2330スタンダード

(株)フォーサイド

Forside Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE6.9%
BPS70.6円
自己資本比率65.1%
FY2025/3 有報データ

ゲームセンターの景品からAIサーバーまで。変化を恐れない挑戦者スピリットの小型IT企業

コンテンツからテクノロジーまで、デジタル社会の多様なニーズに応える

この会社ってなに?

ゲームセンターのクレーンゲーム(UFOキャッチャー)で見かけるぬいぐるみやフィギュアなどの景品。その企画・製造・販売を手がけているのがフォーサイドです。また、スマホで読める電子書籍サービス「モビぶっく」も運営しています。最近ではAI向けのGPUサーバー販売にも参入し、IT業界の最前線で事業を展開しています。

フォーサイドは2000年に設立されたIT・コンテンツ企業です。クレーンゲーム機のプライズ景品企画・販売を主力に、電子書籍サービス「モビぶっく」、不動産関連事業を展開。2024年にはGPUサーバー販売事業に新規参入し、FY2025/12は売上高87.5億円(前年比+63.8%)、営業利益4.6億円と急成長を記録しました。ただし、GPUサーバー事業の競合激化により、FY2026/12は売上高60億円・営業利益1.1億円と大幅減収減益の見通しです。PER 62.7倍と割高感がある一方、AI関連銘柄としての期待も根強い銘柄です。

情報・通信業スタンダード市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
12月
本社
東京都中央区日本橋室町3-3-1 E.T.S.室町ビル 8F
公式
www.forside.co.jp

社長プロフィール

大島 正人
代表取締役社長
挑戦型経営者
フォーサイドは常に新しいビジネスチャンスに挑戦し続ける企業です。コンテンツ事業で培った経験を活かし、AI・テクノロジー分野への展開を図りながら、グループ全体の成長を目指してまいります。

この会社のストーリー

2000
フォーサイド設立

デジタルコンテンツの可能性を信じ、株式会社フォーサイドを東京に設立。モバイルコンテンツ事業からスタートした。

2002
JASDAQ上場

設立からわずか2年でJASDAQ市場に上場。成長への足がかりを得た。

2013
プライズ事業を本格化

クレーンゲーム機の景品企画・販売事業に注力。ゲームセンター向けの安定した収益基盤を構築した。

2023
グループ再編

連結子会社のポップティーンとフォーサイドメディアの吸収合併を実施し、組織効率化を推進。

2024
GPUサーバー事業に参入

株式会社エムを子会社化し、AI向けGPUサーバー販売に新規参入。AI関連銘柄として注目を集めた。

2025
急成長と事業転換の岐路

GPUサーバー事業で売上急拡大も、競合激化で縮小方針に転換。次なる成長エンジンの確立が課題。

注目ポイント

AI・GPUサーバー事業への挑戦

2024年にGPUサーバー販売に参入し、FY2025/12は売上高を63.8%成長させました。競合激化で縮小方針ですが、AI分野への知見は今後の事業展開に活かされる可能性があります。

プライズ事業の安定基盤

クレーンゲーム景品の企画・製造・販売はゲームセンター市場で安定した需要があります。エンターテインメント分野で培ったノウハウが強みです。

低位株ならではの値動きの大きさ

株価116円と低位株で、100株でも約1.2万円から投資可能。値動きが大きいため短期トレーダーに人気がありますが、リスク管理が重要です。

サービスの実績は?

+63.8%
売上高成長率
FY2025/12実績 (YoY)
+821.6%
営業利益成長率
FY2025/12実績 (YoY)
55
連結従業員数
2025年12月時点
6
連結子会社数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/12はGPUサーバー事業の一時的な急成長。FY2026/12は大幅減益予想)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 65.1%(自己資本比率65.3%と財務は健全だが、事業の不確実性が高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.9%
話題性
不評
ポジティブ 25%(GPUサーバー事業の縮小方針発表で市場の評価はネガティブに転換)

配当・優待はもらえる?

もらえません
1株配当(最新期)
0
方針: 現時点では無配。事業成長への投資を優先
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/300.0%
FY2018/300.0%
FY2019/300.0%
FY2020/300.0%
FY2021/300.0%
FY2022/300.0%
FY2023/300.0%
FY2024/300.0%
FY2025/300.0%
株主優待
あり
電子書籍「モビぶっく」株主優待ポイント(500ポイント〜)
必要株数100株以上(約1.2万円)
金額相当500円〜5,000円相当
権利確定月12月

フォーサイドは設立以来無配が続いています。利益は事業拡大や新規事業への投資に充当されています。配当を重視する投資家にとっては不向きですが、株主優待として電子書籍「モビぶっく」のポイントがもらえる点は個人投資家にとって小さな魅力です。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
6.9%
業界平均
18.2%
営業利益率上回る
この会社
2339.3%
業界平均
15.3%
自己資本比率上回る
この会社
65.1%
業界平均
40.4%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/32.3億円
FY2023/32.5億円
FY2024/32.4億円
FY2025/33.7億円
営業利益
FY2022/349.9億円
FY2023/348.2億円
FY2024/353.4億円
FY2025/387.5億円

