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カンロ(株)2216

Kanro Inc.

スタンダードUpdated 2026/03/25
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 55.5%(無借金経営・自己資本比率56.5%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 30.9%
話題性
好評
ポジ 62%

この会社ってなに?

コンビニやスーパーで見かける「カンロ飴」「健康のど飴」「金のミルク」は、日本人なら一度は口にしたことがあるロングセラー商品。近年爆発的に伸びている「ピュレグミ」「カンデミーナ」「マロッシュ」などのグミ商品も大人気です。直営店「ヒトツブカンロ」では、ここでしか買えないプレミアムキャンディも展開。「1万円のあめ」が9時間で完売するなど、ギフト市場でも存在感を発揮しています。

カンロは1912年創業の老舗キャンディメーカーで、飴で国内シェア1位(19.4%)、グミで2位(15.9%)を誇ります。2025年12月期は売上高348億円・営業利益47億円と過去最高を更新。「中期経営計画2030」では売上高500億円以上・営業利益率13%以上を目標に掲げ、国内グミ事業の拡大と海外展開を推進しています。三菱商事が筆頭株主(29.55%)として販売総代理店を務める安定した事業基盤を持ち、配当性向40%を基本方針としています。

食料品スタンダード市場

注目ポイント

グミ市場の成長を牽引する成長株

国内グミ市場は5年で約1.8倍に拡大中。カンロはグミシェア2位として市場成長の恩恵を最大限に享受し、130億円の新ライン投資で生産能力5割増を計画しています。

利益率3倍改善の「稼ぐ力」

営業利益率はわずか4年で4.9%→13.5%と約3倍に改善。無借金経営かつROE17.8%と、収益性・財務健全性・資本効率すべてが高水準の優良企業です。

株主優待でカンロのお菓子が届く

300株以上(約36万円)でカンロバラエティセットがもらえます。3年以上の長期保有でグレードアップ特典も。配当性向40%の方針と合わせ、充実した株主還元が魅力です。

会社概要

業種
食料品
決算期
12月
本社
東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティビル37階
公式
www.kanro.co.jp

サービスの実績は?

33
1株当たり配当金
2026期予想(分割後)
実質増配
+9.4%
売上高成長率
2025期実績 (YoY)
13.5%
営業利益率
2025期実績
+8.6pt vs FY2021
678
従業員数
2025年12月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

飴事業
171億円49.1%)
グミ事業
170億円48.9%)
素材菓子・その他
7億円2.0%)
飴事業171億円
利益: 23億円利益率: 13.5%

「カンロ飴」「健康のど飴」「金のミルク」等のロングセラー商品を展開。国内飴市場シェア19.4%で首位。売上構成比49%。

グミ事業170億円
利益: 23億円利益率: 13.5%

「ピュレグミ」「カンデミーナ」「マロッシュ」等が主力。国内グミ市場シェア15.9%で2位。売上構成比49%。130億円の新ライン投資で生産能力5割増を計画。

素材菓子・その他7億円
利益: 1億円利益率: 14.3%

直営店「ヒトツブカンロ」での販売やプレミアムギフト商品等。売上構成比2%だが高付加価値商品として成長領域。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
30.9%
株主資本の利回り
ROA
20.1%
総資産の活用度
Op. Margin
13.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2025/12期30.9%20.1%13.5%
2025/12期30.9%20.1%13.5%

営業利益率は4.9%から13.5%へと約3倍に改善しており、食品業界でもトップクラスの収益性を実現しています。ROEは17〜19%と高水準を維持し、資本効率の高い経営が特徴です。グミ事業の高い利益率と価格改定の浸透が収益性向上の主因です。

儲かってるの?

まあまあです
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2025/12期348億円46.9億円33.8億円80.2円-

カンロの業績は、グミ市場の急拡大を追い風に4期連続で過去最高益を更新しています。2025/12期は売上高348億円(前年比+9.4%)・営業利益47億円を達成。営業利益率は4.9%(2021期)から13.5%(2025期)へと大幅に改善しました。2026/12期は売上高365億円・営業利益49億円を予想し、5期連続の最高益が見込まれています

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
30.9%
業界平均
6.5%
営業利益率上回る
この会社
13.5%
業界平均
5.3%
自己資本比率上回る
この会社
55.5%
業界平均
53.6%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億5,299万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
飴事業171億円23億円13.5%
グミ事業170億円23億円13.5%
素材菓子・その他7億円1億円14.3%

飴事業とグミ事業が売上の49%ずつを占める二本柱の構成です。かつては飴が主力でしたが、グミ市場の急拡大(市場規模は5年で約1.8倍)を捉え、グミの構成比が急速に上昇しました。営業利益率は両事業とも13%台と高水準で、「飴で稼ぎ、グミで伸ばす」バランスの良い事業ポートフォリオを構築しています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
前中計「中期経営計画2024」は財務目標を大幅に上回って達成。新中計2030の初年度(FY2025)も営業利益率目標を早期にクリアしており、計画の達成可能性が高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画2030
2025期〜2030期
売上高: 目標 500億円以上 やや遅れ (348億円 (FY2025))
69.5%
営業利益率: 目標 13%以上 順調 (13.5% (FY2025))
100%
配当性向: 目標 40% 達成 (40.0% (FY2024))
100%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025期336億円348億円+3.5%
2024期303億円318億円+4.9%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

カンロは「中期経営計画2030」で売上高500億円以上・営業利益率13%以上を掲げています。前中計は全指標で目標を大幅超過して達成しており、経営陣の計画策定・実行力の高さが評価できます。130億円のグミ新ライン投資による生産能力5割増が、売上500億円達成の鍵となります。

どんな話題が多い?

業績・決算35%
グミ市場・新商品30%
中期経営計画20%
その他15%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「好調
報道件数(30日)
85
前月比 +12.5%
メディア数
30
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報, 日経ビジネス
業界内ランキング
上位 15%
食料品 120社中 18位
報道のトーン
62%
好意的
32%
中立
6%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1912
宮本製菓所として創業

山口県で宮本製菓所として創業。飴づくり一筋の歴史が始まった。

1955
「カンロ飴」誕生

醤油を使った独特の味わいが大ヒット。日本の飴文化を代表するロングセラーとなった。

1988
「健康のど飴」で市場を開拓

ハーブ配合ののど飴を発売。健康志向のキャンディ市場を切り開いた。

2002
「ピュレグミ」でグミ市場に参入

すっぱいコーティングの「ピュレグミ」を発売。大人女性向けグミという新カテゴリを創出した。

2020
グミブームの波に乗る

コロナ禍でもグミ市場は急拡大。「マロッシュ」「カンデミーナ」がヒットし、業績が急成長フェーズに突入。

2025
中期経営計画2030始動

売上高500億円を目標に、グミ新ライン130億円投資と海外展開を加速。飴とグミの二本柱で未来を拓く。

出来事の年表

2026年2月過去最高益更新

2025/12期決算で売上高348億円・営業利益47億円と過去最高を更新。「中期経営計画2030」も同時に発表。

2025年6月株式分割

1株→3株の株式分割を実施。投資単位の引き下げにより個人投資家の参入しやすさが向上。

2025年4月1Q好決算

2026年12月期第1四半期で経常利益16%増益と好スタート。グミ事業の好調が継続。

社長プロフィール

三須 和泰
代表取締役社長
改革型経営者
「糖から未来を変えていく。」私たちカンロは、112年にわたり糖と向き合い続けてきました。飴とグミを通じて、おいしさと健康を両立させ、人々の毎日に小さな幸せをお届けします。中期経営計画2030のもと、国内グミ市場のさらなる開拓と海外展開に挑戦してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率55.5%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
10.0億円
借金(有利子負債)
Net Assets
190億円
会社の純資産

カンロは無借金経営を継続しており、自己資本比率は55〜58%と極めて健全な財務体質を維持しています。総資産は2021期の約212億円から2025期には約336億円まで拡大し、内部留保の蓄積と設備投資の両立が順調に進んでいます。 【2025/12期】総資産336億円、純資産190億円、自己資本比率55.5%、有利子負債10億円。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
Operating CF
+50.5億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-52.5億円
投資に使ったお金
Financing CF
-5.3億円
借入・返済など
Free CF
-1.9億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2024/12期0円0円0円0円
2025/12期50.5億円52.5億円5.3億円1.9億円

営業キャッシュフローは5年連続で増加し、2025/12期には51億円を達成しました。2025/12期のフリーCFがマイナスとなったのは、グミ新製造ライン(約130億円投資計画)への積極的な設備投資によるもので、将来の生産能力拡大に向けた戦略的投資です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
3,985万円
連結子会社数
1
設備投資額
49.8億円
平均勤続年数(従業員)
13.9
臨時従業員数
154

取締役・監査役10名中、女性が2名(20.0%)を占めています。平均勤続年数14年と定着率が高く、糖に関する専門知識の蓄積が競争力の源泉となっています。2025/12期の設備投資額は29.5億円で、グミ新製造ラインへの戦略投資が含まれています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主48.7%
浮動株51.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関9.6%
事業法人等39.1%
外国法人等8.8%
個人その他40.6%
証券会社1.9%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は三菱商事・榎本武平商店。

三菱商事株式会社(12,760,000株)29.55%
株式会社榎本武平商店(2,704,000株)6.26%
カンロ共栄会(2,364,000株)5.48%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(1,618,000株)3.75%
株式会社三井住友銀行(1,170,000株)2.71%
BNP PARIBAS LUXEMBOURG/2S/JASDEC/FIM/LUXEMBOURG FUNDS/UCITS ASSETS (常任代理人 香港上海銀行東京支店)(1,010,000株)2.34%
BOFAS INC SEGREGATION ACCOUNT (常任代理人 BOFA証券株式会社)(895,000株)2.07%
三井住友信託銀行株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(600,000株)1.39%
株式会社山口銀行 (常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(480,000株)1.11%
モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社(388,000株)0.9%

筆頭株主の三菱商事(29.55%)が販売総代理店として密接な事業関係を持ち、経営の安定性を支えています。榎本武平商店(6.26%)は創業家系の関連企業、カンロ共栄会(5.99%)は持株会であり、安定株主比率は52.5%と高水準です。個人投資家の保有比率も40.6%と高く、株主優待の人気を反映しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(砂糖・水飴・ゼラチン等)の価格高騰リスク
2グミ市場の競争激化リスク(大手菓子メーカーの参入拡大)
3為替変動リスク(輸入原材料への依存)
4食品安全・品質管理リスク(異物混入・リコール等)
5三菱商事への販売依存リスク(販売総代理店契約)
6消費者の健康志向・糖質制限トレンドによる需要変動リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
723万円
従業員数
705
平均年齢
39.2歳
平均年収従業員数前年比
当期723万円705-

従業員の平均年収は716万円で、食品業界の中では中堅上位の水準です。平均年齢39.3歳・平均勤続年数14年と安定した雇用環境が特徴です。従業員数は678名とコンパクトな組織ながら、1人当たり売上高は約5,100万円と高い生産性を実現しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

カンロのTSRは5年間で470.8%と、TOPIXの182.5%を大幅にアウトパフォームしています。グミ市場の急拡大と利益率の大幅改善が株価上昇の主因です。特に2024期〜2025期にかけて株価が急騰し、スタンダード市場でもトップクラスのリターンを実現しました。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
31
方針: 配当性向40%を基本方針、1株あたり93円(分割後31円)を下限に設定
1株配当配当性向
2016/12期543.4%
2018/12期5.422.9%
2020/12期5.336.7%
2021/12期6.732.1%
2023/12期19.332.7%
2024/12期3140.0%
3期連続増配
株主優待
あり
カンロバラエティセット(1,000円相当〜)
必要株数300株以上(約36万円)
金額相当1,000円〜3,000円相当
権利確定月12月
長期特典3年以上保有でグレードアップ

カンロは4期連続増配を継続しており、「中期経営計画2030」で配当性向40%を基本方針に掲げています。2025年6月に1株→3株の株式分割を実施し、分割後1株あたり33円(年間)の配当を予想。株主優待では自社製品のバラエティセットがもらえ、長期保有特典もあるため、個人投資家に人気の銘柄です。

もし5年前に投資していたら?

+
2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 470.8万円 になりました (370.8万円)
+370.8%
年度末時点評価額損益TSR
2021期95.8万円4.2万円-4.2%
2022期103.8万円3.8万円3.8%
2023期145.6万円45.6万円45.6%
2024期274.6万円174.6万円174.6%
2025期470.8万円370.8万円370.8%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残111,900株
売り残19,200株
信用倍率5.8倍
3/6時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年4月下旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

カンロのPERは14.6倍と食品セクター平均(18.5倍)を下回り、成長力に対して割安な水準にあります。PBRは2.65倍と高いものの、ROE17.8%の高収益性を考慮すれば妥当な評価です。信用買い残は約11万株と信用倍率5.8倍で、やや買い超過の状態です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2025/12期47.5億円13.7億円28.8%

税引前利益は2021/12期の13億円から2025/12期には47億円へと3.7倍に成長しました。実効税率は24〜33%で推移しており、2024/12期は税効果会計の影響により24.4%と低水準でしたが、概ね安定的に推移しています。

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もっと知る

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カンロ(株) まとめ

業績
普通
営業益 前年比↓
配当
少なめ
1株 31円
安全性
安定
自己資本比率 55.5%(無借金経営・自己資本比率56.5%と極めて健全な財務体質)
稼ぐ力
高い
ROE 30.9%
話題性
好評
ポジ 62%

「飴とグミで日本一。糖の専門メーカーが挑む、甘さの先にある未来」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

DISCLAIMER

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU