2117プライム

ウェルネオシュガー(株)

WELLNEO SUGAR Co.,Ltd.

最終更新日: 2026年3月25日

ROE15.8%
BPS2188.2円
自己資本比率0.0%
FY2025/3 有報データ

砂糖から始まるウェルネス革命。経営統合で生まれ変わった製糖の雄が、甘さの先にある健康と価値を届ける

砂糖と機能性素材を通じて、人々の健康で豊かな食生活に貢献する

この会社ってなに?

スーパーで見かける「カップ印」の上白糖やグラニュ糖、お菓子作りに使う粉砂糖がウェルネオシュガーの製品です。また「きび砂糖」は発売40周年を迎えたロングセラー商品。健康志向の方には「沖縄・奄美のきびオリゴ」や「オリゴのおかげ」シリーズもおなじみです。さらに、口の中で溶けるフィルム状の食品素材など、砂糖の枠を超えた機能性素材も開発しています。

ウェルネオシュガーは2023年に日新製糖と伊藤忠製糖が経営統合して誕生した製糖大手です。2024年10月に両社を完全統合し、さらに東洋精糖をTOBで子会社化するなど業界再編を加速。FY2025/3は売上高971億円(前年比+5.3%)、営業利益80億円と過去最高益を更新しました。「カップ印」ブランドの砂糖に加え、オリゴ糖や可食フィルムなど機能性素材事業にも注力。伊藤忠商事(37%)と住友商事(25%)が大株主として経営を支え、PER 15.9倍・配当利回り3.55%の安定した投資先です。

食料品プライム市場

会社概要

業種
食料品
決算期
3月
本社
東京都中央区日本橋小網町14番1号
公式
www.wellneo-sugar.co.jp

社長プロフィール

山本 貢司
代表取締役社長
統合推進型リーダー
砂糖は食生活に欠かせない基礎調味料です。ウェルネオシュガーは、砂糖事業の安定的な基盤の上に、オリゴ糖や可食フィルムなど機能性素材事業を育て、人々の健康で豊かな食生活に貢献してまいります。経営統合の力を最大限に発揮し、さらなる成長を実現します。

この会社のストーリー

1906
日新製糖の創業

日新製糖株式会社が設立され、「カップ印」ブランドの砂糖製造を開始。日本の製糖業の礎を築いた。

2011
日新製糖ホールディングス設立

日新製糖と新光製糖が経営統合し、日新製糖ホールディングスとして東証に上場。業界再編の先駆けとなった。

2023
ウェルネオシュガー誕生

日新製糖と伊藤忠製糖が経営統合し、ウェルネオシュガーとして新たなスタート。製糖業界2位の規模に。

2024
完全統合と第一糖業合流

日新製糖・伊藤忠製糖を吸収合併し完全統合。さらに第一糖業も統合グループに合流し、規模を拡大。

2025
東洋精糖をTOBで子会社化

113億円のTOBで東洋精糖を完全子会社化。製糖業界の再編を加速し、さらなるスケールメリットを追求。

2027
WELLNEO Vision 2027の達成へ

売上高1,200億円・営業利益100億円の目標に向けて、砂糖事業の効率化と機能性素材事業の拡大を推進。

注目ポイント

配当利回り3.76%の安定配当株

DOEを基準とした安定配当方針のもと、4期連続増配を実現。配当利回り3.76%に加え、株主優待で自社製品の詰合せがもらえるため、総合利回りが魅力的です。

業界再編のリーダー企業

日新製糖・伊藤忠製糖・東洋精糖の経営統合を推進し、製糖業界の再編をリード。スケールメリットの追求とコスト効率化で、競争力を着実に強化しています。

砂糖を超える機能性素材の成長

オリゴ糖や可食フィルムなど、砂糖由来の機能性素材事業の利益率は14.3%と高水準。健康志向の高まりを追い風に、砂糖メーカーから「ウェルネス企業」への転換が進んでいます。

サービスの実績は?

108
1株当たり配当金
FY2026予想
+5.9% YoY
+5.3%
売上高成長率
FY2025実績 (YoY)
+38.3%
営業利益成長率
FY2025実績 (YoY)
739
単体従業員数
2025年3月時点

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 102円(FY2021-2023の高配当性向はEPSが低水準だった時期のDOE基準による安定配当の結果)
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(FY2025/3の有利子負債241億円は東洋精糖買収のための戦略的借入。自己資本比率66%は依然として健全な水準)
稼ぐ力
高い
ROE 15.8%
話題性
好評
ポジティブ 52%

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
102
方針: DOE(親会社所有者帰属持分配当率)を基準とし、継続性・安定性を重視した配当
1株配当配当性向
FY2016/35960.2%
FY2017/37060.5%
FY2018/37082.4%
FY2019/37066.2%
FY2020/36667.1%
FY2021/366128.7%
FY2022/36786.3%
FY2023/370161.8%
FY2024/310260.5%
FY2025/310260.0%
5期連続増配
株主優待
あり
自社製品詰合せ(砂糖・オリゴ糖等)
必要株数100株以上(約29万円)
金額相当1,000円〜2,000円相当
権利確定月3月
長期特典3年以上保有で2,000円相当にグレードアップ

配当は4期連続の増配を継続中で、FY2026/3には1株108円(予想)を計画しています。FY2021〜2023にはEPSが低水準にもかかわらず配当を維持し、DOEを基準とした安定配当を実践している点が特徴です。FY2024/3以降は業績改善で配当性向も適正水準に回復。株主優待では「カップ印」の砂糖やオリゴ糖の詰合せがもらえます。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE上回る
この会社
15.8%
業界平均
7.6%
営業利益率下回る
この会社
2.5%
業界平均
7.2%
自己資本比率下回る
この会社
0.0%
業界平均
46.2%

業績推移

儲かってるの?

順調に稼いでいます
売上高
FY2021/3398億円
FY2022/3394億円
FY2023/3324億円
FY2025/3408億円
営業利益
FY2021/30円
FY2022/30円
FY2023/33.7億円
FY2025/310.2億円

ウェルネオシュガーの業績は、経営統合効果とM&Aによる規模拡大でFY2024/3以降に急成長しています。FY2023/3の伊藤忠製糖との統合で売上高が583億円に拡大し、FY2024/3には日新製糖の完全統合で921億円へ大幅増収。FY2025/3は営業利益80億円と過去最高益を更新しました。FY2026/3は東洋精糖の連結効果で売上高1,140億円を予想し、成長トレンドの継続が見込まれています。

事業ごとの売上・利益

Sugar事業
753億円77.5%)
機能性素材事業
129億円13.3%)
その他事業
89億円9.2%)
Sugar事業753億円
利益: 55.2億円利益率: 7.3%

精製糖・含蜜糖の製造販売。「カップ印」ブランドを展開。日新製糖・伊藤忠製糖の統合により業界2位の規模。売上構成比約78%の主力セグメント。

機能性素材事業129億円
利益: 18.4億円利益率: 14.3%

オリゴ糖・可食フィルム・イヌリン等の機能性素材の製造販売。「沖縄・奄美のきびオリゴ」等の健康志向商品を展開。高い利益率が特徴の成長セグメント。

その他事業89億円
利益: 6.4億円利益率: 7.2%

不動産賃貸、物流サービス等。安定的な収益を生む事業基盤。

稼ぐ力はどのくらい?

効率よく稼いでいます
ROE
15.8%
株主のお金でどれだけ稼いだか
ROA
7.6%
会社全体の資産の活用度
営業利益率
2.5%
売上のうち利益になった割合
ROEROA営業利益率
FY2021/33.5%4.0%-
FY2022/32.5%3.9%-
FY2023/32.7%1.9%1.1%
FY2025/315.8%7.6%2.5%

営業利益率はFY2023/3の2.8%からFY2025/3には8.3%へと大幅に改善しており、経営統合によるスケールメリットとコスト効率化が収益性向上に寄与しています。ROEもFY2024/3以降は7%台に改善し、自己資本の効率的な活用が進んでいます。機能性素材事業の拡大により、今後さらなる利益率の向上が期待されます。

財務は安全?

財務に不安があります
自己資本比率0.0%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
借金(有利子負債)
242億円
会社の純資産
711億円

FY2025/3の総資産は1,104億円と、経営統合前(FY2021/3:613億円)から約1.8倍に拡大。自己資本比率はFY2021/3の79.2%からFY2025/3には66.1%へ低下しましたが、東洋精糖買収に伴う有利子負債(241億円)増加が主因であり、依然として健全な水準を維持しています。

お金の流れは?

