2211プライム

(株)不二家

Fujiya Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE3.0%
BPS2352.4円
自己資本比率52.6%
FY2025/3 有報データ

ペコちゃんとミルキーで日本中を笑顔に。114年の歴史を持つ老舗菓子メーカーの挑戦

お菓子と喜びで世界中を笑顔にする

この会社ってなに?

コンビニやスーパーで見かける「ミルキー」「ルック」「カントリーマアム」「ホームパイ」はすべて不二家の製品です。街角の不二家洋菓子店では、ショートケーキやクリスマスケーキが定番。ペコちゃんのキャラクターグッズも根強い人気を誇ります。また「FUJIYA CAKE's STAND」として冷凍自販機での洋菓子販売や、新業態「ペコちゃんmilkyドーナツ」など新しい挑戦も進めています。

不二家は1910年創業の老舗菓子メーカーで、「ミルキー」「ルック」「カントリーマアム」などのロングセラー製菓商品と、全国に展開する洋菓子店舗を二本柱に事業を展開しています。2007年に山崎製パンの連結子会社となり経営再建を果たしました。2025年12月期は売上高1,196億円(前年比+8.7%)、営業利益28億円と増収増益を達成。PER 30.4倍と成長期待が織り込まれた水準ですが、親会社・山崎製パンが54%超を保有する安定した株主構成と、年30円の安定配当、株主優待券が個人投資家に人気の銘柄です。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
12月
本社
東京都文京区大塚2-15-6 オーク音羽ビル
公式
www.fujiya-peko.co.jp

社長プロフィール

河村 宣行
代表取締役社長
堅実経営者
不二家は創業以来、お菓子を通じて人々に笑顔と幸せをお届けすることを使命としてまいりました。これからも伝統を大切にしながら、新しい価値の創造に挑戦し続けます。

この会社のストーリー

1910
横浜で洋菓子店として創業

藤井林右衛門が横浜市元町に洋菓子店「不二家」を開業。日本の洋菓子文化の先駆けとなった。

1950
ペコちゃん誕生・ミルキー発売

1950年にミルキーを発売、1951年にペコちゃんが誕生。日本を代表するお菓子ブランドへと成長した。

1961
東京証券取引所に上場

東証一部に上場。全国展開を加速し、洋菓子店と製菓の両輪で事業を拡大した。

2007
消費期限偽装問題と経営再建

消費期限偽装問題が発覚し、経営危機に陥る。山崎製パンの支援を受け、連結子会社として再建を果たした。

2024
スイートガーデン子会社化

和洋菓子製造のスイートガーデンを子会社化。洋菓子事業の生産効率化と新商品開発力の強化を図る。

2025
新業態「ペコちゃんmilkyドーナツ」展開

ドーナツを軸にした新業態を出店拡大。ペコちゃんブランドの新たな可能性に挑戦している。

注目ポイント

ペコちゃんブランドの圧倒的知名度

ミルキー・ルック・カントリーマアムなど、日本人なら誰もが知るロングセラー商品を多数保有。ブランド力は同業他社を凌駕する資産です。

山崎製パン傘下の安定経営

親会社・山崎製パンが54%超を保有し、経営基盤は盤石。親子上場解消のTOB期待もあり、株価の下支え要因となっています。

株主優待で不二家のお菓子が楽しめる

100株保有で3,000円分の優待券がもらえます。配当30円と合わせた総合利回りは約2.4%。不二家ファンの個人投資家に人気の銘柄です。

サービスの実績は?

30
1株当たり配当金
FY2026予想
横ばい
+8.7%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+23.6%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
2,457
従業員数
2025年12月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 52.6%(FY2024/12からスイートガーデン買収等で有利子負債が増加したが、自己資本比率57%と依然健全)
稼ぐ力
普通
ROE 3.0%(FY2023/12の大幅減益は原材料費高騰が主因。回復基調にあるが利益率は業界平均を下回る)
話題性
普通
ポジティブ 45%

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
30
方針: 安定配当を基本とし、年間30円の配当を継続
1株配当配当性向
FY2016/3119.9%
FY2017/3152.4%
FY2018/31528.2%
FY2019/31532.0%
FY2020/31537.0%
FY2021/33024.4%
FY2022/33022.9%
FY2023/33079.7%
FY2024/33046.2%
FY2025/33038.1%
9期連続増配
株主優待
あり
自社店舗利用の株主優待券(500円券)
必要株数100株以上(約25万円)
金額相当3,000円〜6,000円相当
権利確定月12月

