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森永製菓2201

Morinaga & Co.,Ltd.

プライムUpdated 2026/07/10
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どんな会社?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は売上・営業利益・経常利益が過去最高(価格改定でカカオ高を吸収)。純利益177.6億円は前期並みで、一過性益のFY2022ピークには未達。)
配当
少なめ
1株 65円(11期連続増配で、FY2026/3は65円(性向30.8%)。FY2027予は5円増の70円で12期連続増配見込み。100株以上の継続保有で製品優待あり。)
安全性
安定
自己資本比率 62.8%(FY2026/3末時点)
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%(FY2026/3実績)(ROEは有報公式で13.0%まで回復。FY2022の22.0%は投資有価証券売却益による一過性で、翌期7.9%へ低下後に本業回復で改善。営業利益率は9%台。)
話題性
好評
ポジ 55%

この会社ってなに?

スーパーやコンビニで「ハイチュウ」「チョコボール」「inゼリー(ウイダー)」を手に取ったことがあるなら、それが森永製菓です。今やアメリカでも「HI-CHEW」が定番の人気となり、現地のモチアイス最大手を約200億円で買収するなど世界展開を加速しています。「バニラモナカジャンボ」などの冷菓や、健康志向の「森永ココア」「甘酒」も身近な商品です。最近は創業126年で初めて「人と愛犬が一緒に食べられるおやつ」を発売するなど、菓子から健康・グローバルへと変わり続けています。

2026/03期は売上高2,366.7億円(+3.4%)・営業利益223.9億円(+5.3%)・経常利益226.6億円がいずれも過去最高を更新しました。純利益は177.6億円(+0.3%)と前期並みで、一過性益のあった2022/03期の277.7億円には及びません。「ハイチュウ」等の菓子・冷菓が牽引し価格改定でカカオ高を打ち返す一方、米国事業(HI-CHEW)は関税・競争激化で減益、inゼリーも苦戦しました。2026年4月には米国モチアイス最大手MyMoを約200億円で子会社化。2027/03期は売上高2,570億円(+8.6%)と増収ながら純利益165億円(△7.1%)の増収減益を見込みます。前期の投資有価証券売却益の反動や米国関税・原材料高が要因です。「2024中期経営計画」は最終2026年度に売上高2,460億円・営業利益率10%、長期「2030経営計画」は売上高3,000億円・ROE15%以上を掲げます。配当は11期連続増配で2027/03期予は70円。2025年4月に太田栄二郎会長CEO・森信也社長COOの新体制へ移行しました。

食料品プライム市場

注目ポイント

米国市場での圧倒的な躍進

「HI-CHEW」がアメリカで定番の人気商品となり、海外売上を牽引しています。2026年4月には現地のモチアイス最大手MyMo Holdco(ザ・モチ・アイスクリーム・カンパニー)を約200億円で子会社化し、北米での成長基盤をさらに強化。「2030経営計画」では海外売上高比率25%以上を掲げ、老舗菓子メーカーからグローバル企業への変貌を進めています。

11期連続増配と手厚い株主還元

1株配当は2016/03期から2026/03期の65円まで一貫して増配を続け、実績11期連続増配(株式分割・併合調整後)。2027/03期は5円増配の年70円(予想利回り約2.6%・12期連続増配見込み)を予定しています。純資産配当率(DOE)の引き上げや機動的な自己株式取得も掲げ、100株半年以上保有で自社製品詰合せがもらえる株主優待と併せ、中長期の投資家に手厚い還元を続けています。

菓子からウェルネス・多角化へ

伝統的な菓子事業にとどまらず、栄養補助ゼリー「inゼリー(ウイダー)」や健康志向の「森永ココア」「甘酒」、通販の健康食品などウェルネス領域を拡大。2026年3月には創業126年で初めて人と愛犬が一緒に食べられるおやつを発売するなど、社会のニーズに合わせた多角化を進めています。「2030経営計画」で売上高3,000億円・ROE15%以上をめざす成長ストーリーが魅力です。

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
公式
www.morinaga.co.jp

サービスの実績は?

2,367億円
売上高(2026/03期)
前期比+3.4%・過去最高
菓子食品・冷菓が牽引
約200億円
米国モチアイス最大手の買収額
MyMo Holdco(2026年4月子会社化)
海外展開を加速
70
1株年間配当(2027/03期予)
12期連続増配(予)・前期比5円増配
予想利回り約2.6%
126
創業からの歴史
1899年創業(2026年時点)
老舗からウェルネスへ
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

食料品製造
2,252億円95.5%)
食料卸売
88.0億円3.7%)
不動産及びサービス
19.0億円0.8%)
食料品製造2,252億円
利益: 223億円利益率: 9.9%

菓子食品(ハイチュウ・チョコボール・カレ・ド・ショコラ)・冷菓・inゼリー・通販・米国HI-CHEW等。全社売上の約95%を占める中核事業

食料卸売88.0億円
利益: 6.9億円利益率: 7.8%

食料品の卸売事業。前期比では減益となった

不動産及びサービス19.0億円
利益: 8.8億円利益率: 46.4%

不動産賃貸・サービス事業。高利益率で安定収益に貢献

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます

FY2026/3実績

ROE
13.0%
株主資本の利回り
ROA
8.2%
総資産の活用度
Op. Margin
9.5%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2022/03期22.0%13.3%9.8%
2023/03期7.9%4.8%7.8%
2024/03期11.8%7.1%9.5%
2025/03期13.5%8.2%9.3%
2026/03期13.0%8.2%9.5%

営業利益率は9%台を維持し、効率的な事業運営がなされています。ROEは2022/03期に22.0%と高水準でしたが、これは投資有価証券売却益による純利益押し上げの影響で、翌2023/03期は7.9%へ低下しました。以降は本業回復に伴い2026/03期にROE13.0%まで回復。ROA・営業利益率とも改善傾向にあり、中期経営計画では最終年度に営業利益率10%を目標に掲げています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPS増収率
2022/03期1,813億円177億円278億円276.3円
2023/03期1,944億円152億円101億円104.4円+7.2%
2024/03期2,134億円203億円152億円165.6円+9.8%
2025/03期2,290億円213億円177億円200.8円+7.3%
2026/03期2,367億円224億円178億円211.1円+3.4%

2026/03期は売上高2,366.7億円(前期比+3.4%)・営業利益223.9億円(+5.3%)・経常利益226.6億円がいずれも過去最高を更新しました。純利益は177.6億円(+0.3%)と前期並みで、修正予想182億円には届きませんでした。菓子食品事業(ハイチュウ・チョコボール・森永ラムネ・カレ・ド・ショコラ)と冷菓事業(バニラモナカジャンボ・板チョコアイス)が牽引し、価格改定とコストダウンで原材料高を打ち返しています。一方、米国事業(HI-CHEW)は関税・競争激化で営業利益△57.3%と減益、「inゼリー」も苦戦しました。2022/03期に純利益が277.7億円と突出しているのは、政策保有株式の売却に伴う多額の投資有価証券売却益(特別利益)が寄与した一過性要因によるもので、経常利益182.5億円を大きく上回りました。翌2023/03期はその反動と減損損失等で純利益100.6億円へ低下しています。2027/03期は売上高2,570億円(+8.6%)と増収ながら、純利益は165億円(△7.1%)の増収減益を見込みます。前期の投資有価証券売却益の反動、米国の関税・競争環境、2026年4月に子会社化したMyMo Holdcoの取得関連コスト、原材料高が減益要因です。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均(自社を除く当サイト掲載銘柄より算出)と比べると…(自社は直近の年次実績で比較)

ROE(自社 FY2026/3上回る
この会社
13.0%
他社平均
6.6%
営業利益率(自社 FY2026/3上回る
この会社
9.5%
他社平均
5.3%
自己資本比率(自社 FY2026/3末上回る
この会社
62.8%
他社平均
53.7%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

3億1,400万円
11名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
食料品製造2,252億円223億円9.9%
食料卸売88.0億円6.9億円7.8%
不動産及びサービス19.0億円8.8億円46.4%

報告セグメントは食料品製造・食料卸売・不動産及びサービス・その他で、食料品製造が全社売上の約95%を占める中核です。2026/03期の食料品製造は売上2,251.7億円(+3.5%)・セグメント利益223.3億円(+12.4%)と、菓子食品・冷菓の好調で大きく増益。一方で米国事業は関税・競争激化により減益でした。なお上記3セグメント(合計2,358.6億円)に別途「その他」8.1億円を加えた全社売上高は2,366.7億円となります。近年は米国での大型買収(MyMo Holdco社)など海外・健康領域への投資を強化しています。

会社の計画は順調?

B
総合評価
主力ブランドが堅調で過去最高益を更新も、中計最終年度の売上・利益目標に対しては積み増しが必要

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

2026/03期は中計2期目として売上高・営業利益ともに過去最高を更新したが、最終年度(2026年度)目標の売上2,460億円・営業利益246億円に対しては進捗96%・91%で、達成には残り1年での積み増しが必要。売上予想の精度は高く、2026/03期は営業利益を期中に上方修正した一方、売上は期首予想をやや下回った。
2024中期経営計画
2024〜2026年度(2025/03期〜2027/03期)
売上高(2026年度): 目標 2,460億円 順調 (2,366.7億円(FY2026/3・2期目))
96%
営業利益(2026年度): 目標 246億円 順調 (223.9億円(FY2026/3・2期目))
91%
営業利益率(2026年度): 目標 10% 順調 (9.5%(FY2026/3))
95%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/03期2,220億円2,270億円2,290億円+3.1%
2026/03期2,400億円2,360億円2,367億円-1.4%
営業利益
年度当初予想修正予想実績乖離
2025/03期205億円213億円213億円+3.7%
2026/03期214億円223億円224億円+4.6%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

2024中期経営計画(2024〜2026年度)は、長期の「2030経営計画」達成に向けた2ndステージと位置づけられ、最終年度(2026年度=2027/03期)に売上高2,460億円・営業利益246億円・営業利益率10%を掲げます。2026/03期は2期目で、菓子食品・冷菓の好調とグローバル展開により売上高・営業利益がいずれも過去最高を更新しました。さらに長期の「2030経営計画」では売上高3,000億円・売上高営業利益率12%以上・ROE15%以上・DOE4.5%以上・海外売上高比率25%以上を目標に掲げ、ROICマネジメントの実践による成長性と資本収益性の好循環をめざします。

最新ニュース

ポジティブ
2026/03期本決算 売上高2,366億円・営業利益223億円で過去最高、2027/03期は増収減益見込み
5/11 · 適時開示
ポジティブ
米国モチアイス最大手MyMo Holdco(ザ・モチ・アイスクリーム・カンパニー)を子会社化
4/1 · 森永製菓
中立
森永製菓、126年の歴史で初の“ひとと愛犬が一緒に食べられるおやつ”を新発売
3/3 · PR TIMES
ネガティブ
森永製菓商品 価格改定ならびに内容量変更のお知らせ
2/18 · 森永製菓公式サイト

どんな話題が多い?

M&A・グローバル展開40%
決算・財務30%
新商品・市場開拓20%
サステナビリティ10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
142
前月比 +12.5%
メディア数
48
日本経済新聞, 株探, PR TIMES, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報
業界内ランキング
上位 15%
食料品業 200社中 30位
報道のトーン
55%
好意的
30%
中立
15%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

1899
森永西洋菓子製造所の創業

創業者の森永太一郎が、美味しく栄養価の高い西洋菓子を日本に普及させるため創業しました。

1913
「森永ミルクキャラメル」の誕生

日本の気候に合わせて改良したミルクキャラメルを発売。大ヒットとなり、成長の基盤を築きました。

1975
「ハイチュウ」の発売

独自技術によるソフトキャンディ「ハイチュウ」が誕生。以降、数多くのロングセラー商品を生み出しました。

2008
米国市場への挑戦

アメリカで「HI-CHEW」の販売を本格化。メジャーリーガーにも愛される人気商品へと成長し、海外事業の柱となりました。

2020
「2030経営計画」の策定

2030年に向け、心と体の健康に貢献する「ウェルネスカンパニー」へ生まれ変わる長期経営計画を策定しました。

2025
新経営体制へ移行

太田栄二郎氏が代表取締役会長CEO、森信也氏が代表取締役社長COOに就任。戦略のCEOと執行のCOOによる新体制へ移行しました。

2026
米国モチアイス最大手を買収

米国でモチアイスを製造する最大手MyMo Holdco(ザ・モチ・アイスクリーム・カンパニー)を約200億円で子会社化し、グローバル展開をさらに加速しています。

出来事の年表

2026年5月本決算

2026/03期本決算を発表。売上高2,366.7億円・営業利益223.9億円が過去最高(純利益177.6億円は前期並み・修正予想182億円に未達)。2027/03期は増収ながら前期特別利益の反動等で増収減益を見込む。

2026年4月海外買収

米国のモチアイス最大手MyMo Holdco(ザ・モチ・アイスクリーム・カンパニー)を約200億円で子会社化。北米での「HI-CHEW」に続く成長基盤として、グローバル展開を加速。

2026年3月新市場参入

創業126年で初めてとなる人と愛犬が一緒に食べられるおやつを発売し、ペット関連市場を開拓。

2025年4月新経営体制

太田栄二郎氏が代表取締役会長CEO、森信也氏が代表取締役社長COOに就任。戦略のCEOと執行のCOOによる新経営体制へ移行した。

代表者プロフィール

森 信也
森 信也
代表取締役社長 COO
グローバル展開を推進する新社長
2025年4月に代表取締役社長COOに就任しました。太田栄二郎会長CEOとともに、戦略と執行の両輪で「2030経営計画」の達成をめざします。「ハイチュウ」「チョコボール」に代表される菓子事業を盤石なものとしつつ、米国での『HI-CHEW』やモチアイスのグローバル展開、健康・ウェルネス領域への事業ポートフォリオ転換を加速し、持続的な成長と資本効率の向上を実現してまいります。
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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率FY2026/3末時点)62.8%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%

※ 有利子負債・純資産はいずれもFY2026/3末時点

Interest-bearing Debt
190億円
借金(有利子負債)
Net Assets
1,437億円
会社の純資産

財務基盤は健全で、自己資本比率は62.8%(決算短信の公表値)と高い水準を維持しています。有利子負債は約190億円(決算短信定義:リース債務を除く借入金・社債)と限定的で、現預金257億円を踏まえると実質的にネットキャッシュに近い状態です。純資産は米国第2工場の建設投資などを進めつつ1,436.9億円へ増加し、BPS(1株純資産)も1,690.6円へ上昇。潤沢な自己資本が成長投資と株主還元を支えています。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+236億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-143億円
投資に使ったお金
Financing CF
-132億円
借入・返済など
Free CF
+93.5億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2022/03期248億円93.1億円▲59.4億円341億円
2023/03期▲29.7億円▲142億円▲73.5億円▲172億円
2024/03期302億円▲53.5億円▲141億円248億円
2025/03期108億円▲98.4億円▲180億円9.3億円
2026/03期236億円▲143億円▲132億円93.5億円

2026/03期の営業キャッシュ・フローは236億円の収入と前期(108億円)から改善しました。投資CFは米国第2工場の建設など有形固定資産の取得169.9億円を主因に142.9億円の支出、財務CFは自己株式取得47.5億円・配当支払78.9億円を中心に132.4億円の支出です。フリー・キャッシュ・フローは93.5億円の黒字を確保しました。2023/03期に営業CFが一時的にマイナス(△29.7億円)となったのは、棚卸資産の増加や法人税等の支払いが重なったためです。成長投資と株主還元を安定した営業CFで賄う構造です。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 2名(20.0% 男性 8
20%
80%
監査報酬
8,000万円
連結子会社数
15
設備投資額
59.4億円
平均勤続年数(従業員)
19
臨時従業員数
1985

