2354スタンダード

(株)YE DIGITAL

YE DIGITAL Corporation

最終更新日: 2026年3月25日

ROE16.1%
BPS370.7円
自己資本比率52.0%
FY2026/3 有報データ

安川電機の技術DNAを受け継ぐDXパートナー。IoTと物流DXで製造業のスマート化を加速する

最高のエクスペリエンスを支援するデジタル・パートナー

この会社ってなに?

工場の生産ラインを効率化するIoTシステム、倉庫内の荷物を自動で仕分け・搬送するWES(倉庫実行システム)、バス停の電子ペーパー化を実現するスマートバス停など、YE DIGITALの技術は私たちの暮らしの裏側で活躍しています。豊田自動織機との業務提携で物流DXを加速し、生成AIを活用した教育支援ソリューションにも進出するなど、社会のデジタル化を幅広く支えています。

YE DIGITALは1978年に安川電機の情報システム部門を母体として設立されたITソリューション企業です。製造業向けIoTソリューションと物流DX(倉庫自動化システム「MMLogiStation」)を2本柱に、企業のデジタル変革を支援しています。FY2025/2は売上高199億円・営業利益14億円と堅調に推移。2025-2027中期経営計画では売上高250億円・営業利益30億円を目標に掲げ、DX需要の取り込みを加速しています。PER 12.8倍・無借金経営で財務基盤は盤石です。

情報・通信業スタンダード市場

会社概要

業種
情報・通信業
決算期
2月
本社
福岡県北九州市小倉北区米町二丁目1番21号 APエルテージ米町ビル
公式
www.ye-digital.com

社長プロフィール

玉井 裕治
代表取締役社長
技術派経営者
デジタル技術の力で、お客様の事業成長と社会課題の解決に貢献します。IoT・AI・クラウドを駆使し、製造業と物流のスマート化を実現することで、持続可能な社会の構築に挑戦してまいります。

この会社のストーリー

1978
安川情報システムとして設立

安川電機の情報システム部門が独立し、株式会社安川情報システムとして設立。製造業向けITの専門企業として歩み始めた。

1996
東証二部に上場

東京証券取引所二部に株式を上場。資金調達力を強化し、事業拡大への布石を打つ。

2019
YE DIGITALに社名変更

デジタル変革への決意を込め、社名を株式会社YE DIGITALに変更。IoT・AI・クラウド領域への注力を明確にした。

2024
豊田自動織機と業務提携

物流DXの加速を目指し、豊田自動織機と業務提携を締結。WESとフォークリフトの連携で倉庫自動化を推進。

2025
中計2025-2027始動

売上高250億円・営業利益30億円を目標とする3カ年中期経営計画を発表。DX需要の本格的な取り込みを目指す。

注目ポイント

安川電機グループのDXエンジン

産業用ロボット世界トップの安川電機グループに属し、製造業DXの最前線で技術力を発揮。IoTプラットフォームと物流DXで企業のデジタル変革を支援しています。

無借金経営の盤石な財務基盤

有利子負債ゼロの完全無借金経営で、自己資本比率51.3%。キャッシュリッチな経営体質で、成長投資と株主還元の両立を実現しています。

4期連続増配と高い成長ポテンシャル

配当は4期連続で増配し、FY2025/2は1株20円と前期比67%増。PER 12.8倍はIT業界では割安水準であり、中計目標の達成に伴う株価上昇余地も大きい銘柄です。

サービスの実績は?

20
1株当たり配当金
FY2025/2実績
+67% YoY
+2.3%
売上高成長率
FY2025/2実績 (YoY)
0
有利子負債
無借金経営
694
連結従業員数
2025年2月時点

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 52.0%(有利子負債ゼロの無借金経営。自己資本比率51.3%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 16.1%
話題性
好評
ポジティブ 58%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
20
方針: 業績に応じた利益還元を基本方針とし、配当性向30%以上を目標
1株配当配当性向
FY2016/300.0%
FY2017/3512.7%
FY2018/3611.1%
FY2019/3653.3%
FY2020/3628.7%
FY2021/3822.6%
FY2022/31044.9%
FY2023/31023.2%
FY2024/31219.9%
FY2025/32035.2%
FY2026/32028.0%
9期連続増配
株主優待
なし

株主優待制度はありません。

配当は4期連続増配を継続しており、FY2025/2には1株20円(前期比+67%)と大幅増配を実施しました。配当性向は35.2%と中計目標の30%以上を達成。FY2021/2の8円から2.5倍に増えており、株主還元の積極姿勢が鮮明です。今後も業績成長に伴う増配が期待されます。

同業比較(収益性)

情報・通信業の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
16.1%
業界平均
17.6%
営業利益率下回る
この会社
7.1%
業界平均
161.1%
自己資本比率上回る
この会社
52.0%
業界平均
41.2%

業績推移

儲かってるの?

まあまあです
売上高
FY2023/3137億円
FY2024/3162億円
FY2025/3195億円
FY2026/3199億円
営業利益
FY2023/30円
FY2024/30円
FY2025/314.9億円
FY2026/314.1億円

YE DIGITALの業績は、DX需要の拡大を追い風にFY2024/2で売上高195億円・営業利益15億円と過去最高を記録しました。FY2025/2は一部案件の反動で微増収・減益となりましたが、3Q累計では経常利益が前年同期比31%増と回復基調にあります。FY2026/2は売上高200億円・営業利益16億円を計画し、成長軌道への復帰を目指しています。

事業ごとの売上・利益

IoTソリューション事業
163億円81.9%)
組込みソリューション事業
36億円18.1%)
IoTソリューション事業163億円
利益: 12.4億円利益率: 7.6%

製造業向けIoTプラットフォーム、物流DX(WES「MMLogiStation」)、AIソリューション、ERP導入支援などを展開。売上構成比82%を占める主力事業。

組込みソリューション事業36億円
利益: 2.0億円利益率: 5.6%

通信機器・産業機器向けの組込みソフトウェア開発。安川電機グループ向けの制御ソフトも手がける。売上構成比18%。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
16.1%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
7.1%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2022/320.8%5.5%-
FY2023/312.8%4.0%-
FY2024/311.4%6.7%-
FY2025/318.2%8.9%7.6%
FY2026/316.1%7.9%7.1%

営業利益率はFY2024/2に7.6%とピークを記録し、IT企業として安定した収益力を示しています。ROEは14〜18%と高水準で推移しており、自己資本を効率的に活用した成長を実現。中期経営計画では営業利益率12%を目標に掲げ、高付加価値サービスの拡大で収益性のさらなる向上を目指しています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
0円
会社の純資産
72.5億円

有利子負債ゼロの完全無借金経営が最大の特徴です。自己資本比率はFY2021/2の34.6%からFY2025/2には51.3%まで改善し、BPS(1株当たり純資産)も221円から371円へと着実に成長。内部留保を積み上げながら、成長投資にも充てられる健全な財務体質を維持しています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
本業で稼いだお金
+12.9億円
営業CF
投資に使ったお金
-2.4億円
投資CF
借入・返済など
-3.2億円
財務CF
手元に残ったお金
+10.5億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2022/38.4億円1.2億円-1.1億円9.6億円
FY2023/34.9億円-2.1億円-1.9億円2.7億円
FY2024/35.6億円-4.8億円-1.9億円8,400万円
FY2025/35.5億円-5.0億円-1.9億円4,200万円
FY2026/312.9億円-2.4億円-3.2億円10.5億円

営業キャッシュフローは毎期安定してプラスを維持しており、FY2025/2は12.9億円と過去最高水準を記録しました。投資キャッシュフローはソフトウェア開発やオフィス環境整備への投資を反映しています。フリーキャッシュフローもFY2025/2に10.5億円と大幅改善し、キャッシュ創出力の高さが確認されています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1親会社(安川電機)への依存リスク(グループ外売上拡大が課題)
2IT人材の獲得競争激化リスク(DX需要拡大に伴う人材不足)
3技術革新への対応リスク(AI・クラウド等の技術変化への追随)
4情報セキュリティリスク(サイバー攻撃・情報漏洩)
5プロジェクト管理リスク(大型案件の開発遅延・コスト超過)
6競合激化リスク(DX市場への新規参入増加)

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2022/38.2億円1.8億円21.5%
FY2023/37.2億円3.2億円44.2%
FY2024/38.4億円5,400万円6.5%
FY2025/315.6億円4.7億円30.0%
FY2026/315.3億円4.9億円32.1%

税引前利益はFY2024/2に15.6億円を記録し、FY2025/2も15.3億円と高水準を維持しています。実効税率は年度により6〜44%と幅がありますが、FY2023/2の低い税率は繰延税金資産の計上等による一時的なものです。FY2026/2は28%程度の標準的な水準を想定しています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
804万円
従業員数
694
平均年齢
41.3歳
平均年収従業員数前年比
当期804万円694-

平均年収804万円は、九州・沖縄のIT企業ではトップクラスの給与水準です。従業員数は694名で着実に採用を拡大しており(5年前の589名から約18%増)、平均年齢41.3歳・平均勤続年数14.3年と安定した雇用環境が特徴です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.5%
浮動株51.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関2.7%
事業法人等40.5%
外国法人等7%
個人その他46.4%
証券会社3.4%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は安川電機・YE DIGITAL従業員持株会。

株式会社安川電機(6,940,000株)37.89%
YE DIGITAL従業員持株会(961,000株)5.25%
MSIP CLIENT SECURITIES (常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)(777,000株)4.25%
株式会社福岡銀行(260,000株)1.42%
光通信株式会社(181,000株)0.99%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(157,000株)0.86%
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140040 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(155,000株)0.85%
GMOクリック証券株式会社(133,000株)0.73%
楽天証券株式会社(112,000株)0.62%
大塩 学而(100,000株)0.55%

筆頭株主の安川電機が37.89%を保有する親子上場の構造です。安川電機は産業用ロボット・サーボモータで世界トップクラスのメーカーであり、製造業DXにおける強力なシナジーが期待されます。YE DIGITAL従業員持株会が5.25%を保有しており、社員の会社へのコミットメントの高さを示しています。個人投資家の比率が46.4%と高く、成長株として注目されている銘柄です。

会社の公式開示情報

役員報酬

2億1,256万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
IoTソリューション事業163億円12.4億円7.6%
組込みソリューション事業36億円2.0億円5.6%

IoTソリューション事業が売上の82%を占める圧倒的な主力セグメントです。物流DX分野では豊田自動織機との業務提携により事業拡大を加速しています。組込みソリューション事業は安川電機グループ向けを中心に安定した収益基盤を構築しています。中計では2027年度に売上高250億円を目指し、IoTソリューション事業の成長がドライバーとなります。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
4,021万円
連結子会社数
1
設備投資額
3.8億円
平均勤続年数(従業員)
14.3

取締役・監査役8名中、女性が1名(12.5%)を占めています。連結子会社はYE DIGITAL Kyushuの1社とコンパクトな経営体制です。平均勤続年数14.3年と定着率が高く、技術ノウハウの蓄積に強みがあります。監査等委員会設置会社として、実効的なガバナンス体制を構築しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
前中計は1年前倒しで目標達成するなど高い執行力を示した。新中計は意欲的な目標だが、DX需要の追い風もあり達成可能性は十分。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画 2025-2027
FY2026〜FY2028
売上高: 目標 250億円 順調 (199億円 (FY2025/2))
80%
営業利益: 目標 30億円 やや遅れ (14億円 (FY2025/2))
47%
営業利益率: 目標 12.0% やや遅れ (7.1% (FY2025/2))
59%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025/2200億円199億円-0.3%
FY2024/2165億円195億円+18.2%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

YE DIGITALは2025-2027中期経営計画で売上高250億円・営業利益30億円・営業利益率12%を最終年度目標に掲げています。前中計では目標を1年前倒しで達成した実績があり、経営の執行力は高く評価されています。DX需要の拡大と豊田自動織機との提携による物流DX事業の成長が目標達成の鍵となります。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

YE DIGITALのTSRは5年間で142.2%と資産は増加していますが、TOPIX(200.2%)を下回るパフォーマンスとなっています。FY2024にはTSR 185.9%とTOPIXに接近しましたが、FY2025は株価調整により乖離が広がりました。新中計の目標達成と業績成長による株価の再評価余地は大きいと見られます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+42.2%
100万円 →142.2万円
42.2万円
年度末時点評価額損益TSR
FY2021147.6万円+47.6万円47.6%
FY202296.3万円-3.7万円-3.7%
FY2023104.3万円+4.3万円4.3%
FY2024185.9万円+85.9万円85.9%
FY2025142.2万円+42.2万円42.2%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残402,100株
売り残0株
信用倍率-
3/13時点
今後の予定
2027年2月期 第1四半期決算発表2026年7月上旬(予定)
定時株主総会2026年5月下旬(予定)

YE DIGITALの株価指標は、PER 12.8倍と情報・通信業界の平均(25倍前後)を大きく下回る割安水準にあります。PBR 2.17倍は無借金・高ROEの成長企業としては妥当な水準です。配当利回り2.48%は業界平均を上回り、成長性と株主還元を兼ね備えた中小型成長株として位置づけられます。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 40%
情報・通信業 350社中 140位
報道のトーン
58%
好意的
35%
中立
7%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
DX・IoT30%
物流DX・提携20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月中計発表

2025-2027中期経営計画を発表。売上高250億円・営業利益30億円を最終年度目標に掲げる。

2025年12月物流DX加速

豊田自動織機との物流DX業務提携が本格化。倉庫自動化ソリューションの共同提案を拡大。

2025年6月業績上方修正

上期経常利益を上方修正。DX需要の堅調と高付加価値案件の増加が寄与。

(株)YE DIGITAL まとめ

ひとめ診断

業績
普通
営業利益 前年比↓
配当
少なめ
1株 20円
安全性
安定
自己資本比率 52.0%(有利子負債ゼロの無借金経営。自己資本比率51.3%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 16.1%
話題性
好評
ポジティブ 58%

「安川電機グループのDX推進エンジン。IoTと物流DXで製造業のスマート化を支えるスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU