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鳥越製粉(株)2009

THE TORIGOE CO.,LTD.

スタンダードUpdated 2026/03/24
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まずこの会社は何者?

事業内容や経営者、企業の魅力をひと目でつかむ

ひとめ診断

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 49円
安全性
安定
自己資本比率 63.7%(自己資本比率79%と極めて健全。FY2024から工場新設で有利子負債が増加したが依然盤石)
稼ぐ力
普通
ROE 3.1%(ROE 3.1%は自己資本比率79%と厚い純資産が要因。配当性向100%でスリム化を推進中)
話題性
好評
ポジ 50%

この会社ってなに?

パン屋さんで見かけるフランスパンやクロワッサン、焼酎の原料となる精麦、低糖質パンの素となるミックス粉。鳥越製粉はこれらの裏方として活躍しています。九州を中心に全国のベーカリーや食品メーカーに小麦粉を供給し、特に低糖質パン用の「パンdeスマート」シリーズは健康志向の高まりとともに注目されています。株主優待では自社の小麦粉を使用した特製そうめんがもらえます。

鳥越製粉は1877年創業、福岡に本社を置く製粉業界の中堅グループトップ企業です。小麦粉・ミックス粉の製造販売を主力に、焼酎用精麦では国内首位。低糖質パン用ミックス「パンdeスマート」など健康志向商品にも強みがあります。2025年12月期は売上高263億円・営業利益13億円と堅調に推移。PBR 0.69倍と割安水準にあり、配当性向100%方針のもと配当利回り4.53%と高配当が魅力です。

食料品スタンダード市場

会社概要

業種
食料品
決算期
12月
本社
福岡県福岡市博多区比恵町5番1号

サービスの実績は?

49
1株当たり配当金
2025期実績
+8円 YoY
100%
配当性向目標
2024〜2026年(3年間)
4.53%
配当利回り
2025期実績
354
従業員数
2025年12月時点
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なぜ伸びるの?

売上・利益・成長性の数字から、稼ぐ力を読み解く

事業ごとの売上・利益

製粉事業
178億円67.7%)
食品事業
46億円17.5%)
その他事業
39億円14.8%)
製粉事業178億円
利益: 8.5億円利益率: 4.8%

業務用小麦粉・ミックス粉の製造販売が主力。低糖質パン用「パンdeスマート」など特徴的な商品を展開。売上構成比約68%を占める最大セグメント。

食品事業46億円
利益: 2.1億円利益率: 4.6%

プレミックス・そうめん等の加工食品の製造販売。焼酎用精麦では国内トップシェア。売上構成比約18%。

その他事業39億円
利益: 2.5億円利益率: 6.4%

倉庫業・不動産賃貸等。安定的な収益を確保するストック型ビジネス。売上構成比約14%。

稼ぐ力はどのくらい?

まあまあの効率です
ROE
3.1%
株主資本の利回り
ROA
2.5%
総資産の活用度
Op. Margin
5.0%
営業利益率
会計期ROEROA営業利益率
2021/12期2.6%2.1%-
2022/12期2.8%2.3%-
2023/12期2.8%2.3%-
2024/12期2.7%2.2%4.1%
2025/12期3.1%2.5%5.0%
2025/12期3.1%2.5%5.0%

ROEは2〜3%台と製粉業界の中では低水準ですが、これは自己資本比率79%と極めて厚い自己資本を持つことが要因です。配当性向100%方針により自己資本のスリム化を進めており、ROE改善に向けた取り組みが始まっています。営業利益率は4〜5%台で安定しています。

儲かってるの?

順調に稼いでいます
会計期売上高営業利益当期純利益EPSYoY
2021/12期227億円8.3億円35.7円-
2022/12期244億円9.3億円40.0円+7.5%
2023/12期264億円9.7億円41.5円+8.1%
2024/12期262億円10.6億円9.5億円40.8円-0.8%
2025/12期263億円13.1億円11.3億円48.6円+0.3%

鳥越製粉の業績は、小麦粉・ミックス粉の価格改定効果と販売数量の回復により安定的に推移しています。2025/12期は営業利益13億円と前期比23.4%増の大幅増益を達成。2026/12期は売上高280億円・営業利益13.5億円を予想し、工場新設による生産能力拡大で成長基盤の強化を図っています。

業績の推移

売上高(青)と営業利益(緑)の年度別の伸び。バーが右肩上がりなら成長中。

同業比較(収益性)

食料品の同業他社平均と比べると…

ROE下回る
この会社
3.1%
業界平均
6.7%
営業利益率下回る
この会社
5.0%
業界平均
5.4%
自己資本比率上回る
この会社
63.7%
業界平均
53.5%
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将来どうなりそう?

公式情報・ニュース・メディアから今後を読み解く

会社の公式開示情報

役員報酬

1億4,659万円
取締役4名の合計

事業別の稼ぎ

事業名売上利益利益率
製粉事業178億円8.5億円4.8%
食品事業46億円2.1億円4.6%
その他事業39億円2.5億円6.4%

製粉事業が売上の約68%を占める最大セグメントで、食品事業(18%)とその他事業(14%)が続きます。製粉事業では業務用小麦粉に加え、低糖質ミックス粉など高付加価値商品の拡販を推進。食品事業の焼酎用精麦は国内首位のシェアを誇り、九州の焼酎メーカーとの強固な取引関係が強みです。

どんな話題が多い?