ガバナンスは監査役会設置会社で、2026年6月26日の定時株主総会を経て取締役会は取締役10名(うち女性2名・女性比率20.0%、社外取締役4名)で構成されています(監査役を含む役員全体では女性比率21.4%)。2025年4月に太田栄二郎会長CEO・森信也社長COOの新体制へ移行し、監督と執行の役割を明確化しました。連結子会社は15社、監査法人への監査報酬は8,000万円で、多様性と透明性を重視した体制です。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主40.4%
浮動株59.6%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関29.5%
事業法人等10.8%
外国法人等25.3%
個人その他30.9%
証券会社3.4%

森永製菓取引先持株会・従業員持株会や信託銀行が安定株主の中核で、経営基盤は比較的安定しています。外国人投資家比率は約25%。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(10,743,000株)12.78%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(7,138,000株)8.49%
森永製菓取引先持株会(6,451,000株)7.67%
明治安田生命保険相互会社(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(2,242,000株)2.66%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(2,149,000株)2.55%
THE CHASE MANHATTAN BANK,N.A. LONDONSECS LENDING OMNIBUS ACCOUNT(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,383,000株)1.64%
森永乳業株式会社(1,372,000株)1.63%
森永製菓グループ従業員持株会(1,288,000株)1.53%
JP MORGAN CHASE BANK 385781(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(1,066,000株)1.26%
日本生命保険相互会社(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)(961,000株)1.14%

株主構成は、日本マスタートラスト信託銀行(信託口)が筆頭株主として12.78%を保有し、信託銀行を通じた機関投資家の影響力が強い構造です。事業パートナーである森永製菓取引先持株会(7.67%)や従業員持株会が安定株主として名を連ね、旧来から取引関係の深い森永乳業も株式を保有しています。外国人投資家比率は約25%で、上位10位合計は41.4%。安定株主と流動性のバランスが取れた構成です。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1原材料(カカオ豆・砂糖・乳製品等)の価格高騰および調達難
2食品安全に関する品質事故・リコールリスク
3自然災害・感染症によるサプライチェーンの停滞
4工場の稼働停止による商品供給の中断
5米国の関税政策・為替変動による海外事業への影響

社員の給料はどのくらい?

平均年収
835万円
従業員数
1,587
平均年齢
43.4歳
平均年収従業員数前年比
2026/03期835万円1,587-

提出会社(単体)の平均年間給与は約835万円で、前期(約815万円)から+2.5%上昇しました(2026/03期有価証券報告書)。単体従業員数は1,587名、平均年齢43.4歳、平均勤続年数19.0年と、勤続の長い安定した人員構成です。連結従業員数は3,222名。食品業界の平均水準と比べても高めの給与水準を維持しています。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、市場平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

過去5年間(2021年3月末を100)の配当込みTSR(株主総利回り)は153.6(+53.6%)で、同期間のTOPIX(201.0・+101%)を下回りました(アンダーパフォーム)。2024期にかけて米国「HI-CHEW」の成長期待で株価が上昇した局面もありましたが、国内菓子市場の成熟や米国事業の減益懸念が上値を抑えています。今後は米国モチアイス(MyMo)の取り込みやROE15%以上を掲げる資本効率改善が、市場平均を上回るリターン創出の鍵となります。(3月決算のため各年3月末終値・配当込みで算定)

※ 配当を含む株主総利回り(TSR)ベースです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

少しもらえます
1株配当(最新期)
65
方針: 継続的かつ安定的な株主還元を基本方針とし、配当性向・純資産配当率(DOE)の水準を中長期的に引き上げていく方針。総還元性向を意識し、機動的な自己株式取得も実施。FY2027/3予は前期比5円増配の年70円。
1株配当配当性向
2021/03期4030.0%
2022/03期4516.3%
2023/03期5047.9%
2024/03期5533.2%
2025/03期6029.9%
2026/03期6530.8%
2027/03期(予想)7035.7%
11期連続増配
株主優待
あり

100株以上を6か月以上継続保有の株主に1,500円相当の自社製品詰合せ等を贈呈。3年以上継続保有で2,500円相当に拡充。

森永製菓は継続的かつ安定的な株主還元を基本方針とし、1株配当は2016/03期から2026/03期の65円まで一貫して増配(実績11期連続増配)しています(2024年1月1日の1株→2株の株式分割・過去の株式併合を調整後)。配当性向は約30%を目安としつつ、投資有価証券売却益で純利益が膨らんだ2022/03期は16.3%、減益となった2023/03期は47.9%と利益変動で振れています。2027/03期は5円増配の年70円(予想利回り約2.6%)を予定。純資産配当率(DOE)の引き上げも掲げ、株主優待と併せた厚い還元体制を築いています。

もし5年前に投資していたら?

+
2022期初めに100万円を投資した場合
100万円が 153.6万円 になりました (53.6万円)
+53.6%
年度末時点評価額損益TSR
2022期98.6万円▲1.4万円-1.4%
2023期99.7万円▲0.3万円-0.3%
2024期143.0万円43.0万円43.0%
2025期139.1万円39.1万円39.1%
2026期153.6万円53.6万円53.6%

※ 株価と配当をもとに配当込みで試算したTSR(株主総利回り)です。配当は再投資すると仮定しています。直近期は有価証券報告書が未提出のため株価から試算しています。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残63,900株
売り残35,200株
信用倍率1.82倍
2026年6月時点
今後の予定
2027/03期 第1四半期決算発表(予定)2026年8月上旬
2027/03期 第2四半期決算発表(予定)2026年11月上旬

実績PER12.8倍(実績EPS211.1円ベース)・PBR1.60倍と、食料品セクターの中では割安感のある水準です。予想配当利回りは約2.6%(2027/03期予70円ベース)で、11期連続増配の実績が下値を支えています。米国モチアイス最大手MyMoの買収や「HI-CHEW」のグローバル拡大への期待から、時価総額2,275億円からの評価向上余地が注目されます。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2024/03期206億円52.0億円25.3%
2025/03期243億円64.4億円26.5%
2026/03期253億円73.9億円29.2%

税負担は連結損益計算書の税金等調整前当期純利益と法人税等合計の実額から算定しています(経常利益ではなく、特別損益を反映した税引前利益が基準)。2026/03期は投資有価証券売却益(特別利益)等により税前利益25,327百万円が経常利益22,659百万円を上回り、法人税等合計7,393百万円で実効税率29.2%となりました。実効税率は25〜29%台で推移しており、政策保有株式の売却益の計上状況や税効果会計の影響を受けています。

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森永製菓 まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑(FY2026/3は売上・営業利益・経常利益が過去最高(価格改定でカカオ高を吸収)。純利益177.6億円は前期並みで、一過性益のFY2022ピークには未達。)
配当
少なめ
1株 65円(11期連続増配で、FY2026/3は65円(性向30.8%)。FY2027予は5円増の70円で12期連続増配見込み。100株以上の継続保有で製品優待あり。)
安全性
安定
自己資本比率 62.8%(FY2026/3末時点)
稼ぐ力
高い
ROE 13.0%(FY2026/3実績)(ROEは有報公式で13.0%まで回復。FY2022の22.0%は投資有価証券売却益による一過性で、翌期7.9%へ低下後に本業回復で改善。営業利益率は9%台。)
話題性
好評
ポジ 55%

「老舗菓子メーカーから『ウェルネスカンパニー』へ──米国『Hi-Chew』とモチアイス買収でグローバル飛躍、売上・営業益とも過去最高を更新する変革期」

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最終更新: 2026/07/29 / データ提供: OSHIKABU