配当は年間30円で安定配当を継続しており、業績変動にかかわらず株主還元を重視しています。配当利回りは1.21%と控えめですが、株主優待券3,000円分を合わせた総合利回りは約2.4%と個人投資家にとって魅力的な水準です。FY2023/12は配当性向が79.7%まで上昇しましたが、業績回復に伴い正常化しています。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.0%
業界平均
7.7%
営業利益率下回る
この会社
2.4%
業界平均
7.2%
自己資本比率上回る
この会社
52.6%
業界平均
45.6%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2022/31,006億円
FY2023/31,055億円
FY2024/31,100億円
FY2025/31,196億円
営業利益
FY2022/30円
FY2023/30円
FY2024/323.0億円
FY2025/328.4億円

不二家の業績は、原材料費高騰の影響を受けたFY2023/12に営業利益が大幅に減少しましたが、価格改定と高付加価値商品の拡販により着実に回復基調にあります。FY2025/12は売上高1,196億円・営業利益28億円と増収増益を達成。FY2026/12は売上高1,250億円・営業利益32億円を予想し、収益回復トレンドの継続が見込まれます

事業ごとの売上・利益

製菓事業
約600億円50.2%)
洋菓子事業
約400億円33.4%)
飲料・食品その他
約196億円16.4%)
製菓事業約600億円
利益: 約35億円利益率: 5.8%

「ミルキー」「ルック」「カントリーマアム」「ホームパイ」等のロングセラー菓子を製造販売。売上構成比約50%を占める利益柱。

洋菓子事業約400億円
利益: 約-10億円利益率: -2.5%

全国の不二家洋菓子店舗(直営・FC)でケーキ・焼菓子等を販売。クリスマスケーキが最大の商戦。店舗運営コストが高く赤字体質が課題。

飲料・食品その他約196億円
利益: 約3億円利益率: 1.5%

「ネクター」ブランドの飲料やレストラン事業等。サッポロビールとの提携による「ネクターサワー」も展開。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.0%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
1.9%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.4%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/35.0%4.2%-
FY2022/36.2%4.0%-
FY2023/30.8%1.2%-
FY2024/32.2%1.8%2.1%
FY2025/33.0%1.9%2.4%

FY2023/12は原材料費高騰で営業利益率が1.3%まで低下しましたが、価格改定効果と製品ミックスの改善で2.4%まで回復しています。ROEは3.1%と食品業界の中では改善途上にあり、今後の利益率向上が課題です。無借金経営から戦略的な設備投資に伴い有利子負債が増加しましたが、収益力の回復が優先されています。

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率52.6%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
466億円
会社の純資産
661億円

FY2023/12までは実質無借金経営で自己資本比率65%超の堅固な財務体質でした。FY2024/12以降、スイートガーデン子会社化や設備投資に伴い有利子負債が増加し、FY2025/12は466億円に。自己資本比率は57%まで低下しましたが、依然として食品業界の中では健全な水準を維持しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+37.8億円
営業CF
投資に使ったお金
-109億円
投資CF
借入・返済など
+109億円
財務CF
手元に残ったお金
-70.8億円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/374.8億円-46.5億円-12.8億円28.3億円
FY2022/349.5億円-77.4億円-15.5億円-27.9億円
FY2023/367.8億円-79.7億円-12.4億円-11.9億円
FY2024/342.6億円-69.0億円17.5億円-26.4億円
FY2025/337.8億円-109億円109億円-70.8億円

営業キャッシュフローは安定的にプラスを維持していますが、積極的な設備投資と子会社取得によりFCFはマイナス基調です。FY2025/12は投資CFが109億円のマイナスとなり、スイートガーデン買収や生産設備の増強が主因です。財務CFで109億円を調達し、成長投資を賄っています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(小麦粉・砂糖・乳製品・カカオ等)の価格変動リスク
2為替変動リスク(輸入原材料の調達コスト変動)
3食品安全に関する事故・リコール発生リスク
4気候変動による原材料調達への影響リスク
5消費者嗜好の変化による需要変動リスク
6親子上場に関するガバナンスリスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/352.2億円20.4億円39.2%
FY2022/355.5億円21.7億円39.1%
FY2023/321.0億円11.3億円53.9%
FY2024/331.3億円14.6億円46.6%
FY2025/336.1億円15.8億円43.7%

実効税率はFY2023/12に53.9%と高水準でしたが、これは繰延税金資産の取り崩しや一時的な税務調整の影響です。FY2025/12は43.7%に低下し、FY2026/12には34.4%と正常化が見込まれています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
572万円
従業員数
2,457
平均年齢
36.1歳
平均年収従業員数前年比
当期572万円2,457-

従業員の平均年収は572万円で、食品業界の中では平均的な水準です。平均年齢36.1歳と比較的若い組織構成となっています。臨時従業員は3,526名と正社員を上回り、店舗運営においてパート・アルバイトの比率が高い業態特性を反映しています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主69.5%
浮動株30.5%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関6.3%
事業法人等59.6%
外国法人等3.8%
個人その他29.6%
証券会社0.7%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は山崎製パン・不二家不二栄会持株会。