配当・株主還元40%
業績・決算30%
アクティビスト対応20%
その他10%

メディアでどれくらい注目されてる?

報道のトーンは「やや好調
報道件数(30日)
35
前月比 +8.5%
メディア数
15
日経電子版, 株探, Yahoo!ファイナンス, 会社四季報, 東洋経済
業界内ランキング
上位 45%
食料品 65社中 29位
報道のトーン
50%
好意的
40%
中立
10%
否定的

メディア露出

メディア分布

競合比較

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この会社のストーリー

創業から現在までの歩みと、代表者の姿

創業ストーリー

出来事の年表

2026年2月好決算・増配

2025/12期の連結経常利益は前期比18.0%増の16.5億円。前期配当を5円増額し49円に。

2024年12月配当性向100%

配当性向100%を3年間の目標に設定。株主優待も拡充し、3年以上保有で久留米ラーメンを追加贈呈。

2024年2月アクティビスト提案

アクティビストが株主提案を実施。資本効率改善と株主還元強化を要求。経営改革のきっかけに。

社長プロフィール

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安心して投資できる?

財務・透明性・株主構成・リスクを点検

財務は安全?

財務は安定しています
自己資本比率63.7%
0%30% (注意ライン)50% (安全ライン)100%
Interest-bearing Debt
27.4億円
借金(有利子負債)
Net Assets
368億円
会社の純資産

自己資本比率は79%台と極めて高い財務健全性を誇ります。2023/12期まで実質無借金経営でしたが、2024/12期から新工場建設のため有利子負債が増加。それでも自己資本比率は79%を維持しており、盤石な財務基盤が特徴です。BPSは1,578円と着実に増加しています。 【2025/12期】総資産465億円、純資産368億円、自己資本比率63.7%、有利子負債27億円。

お金の流れは?

健全なお金の流れです
Operating CF
+31.0億円
本業で稼いだお金
Investing CF
-22.0億円
投資に使ったお金
Financing CF
-14.9億円
借入・返済など
Free CF
+9.0億円
手元に残ったお金
会計期営業CF投資CF財務CFFCF
2021/12期17.8億円5.5億円5.1億円12.3億円
2022/12期4,800万円4.5億円9.0億円5.0億円
2023/12期16.8億円9.4億円8.9億円7.4億円
2024/12期19.2億円3.9億円5.0億円15.3億円
2025/12期31.0億円22.0億円14.9億円9.0億円

2025/12期は営業CFが31億円と過去最高水準を記録しました。投資CFは新工場建設への設備投資により22億円のマイナスとなっています。2022/12期の営業CFマイナスは原材料価格高騰に伴う運転資金の増加が主因でしたが、その後は安定したキャッシュ創出力を回復しています。

この会社のガバナンスは?

役員構成(取締役 10名)
女性 0名(0.0% 男性 10
100%
監査報酬
3,400万円
連結子会社数
7
設備投資額
22.9億円
平均勤続年数(従業員)
17.4
臨時従業員数
109

取締役・監査役10名中、女性役員は現時点で0名です。平均勤続年数18年と長期雇用の企業文化が根付いており、7社の連結子会社を含むグループ経営を行っています。アクティビスト対応を契機に、ガバナンス改革と株主還元の強化を進めています。

誰がこの会社の株を持ってる?

安定株主52.7%
浮動株47.3%
所有者別内訳(有価証券報告書)
金融機関29%
事業法人等21.8%
外国法人等1.1%
個人その他48%
証券会社0.1%

安定株主が一定の割合を占めており、経営基盤は比較的安定しています。 個人投資家の保有比率が高く、株主優待や配当の注目度が高い銘柄です。 主な安定株主は鳥越氏・福岡銀行・三菱UFJ銀行。

有限会社鳥越商店(1,420,000株)6%
三井物産株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(1,300,000株)5.5%
株式会社福岡銀行(1,162,000株)4.9%
株式会社三菱UFJ銀行(1,145,000株)4.9%
株式会社広島銀行 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(730,000株)3.1%
株式会社佐賀銀行(630,000株)2.7%
損害保険ジャパン株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(567,000株)2.4%
三井住友信託銀行株式会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)(550,000株)2.3%
鳥越 徹(447,000株)1.9%
株式会社ヴォークス・トレーディング(425,000株)1.8%

筆頭株主は創業家の資産管理会社「鳥越商店」(6.0%)で、代表取締役社長の鳥越徹氏個人も1.9%を保有しています。三井物産(5.5%)が第2位株主として名を連ね、福岡銀行・三菱UFJ銀行・広島銀行・佐賀銀行など九州を中心とした地方銀行が安定株主として経営基盤を支えています。アクティビストによる株主提案を受けた経緯があり、配当性向100%への引き上げなど株主還元を強化しています。

この会社のリスク

有価証券報告書に記載されている主なリスク要因です。投資判断の参考にしてください。

1小麦価格の変動リスク(政府売渡価格の改定による仕入コスト変動)
2為替変動リスク(輸入小麦価格への影響)
3原材料・エネルギーコストの上昇リスク
4食品安全に関する事故・リコール発生リスク
5少子高齢化による国内パン・麺市場の縮小リスク
6アクティビスト株主による経営介入リスク

社員の給料はどのくらい?

平均年収
533万円
従業員数
354
平均年齢
42.9歳
平均年収従業員数前年比
当期533万円354-

従業員の平均年収は514万円で、製粉業界の中堅企業としては標準的な水準です。従業員数354名と少数精鋭の組織で、平均年齢43.4歳・平均勤続年数18年と定着率の高さが特徴です。

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株主リターン・投資成果

リターン・配当・市場データを確認

平均よりも稼げてる?

この会社の株を持っていた場合のリターン(青)を、日本株全体の平均(TOPIX、灰)と比較。青い線が上にあれば、平均より良い成績です。

鳥越製粉のTSRは5年間で96.7%と投資元本を下回る水準で推移しており、TOPIX(182.5%)を大幅に下回っています。ただし、2024年12月の配当性向100%発表以降は株価が急騰しており、直近1年では+54%の高リターンを記録。今後のROE改善と増配継続がTSR改善の鍵となります。

※ 配当を含まない株価ベースのリターンです。過去の実績であり、将来のリターンを保証するものではありません。

配当・優待はもらえる?

しっかりもらえます
1株配当(最新期)
49
方針: 2024〜2026年12月期の3年間、配当性向100%を目標
1株配当配当性向
2016/12期1331.1%
2017/12期1529.6%
2018/12期1429.0%
2019/12期1432.3%
2020/12期1461.7%
2021/12期1439.2%
2022/12期1537.5%
2023/12期1741.0%
2024/12期41100.5%
2025/12期49100.8%
7期連続増配
株主優待
あり
自社製品詰合せ(特製そうめん4,000円相当)
必要株数500株以上(約54万円)
金額相当4,000円〜7,000円相当
権利確定月6月・12月
長期特典3年以上継続保有で久留米ラーメン(3,000円相当)追加

2024年12月期から配当性向100%を3年間の目標に掲げ、大幅増配を実施しています。2024/12期は1株41円(前期比+24円)、2025/12期は49円と4期連続増配を達成。ROE改善に向けた自己資本のスリム化策として注目されています。株主優待と合わせた総合利回りは約5%超と魅力的な水準です。

もし5年前に投資していたら?

2021期初めに100万円を投資した場合
100万円が 96.7万円 になりました (-3.3万円)
-3.3%
年度末時点評価額損益TSR
2021期106.0万円6.0万円6.0%
2022期78.6万円21.4万円-21.4%
2023期71.9万円28.1万円-28.1%
2024期80.5万円19.5万円-19.5%
2025期96.7万円3.3万円-3.3%

※ 有価証券報告書記載のTSR(株主総利回り)に基づく仮定の計算です。配当再投資を含みます。将来のリターンを保証するものではありません。

株の売買状況と今後の予定

信用取引の状況
買い残66,900株
売り残-
信用倍率-
3/14時点
今後の予定
2026年12月期 第1四半期決算発表2026年5月中旬(予定)
定時株主総会2026年3月下旬(予定)

PBR 0.69倍と業界平均(1.2倍)を大きく下回る割安水準で、解散価値を大きく下回っています。一方PERは22.5倍と利益水準に対してはやや高めですが、これは配当性向100%による自己資本スリム化の過程にあるためです。配当利回り4.53%は業界平均の2倍以上の高水準です。

税金はいくら払ってる?

税引前利益法人税等実効税率
2021/12期12.0億円3.6億円30.5%
2022/12期15.0億円5.7億円37.7%
2023/12期13.8億円4.2億円30.2%
2024/12期14.0億円4.5億円32.2%
2025/12期16.5億円5.2億円31.5%

税引前利益は堅調に推移し、2025/12期には16.5億円に到達しました。実効税率は30〜38%の範囲で推移しており、2026/12期予想の17.0%は税制優遇措置の適用によるものと見られます。

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鳥越製粉(株) まとめ

業績
好調
営業益 前年比↑
配当
少なめ
1株 49円
安全性
安定
自己資本比率 63.7%(自己資本比率79%と極めて健全。FY2024から工場新設で有利子負債が増加したが依然盤石)
稼ぐ力
普通
ROE 3.1%(ROE 3.1%は自己資本比率79%と厚い純資産が要因。配当性向100%でスリム化を推進中)
話題性
好評
ポジ 50%

「九州地盤の製粉中堅トップ。低糖質ミックス粉と焼酎用精麦で独自の地位を築くバリュー銘柄」

※ 本ページの情報は投資助言ではありません。掲載データは正確性を保証するものではなく、投資判断はご自身の責任でお願いします。

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最終更新: 2026/05/22 / データ提供: OSHIKABU