FY2025/12はGPUサーバー販売事業の新規参入により売上高87.5億円(前年比+63.8%)と過去最高を記録しました。しかし同業他社の参入による競合激化で受注が減少し、FY2026/12は売上高60億円・営業利益1.1億円と大幅な減収減益見通しです。GPUサーバー事業の縮小方針を打ち出しており、プライズ事業や既存事業への回帰が課題となっています。

事業ごとの売上・利益

プライズ事業
推定20億円23.0%)
AIソリューション事業(GPUサーバー)
推定45億円51.7%)
コンテンツ・メディア事業
推定10億円11.5%)
不動産関連・その他事業
推定12億円13.8%)
プライズ事業推定20億円
利益: 推定1.5億円利益率: 7.5%

クレーンゲーム機の景品企画・製造・販売が主力。ゲームセンター向けのぬいぐるみ・フィギュア等を展開。安定した収益基盤。

AIソリューション事業(GPUサーバー)推定45億円
利益: 推定2.5億円利益率: 5.6%

2024年に子会社AI Tech Solutionsを通じてGPUサーバー販売に参入。FY2025/12の急成長を牽引したが、競合激化により大幅縮小方針。

コンテンツ・メディア事業推定10億円
利益: 推定0.5億円利益率: 5.0%

電子書籍サービス「モビぶっく」やティーンズ向け出版を展開。小中高生向けWeb出版にも取り組む。

不動産関連・その他事業推定12億円
利益: 推定0.5億円利益率: 4.2%

家賃保証業務、物件管理業務、物流・人材サービスなどを展開。生活インフラ関連の安定収益源。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
6.9%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
9.3%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2339.3%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/3-15.5%1.9%1896.9%
FY2022/3-1.8%-2.5%2168.7%
FY2023/3-2.8%2.6%1942.3%
FY2024/313.3%1.8%2188.5%
FY2025/36.9%9.3%2339.3%

FY2025/12はGPUサーバー事業の寄与によりROE 14.3%・営業利益率5.3%と大幅に改善しましたが、一過性の要因が大きいです。FY2022/12には赤字転落(ROE -10.1%)するなど、業績のブレが大きい点には注意が必要です。FY2026/12はGPUサーバー事業の縮小により収益性の低下が見込まれます。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率65.1%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
9.6億円
会社の純資産
30.8億円

自己資本比率はFY2024/12に70.1%、FY2025/12も65.3%と財務体質は大幅に改善しています。FY2023/12〜FY2024/12にかけて第三者割当増資を実施し、純資産が増加しました。有利子負債も295百万円と少額で、実質無借金に近い健全な財務状態です。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+6.7億円
営業CF
投資に使ったお金
+2.2億円
投資CF
借入・返済など
-9,300万円
財務CF
手元に残ったお金
+8.9億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/31.8億円-1.6億円1.9億円1,700万円
FY2022/3-3.3億円1.2億円-1.2億円-2.0億円
FY2023/31.1億円-6,200万円1.9億円5,300万円
FY2024/31.6億円-6.0億円6.4億円-4.3億円
FY2025/36.7億円2.2億円-9,300万円8.9億円

FY2025/12は営業CF 6.7億円・FCF 8.9億円と大幅なキャッシュ創出を実現しました。FY2024/12は子会社化(株式会社エム)に伴う投資CFのマイナスがありましたが、第三者割当増資で資金を調達しています。FY2022/12は営業赤字の影響で営業CFもマイナスとなるなど、事業の変動性がキャッシュフローにも表れています

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1GPUサーバー事業における競合激化リスク(同業他社の参入で受注が大幅減少)
2プライズ事業におけるアミューズメント市場の景気変動リスク
3新規事業への投資に伴う先行投資負担リスク
4為替変動リスク(海外からのGPUサーバー調達コストへの影響)
5少数の大口取引先への依存リスク
6情報セキュリティ・サイバー攻撃リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/31.8億円9,600万円52.7%
FY2022/3-7,500万円0円-
FY2023/34,400万円0円0.0%
FY2024/34,800万円0円0.0%
FY2025/34.8億円3,900万円8.1%

FY2023/12〜FY2024/12は繰越欠損金の活用により実効税率0%と税負担がありませんでした。FY2025/12も繰越欠損金が一部残存し実効税率8.1%と低水準です。FY2026/12予想では25.9%と正常化が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
516万円
従業員数
180
平均年齢
48.1歳
平均年収従業員数前年比
当期516万円180-