本業は稼げていますが投資が多めです
本業で稼いだお金
+89.3億円
営業CF
投資に使ったお金
-89.8億円
投資CF
借入・返済など
+29.9億円
財務CF
手元に残ったお金
-5,000万円
FCF
営業CF投資CF財務CFFCF
FY2021/30円0円0円0円
FY2022/30円0円0円0円
FY2023/30円0円0円0円
FY2024/366.6億円-8.2億円-45.9億円58.4億円
FY2025/389.3億円-89.8億円29.9億円-5,000万円

営業キャッシュフローはFY2025/3に89億円と過去最高を記録し、本業の稼ぐ力が大幅に強化されました。投資CFのマイナス90億円は東洋精糖の買収資金が主因です。FY2023/3の投資CFプラスは経営統合に伴う資産の受入による一時的なものです。フリーCFは東洋精糖買収でマイナスに転じましたが、成長投資として戦略的に実行したものです。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1粗糖相場の変動リスク(国際砂糖価格・為替による原料コスト変動)
2砂糖需要の構造的減少リスク(健康志向による消費量減少トレンド)
3為替変動リスク(粗糖輸入における円安影響)
4政府の糖価調整制度の変更リスク
5M&A・経営統合に伴うPMI(統合後の組織運営)リスク
6食品安全に関する品質管理リスク

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
FY2021/331.3億円7.0億円22.4%
FY2022/322.7億円0円0.0%
FY2023/316.5億円0円0.0%
FY2024/34.8億円0円0.0%
FY2025/367.3億円0円0.0%

FY2024/3の実効税率4.8%は、経営統合に伴う税務上の特殊要因(のれん等の評価差額)によるものです。FY2025/3には30.6%と通常水準に戻りました。税引前利益はFY2025/3に80億円に到達し、着実な成長を続けています。

社員の給料はどのくらい?

平均年収
772万円
従業員数
739
平均年齢
43.3歳
平均年収従業員数前年比
当期772万円739-

従業員の平均年収は772万円で、食料品業界の中では比較的高い給与水準です。平均年齢43.3歳、平均勤続年数18.4年と定着率が高く、長期的な人材育成が行われています。経営統合による人員増加に伴い、従業員数は739名まで拡大しました。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主73%
浮動株27%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関7.3%
事業法人等65.7%
外国法人等3.5%
個人その他22.1%
証券会社1.4%

金融機関・事業法人を中心に安定株主比率が高く、経営の安定性が際立ちます。 事業法人の持合い比率が高く、安定した株主構成が特徴です。 主な安定株主は伊藤忠商事・住友商事。

伊藤忠商事株式会社(12,145,500株)37.03%
住友商事株式会社(8,139,300株)24.82%
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)(1,517,000株)4.62%
株式会社日本カストディ銀行(信託口)(310,500株)0.95%
野村信託銀行株式会社(ウェルネオシュガー株式需給緩衝信託口/2041046)(307,100株)0.94%
むさし証券株式会社(306,300株)0.93%
ブルドックソース株式会社(199,600株)0.61%
平野 孝憲(188,000株)0.57%
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)(182,700株)0.56%
関 定夫(157,000株)0.48%

筆頭株主の伊藤忠商事(37.03%)と住友商事(24.82%)が合計で約62%を保有しており、大手総合商社2社による極めて安定した株主構成です。両社は経営統合の推進役でもあり、砂糖原料の調達ネットワークや海外展開を通じた事業面でのシナジーも大きい関係です。ブルドックソースなど食品業界の取引先も株主に名を連ねています。

会社の公式開示情報

役員報酬

1億2,000万円
取締役5名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
Sugar事業753億円55.2億円7.3%
機能性素材事業129億円18.4億円14.3%
その他事業89億円6.4億円7.2%

Sugar事業が売上の約78%を占める主力セグメントですが、注目すべきは機能性素材事業の高い利益率(14.3%)です。砂糖需要の構造的な減少に対し、オリゴ糖や可食フィルムなど高付加価値の機能性素材で成長を図る戦略が明確です。東洋精糖の統合により、Sugar事業のさらなるスケールメリットも期待されます。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 13名)
女性 2名(15.4% 男性 11
15%
85%
監査報酬
7,500万円
設備投資額
30.8億円
平均勤続年数(従業員)
18.4
臨時従業員数
143

取締役・監査役13名中、女性が2名(15.4%)を占めています。社外取締役比率は55%と過半数を占め、ガバナンス体制の透明性が確保されています。平均勤続年数18.4年と定着率が非常に高く、製糖業の専門知識が社内に蓄積されています。

会社の計画は順調?

