(株)フォーサイド
Forside Co.,Ltd.
最終更新日: 2026年3月25日
ゲームセンターの景品からAIサーバーまで。変化を恐れない挑戦者スピリットの小型IT企業
コンテンツからテクノロジーまで、デジタル社会の多様なニーズに応える
この会社ってなに?
ゲームセンターのクレーンゲーム(UFOキャッチャー)で見かけるぬいぐるみやフィギュアなどの景品。その企画・製造・販売を手がけているのがフォーサイドです。また、スマホで読める電子書籍サービス「モビぶっく」も運営しています。最近ではAI向けのGPUサーバー販売にも参入し、IT業界の最前線で事業を展開しています。
フォーサイドは2000年に設立されたIT・コンテンツ企業です。クレーンゲーム機のプライズ景品企画・販売を主力に、電子書籍サービス「モビぶっく」、不動産関連事業を展開。2024年にはGPUサーバー販売事業に新規参入し、FY2025/12は売上高87.5億円(前年比+63.8%)、営業利益4.6億円と急成長を記録しました。ただし、GPUサーバー事業の競合激化により、FY2026/12は売上高60億円・営業利益1.1億円と大幅減収減益の見通しです。PER 62.7倍と割高感がある一方、AI関連銘柄としての期待も根強い銘柄です。
会社概要
- 業種
- 情報・通信業
- 決算期
- 12月
- 本社
- 東京都中央区日本橋室町3-3-1 E.T.S.室町ビル 8F
- 公式
- www.forside.co.jp
社長プロフィール
フォーサイドは常に新しいビジネスチャンスに挑戦し続ける企業です。コンテンツ事業で培った経験を活かし、AI・テクノロジー分野への展開を図りながら、グループ全体の成長を目指してまいります。
この会社のストーリー
デジタルコンテンツの可能性を信じ、株式会社フォーサイドを東京に設立。モバイルコンテンツ事業からスタートした。
設立からわずか2年でJASDAQ市場に上場。成長への足がかりを得た。
クレーンゲーム機の景品企画・販売事業に注力。ゲームセンター向けの安定した収益基盤を構築した。
連結子会社のポップティーンとフォーサイドメディアの吸収合併を実施し、組織効率化を推進。
株式会社エムを子会社化し、AI向けGPUサーバー販売に新規参入。AI関連銘柄として注目を集めた。
GPUサーバー事業で売上急拡大も、競合激化で縮小方針に転換。次なる成長エンジンの確立が課題。
注目ポイント
2024年にGPUサーバー販売に参入し、FY2025/12は売上高を63.8%成長させました。競合激化で縮小方針ですが、AI分野への知見は今後の事業展開に活かされる可能性があります。
クレーンゲーム景品の企画・製造・販売はゲームセンター市場で安定した需要があります。エンターテインメント分野で培ったノウハウが強みです。
株価116円と低位株で、100株でも約1.2万円から投資可能。値動きが大きいため短期トレーダーに人気がありますが、リスク管理が重要です。
サービスの実績は?
ひとめ診断
配当・優待はもらえる?
| 期 | 1株配当 | 配当性向 |
|---|---|---|
| FY2016/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2017/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2018/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2019/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2020/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2021/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2022/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2023/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 0円 | 0.0% |
| 必要株数 | 100株以上(約1.2万円) |
| 金額相当 | 500円〜5,000円相当 |
| 権利確定月 | 12月 |
フォーサイドは設立以来無配が続いています。利益は事業拡大や新規事業への投資に充当されています。配当を重視する投資家にとっては不向きですが、株主優待として電子書籍「モビぶっく」のポイントがもらえる点は個人投資家にとって小さな魅力です。
同業比較(収益性)
情報・通信業の同業他社平均と比べると…
業績推移
儲かってるの?
FY2025/12はGPUサーバー販売事業の新規参入により売上高87.5億円(前年比+63.8%)と過去最高を記録しました。しかし同業他社の参入による競合激化で受注が減少し、FY2026/12は売上高60億円・営業利益1.1億円と大幅な減収減益見通しです。GPUサーバー事業の縮小方針を打ち出しており、プライズ事業や既存事業への回帰が課題となっています。
事業ごとの売上・利益
クレーンゲーム機の景品企画・製造・販売が主力。ゲームセンター向けのぬいぐるみ・フィギュア等を展開。安定した収益基盤。
2024年に子会社AI Tech Solutionsを通じてGPUサーバー販売に参入。FY2025/12の急成長を牽引したが、競合激化により大幅縮小方針。
電子書籍サービス「モビぶっく」やティーンズ向け出版を展開。小中高生向けWeb出版にも取り組む。
家賃保証業務、物件管理業務、物流・人材サービスなどを展開。生活インフラ関連の安定収益源。
稼ぐ力はどのくらい?
| 期 | ROE | ROA | 営業利益率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | -15.5% | 1.9% | 1896.9% |
| FY2022/3 | -1.8% | -2.5% | 2168.7% |
| FY2023/3 | -2.8% | 2.6% | 1942.3% |
| FY2024/3 | 13.3% | 1.8% | 2188.5% |
| FY2025/3 | 6.9% | 9.3% | 2339.3% |
FY2025/12はGPUサーバー事業の寄与によりROE 14.3%・営業利益率5.3%と大幅に改善しましたが、一過性の要因が大きいです。FY2022/12には赤字転落(ROE -10.1%)するなど、業績のブレが大きい点には注意が必要です。FY2026/12はGPUサーバー事業の縮小により収益性の低下が見込まれます。
財務は安全?
自己資本比率はFY2024/12に70.1%、FY2025/12も65.3%と財務体質は大幅に改善しています。FY2023/12〜FY2024/12にかけて第三者割当増資を実施し、純資産が増加しました。有利子負債も295百万円と少額で、実質無借金に近い健全な財務状態です。
お金の流れは?
| 期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | FCF |
|---|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.8億円 | -1.6億円 | 1.9億円 | 1,700万円 |
| FY2022/3 | -3.3億円 | 1.2億円 | -1.2億円 | -2.0億円 |
| FY2023/3 | 1.1億円 | -6,200万円 | 1.9億円 | 5,300万円 |
| FY2024/3 | 1.6億円 | -6.0億円 | 6.4億円 | -4.3億円 |
| FY2025/3 | 6.7億円 | 2.2億円 | -9,300万円 | 8.9億円 |
FY2025/12は営業CF 6.7億円・FCF 8.9億円と大幅なキャッシュ創出を実現しました。FY2024/12は子会社化(株式会社エム)に伴う投資CFのマイナスがありましたが、第三者割当増資で資金を調達しています。FY2022/12は営業赤字の影響で営業CFもマイナスとなるなど、事業の変動性がキャッシュフローにも表れています。
この会社のリスク
有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。
税金はいくら払ってる?
| 期 | 税引前利益 | 法人税等 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| FY2021/3 | 1.8億円 | 9,600万円 | 52.7% |
| FY2022/3 | -7,500万円 | 0円 | - |
| FY2023/3 | 4,400万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2024/3 | 4,800万円 | 0円 | 0.0% |
| FY2025/3 | 4.8億円 | 3,900万円 | 8.1% |
FY2023/12〜FY2024/12は繰越欠損金の活用により実効税率0%と税負担がありませんでした。FY2025/12も繰越欠損金が一部残存し実効税率8.1%と低水準です。FY2026/12予想では25.9%と正常化が見込まれています。
社員の給料はどのくらい?
| 期 | 平均年収 | 従業員数 | 前年比 |
|---|---|---|---|
| 当期 | 516万円 | 180人 | - |
従業員数はわずか55名と少数精鋭の組織体制です。平均年収599万円はIT業界の中では標準的な水準です。平均年齢48.1歳と高めで、平均勤続年数4.8年と人材の流動性が高い傾向が見られます。
誰がこの会社の株を持ってる?
外国人・個人投資家の比率が高く、市場の需給が株価に反映されやすい構造です。 代表取締役の大島氏が12%を保有。
筆頭株主は代表取締役社長の大島正人氏(12.01%)で、創業者としてのオーナーシップを維持しています。R-1第1号投資事業有限責任組合(7.51%)はベンチャーキャピタル系のファンドです。個人投資家比率が90.3%と非常に高く、機関投資家の参画は限定的です。楽天証券(3.51%)は証券会社の自己勘定保有と推定されます。
会社の公式開示情報
役員報酬
事業別の稼ぎ
| 事業名 | 売上 | 利益 | 利益率 |
|---|---|---|---|
| プライズ事業 | 推定20億円 | 推定1.5億円 | 7.5% |
| AIソリューション事業(GPUサーバー) | 推定45億円 | 推定2.5億円 | 5.6% |
| コンテンツ・メディア事業 | 推定10億円 | 推定0.5億円 | 5.0% |
| 不動産関連・その他事業 | 推定12億円 | 推定0.5億円 | 4.2% |
FY2025/12はGPUサーバー事業が売上の約半分を占める急成長を遂げましたが、複数の同業他社が参入したことで受注が急減し、FY2026/12は大幅縮小方針です。プライズ事業はゲームセンター向け景品の安定需要があり、コア事業として収益基盤を支えています。今後はAI関連事業の方向転換とプライズ事業の強化が経営課題です。
この会社のガバナンスは?
取締役・監査役8名は全員男性で、女性役員はゼロです。社外取締役比率は50%と一定のガバナンス体制を確保しています。連結子会社6社を統括するグループ経営を行い、設備投資は3,632万円と小規模です。平均勤続年数4.8年は業界平均より短めです。
この株を持っていたら儲かった?
この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。
フォーサイドのTSRは5年間で121.8%と、TOPIXの182.5%を大幅に下回るパフォーマンスです。FY2025/12はGPUサーバー事業の期待で一時的に上昇しましたが、その後の急落で損失が拡大しています。長期投資の観点では市場平均に劣後しており、短期的な値動きの大きさがリスクです。
※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。
もし5年前に投資していたら?
| 年度末時点 | 評価額 | 損益 | TSR |
|---|---|---|---|
| FY2021 | 53.1万円 | -46.9万円 | -46.9% |
| FY2022 | 72.1万円 | -27.9万円 | -27.9% |
| FY2023 | 45.6万円 | -54.4万円 | -54.4% |
| FY2024 | 46.3万円 | -53.7万円 | -53.7% |
| FY2025 | 121.8万円 | +21.8万円 | 21.8% |
※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。
株の売買状況と今後の予定
PER 62.7倍は情報・通信業の平均(約25倍)を大幅に上回る割高水準です。これはFY2026/12予想の大幅減益が織り込まれているためです。PBR 1.64倍は業界平均を下回り、純資産面では割安な面もあります。無配のため配当利回りはゼロで、成長期待のみで評価される銘柄です。
メディアでどれくらい注目されてる?
メディア露出
メディア分布
競合比較
どんな話題が多い?
最近の出来事
FY2025/12は経常利益10倍と好決算も、FY2026/12はGPUサーバー事業縮小で76%減益予想。株価はストップ安に。
株式会社エムを子会社化し、GPUサーバー販売事業に新規参入。AI関連銘柄として注目を集めた。
AI関連の思惑から一時株価558円の高値を記録。その後は調整局面に入った。
最新ニュース
(株)フォーサイド まとめ
ひとめ診断
「クレーンゲーム景品と電子書籍から、GPUサーバー・AI事業へ。変革を続ける小型IT企業」
※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。
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