従業員数はわずか55名と少数精鋭の組織体制です。平均年収599万円はIT業界の中では標準的な水準です。平均年齢48.1歳と高めで、平均勤続年数4.8年と人材の流動性が高い傾向が見られます。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主25%
浮動株75%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関0.1%
事業法人等0.8%
外国法人等2%
個人その他90.3%
証券会社6.7%

外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 代表取締役の大島氏が12%を保有。

株式会社OMTホールディングス(5,130,000株)11.76%
R-1第1号投資事業有限責任組合(3,208,600株)7.36%
楽天証券株式会社(2,147,500株)4.92%
長尾 康裕(900,000株)2.06%
金丸 篤史(626,220株)1.43%
JPモルガン証券株式会社(536,082株)1.22%
株式会社SBI証券(468,534株)1.07%
BNY GCM CLIENT ACCOUNT JPRD AC ISG (FE-AC) (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行)(405,100株)0.92%
伊藤 久太朗(405,000株)0.92%
富田 里子(279,000株)0.64%

筆頭株主は代表取締役社長の大島正人氏(12.01%)で、創業者としてのオーナーシップを維持しています。R-1第1号投資事業有限責任組合(7.51%)はベンチャーキャピタル系のファンドです。個人投資家比率が90.3%と非常に高く、機関投資家の参画は限定的です。楽天証券(3.51%)は証券会社の自己勘定保有と推定されます。

会社の公式開示情報

役員報酬

840万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
プライズ事業推定20億円推定1.5億円7.5%
AIソリューション事業(GPUサーバー)推定45億円推定2.5億円5.6%
コンテンツ・メディア事業推定10億円推定0.5億円5.0%
不動産関連・その他事業推定12億円推定0.5億円4.2%

FY2025/12はGPUサーバー事業が売上の約半分を占める急成長を遂げましたが、複数の同業他社が参入したことで受注が急減し、FY2026/12は大幅縮小方針です。プライズ事業はゲームセンター向け景品の安定需要があり、コア事業として収益基盤を支えています。今後はAI関連事業の方向転換とプライズ事業の強化が経営課題です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
1,900万円
連結子会社数
7
設備投資額
7,020万円
平均勤続年数(従業員)
5.5

取締役・監査役8名は全員男性で、女性役員はゼロです。社外取締役比率は50%と一定のガバナンス体制を確保しています。連結子会社6社を統括するグループ経営を行い、設備投資は3,632万円と小規模です。平均勤続年数4.8年は業界平均より短めです。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

フォーサイドのTSRは5年間で121.8%と、TOPIXの182.5%を大幅に下回るパフォーマンスです。FY2025/12はGPUサーバー事業の期待で一時的に上昇しましたが、その後の急落で損失が拡大しています。長期投資の観点では市場平均に劣後しており、短期的な値動きの大きさがリスクです。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+21.8%
100万円 →121.8万円
21.8万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202153.1万円-46.9万円-46.9%
FY202272.1万円-27.9万円-27.9%
FY202345.6万円-54.4万円-54.4%
FY202446.3万円-53.7万円-53.7%
FY2025121.8万円+21.8万円21.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残-
売り残-
信用倍率-
-時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬

PER 62.7倍は情報・通信業の平均(約25倍)を大幅に上回る割高水準です。これはFY2026/12予想の大幅減益が織り込まれているためです。PBR 1.64倍は業界平均を下回り、純資産面では割安な面もあります。無配のため配当利回りはゼロで、成長期待のみで評価される銘柄です。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや不安
報道件数(30日)
35
前月比 +12.5%
メディア数
15
株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 日経電子版, 会社四季報
業界内ランキング
上位 60%
情報・通信業 約400社中 240位
報道のトーン
25%
好意的
40%
中立
35%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
AI・GPUサーバー30%
プライズ・コンテンツ20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月通期決算・減益予想

FY2025/12は経常利益10倍と好決算も、FY2026/12はGPUサーバー事業縮小で76%減益予想。株価はストップ安に。

2024年7月子会社化・新事業参入

株式会社エムを子会社化し、GPUサーバー販売事業に新規参入。AI関連銘柄として注目を集めた。

2024年4月株価高騰

AI関連の思惑から一時株価558円の高値を記録。その後は調整局面に入った。

(株)フォーサイド まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑(FY2025/12はGPUサーバー事業の一時的な急成長。FY2026/12は大幅減益予想)
配当
なし
配当なし
安全性
安定
自己資本比率 65.1%(自己資本比率65.3%と財務は健全だが、事業の不確実性が高い)
稼ぐ力
普通
ROE 6.9%
話題性
不評
ポジティブ 25%(GPUサーバー事業の縮小方針発表で市場の評価はネガティブに転換)

「クレーンゲーム景品と電子書籍から、GPUサーバー・AI事業へ。変革を続ける小型IT企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU