の推移
売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。
同業比較(収益性)
サービス業の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)
将来どうなりそう?
公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く
会社の公式開示情報
役員報酬
主力のBPO関連事業が収益の柱となっており、特に官公庁や大手企業からの受託業務が業績を牽引しています。事業上の主なリスクとして、特定クライアントへの依存度や人材確保の競争激化、法改正に伴うコスト増が挙げられ、これらに対しては多角的な顧客ポートフォリオの形成で対応しています。
会社の計画は順調?
※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません
年度別の予想精度(計画を守れてる?)
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 480億円 | — | 404億円 | -15.8% |
| 2024期 | 624億円 | — | 438億円 | -29.8% |
| 年度 | 当初予想 | 修正予想 | 実績 | 乖離 |
|---|---|---|---|---|
| 2025期 | 35.0億円 | — | 26.9億円 | -23.0% |
| 2024期 | 70.1億円 | — | 32.8億円 | -53.2% |
当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)
コロナ特需で急拡大した業績を前提とした旧中期経営計画は、売上高・利益ともに大幅な未達で終了しました。特需剥落後の業績見通しの甘さが露呈し、2024期、2025期と2期連続で期初予想を大幅に下回る結果となっています。2025年5月に発表された新中期経営計画では、特需依存からの脱却と持続的成長を目指し、より現実的な目標設定に修正されましたが、計画達成への信頼回復が今後の課題です。
最新ニュース
どんな話題が多い?
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
この会社のストーリー
創業から現在までの歩みと、代表者の姿
出来事の年表
第2四半期累計の経常利益を従来予想から大幅に引き上げ、成長基盤の強化を市場に印象付けました。
2028年3月期までの中期経営計画を策定し、持続的な収益拡大を目指す方針を公表しました。
第3四半期決算において経常利益が前年同期比68.2%増となり、BPO事業の好調さを裏付けました。
代表者プロフィール
安心して投資できる?
財務・透明性・株主構成・リスクを点検
財務は安全?
※ 有利子負債・純資産はいずれも3Q 2026/03期末時点
財務健全性は極めて高く、自己資本比率は2025/03期時点で74.2%に達しています。過去数年間は実質無借金経営を続けてきましたが、事業拡大に伴い有利子負債を一時的に調達しました。潤沢な現預金をベースに、強固な財務基盤を維持しながら安定した事業運営を続けています。 【3Q 2026/03期】総資産222億円、純資産157億円、自己資本比率70.0%、有利子負債4.2億円。
お金の流れは?
| 会計期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 27.4億円 | ▲4,800万円 | ▲1.8億円 | 27.0億円 |
| 2022/03期 | 9.8億円 | ▲2.8億円 | ▲9,900万円 | 7.0億円 |
| 2023/03期 | ▲12.1億円 | ▲3.2億円 | ▲4.0億円 | ▲15.3億円 |
| 2024/03期 | 67.7億円 | ▲6.2億円 | ▲13.2億円 | 61.5億円 |
| 2025/03期 | 27.1億円 | ▲1.3億円 | ▲17.9億円 | 25.8億円 |
営業キャッシュフローは案件の受注時期や支払条件により年度ごとの変動が激しい傾向にあります。2024年3月期には回収が進んだことで約68億円の営業キャッシュフローを創出し、高いFCF(フリーキャッシュフロー)を確保しました。現在は安定した稼ぎを背景に、配当や有利子負債の返済といった財務活動に重点を置いています。
この会社のガバナンスは?
女性役員比率は22.2%と一定の多様性を確保しており、監査等委員会設置会社として適切な監視体制を構築しています。連結子会社3社を展開し、強固なBPO基盤を背景に事業規模を拡大させる中で、ガバナンスと透明性の維持を重要課題としています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 515万円 | 898人 | - |
従業員の平均年収は515万円であり、人材サービス業界の中では平均的な水準を維持しています。BPO(業務委託)需要の拡大に伴う人員採用と育成に注力しており、業績の成長に合わせて着実な給与水準の向上を目指している状況です。
株主リターン・投資成果
リターン・配当・市場データを確認
平均よりも稼げてる?
この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。
同社のTSR(株主総利回り)は、2021期から2025期までの5年間、一貫してTOPIXを大幅に上回るパフォーマンスを記録しています。これは、コロナ禍における官公庁向けBPO特需による急激な業績拡大と、それに伴う株価の大幅な上昇が主な要因です。また、業績拡大に合わせて積極的に増配を行ったことも、高いTSRに貢献しています。特需が一巡した現在も、高い配当水準を維持することで株主価値の維持向上に努めています。
※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| 2016/03期 | 9円 | 19.1% |
| 2017/03期 | 10円 | 19.5% |
| 2018/03期 | 10円 | 30.2% |
| 2019/03期 | 10円 | 71.6% |
| 2020/03期 | 10円 | 23.3% |
| 2021/03期 | 20円 | 11.6% |
| 2022/03期 | 40円 | 15.2% |
| 2023/03期 | 110円 | 22.8% |
| 2024/03期 | 120円 | 64.7% |
| 2025/03期 | 120円 | 77.9% |
| 権利確定月 | 3月・9月 |
配当方針は、業績に応じた利益還元を重視しており、近年は配当性向を高めることで積極的な株主還元を実施しています。特に2023年3月期以降は増配を継続し、株主に対する還元姿勢を強化しました。今後も業績成長と連動した持続的な配当支払いを基本方針としています。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| 2021期 | 605.2万円 | 505.2万円 | 505.2% |
| 2022期 | 379.6万円 | 279.6万円 | 279.6% |
| 2023期 | 662.2万円 | 562.2万円 | 562.2% |
| 2024期 | 713.7万円 | 613.7万円 | 613.7% |
| 2025期 | 634.3万円 | 534.3万円 | 534.3% |
※ 配当込みで算出したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。各期の値は有価証券報告書「主要な経営指標等の推移」の株主総利回りです。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
信用倍率は10.38倍と、信用買い残が多く、将来的な売り圧力への警戒が必要です。一方、同業他社と比較してPER・PBRは割安な水準にあり、配当利回りは4.53%と非常に魅力的です。業績の底打ち期待と高配当が株価を下支えする一方、信用買い残の整理が今後の株価上昇のカギとなりそうです。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 2021/03期 | 27.7億円 | 7.2億円 | 25.9% |
| 2022/03期 | 44.4億円 | 13.3億円 | 29.9% |
| 2023/03期 | 76.5億円 | 19.3億円 | 25.3% |
| 2024/03期 | 32.8億円 | 10.8億円 | 32.9% |
| 2025/03期 | 27.0億円 | 8.7億円 | 32.2% |
法人税等の支払額は、税引前当期純利益の増減に比例して推移しています。実効税率は概ね30%前後で推移しており、法的な税率水準に沿った適正な納税が行われています。業績変動が大きかった年度においても、税務上の大きな特例適用などはなく、一貫して安定した税負担となっています。
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キャリアリンク まとめ
「官公庁BPO特需を経て、民間・製造業向けに事業ポートフォリオを再構築する人材サービスの優等生」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。