A
総合評価
中計初年度から目標に対して約80%の進捗を達成。東洋精糖の統合効果を含めれば、最終年度の目標達成可能性は高い。

※ 会社が公表した計画に対する達成度の評価であり、投資についての評価・推奨ではありません

中期経営計画「WELLNEO Vision 2027」
FY2025〜FY2027
売上高: 目標 1,200億円 順調 (971億円 (FY2025))
80.9%
営業利益: 目標 100億円 順調 (80億円 (FY2025))
80.2%
ROE: 目標 8%以上 順調 (7.5% (FY2025))
93.8%

年度別の予想精度(計画を守れてる?)

売上高
年度当初予想修正予想実績乖離
FY2025950億円971億円+2.2%
FY2024900億円922億円+2.4%

当初予想 = 期初に会社が発表した数字 / 乖離 = 予想と実績のズレ(+なら上振れ)

ウェルネオシュガーは「WELLNEO Vision 2027」のもと、FY2027に売上高1,200億円・営業利益100億円を目標に掲げています。FY2025実績は売上高971億円・営業利益80億円と目標の約80%に到達。FY2026/3予想では売上高1,140億円と東洋精糖の連結効果で大幅に目標に接近しており、最終年度での達成が射程圏内です。

この株を持っていたら儲かった?

この会社の株主総利回り(TSR)を、日本株全体の平均(TOPIX)と比較したグラフです。青い線が上にあるほど、平均より良い成績を出しています。

ウェルネオシュガーのTSRは5年間で137%と着実に上昇していますが、TOPIX(213.4%)を大幅に下回るパフォーマンスとなっています。ただし、FY2024以降は経営統合効果で急回復しており、M&Aによる成長加速と配当利回り3.76%を考慮すると、今後のTSR改善余地は大きいと考えられます。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証・示唆するものではありません。

もし5年前に投資していたら?

FY2021初めに100万円投資した場合+37.0%
100万円 →137.0万円
37.0万円
年度末時点評価額損益TSR
FY202195.0万円-5.0万円-5.0%
FY202291.0万円-9.0万円-9.0%
FY202393.5万円-6.5万円-6.5%
FY2024131.9万円+31.9万円31.9%
FY2025137.0万円+37.0万円37.0%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残31,300株
売り残13,800株
信用倍率2.27倍
3/21時点
今後の予定
2027年3月期 第1四半期決算発表2026年8月上旬(予定)
定時株主総会2026年6月下旬(予定)

ウェルネオシュガーの株価指標は、PER 15.9倍・PBR 1.28倍と業界平均並みの水準にあります。配当利回りは3.76%と業界平均(2.8%)を上回り、安定配当の高利回り株として位置づけられます。信用倍率2.27倍は買い残がやや優勢で、個人投資家の注目度の高さを示しています。

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
42
前月比 +8.5%
メディア数
18
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, みんかぶ, 会社四季報
業界内ランキング
上位 35%
食料品 42社中 15位
報道のトーン
52%
好意的
40%
中立
8%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

どんな話題が多い?

M&A・経営統合35%
業績・決算30%
新商品・ブランド20%
その他15%

最近の出来事

2026年2月3Q決算好調

FY2026/3 第3四半期累計の最終利益は前年同期比10.3%増の59.5億円と順調に進捗。

2025年2月東洋精糖TOB

東洋精糖に対する113億円のTOBを発表。完全子会社化で製糖業界の再編を加速。

2024年10月完全統合

日新製糖・伊藤忠製糖を吸収合併し完全統合。ウェルネオシュガーとして一体運営を開始。

ウェルネオシュガー(株) まとめ

ひとめ診断

業績
好調
営業利益 前年比↑
配当
少なめ
1株 102円(FY2021-2023の高配当性向はEPSが低水準だった時期のDOE基準による安定配当の結果)
安全性
注意
自己資本比率 0.0%(FY2025/3の有利子負債241億円は東洋精糖買収のための戦略的借入。自己資本比率66%は依然として健全な水準)
稼ぐ力
高い
ROE 15.8%
話題性
好評
ポジティブ 52%

「カップ印の製糖2番手。経営統合とM&Aで業界再編をリードし、砂糖から機能性素材まで展開するウェルネス企業」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/04/07 / データ提供: OSHIKABU