山崎製パン株式会社(14,021,000株)54.39%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,122,000株)4.35%
不二家不二栄会持株会(922,000株)3.58%
株式会社バンダイナムコホールディングス(500,000株)1.93%
UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人シティバンク、エヌ・エイ東京支店)(218,000株)0.84%
GOLDMAN SACHS BANK EUROPE SE(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)(150,000株)0.58%
BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT(常任代理人BOFA証券株式会社)(135,000株)0.52%
藤井 林太郎(117,000株)0.45%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(106,000株)0.41%
損害保険ジャパン株式会社(98,000株)0.38%

筆頭株主は親会社の山崎製パン(54.39%)で、過半数を保有する支配株主です。不二家不二栄会持株会が3.58%、バンダイナムコHDが1.93%を保有。事業法人の保有比率が約60%と非常に高く、経営の安定性は極めて高い水準にあります。一方で、親子上場の解消が市場のテーマとなっており、TOB(公開買付け)の思惑も注目されています。

会社の公式開示情報

役員報酬

3億600万円
取締役8名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
製菓事業約600億円約35億円5.8%
洋菓子事業約400億円約-10億円-2.5%
飲料・食品その他約196億円約3億円1.5%

製菓事業が利益の柱で、ミルキーやルック等のロングセラー商品が安定した収益を生み出しています。一方、洋菓子事業は店舗運営コストが重く赤字が続いており、収益改善が最大の経営課題です。スイートガーデンの子会社化により洋菓子の生産効率化を図り、新業態「ペコちゃんmilkyドーナツ」で新たな収益源を開拓しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 15名)
女性 2名(13.3% 男性 13
13%
87%
監査報酬
6,400万円
連結子会社数
6
設備投資額
116.2億円
平均勤続年数(従業員)
12.2
臨時従業員数
3526

取締役・監査役15名中、女性が2名(13.3%)を占めています。山崎製パンからの派遣役員が経営の中核を担い、グループ経営の一体性を確保しています。平均勤続年数12.2年は食品業界では標準的で、6社の連結子会社を含む事業運営を行っています。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

不二家のTSRは5年間で113.9%と、TOPIX(213.2%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。株価が2,200〜2,800円のレンジで推移し、大きな値上がり益が得られていないことが主因です。ただし、親子上場解消のTOBが実現すれば株価の大幅上昇が期待されます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+13.9%
100万円 →113.9万円
13.9万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202197.7万円-2.3万円-2.3%
FY2022110.3万円+10.3万円10.3%
FY2023107.3万円+7.3万円7.3%
FY2024117.5万円+17.5万円17.5%
FY2025113.9万円+13.9万円13.9%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残99,500株
売り残91,500株
信用倍率1.09倍
3/21時点
今後の予定
2026年12月期 第2四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

PER 30.4倍は食料品セクター平均(20.5倍)を上回る水準で、親子上場解消期待やブランド価値が織り込まれています。PBR 1.05倍は解散価値をわずかに上回る水準で、配当利回り1.21%はセクター平均を下回ります。信用倍率は1.09倍と拮抗しており、売り方・買い方の思惑が均衡しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
48
前月比 +3.5%
メディア数
20
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, みんかぶ
業界内ランキング
上位 40%
食料品 74社中 30位
報道のトーン
45%
好意的
42%
中立
13%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

業績・決算35%
ブランド・新商品30%
親子上場・株主構成20%
その他15%

最近の出来事

2026年3月ガバナンス報告更新

コーポレートガバナンス報告書を更新。経営体制の透明性向上に取り組む姿勢を示す。

2026年2月決算発表

FY2025/12決算を発表。売上高1,196億円・営業利益28億円と増収増益を達成。FY2026/12は売上高1,250億円を予想。

2025年12月Snow Man卒業

Snow Manのブランドキャラクター卒業が報じられ、株価が一時大幅下落。ブランド戦略の転換点に。

(株)不二家 まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 30円
安全性
安定
自己資本比率 52.6%(FY2024/12からスイートガーデン買収等で有利子負債が増加したが、自己資本比率57%と依然健全)
稼ぐ力
普通
ROE 3.0%(FY2023/12の大幅減益は原材料費高騰が主因。回復基調にあるが利益率は業界平均を下回る)
話題性
普通
ポジティブ 45%

「ペコちゃんでおなじみ、山崎製パン傘下の老舗菓子メーカー。洋菓子と製菓の二本柱で食卓に笑顔を届ける」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

同じ業種の企業

食料品」に分類される他の企業

免責事項:本ページの情報は、公開されたメディア報道の定量分析およびEDINET等の公的開示情報をもとに作成しています。 特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。 報道件数・センチメント分析はAIによる自動分類であり、完全な正確性を保証するものではありません。 記事の著作権は各メディアに帰属します。

最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU