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滝沢ハム(株)2293

TAKIZAWA HAM CO.,LTD.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
低迷
赤字(FY2025/3は原材料高騰により営業赤字4.3億円。FY2026/3も業績下方修正で赤字継続見通し)
配当
なし
配当なし(赤字年度は無配となる不安定な配当方針。FY2026/3も無配継続)
安全性
注意
自己資本比率 20.0%(自己資本比率27.9%とやや低く、有利子負債91.9億円の増加傾向に注意)
稼ぐ力
普通
ROE 2.3%(累計)
話題性
不評
ポジ 15%

この会社ってなに?

スーパーやデパートで見かける高級ハム・ソーセージ、お歳暮・お中元のギフトセットの中に滝沢ハムの製品があるかもしれません。「ハムの金メダリスト」をキャッチフレーズに、ドイツの伝統的な製法を活かした本格派のハム・ソーセージを製造しています。また、コンビニやスーパーのPB商品の製造も多く請け負っており、知らず知らずのうちに口にしている可能性も高い企業です。

滝沢ハムは1918年(大正7年)創業、1950年設立の栃木県を代表する食肉加工メーカーです。高級ハム・ソーセージに定評があり、PB(プライベートブランド)の受託製造も多数手がけています。伊藤忠商事が大株主であり、同じ伊藤忠系のプリマハムと業務提携関係にあります。2025/03期期は原材料高騰の影響で営業損失4.3億円・最終赤字4.9億円と厳しい決算となりましたが、2026/03期期は増収・黒字転換を見込んでいます。

食料品スタンダード市場

注目ポイント

株主優待で自社製品がもらえる

100株保有で2,500円相当の自社製品セットが贈呈されます。「ハムの金メダリスト」自慢の高級ハム・ソーセージを味わえる、食品系優待の人気銘柄です。

100年超の歴史を持つ老舗企業

大正7年(1918年)創業で100年以上の歴史を誇ります。ドイツの伝統製法を受け継ぐ技術力と、栃木県に根ざした地域密着型の経営が特徴です。

伊藤忠商事がバックアップ

伊藤忠商事が15.34%を保有する大株主であり、原材料調達や販路拡大で支援を受けています。プリマハムとの業務提携も伊藤忠グループのシナジーの一環です。

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
栃木県栃木市泉川町556
公式
www.takizawaham.co.jp

サービスの実績は?

0
1株当たり配当金
2026期予想(無配)
-0.4%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
-1.5%
営業利益率
2025期実績
319
従業員数
2025年3月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

食肉加工品事業
約281億円100.0%)
食肉加工品事業約281億円
利益: -4.3億円利益率: -1.5%

ハム・ソーセージ・ベーコン等の食肉加工品の製造販売および食肉の仕入販売。自社ブランド品に加え、コンビニ・スーパー向けPB製品の受託製造も手がける。売上構成比100%の単一セグメント。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
2.3%(累計)
株主資本の利回り
ROA
0.5%(累計)
総資産の活用度
Op. Margin
-0.7%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/03期1.5%0.4%-
2022/03期4.6%1.3%-
2023/03期5.1%1.5%-
2024/03期3.2%0.9%0.5%
2025/03期13.2%3.8%1.5%
3Q FY2026/32.3%(累計)0.5%(累計)0.7%

営業利益率は黒字時でも0.2〜0.5%と極めて薄利であり、食肉加工業界の中でも低水準の収益性です。2025/03期にはROE -14.2%と大幅なマイナスに転落しました。原材料コストの転嫁が十分にできておらず、収益構造の改善が喫緊の課題となっています。

儲かってるの?

赤字です
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/03期304億円5,500万円26.8円-
2022/03期295億円1.1億円1.8億円85.1円-3.0%
2023/03期295億円2.2億円1.9億円-93.0円-0.1%
2024/03期282億円1.4億円1.2億円60.3円-4.2%
2025/03期281億円4.3億円5.0億円-241.2円-0.4%

売上高は300億円前後で推移していましたが、原材料価格の高騰と販売競争の激化により利益面で大きく揺れています。2023/03期・2025/03期と2度の営業赤字を計上しており、2026/03期も当初は黒字転換を見込んでいましたが、2026年3月に業績予想を下方修正し赤字継続の見通しとなりました。売上高も265.8億円へ下方修正されています。 【3Q 2026/03期実績】売上206億円(通期予想比70%)、営業利益△1.5億円(同-146%)、純利益64百万円(同85%)。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
2.3%(累計)
業界平均
6.8%
営業利益率下回る
この会社
-0.7%
業界平均
5.5%
自己資本比率下回る
この会社
20.0%
業界平均
53.9%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

5,948万円
取締役3名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
食肉加工品事業約281億円-4.3億円-1.5%

滝沢ハムは食肉加工品の製造販売を主力とする単一セグメント企業です。自社ブランドの高級ハム・ソーセージに加え、PB製品の受託製造、食肉の仕入販売を行っています。連結子会社は1社のみで、事業構造はシンプルです。役員報酬は3名合計で5,948万円と、小規模企業として控えめな水準にあります。

会社の計画は順調?

D
総合評価
中期経営計画は外部非公表。FY2026/3は当初の黒字転換予想から大幅に下方修正され赤字継続となり、業績予想の精度に課題がある。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画(非公表)
非公表
売上高: 目標 非公表 大幅遅れ
0%
営業利益: 目標 非公表 大幅遅れ
0%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期290億円265.8億円(下方修正後)-8.4%
最終利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2026期7,500万円-2.2億円(下方修正後)赤字転落

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

滝沢ハムは中期経営計画を外部に公表していない方針です。2026/03期の業績予想は当初、売上高290億円・最終利益7,500万円の黒字転換を見込んでいましたが、2026年3月に売上高265.8億円・最終赤字2.2億円へ大幅下方修正されました。業績予想の精度向上と収益構造の抜本的な改革が求められています。

どんな話題が多い?

業績・決算50%
業務提携・効率化20%
株主還元15%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや低調
報道件数(30日)
18
前月比 -8.5%
メディア数
10
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 下野新聞
業界内ランキング
下位 30%
食料品 130社中 95位
報道のトーン
15%
好意的
55%
中立
30%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1918
大正時代に創業

栃木県栃木市で食肉加工業として創業。ドイツの伝統的なハム・ソーセージ製法を取り入れ、高品質な製品づくりを開始した。

1950
株式会社として設立

滝沢ハム株式会社として法人化。戦後の復興期に食肉加工品の需要拡大に応え、事業を本格化させた。

1985
東証二部に上場

東京証券取引所第二部に株式を上場。資金調達力を強化し、設備投資と販路拡大を加速させた。

2019
プリマハムと業務提携

同じ伊藤忠商事系のプリマハムと生産・販売・調達分野で業務提携。原材料の共同調達や物流効率化を推進。

2023
原材料高騰で初の大幅赤字

食肉・飼料等の原材料価格高騰により営業赤字に転落。価格転嫁の遅れが収益を圧迫した。

2025
業務効率化と再建を推進

TOKIUM導入による管理業務の効率化や、プリマハムとの提携深化を通じて収益構造の改善を目指す。

出来事の年表

2026年3月業績下方修正

2026/03期通期業績予想を大幅下方修正。売上高265.8億円、最終赤字2.2億円へ。配当も無配継続に。

2026年2月Q3決算発表

2026/03期 第3四半期決算を発表。原材料高の影響が継続し、通期見通しの達成が困難に。

2025年12月業務効率化

経費精算クラウド「TOKIUM」を導入し、年間5,000時間の工数削減を実現。管理業務の効率化を推進。

社長プロフィール

瀧澤 太郎
代表取締役社長
老舗経営者
私たちは1918年の創業以来、「安全・安心・美味しさ」をモットーに、お客様に信頼される製品づくりを続けてまいりました。ドイツの伝統製法を活かした高品質なハム・ソーセージを通じて、日本の食文化に貢献してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率20.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
45.8億円
借金(有利子負債)
Net Assets
35.5億円
会社の純資産

自己資本比率は27〜29%台で推移しており、財務基盤はやや脆弱です。2024/03期から有利子負債が急増(85.5億円→91.9億円)しており、赤字決算と合わせて財務の健全性に注意が必要です。BPSは1,695円とPBR 1.78倍の水準にあり、株価が純資産を大きく上回っています。 【3Q 2026/03期】総資産142億円、純資産36億円、自己資本比率20.0%、有利子負債46億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+300万円
本業で稼いだお金
Investing CF
-5.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
-1.9億円
借入・返済など
Free CF
-4.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/03期6.2億円2.4億円2.6億円3.8億円
2022/03期9.6億円1.4億円4.2億円8.3億円
2023/03期2.8億円1,200万円7.3億円2.9億円
2024/03期8.0億円2.5億円4.8億円5.4億円
2025/03期300万円5.0億円1.9億円4.9億円

営業キャッシュフローは2025/03期にわずか3百万円まで急減しており、本業からの資金創出力が大幅に低下しています。投資CFも設備投資により約5億円のマイナスとなり、FCFは-4.9億円と悪化しました。手元資金(現金同等物)は17.6億円から10.8億円へ減少しており、資金繰りの動向に注意が必要です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 8名)
女性 1名(12.5% 男性 7
13%
88%
監査報酬
3,300万円
連結子会社数
1
設備投資額
4.4億円
平均勤続年数(従業員)
13.3
臨時従業員数
382

取締役・監査等委員8名中、女性が1名(14.2%)を占めています。連結子会社は1社のみとシンプルなグループ構成です。臨時従業員382名は正社員319名を上回っており、製造現場のパート・派遣社員への依存度が高い構造となっています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主56.1%
浮動株43.9%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関4.2%
事業法人等43.8%
外国法人等0.5%
個人その他50.2%
証券会社1.3%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は伊藤忠商事・滝沢ハム取引先持株会・足利銀行。

有限会社滝沢興産(461,000株)22.45%
伊藤忠商事株式会社(315,000株)15.34%
滝沢ハム取引先持株会(166,000株)8.13%
株式会社足利銀行(75,000株)3.68%
瀧澤太郎(60,000株)2.92%
瀧澤悦子(50,000株)2.47%
上野さり(45,000株)2.2%
吉田潤子(43,000株)2.13%
岩井由紀子(43,000株)2.13%
田中悦子(39,000株)1.89%

筆頭株主は創業家の資産管理会社滝沢興産(22.45%)で、第2位に伊藤忠商事(15.34%)が名を連ねています。代表取締役社長の瀧澤太郎氏も個人で2.92%を保有しており、創業家による経営が続いています。取引先持株会が8.13%を保有するなど、オーナー系企業として安定した株主構成を維持しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料価格(食肉・飼料等)の変動リスク
2為替変動リスク(輸入原材料のコスト増)
3食品安全に関する事故・リコール発生リスク
4消費者嗜好の変化による需要減少リスク
5人手不足・人件費上昇リスク
6競合他社との価格競争激化リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
514万円
従業員数
319
平均年齢
40.8歳
平均年収従業員数前年比
当期514万円319-

従業員の平均年収は514万円で、食品業界の中では標準的な水準です。従業員数は319名と小規模ですが、臨時従業員382名を含めると約700名体制で事業を運営しています。平均年齢40.8歳、平均勤続年数13.3年と安定した雇用環境です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

滝沢ハムのTSRは5年間で99.9%と投資元本をほぼ回収できない水準にとどまっています。同期間のTOPIX(213.4%)と比較すると大幅にアンダーパフォームしており、市場全体の上昇トレンドの恩恵を受けられていません。業績の不安定さと無配が株主リターンを押し下げています。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
0
方針: 業績に応じた利益還元を基本方針とするが、赤字時は無配
1株配当配当性向
2016/03期320.2%
2017/03期37.9%
2018/03期2516.7%
2019/03期1533.4%
2020/03期00.0%
2021/03期1555.9%
2022/03期2023.5%
2023/03期00.0%
2024/03期2033.2%
2025/03期00.0%
株主優待
あり
自社製品セット(2,500円相当〜)
必要株数100株以上(約30万円)
金額相当2,500円〜5,000円相当
権利確定月3月

配当は業績連動型で、赤字年度(2023/03期・2025/03期)には無配となっています。2026/03期も業績下方修正に伴い無配継続の見通しです。当初は2026/03期に1株20円の復配を計画していましたが撤回されました。一方、株主優待として自社製品セットがもらえる点は個人投資家にとって魅力的です。優待込みの実質利回りは約0.84%となります。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 99.9万円 になりました (-0.1万円)
-0.1%
年度末時点評価額損益TSR
2021期108.0万円8.0万円8.0%
2022期103.1万円3.1万円3.1%
2023期102.8万円2.8万円2.8%
2024期110.3万円10.3万円10.3%
2025期99.9万円0.1万円-0.1%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残1,000株
売り残0株
信用倍率-
3/28時点
今後の予定
2026年3月期 本決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

滝沢ハムのPERは82.4倍と食料品業界平均(16.7倍)を大幅に上回る水準にありますが、これは利益が極めて小さいことによる数値の歪みです。PBR 1.78倍も業界平均を上回っており、株主優待目的の個人投資家による買い支えが株価を下支えしていると考えられます。配当利回りは無配のため0%です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/03期1.0億円4,900万円47.1%
2022/03期1.7億円0円0.0%
2023/03期-1.7億円0円-
2024/03期1.7億円5,000万円28.7%
2025/03期-4.0億円0円-

税引前利益は赤字の年度が多く、2025/03期は4億500万円の赤字となりました。黒字年度でも税引前利益は1億円台と小規模であり、納税余力は限定的です。2026/03期も業績下方修正により赤字が見込まれています。

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もっと知る

まとめと、関連情報・似た会社へ

滝沢ハム(株) まとめ

業績
低迷
赤字(FY2025/3は原材料高騰により営業赤字4.3億円。FY2026/3も業績下方修正で赤字継続見通し)
配当
なし
配当なし(赤字年度は無配となる不安定な配当方針。FY2026/3も無配継続)
安全性
注意
自己資本比率 20.0%(自己資本比率27.9%とやや低く、有利子負債91.9億円の増加傾向に注意)
稼ぐ力
普通
ROE 2.3%(累計)
話題性
不評
ポジ 15%

「大正時代から続く栃木の老舗ハムメーカー。高級ハム・ソーセージに定評、伊藤忠系のスタンダード企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU